売りたくなったら
ホームズ!

質問に答えて査定依頼スタート!

重視するポイントは?

マンションの維持費はいくらが目安?シミュレーションで一戸建てと比較

マンションを購入すると、管理費や修繕積立金などの維持費を支払わなければなりません。他にも、固定資産税や火災保険料、駐車場代などが必要になるため、マンションを購入する前に維持費について理解を深めておくことが重要です。

この記事では、マンションの維持費の内訳や相場、一戸建てとの比較シミュレーションについて解説します。

この記事で分かること

  • マンションの維持費は月々平均7万円が目安
  • マンションの維持費の内訳と相場
  • マンションと一戸建ての維持費を比較
  • マンションの維持費が支払えないとどうなるのか
  • マンションの維持費を抑えるコツ
  • マンション売却なら一括査定が便利

【あわせて読みたい】
▶︎マンション売却の注意点は?売却方法や流れ・費用についても解説

もくじ

家・マンション・土地を売るなら
ホームズで査定依頼

独自の掲載基準で安心の不動産会社に査定依頼できます

不動産売却査定サービスは、地域密着の不動産会社から大手まで
充実の会社情報を比べ、連絡が欲しい複数の会社に一括で査定依頼できます。
依頼後、即日~3日以内に不動産会社から連絡がきます。

売却査定を依頼する(無料)

マンションの維持費は月々平均4〜7万円が目安

マンションの維持費は、築年数や物件の状態に左右されますが、月々平均4〜7万円程度が目安とされています。マンションの維持費としては、主に管理費や修繕積立金といった毎月かかる費用と、建物の修繕費用などが挙げられます。

また、住宅ローンを利用している場合は、ローンの返済も別途必要です。マンションの維持費の内訳や相場、一戸建てとの比較シミュレーションについては、以下で解説していきます。

【あわせて読みたい】
▶︎マンション管理費の支払いがきつい!対処法や一戸建てとの維持費の比較

マンションの維持費の内訳と相場

まずは、マンションの維持費の内訳や相場について以下の順に解説します。

  • 管理費
  • 修繕積立金
  • 固定資産税・都市計画税
  • 地震保険料・火災保険料
  • 駐車場代・駐輪場代
  • その他の維持費

管理費

管理費とは、マンションの共用部分を維持・管理するのに必要な費用のことです。

廊下やエントランスなどの共用部分にかかる清掃費用や、エレベーターの保守・点検費用などが具体的な使い道として挙げられます。

国土交通省の「令和5年度マンション総合調査」によると、マンション1戸あたりの管理費(駐車場使用料からの充当額などを含む)の平均は、1ヶ月あたり17,103円です。

管理費はマンションの戸数や築年数などによっても変動するため、購入前に確認しておきましょう。

※参考:令和5年度マンション総合調査結果〔概要編〕|国土交通省

修繕積立金

修繕積立金とは、マンションの大規模修繕工事にかかる高額な費用を捻出するために、毎月一定額を積み立てるお金のことです。

大規模修繕工事は、主に外壁の塗装工事や屋上の防水工事などが行われ、10〜20年周期で実施されるケースが多い傾向にあります。

前述の国土交通省の調査によると、マンション1戸あたりの修繕積立金の平均は、1ヶ月あたり13,378円です。

修繕積立金は、マンションの長期修繕計画に基づき算出されます。大規模修繕工事や修繕積立金の運営・管理は、マンションの管理組合が行うのが一般的です。

※参考:令和5年度マンション総合調査結果〔概要編〕|国土交通省

固定資産税・都市計画税

マンションを所有している場合、固定資産税と都市計画税を支払う必要があります。それぞれの対象者や税率は以下の通りです。

税金の種類 対象者 税率
固定資産税 固定資産の所有者 1.4%(標準税率)
都市計画税 市街化区域内にある土地・家屋の所有者 0.3%(上限)

毎年1月1日時点で、マンションを所有している人に納税義務が発生します。一般的には一括払い、もしくは4回に分割して納付する方法から選ぶことが可能です。

なお、居住用マンションの場合、敷地になっている土地には以下のように固定資産税・都市計画税の軽減措置が設けられています。

土地の面積 固定資産税評価額 都市計画税評価額
200㎡以下の部分(小規模住宅用地) 6分の1 3分の1
200㎡超の部分(一般住宅用地) 3分の1 3分の2

また、マンションが新築もしくは長期優良住宅に認定されている場合、要件を満たせば建物部分の固定資産税評価額が一定期間2分の1に減額されます。

自治体によって内容が異なる場合もあるため、詳しくは各自治体に確認することをおすすめします。

※参考:不動産取得税、固定資産税・都市計画税(23区内)に関する軽減制度|東京都主税局

地震保険料・火災保険料

マンションの所有者は、万が一の災害に備えるために地震保険や火災保険に加入するのが一般的です。なお、住宅ローンを組んでマンションを購入する場合は、火災保険に加入しなければなりません。

地震保険は、火災保険とセットで加入する必要があります。火災保険料の契約期間は1〜5年で、長期で一括払いにすると保険料が割安になることが多いです。

火災保険料は、マンションの場合は1年で5,000円〜1万円、木造の一戸建ての場合は1万5,000円〜6万円程度かかります。ただし、保険料は保険会社や補償内容によって変動するため、自分に合うものを選ぶことが重要です。

駐車場代・駐輪場代

自家用車や自転車を所有していると、駐車場代や駐輪場代もかかります。

マンションの駐車場は、主に平面式と機械式の2種類あり、機械式の方が金額が高い傾向にあります。駐車場代は、毎月5,000円〜3万円程度かかり、駐輪場は毎月1,000円前後かかるケースが多くなっています。

マンションの駐車場代が高い場合は、周辺に安い月極駐車場がないか、定期的に調べてみると良いでしょう。

その他の維持費

マンションを購入する際に住宅ローンを利用した場合、毎月返済する必要があります。

住宅ローンの金利は、金融機関によって異なります。金利が安い金融機関に借換えできれば、住宅ローンの返済負担を大きく軽減することが可能です。

その他にも、物件によっては専用庭やルーフバルコニーなどの使用料が発生する場合があります。マンションを購入する際は、毎月かかる維持費を確認しておきましょう。

マンションと一戸建ての維持費をシミュレーションで比較

ここでは、30年間で必要なマンションと一戸建ての維持費をシミュレーションで比較します。

それぞれの維持費について以下の順に紹介します。

  • マンションの維持費
  • 一戸建ての維持費
  • マンションと一戸建ての維持費はどっちが安いのか

なお、維持費の金額は物件によって変動するため、あくまで目安程度にお考えください。

マンションの維持費

マンションにおける1ヶ月あたりの維持費を以下のように設定します。

【条件】※1ヶ月あたり

費用 金額
税金(固定資産税・都市計画税) 1万5,000円(※1)
保険料(地震保険料・火災保険料) 1,000円
管理費 1万7,000円(※2)
修繕積立金 1万3,000円(※2)
駐車場代・駐輪場代 1万6,000円(※3)

※1:軽減措置の適用などによって変動
※2:前述した「令和5年度マンション総合調査結果〔概要編〕」より引用(100円以下切り捨て)
※3:駐車場代1万5,000円・駐輪場代1,000円で設定

上記以外にも、建物の修繕費用が別途必要です。マンションの共用部分は大規模修繕工事で対応しますが、専有部分は自分で修繕費用を準備する必要があります。

一般社団法人住宅リフォーム推進協議会の『2023年度 住宅リフォームに関する消費者(検討者・実施者)実態調査結果報告書』によると、マンションリフォームを実施した世帯の平均費用は301.7万円でした。そのため、ここでは300万円としてシミュレーションします。

これらを踏まえて、30年間におけるマンションの維持費をシミュレーションすると以下のようになります。

費用 金額
税金(固定資産税・都市計画税) 540万円
保険料(地震保険料・火災保険料) 36万円
管理費 612万円
修繕積立金 468万円
駐車場代・駐輪場代 576万円
修繕費用 300万円(専有部分)
合計費用(30年間) 2,532万円
1年間あたりの費用 約84万円
1ヶ月あたりの費用 約7万円

マンションの1ヶ月あたりの維持費は、約7万円となりました。住宅ローンを利用している場合はローン返済も必要になるため、購入時に詳しくシミュレーションすることが重要です。

一戸建ての維持費

一戸建てにおける1ヶ月あたりの維持費は、以下のように設定します。

【条件】※1ヶ月あたり

費用 金額
税金(固定資産税・都市計画税) 1万円(※1)
保険料(地震保険料・火災保険料) 3,000円

※1 軽減措置の適用などによって変動

一戸建ては毎月支払う費用が少ない反面、修繕費用は600〜800万円が目安となり、マンションよりも高い傾向があります。なお、ここでは修繕費用として700万円で設定します。

これらを踏まえて、30年間における一戸建ての維持費をシミュレーションすると以下のようになります。

費用 金額
税金(固定資産税・都市計画税) 360万円
保険料(地震保険料・火災保険料) 108万円
修繕費用 700万円
合計費用(30年間) 約1,168万円
1年間あたりの費用 約39万円
1ヶ月あたりの費用 約3.2万円

一戸建ての1ヶ月あたりの維持費は約3.2万円となりました。一戸建ては修繕費用が高額になりやすいため、毎月積み立てることで備えておくことが重要です。

マンションと一戸建ての維持費はどっちが安いのか

設定した条件で、マンションと一戸建ての維持費をシミュレーションした結果をまとめると以下のようになります。

マンション 一戸建て
30年間の維持費 約2,532万円 約1,168万円
1年間あたりの費用 約84万円 約39万円
1ヶ月あたりの費用 約7万円 約3.2万円

あくまで設定条件に基づいた金額ではあるものの、マンションよりも一戸建ての方が維持費が安い結果になりました。

マンションを購入する際は、購入費用だけでなく、毎月の維持費を無理なく支払えるかも確認しておく必要があります。

マンションの維持費が支払えないとどうなるのか

マンションの維持費が支払えないと、以下のような事態に陥るおそれがあります。

  • 管理会社から滞納の事実が管理組合に伝えられる
  • 管理会社から督促が来る
  • 遅延損害金が発生する
  • 法的措置や資産の差し押さえが生じる

上記のような事態に陥らないためにも、なるべく事前に余裕のある資金計画を立てることが重要です。

管理会社から滞納の事実が管理組合に伝えられる

マンションの維持費の支払いが滞ると、管理会社から滞納の事実が管理組合に伝えられます。

管理組合は、基本的にマンションの住民で構成されます。そのため、他の住民に滞納の事実が共有されてしまう恐れがあるでしょう。

管理会社から督促が来る

マンションの維持費を支払わないと、管理会社から督促が来ます。

最初は維持費が支払われていないことの確認や、いつまでに支払えるかなどを電話で確認される程度です。しかし、数ヶ月滞納状態が続くと督促も厳しくなり、督促状が届くようになります。

遅延損害金が発生する

マンションの維持費を滞納すると、遅延損害金が発生する可能性があります。遅延損害金の利率はマンションによって異なりますが、年率14.6%としているケースが多いです。

長期にわたって滞納状態が続くと、遅延損害金も高額になるため、支払うことがより難しくなってしまう恐れがあります。

法的措置や資産の差し押さえが生じる

マンションの維持費を長期にわたって支払わず、悪質と判断された場合は、法的措置や資産を差し押さえられてしまう可能性があるでしょう。

具体的には、管理組合がマンションの維持費を回収するために、滞納者のマンションを強制的に売却する「競売」という方法が挙げられます。

法的措置に移行する滞納期間は、マンションの管理組合によって判断が異なります。資産を差し押さえられないように、維持費を支払う意思や少しでも支払うなど、誠意を持って対応するようにしましょう。

マンションの維持費を抑えるコツ

マンションの維持費を抑えるには、以下のコツを押さえておきましょう。

  • なるべく戸数が多いマンションを購入する
  • 将来の収入・支出を明確にしておく
  • 購入前に管理状況を確認しておく
  • 保険内容を見直す

なるべく戸数が多いマンションを購入する

マンションの維持費を抑えるには、なるべく戸数が多いマンションを購入するのがポイントです。戸数が多いと、管理費や修繕積立金などの1戸あたりの負担が減る可能性があります。

国土交通省の「令和5年度マンション総合調査結果」によると、総戸数規模別の1ヶ月あたりの管理費及び修繕積立金の平均価格(※)は以下の通りです。

戸数 管理費 修繕積立金
20戸以下 1万4,282円 1万5,569円
21〜30戸 1万3,948円 1万4,207円
31〜50戸 1万1,682円 1万3,201円
51〜75戸 1万934円 1万2,902円
76〜100戸 1万155円 1万2,868円
101〜150戸 1万1,183円 1万2,213円
151〜200戸 9,540円 1万1,875円
201〜300戸 1万298円 1万1,687円
301〜500戸 1万2円 1万1,898円
501戸以上 1万2,929円 1万3,131円

※使用料・専用使用料からの充当額除く
※参考:令和5年度マンション総合調査結果|国土交通省

管理費・修繕積立金共に最も高いのは、総戸数が20戸以下の場合です。マンションを購入する際は、総戸数も調べておくと良いでしょう。

将来の収入・支出を明確にしておく

マンションの維持費の負担を軽減するには、将来の収入や支出を明確にしておくと良いでしょう。どのように明確にするか分からなければ、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのも1つの方法です。

FPとは、個人や家族のお金に関する解決策をアドバイスする専門家のことです。相談することで、将来に必要なお金を具体的にシミュレーションしたり、アドバイスがもらえたりします。

FPに相談する際は、できる限り詳しく伝えることが重要です。将来のライフプランや、どのような人生を送りたいかを考え、無理のない資金計画を立てましょう。

【あわせて読みたい】
▶︎初めてファイナンシャルプランナーに相談するときのポイントと心づもり

購入前に管理状況を確認しておく

マンションを購入する前に、内覧で現地の管理状況を確認しておきましょう。

共用部分や外壁が劣化していたり、清掃が不十分であったりする場合は、大規模修繕にかかる費用が高額になりやすいでしょう。

また、修繕積立金の積立額や過去の修繕記録なども確認し、適切にメンテナンスされているかも調べましょう。管理状態が悪いと、購入後の維持費が高額になりやすいため、事前にチェックしておくことがポイントです。

保険内容を見直す

地震保険や火災保険は、保険会社やプランによって、補償内容や保険料が大きく異なります。そのため、自分が契約している保険内容を見直すことで、保険料が抑えられる可能性があります。

なお、同じ補償内容であっても、保険料は代理店で申し込むよりもネット型の方が安いケースが多いです。

保険内容を見直し、不要な補償がないかや同じプランで安い保証会社がないか定期的に確認することをおすすめします。

マンションの維持費が支払えないなら売却も選択肢の1つ

マンションの維持費が支払えないなら、売却することも選択肢の1つです。マンションを売却することで、毎月の維持費の支払いから解放されます。

一般的にマンションを長く所有すると、維持費の負担が増えるだけでなく、売却価格も基本的に安くなっていきます。そのため、早期に対応することで、高い価格で売却しやすくなるでしょう。

マンション売却なら一括査定が便利

マンションを高く売却したい場合は、一括査定が便利です。一括査定とは、マンションの情報を一度入力することで、複数の不動産会社に査定を依頼できるサービスです。

マンション売却に強い不動産会社に売却を依頼したい人は、ホームズの不動産一括査定をぜひご利用ください。不動産会社の強みなどの詳細情報も一覧で閲覧できるため、自分にあった会社に出会うことができるでしょう。

ホームズでマンションの売却査定を依頼する

マンションの維持費に関するよくある質問

ここでは、マンションの維持費に関するよくある質問を2つ紹介します。

  • 老後でもマンションの維持費を支払えるようにするには?
  • マンションの維持費が高い原因は何が挙げられる?

老後でもマンションの維持費を支払えるようにするには?

老後でもマンションの維持費を支払えるようにするには、主に以下の方法があります。

  • 退職するまでに住宅ローンを完済する
  • 老後の資金計画を入念に立てておく
  • パート収入や資産運用など複数の収入源を確保しておく

老後は収入が大きく減少するため、住宅ローンを完済したり複数の収入源を確保したりしておくことで、維持費の負担を軽減することが可能です。

マンションの維持費が高い原因は何が挙げられる?

マンションの維持費が高い主な原因として、以下のようなものが挙げられます。

  • 維持費がかかる設備がある
  • マンションの総戸数が少ない
  • 管理会社の委託費用が高い

機械式駐車場やエレベーターの本数が多いなど、維持費がかかる設備が多いと高額になる傾向があります。また、マンションの総戸数が少ないと、1戸あたりの管理費・修繕積立金が割高になりやすいでしょう。

マンションの維持費の支払いがきついなら早めの対処が重要

マンションの維持費は、月々平均4〜7万円程度が1つの目安です。

マンションの維持費が支払えないと、管理会社から督促が来てしまい、長期にわたって滞納すると、最悪の場合法的措置や資産を差し押さえられる可能性があります。

もし、マンションの維持費の支払いがきつい場合は、売却を検討することも手段の1つです。マンションを高く売却したい人は、不動産ポータルサイトの一括査定を利用するとスムーズに進めることができるでしょう。

ホームズでマンションの売却査定を依頼する

初回公開日:2025年1月14日

記事執筆・監修

矢野 秀一郎(やの しゅういちろう)

不動産会社で2社勤務。1社目では時間貸駐車場の開発営業を中心に携わり、2社目では不動産売買の仲介営業や、一戸建ての分譲工事のプロジェクト、および新築・リフォーム工事の現場監督など、幅広く業務を担当。現在はフリーのライターとして不動産や金融に関する内容を中心にライティング・記事監修を実施。