売りたくなったら
ホームズ!

質問に答えて査定依頼スタート!

重視するポイントは?

老後の住み替えはマンションと一戸建てどっち?住まいの選択肢を紹介

この記事では、老後の住み替えにおける選択肢について解説します。

老後の住み替えは、ライフスタイルの変化にあわせた重要な決断です。マンションや一戸建て、シニア向け住宅への転居、あるいはリフォーム・建て替えといった選択肢があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。これらを十分に理解せずに進めると、予期せぬトラブルや後悔が生じるおそれがあります。

そこで、この記事では選択肢ごとのメリット・デメリットを網羅的に比較し、住み替えを考える際に重要な判断基準や注意点について解説します。

この記事で分かること

  • 老後の住まいを考えるときの選択肢
  • 【比較】老後の住み替えはマンションと一戸建てどっちがいい?
  • 老後の住み替えを考えるタイミング
  • 老後の住み替えで考慮すべき資金計画
  • 老後の住み替えを成功させるコツ

【あわせて読みたい】
▶︎一戸建て売却の基礎知識!流れや費用・価格相場を徹底解説

もくじ

家・マンションを売るなら
ホームズで査定依頼

独自の掲載基準で安心の不動産会社に査定依頼できます

不動産売却査定サービスは、地域密着の不動産会社から大手まで
充実の会社情報を比べ、連絡が欲しい複数の会社に一括で査定依頼できます。
依頼後、即日~3日以内に不動産会社から連絡がきます。

売却査定を依頼する(無料)

老後の住まいを考えるときの選択肢

ここでは、老後の住まいを考えるときの選択肢を以下の5つに分けて紹介します。

直接的な住み替えに該当しない項目もありますが、住み替えを検討するときに挙げられる選択肢全般をまとめているので、参考にしてください。

  • マンションに住み替える
  • 一戸建てへ住み替える
  • シニア向けの住宅に転居する
  • リフォーム・建て替えする
  • 子供世帯と同居・近居する

マンションに住み替える 

老後の暮らしとして、マンションに住み替える選択肢があります。 ここでは、それぞれのメリット・デメリットを比較していきます。

マンションに住み替えるメリット

マンションに住み替える一般的なメリットは、主に以下のとおりです。

  • 管理がしやすい
  • セキュリティが整っている
  • 生活の利便性が高い
  • バリアフリー設計が多い
  • 公共交通機関へのアクセスが良い

マンションへの住み替えを考える最大のメリットは、管理のしやすさです。共用部分の清掃や建物のメンテナンスは管理会社が対応するため、日常の負担が減ります。老後は体力が衰えることが多く、こうした管理面でのサポートが大きな安心材料となります。

また、マンションはセキュリティが強化されていることが多く、オートロックや防犯カメラなどが標準装備されている物件も少なくありません。安全性を考慮する人にとっては有効な選択肢といえるでしょう。

さらに、マンションは駅や病院、スーパーなどの近くに位置することが多く、生活の利便性が高い点も見逃せません。バリアフリー設計のマンションも増えており、車椅子を使用する予定がある場合や、足腰が衰えた場合でも安心して住み続けられます。

特に、都市部では公共交通機関へのアクセスが良いことも利便性の一つです。これにより、車がなくても自由に外出できるため、日常生活の行動範囲が広がります。

マンションに住み替えるデメリット

マンションに住み替えるデメリットは、主に以下が考えられます。

  • 管理費や修繕積立金がかかる
  • ペットやリフォームに制限がある
  • 騒音トラブルが起こりやすい

マンションは、築年数が経過するほど毎月の管理費・修繕積立金の負担が上がっていく傾向にあります。これらは一戸建てでは発生しない費用であり、老後の固定収入が限られるなかでは大きな出費となる可能性があります。

また、マンションの管理規約によって、ペットの飼育や室内のリフォームに制限がかかることも少なくありません。自分のライフスタイルを自由に変更できなくなる点を、十分に考慮しましょう。

また、マンションは一戸建てと比べて上階や隣室との距離が近く、音の問題や生活習慣の違いがストレスになり得ます。駐車場が完備されているマンションもありますが、車の台数に制限がある場合や、敷地外の駐車場を使用しなければならないケースも少なくありません。

マンションに住み替えた人の体験談

当サイトの過去記事から実際にマンションへの住み替えを行った人の体験談を紹介します。

Nさんは、子供の教育環境を変える目的で旧居である都内の新築マンションを賃貸に出し、郊外の中古マンションへ住み替えました。

賃貸に出した理由として、Nさんは「旧居であるマンションに愛着があった」「手放すのがもったいないと思った」「売却代金なしでも新居購入の見立てが合った」と語っています。

しかし、Nさんは賃貸に出す際に以下のようなトラブルが発生してしまいました。

  • 銀行から住宅ローン残債の一括請求を求められる
  • 不動産会社から賃貸ではなく売却を強く促される

一般的に住宅ローン残債のある物件は賃貸に出せませんが、例外として不動産投資ローンに借り換えることで可能になります。相談先の銀行はその提案をせず、Nさんは途方に暮れてしまったようです。

さらに、仲介を依頼した不動産会社は賃貸に消極的な背景があるのか、売却を強く促され取り合ってもらえなかったそうです。

これらの体験談から、自分でもある程度の情報収集をしておくことや、知識を付けておくことの重要性が分かります。

旧居を売却せず賃貸に出すのであれば、さらに複雑な手続きが必要です。さらに、旧居を賃貸に出す場合は固定資産税や都市計画税も継続して発生します。

老後の住み替えで安定した生活を考えるのであれば、住み替え時に旧居を賃貸に出すか売却するかは慎重に判断することをおすすめします。

【あわせて読みたい】
▶︎〈住み替え体験談〉前の家を売りたくない! 賃貸に出して中古マンション購入へ

一戸建てへ住み替える

老後の暮らしとして、一戸建てに住み替える選択肢もあります。マンションにはない暮らしが実現できる点もありますが、同様に懸念点も生じるでしょう。

ここでは、マンション同様に一戸建てのメリット・デメリットを紹介します。

一戸建てへ住み替えるメリット

一戸建てに住み替えるメリットは、主に以下のとおりです。

  • プライバシーが守られる
  • 広い庭や敷地を設けられる
  • ペットの飼育やガーデニングが自由にできる
  • ライフスタイルにあわせたリフォームが可能になる

一戸建てはマンションよりも隣人との距離があるため、音や視線を気にせず自分のペースで暮らすことが可能です。特に、静かな環境を求める人や自然との触れ合いを重視する人にとって、一戸建ては理想的な住環境となるでしょう。

また、庭や広い敷地を持つことでガーデニングや家庭菜園など、自分の趣味を存分に楽しむことができます。ペットを自由に飼える点も、動物好きには大きな魅力です。

一戸建てが所有する土地の価値はほとんど変わらないため、将来的な資産価値を保つことも期待できます。

また、家全体を自由にリフォームできるので、自分のライフスタイルやニーズにあわせた家づくりが可能です。バリアフリー改装や断熱リフォームなど、年齢に応じた住まいの改善も行いやすくなるでしょう。

一戸建てに住み替えるデメリット

一戸建てに住み替えるデメリットは、主に以下のとおりです。

  • 定期的なメンテナンス・管理が大変になる
  • セキュリティ面での不安
  • 公共交通機関へのアクセスが不便なことが多い
  • 高齢になると掃除や庭の手入れが負担になる
  • 雪かきなど、季節ごとの対応が必要

マンションでは共用部分のメンテナンスを管理会社が行いますが、一戸建てではすべて自分で対応しなければなりません。定期的な修繕や外壁の塗装、屋根のメンテナンスなど、長く住むほどランニングコストがかかるおそれがあります。

また、セキュリティに関しても防犯対策を自分で行う必要があり、不安に感じることがあるでしょう。

特に、地方や郊外にある一戸建てでは公共交通機関へのアクセスが悪い場合があり、車が必要になることも少なくありません。年齢を重ねるにつれて運転が負担になったり、外出が億劫になったりするケースもあります。近くに病院やスーパーがない場合は、日常の生活が不便に感じることもあるでしょう。

ほかにも、家全体の掃除や庭の手入れなど、老後には体力的に負担となる作業が増える可能性があります。特に雪の多い地域では冬の雪かきが大変な労力となり、作業が難しくなった場合には外部のサポートが必要になることも考慮しなければなりません。

一戸建てに住み替えた人の体験談

過去の取材記事から一戸建てへの住み替えを経験した人の体験談を紹介します。

タワマンを売却してオプションが充実した中古一戸建てに住み替えた倉持由香さんは、住み替えについて以下のアドバイスを残しています。

  • 不動産会社の担当者の第一印象を大事にする
  • 仲介を依頼する不動産会社をしっかりと比較検討する

住まいの購入や売却は非常に大きなイベントであり、複数の不動産会社に査定を依頼しながら担当者との相性や信頼性をしっかりと比較検討することが重要です。

老後に住み替えるのであれば、暮らしやすい環境を選ぶ必要があります。そのため、事前準備や資金計画をしっかりと行い、後悔がないようにしましょう。

【あわせて読みたい】
▶︎タワマンを売却して中古の戸建て注文住宅へ―倉持由香さんが語る「住み替え体験記」

シニア向けの住宅に転居する

シニア向けの住宅は、老後の生活をより快適に過ごすための選択肢として注目されています。家事サービスや介護設備が付属されているほか、分譲マンションが中心のため、購入後は自分の資産として活用することが可能です。

ここでは、シニア向け住宅に転居するメリット・デメリットを紹介します。

シニア向けの住宅に転居するメリット

シニア向けの住宅に転居するメリットは、主に以下のとおりです。

  • バリアフリー設計が充実している
  • 介護サービスやサポートが利用しやすい
  • 同世代の住民が多く、コミュニティが形成しやすい

多くのシニア向け住宅はバリアフリー設計が施されており、段差のない床や広い廊下、手すりなどが標準装備されています。体が不自由な人や車椅子を使用する人でも、安心して生活を続けることが可能です。

また、介護サービスやサポートが住宅に組み込まれている場合が多く、必要に応じて介護スタッフの支援を受けられるのも大きな魅力です。急な体調不良や怪我があった場合でも、すぐに対応してもらえる安心感があります。医療機関との連携がある物件もあり、通院や健康管理のサポートが充実している点もメリットです。

同世代の住民が多いことも、コミュニティを形成しやすい要素の1つです。近隣住民と交流を深めやすく、孤立しがちな老後でも日々の交流やイベントを通じて、豊かな人間関係を築くことが期待できます。

シニア向けの住宅に転居するデメリット

シニア向けの住宅に住み替えるデメリットは、主に以下のとおりです。

  • 自由度が制限される
  • 購入費用や月額費用が高い
  • 介護度が上がると退去を求められることがある

通常の一戸建てやマンションと比べて、生活の自由度が制限される場合があります。例えば、ペットを飼うことが禁止されていたり、外部からの訪問者に制限がかかったりすることがあり、自分の好きなライフスタイルを自由に楽しめない場合があります。

また、敷地内や共有スペースでの生活ルールが厳格に定められていることがあり、ストレスになる可能性もあります。

シニア向け住宅の多くは、購入費用や月額費用(管理費・修繕積立金)が高額です。特に、介護付きの施設や医療サポートが充実している物件は、費用が高くなる傾向にあります。老後の収入が限られているなかで、こうしたコストは家計に大きな負担を与えるでしょう。

さらに、シニア向けの住宅は、認知症が進んだ人や終日介護を要する人は対応に限界がくるため、退去を求められることがあります。ある程度自分で生活できなければ、結果的に有料老人ホームなどへ転居することになるでしょう。

リフォーム・建て替えする

リフォームや建て替えは、現在の住まいに愛着がある人や、住み慣れた地域から離れたくない人にとって魅力的な選択肢です。既存の住まいを新たに生まれ変わらせることで、生活の質を向上させられます。

ただし、費用や手間もかかるのでメリットとデメリットをしっかりと把握しておくことが重要です。

リフォーム・建て替えするメリット

リフォーム・建て替えするメリットは、主に以下のとおりです。

  • 住み慣れた場所に暮らし続けられる
  • 自分好みのデザインや機能を取り入れられる
  • 費用を調整できる
  • 家の価値を維持・向上させることができる

リフォームや建て替えは、新しい土地を探して引越しをする手間や、地域に適応する必要がないため、安心感を持って生活を続けられる点がメリットです。近所の人とのつながりや、日常生活のリズムをそのまま維持できます。

また、自分の好みにあわせて住まいをカスタマイズできる点も魅力です。間取りや内装、外装のデザインなどを自由に設計し、家族のライフスタイルや趣味にあわせた空間作りが実現できるでしょう。特に、将来を見据えてバリアフリー化をしたり、使いやすい設備に変更したりすることで、より快適に生活することが可能です。

費用面でも柔軟性があり、リフォームの場合は予算に応じて必要な部分だけを改修できます。全面的な建て替えよりもコストを抑えつつ、快適な空間に改善することが可能です。また、建て替えを選んだ場合でも、長期的には新しい建物が耐震性や断熱性に優れているため、維持費の節約に繋がる可能性があります。

リフォームや建て替えを行うことで家の価値も維持・向上させることが期待できます。古くなった住宅は資産価値が下がってしまいますが、定期的なリフォームや建て替えを行うことで資産価値を保ち、将来売却する際にも有利に働く場合もあるでしょう。

リフォーム・建て替えするデメリット

リフォーム・建て替えするデメリットは、主に以下のとおりです。

  • 費用が高額になる場合がある
  • 工事期間中の仮住まいが必要になる
  • 予想外の追加費用が発生する可能性がある
  • 法的・技術的な制約を受ける場合がある

リフォームは工事の規模や内容によって、費用が高額になる場合がある点がデメリットです。特に建て替えの場合、新築と同じような費用がかかることがあり、リフォームでも大規模な工事は高額になることがあります。資金計画が重要となり、費用をしっかりと見積もってから進めなければなりません。

また、工事中は仮住まいが必要になります。期間が長引くほど生活に支障をきたすおそれがあり、転居を伴わない選択肢とはいえ、手間を考えると一定のストレスになるでしょう。

加えて、リフォームや建て替えの過程で予想外の追加費用が発生することもあります。工事中に古い配管や構造の問題が発見されると、それに対処するための追加費用がかかる可能性があるため、予備の予算を確保しておくことが重要です。

さらにリフォームや建て替えには、法的・技術的な制約がある場合があります。特に古い住宅は現行の建築基準法に反していることが多く、希望する設計や改修ができないことも少なくありません。

子供世帯と同居・近居する

老後の生活設計において、子供世帯との同居や近居は、家族のサポートを受けながら安心して暮らすための選択肢の1つです。同居や近居には、双方にとって多くのメリットがある反面、注意が必要なデメリットも存在します。

ここでは、子供世帯と同居または近居することのメリットとデメリットを紹介します。

子供世帯と同居・近居するメリット

子供世帯と同居・近居するメリットは、主に以下が考えられます。

  • お互いに助け合える
  • 孤立感を感じにくい
  • 補助金を受けられる可能性がある

子供世帯と同居や近居する最大のメリットは、家族同士が助け合える環境を築けることです。特に、日常の小さなことから体調不良時のサポートまで、助け合いがスムーズに行えるため、安心感が高まります。日常生活で些細なことでもすぐに助けを求められる環境は、老後の生活において大きな安心材料です。

家族との交流が増えるため、孤立感も感じにくくなります。特に同居している場合、孫の成長を間近で見守れることは、老後の楽しみの1つにもなるでしょう。近居の場合でも頻繁に顔を合わせられるので、世代間のコミュニケーションが増え、より豊かな家族生活を送ることが可能です。

補助金を受けられる可能性がある点も大きなメリットといえます。国や自治体は同居や近居を支援しており、補助金を受けられれば居住にかかる費用負担を軽減できます。

例えば、東京都新宿区で同居・近居をする場合、一定の要件を満たせば引越し代や礼金、仲介手数料などの初期費用の一部を助成してもらうことが可能です。

参考:多世代近居同居助成(新宿区)

子供世帯と同居・近居するデメリット

子供世帯と同居・近居するデメリットは、主に以下が考えられます。

  • プライバシーを損なわれる可能性がある
  • 生活リズムや価値観の違いで摩擦が生じやすい
  • 物件購入・リフォームをする際は費用がかかる

同居の場合、親世帯と子供世帯の間でプライバシーが確保しにくくなることが問題です。同じ家で生活するなかで個々のプライベートな時間や空間が減少し、ストレスが生じる場合があります。

また、世代間の生活リズムや価値観の違いによって、日常生活の中で摩擦が生じることも少なくありません。特に、食事の時間や家事のやり方、育児方針などで意見が食い違うことがあるため、双方の協力と理解が必要です。

同居や近居を実現するためには、親世帯と子供世帯が一緒に住む家を購入したり、リフォームしたりする必要も出てくるでしょう。これには多額の費用がかかることが多く、特にリフォームの場合は工事の規模に応じて費用が大幅に変動します。

費用負担が増えることで家計に影響を与える可能性があるため、事前にしっかりと資金計画を立てることが重要です。

【比較】老後の住み替えはマンションと一戸建てどっちがいい?

老後の住み替えにおいてマンションと一戸建てのどちらが良いかは、個人のライフスタイルや価値観によって異なります。一概にどちらが優れているとはいえませんが、判断基準としていくつかのポイントがあります。

以下は、老後の住み替えにおけるマンションと一戸建ての判断基準を比較表にしたものです。

項目 マンション 一戸建て
管理の手軽さ ● 管理組合や管理会社が対応する
● 共用部分の清掃や修繕の負担が少ない
● 自分ですべての管理・修繕が必要になる
● 庭や外壁の手入れも含め、負担が大きくなることがある
セキュリティ ● 監視カメラ、オートロックなどの設備が整っており、安全性が高い ● 自己管理のため、門扉や防犯カメラなどを設置する必要がある
プライバシー ● 隣室との壁が薄い場合があり、音漏れや生活音の問題が生じる可能性がある ● 隣家との距離があり、プライバシーを確保しやすい
維持費用 ● 管理費や修繕積立金が毎月かかるが、大規模修繕などは管理組合が実施する ● 修繕やリフォームは自費負担になる
● 修繕時期の調整や計画が必要になる
住環境 ●駅近や便利な立地にあることが多く、交通や買い物がしやすい ●自然環境に恵まれた地域に多いが、交通の便や利便性に欠けることがある
資産価値 ●立地などの好条件を除くと、一般的に資産性は低い ●土地や建物の資産性が高い

老後の住み替えでは、自分の体力や経済状況、生活の優先順位を考慮して、マンションと一戸建てのどちらが自分にあっているかを検討することが大切です。

【あわせて読みたい】
▶︎これからのシニアライフに向けて、住み替えを希望される方に

老後の住み替えを考えるタイミング

ここでは、老後の住み替えを考えるタイミングを紹介します。

  • 定年退職したタイミング
  • 家が老朽化したタイミング
  • 子供が独立したタイミング

定年退職したタイミング

定年退職は生活スタイルが大きく変わるタイミングであり、住み替えを考えるきっかけになります。以下のような理由で、多くの人が新しい住まいを検討するでしょう。

  • 通勤の必要がなくなる
  • 経済的負担が軽減できる
  • 家で過ごす時間が増える

定年退職後は通勤を考慮する必要がなくなり、これまで住んでいた都市部から静かな郊外や自然豊かな地域へ引越したいと感じることもあります。

また、年金が主な収入源となるため、維持費や掃除の負担が少ないマンションに住み替える人も少なくありません。

家での時間も増えるため、居住空間の快適さが重要です。例えば、「趣味や読書を楽しむために書斎が欲しい」「スポーツクラブや趣味の場所へ通いやすい立地を選びたい」などの新しいニーズが出てくることもあるでしょう。

このように、定年退職後は新しいライフスタイルを迎えるための住まいの見直しが、老後を快適に過ごすための重要な準備となります。

家が老朽化したタイミング

家の老朽化は、住み替えを考える大きなきっかけの1つです。築年数が経過した一戸建ては修繕やリフォームに大きな費用がかかることが多く、これをきっかけにメンテナンスの少ないマンションや、一戸建てへの住み替えを選ぶ人が増えています。

特に、高齢になると自分でメンテナンスをするのが難しくなるため、管理費を払ってプロに任せることができるマンションは人気です。さらに、新しい住宅はバリアフリー設計、最新設備、省エネ対策などが施されているため、快適さや経済的なメリットも享受できます。

子供が独立したタイミング

子供が独立し、家族の人数が減ったタイミングも住み替えを考える良い機会です。広い家に一人または夫婦だけで住み続けるのは、掃除や維持管理の負担が大きいうえ、光熱費も無駄にかかることがあります。

そのため、子供が巣立った後にダウンサイジングを目的とした住み替えを検討する人は少なくありません。マンションへの住み替えは必要なスペースだけを確保しつつ、便利な立地で日常生活を楽しむための手段として人気があります。

また、都心や利便性の高い場所に引越すことで、より自由な老後の生活を送ることも可能です。

【あわせて読みたい】
▶︎シニアライフに最適な住まい選びのための4つのステップ

老後の住み替えで考慮すべき資金計画

ここでは、老後の住み替えで考慮すべき資金計画のポイントを紹介します。

  • 収入が安定しているなら住宅ローンを組む
  • 退職金や預貯金はなるべく残す
  • 現在の住まいはなるべく早く・高く売却する

収入が安定しているなら住宅ローンを組む

定年退職後に年金や他の安定した収入が見込まれる場合、住宅ローンを利用して新しい住まいを購入するのは有力な選択肢です。

多くの金融機関では、「申し込み時に70歳未満、完済時に80歳未満」といった条件を設けています。これにより、60代でも住宅ローンを利用できます。ただし、返済期間が短くなり、借入額は少なくなる点に注意しましょう。

さらに、旧宅の売却後にローンが残る場合には、『住み替えローン』を検討するのも1つの方法です。住み替えローンは旧宅の売却で残ったローンと新居の住宅ローンを合算して借り入れるもので、通常の住宅ローンよりも審査が厳しくなることがあります。

また、子供と同居する場合には、『親子リレーローン』や『ペアローン』を利用することで、借入額や返済期間を調整することが可能です。より多くの資金を借り入れ、無理のない返済プランを組むことができます。

【あわせて読みたい】
▶︎住み替えローンとは?メリット・デメリットや流れも解説

退職金や預貯金はなるべく残す

退職金や預貯金は、老後の生活を安定させるために重要な資産です。将来の予期しない出費や医療費などに備えて、一定額を手元に残しておきましょう。

年金受給額と現在の生活費を比較できれば、不足分を補うための貯蓄目標を把握することが可能です。

仮に毎月の生活費に25万円必要で、年金収入が20万円の場合、毎月の不足額は5万円です。これを年間で計算すると60万円になり、老後を65歳から90歳までの25年間と見積ると、1,500万円(60万円×25年)が必要になります。

老後に備えて最低限残すべき貯蓄額を確保し、そのうえで住宅購入や住み替えに必要な資金を計画的に使うことが大切です。

現在の住まいはなるべく早く・高く売却する

一般的に高齢になると住宅ローンを借入れしにくくなるため、現在の住まいを早めに売って、老後の住み替えとして有効活用することも1つの手段です。早期に売却することで新しい住まいへの移行がスムーズに進み、計画的に次のステップを踏めます。

特に、不動産市場の動向をしっかりと把握し、価格が高騰している時期に売却を行えば高値売却できる可能性が高まります。そのためには、実績のある不動産会社への査定依頼が欠かせません。

売却をスムーズに進めるなら不動産一括査定がおすすめ

現在の住まいをできるだけ早く・高く売却するためには、不動産一括査定サイトの利用がおすすめです。一括査定サイトを利用すれば、複数の不動産会社による査定を受けることができ、物件の市場価値を客観的に把握できます。また、各社が提示する詳細を比較することで、より自分にあった条件での売却を目指せるでしょう。

なお、LIFULL HOME'Sの不動産一括査定は、全国約4,500社(2024年9月時点)と提携し、各社の強みや査定価格の根拠も確認できるので、自分にあった会社を見つけやすくなっています。

【あわせて読みたい】
▶︎マンションを売却して住み替える手順は?費用やタイミングも解説

老後の住み替えを成功させるコツ

ここでは、老後の住み替えを成功させるコツを紹介します。

  • 現在の住まいの資産価値を調べておく
  • 余裕のあるスケジュールを立てる
  • 無理のない資金計画を立てる

現在の住まいの資産価値を調べておく

老後の住み替えを成功させるコツとして、現在の住まいの資産価値を正確に把握しておくことが大切です。資産価値は不動産市場の動向によって変動するため、売却前に不動産一括査定サイトを利用し、複数社に査定価格を算出してもらいましょう。

これにより現時点での適正な売却価格が分かり、次の住まいへの資金計画を立てやすくなります。また、資産価値を確認することで住まいの価値を高める軽微な修繕の必要性も見えてくるため、結果的により高額での売却が期待できるでしょう。

余裕のあるスケジュールを立てる

住み替えを成功させるには、余裕のあるスケジュールを立てることも重要です。

住み替えの過程では、旧居の売却や新居の購入、引越しなど、多くの手続きが絡むため、時間がかかります。一般的に査定依頼から成約までには3〜6ヶ月ほどかかるとされているため、売却を希望する場合は少なくとも半年前には行動を開始するのが賢明です。

特に、不動産売却はすぐに買主が見つかるとは限りません。余裕があれば、急いで売却する際に起こりがちな相場より低い価格での売却を避けられます。

無理のない資金計画を立てる

無理のない資金計画を立てることは、老後の住み替えを成功させるうえで不可欠です。主に以下の項目を考慮する必要があります。

  • 新しい住まいの購入費用
  • リフォーム費用
  • 引越しにかかる費用
  • 老後の生活費・医療費

退職金や預貯金を使いすぎないようにし、余裕を持った資金計画を立てましょう。

また、年金や他の収入源を考慮に入れたうえで、住宅ローンを利用する場合には、無理のない返済プランを設計することが重要です。ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談することで、より安全かつ現実的な計画を立てられます。

老後の住み替えに関するよくある質問

ここでは、老後の住み替えに関するよくある質問を紹介します。

  • 老後は持ち家か賃貸どっちがいい?
  • 老後の住み替えで後悔しがちな失敗事例は?
  • 老後に自己資金がなくても住み替えはできる?

老後は持ち家か賃貸どっちがいい?

老後の住み替えで持ち家か賃貸のどちらが良いかは、一概にいえません。

それぞれのメリットを比較したうえで、自分にあった選択肢を見つけましょう。

選択肢 メリット
持ち家 ● 資産価値を保持できる
● 家賃支払いの心配がなくなる
● リフォームや改装が自由にできる
賃貸 ● 移動の柔軟性が高い
● 維持管理の負担が軽い

将来の健康状態や生活スタイルの変化、経済状況を踏まえて慎重に判断しましょう。

老後の住み替えで後悔しがちな失敗事例は?

老後の住み替えにおいて後悔しがちな失敗事例は、主に以下のとおりです。

● 物件選びの不備 ● 資金計画の不足

物件選びの際に市場調査や将来的な地域の発展性を十分に考慮せず、決定してしまうことがあります。交通の便や医療機関へのアクセスなどを重視せず、短期的な条件だけで選んでしまうと後悔しがちです。

定年退職後の固定収入や予期しない医療費、修繕費用などを考慮せずに過剰なローンを組んでしまうことが挙げられます。

これらの失敗を避けるためにも、不動産会社のアドバイスを受け、将来を見据えた計画を立てることが重要です。

老後に自己資金がなくても住み替えはできる?

老後に自己資金がない場合でも、住み替えは可能です。主に以下2つの方法があります。

  • 現居を売却する
  • 住み替えローンを利用する

現居を売却することで資金を調達する方法があります。この”売り先行”の方法では、まず現居を売却し、その資金で新居を購入します。売却後に既存の住宅ローンを完済し、残った資金を住み替え資金として活用します。ただし、売却から新居購入までの間に仮住まいが必要になることがデメリットです。

住み替えローンを利用することで、新居購入資金に加え、現在の家のローンを完済するための資金も一緒に借り入れることができます。ただし、住み替えローンの金利は約2〜3%と、通常の住宅ローンよりも高くなる点がデメリットです。

これらの方法を駆使することで、自己資金がなくてもスムーズな住み替えを実現できるでしょう。

老後の住み替えは余裕を持った資金計画が重要

老後の住み替えを成功させるためには、余裕を持った資金計画が重要です。老後は収入が限られるため、無理のない予算設定を行い、ローンの返済やリフォーム費用などを計画的に見積ることが求められます。

予想外の出費にも対応できるよう、退職金や預貯金はある程度残しておくことが大切です。

また、余裕のある資金計画を立てるためにも、現在の住まいをできるだけ早く・高く売却することが理想的です。そのためにも、老後の住み替えにおける売却実績が豊富な不動産会社に、仲介を依頼することをおすすめします。

LIFULL HOME'Sの不動産一括査定は、全国約4,500社(2024年9月時点)と提携しており、不動産会社の強みや査定価格の根拠なども掲載されています。信頼できる不動産会社を探したい人は、ぜひ活用してみてください。

ホームズの一括査定を利用する

初回公開日:2024年10月24日

記事執筆・監修

新川 優香(あらかわ ゆうか)

大学卒業後、不動産仲介業務に従事し売買を経験。現在は不動産賃貸の事務職に従事。不動産売買仲介から賃貸仲介、物件管理に関わる執筆経験もあり。宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、FP2級の資格を保有。