引越しを手伝いに行ったつもりが…

のんびりな日常のんびりな日常

2009年に「マンガはじめて家を建てました!」(ダイヤモンド社)という、自分の体験談+家づくり情報を盛り込んだ本を描きました。
私の実家を二世帯住宅にしたときの、家づくりの基本的な知識と、すったもんだの体験を面白おかしく描いたマンガ書籍です。
そこでこのコラムでは、今家づくりを考えているみなさんの役に立ったり立たなかったりする情報を、楽しくお伝えしていきたいと思います。

さて、犬・ネコと一緒の仮住まい探しは一段落。
母の友達が所有しているアパートを貸りることで話がまとまった。やれやれ。
そうこうしているうちに、両親の仮住まいへの引越しまで、あと1週間。
もう準備はできているかな?

私の両親の住まい履歴は…
結婚して母の母(わたしの祖母)の家に仮住まい。
4~5年して今住んでいる土地を買い、家を建てた。それからずっとココに住んでいる。
つまり、引越しの経験などないも同然。
家を建ててずっと35年くらいここに住んでいるのだ。

いるもの、いらないものを仕分けるだけでもかなりの作業だ。
家の中はダンボールだらけでとっちらかっているに違いない。
しょうがないなあ、手伝いに行くか。

私「ただいまあ~」
母「あら、おかえり」

あらっ!?

いつもと何も変わらない実家の風景。
犬と猫と父と母がみんな一緒にリビングでテレビを見ているじゃないか。
そしてダンボールひとっつも無し!!

私「まさか、まだ何もやってないの!?引越し来週だよ!」
母「だあいじょうぶよお~!」

なにをもって大丈夫と言うのか、箱ひとつも詰めてないのに!
ネコなでてテレビ見てる場合じゃないから!

使うもの、使わないものを仕分けする

昭和のガス炊飯器昭和のガス炊飯器

とりあえず、なにか詰めていこう。
台所の吊戸棚はどうだろう。ここは何が入っているのかな?
扉を開ける。なにやら箱がぎっしり。

私「これはなに?」
母「……なにかしら?」
私「わからないのかいっ!」

隣の扉を開ける。
タッパー容器がぎっしり。
しかしよく見てみるとフタだけだったり、器だけだったり、
フタと器が合ってなかったり。

母「……。何かに使えないかしらと思って。」
私「今使っていないものはいらないものです。捨てましょう!」

テーブルの上には昭和な雰囲気漂う、ガス釜炊飯器が。

私「あれ?これまだ使ってるの?ずいぶん前に買い換えたよね?」
母「あー、電気炊飯器はお米がおいしくなくて。やっぱりガスじゃないとダメね。
今は、ガス釜でご飯を炊いて、保温を電気ジャーでしているの。」

だからテーブルの上にはガス釜と電気の炊飯器が並んでいるのか。
それだけでテーブルの1/3スペースを占有。じゃまだ!

私「…まあ…ちゃんと使えて美味しく炊けるなら、ガス釜もいいけどね。」
母「いや、最近は火のつきが悪くて…何回か爆発した。」
私「引退してもらいましょう!!」

後日、最新の「圧力炊き」ジャーで炊いたご飯を食べた母は
「な、なにこれっ!?」と
そのおいしさにたいそう驚いて、速攻で買い換えていた。

昭和のガス釜はレトロでかわいいデザインだけど、爆発はさすがに困るので「お疲れ様」と引退していただいた。

「使うもの」が「使わないもの」に

開かずのタンス開かずのタンス

仮住まいのアパートを見に行った。
部屋の広さは4畳半和室、6畳和室、6畳のキッチン。
玄関はサッシの引き戸で、開けるといきなり台所だ。
家に入るとすぐ生活空間なので、なんだか落ち着かない。
まあ、数か月の間だからまったくOKだけど。

食器や布団、テーブル、衣類など、普段使うものだけをアパートに持ってくる。
すぐに使わない荷物は、レンタルスペースに預けることにした。
空き地のようなところにコンテナがならんでいる、あのレンタルスペースだ。
どんな人が借りるのかなあ、と思っていたけど、こういう時に便利なのだな。

※レンタルスペースも会社によって値段がいろいろなので、みなさんも相見積もりをとるといいですよ。

ウチの両親はタンスをいくつか、レンタルスペースに預けた。
その一つが、上と下でわかれるタイプだった。(上下の四隅に突起とほぞがあって重なる)
家の工事が終わって戻ってきてみたら、タンスの扉がきちんと開かない、引出しもスムーズに動かない。
おそらく、預けている時にタンスの上下をきちんと重ねていなかったんだと思う。
それでタンスがゆがんでしまい、いろんなところに不具合が出た。
レンタルスペースから戻った時にすぐチェックしなかったので、文句も言えず、そのままになってしまった。
※これから引越しなどでレンタルスペースを使う方は、チェックをおススメします!

だからウチには開かないタンスがある。
でも中身は入っている(母の着物とか)ので捨てられない。
でも非常に出し入れしにくいので使っていない。
……ああまた、使わないけどただそこにあるものが増えてしまったではないか。

2014年 11月20日 11時14分