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いえうりの評判・口コミは?メリットや注意点も解説

「住み替えで自宅を売却したい」「相続した土地を処分したい」など、不動産の売却を検討する際には、不動産一括査定サイトを利用することで手間をかけずに複数の不動産会社から査定結果を受け取ることができます。

不動産一括査定サイトは数多く存在するため、その中から自分に合ったサイトを選んで利用することが重要です。

この記事では、不動産一括査定サイト「いえうり」の評判・口コミを紹介します。

この記事で分かること

【あわせて読みたい】
▶︎ 不動産一括査定サイトおすすめ22選を比較!項目別のランキングや選び方も解説

もくじ

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いえうりと他社の不動産一括査定サービスを比較

以下では、いえうりと代表的な不動産一括査定サイトの基本的なデータを表にまとめています。

サイト名 提携会社数 同時依頼社数 訪問査定率 キャンセル率
いえうり 約1400社 数十社 - -
LIFULL HOME'S 約4,500社 10社 30.4% 5.1%
イエウール 約2,300社 6社 12.3% 13.0%

※公開資料より作表(2024年5月時点)
※訪問査定率・キャンセル率は「ミカタ株式会社」調べ (調査期間:2023年1月4日~2023年12月28日 同社の年末年始休業期間を除く)

上記のデータから、いえうりの同時依頼社数が最も多いと分かります。一方で提携会社数は3社の中で最も少なく、最多のLIFULL HOME’Sと比較すると半数以下となっています。

いえうりとは?

いえうりとは、Non Brokers 株式会社が運営する一括査定サイトです。基本情報は下記のようになっています。

サイト名 いえうり
運営会社 Non Brokers 株式会社
利用者数 非公表
年間取引実績 56,391件
運営年数 3年間(2021年〜)
同時査定数 数10社
対象エリア 全国
対象種別 土地、一戸建て、マンション、ビル・マンション一棟

同社はいえうりのほか、仲介会社を通さず不動産売買ができる「チョク買い」や、中古住宅のインスペクションアプリ「インスペ」など、不動産売買に関するさまざまなプラットフォームを提供しています。

いえうりのサービス内容

いえうりは、不動産を売却したいユーザーに向けた一括査定や無料相談などのサービスを提供するプラットフォームです。

不動産会社が提示する査定価格に着目した「入札競争」、査定時には不動産会社へ依頼者の情報を開示しない個人情報保護の仕組み、サイト内にカスタマーサクセスというアドバイザーを配置した「相談窓口の設置」の3点が、いえうりの主な特徴といえるでしょう。

いえうりの良い評判・口コミ

いえうりを利用したユーザーの評価がどのようなものか、まずは良い評判・口コミを3つ紹介します。口コミのサンプル数は少なかったものの、以下のような評価がありました。

  • 入札競争が良いと感じた
  • 実際に会って話してみたい企業とだけやり取りできた
  • アドバイザーが親身になって対応してくれた

入札競争が良いと感じた

事業資金が必要になり、自宅を売却する必要が出て来ました。どこに売却するかで悩んでいった挙げ句、ここを使って売却先を探すことを決めました。入札競争という形で、物件を売る際の価格が分かっていく点を良いと感じたのです。

※引用元:いえうりの口コミ・評判(1ページ目)|みん評

いえうりの特徴の1つとして、入札競争の仕組みが挙げられます。

不動産会社が提示した査定価格を比較して、高い価格を提示した会社だけを選んでやり取りができるという利点があります。

実際に会って話してみたい企業とだけやり取りできた

10以上の不動産会社に対して査定を依頼できるところが効率的で、住宅売買のプロに相談できるのも良かった点でした。実際に会って話してみたいと思えた企業とだけ、メッセージをやりとりできるシステムを採用しているのも助かります。相続に関する相談にも優しく対応してもらえて、法的なトラブルを回避できました。

※引用元:いえうりの口コミ・評判(1ページ目)|みん評

「一括査定サイトに登録すると、数多くの不動産会社への対応を余儀なくされるのでは」という不安を抱えている方も少なくありません。

いえうりでは、不動産会社に届く査定依頼の情報に個人の連絡先が含まれないため、査定を終えると、実際に会って話してみたい不動産会社だけを選んでやり取りすることができます。

アドバイザーが親身になって対応してくれた

アドバイザーも親身になって対応してくれたので気になることがあればすぐに相談できましたし、住み替えや相続に関するトラブルも事前に回避することができて本当に良かったです。以前よりも土地の価値に大きな重要性を感じました。

※引用元:いえうりの口コミ・評判(1ページ目)|みん評

いえうりには、宅地建物取引士の資格や不動産売買の経験を持つ「カスタマーサクセス」という専門のアドバイザーが配置されています。そのため、個々の要望に適した売却方法などの相談も可能です。

査定を依頼する前から事前にプロへ相談できる点は、いえうりの大きなメリットといえます。 査定サイトの関係者に相談できることは、より不安の解消に役立つ可能性があるでしょう。

いえうりの悪い評判・口コミ

一方、いえうりの悪い評判・口コミには以下のようなものがありました。

サイト自体は査定をしてくれない

ただこのサイト自体は査定をしてくれるわけでは無い点は不便に感じました。ベンチャーだから仕方ない点ではあります。もし査定をしてもらいたいのなら、大手を選んだほうがいいでしょう。

※引用元:いえうりの口コミ・評判(1ページ目)|みん評

いえうりは、自動的に査定する機能を備えておらず、不動産会社による査定しか選べない点が不便という指摘がありました。

例えば、LIFULL HOME'Sであれば、住所や駅名、マンション名などから物件を地図上に表示し、参考価格や貸出賃料を即座にシミュレーションできるプライスマップを提供しています。

マンション限定のサービスではあるものの、「その場で大まかな参考価格を知りたい」などの場合には、このような機能が適しているといえるでしょう。

いえうりを利用するメリット

いえうりは、他の不動産一括査定サイトにはない独自の特徴を持っており、利用するメリットにもつながっています。

  • 経験豊富なプロに無料相談できる
  • 最大数十社に同時査定依頼できる
  • 高く売れる不動産会社がすぐに分かる
  • 査定依頼の段階では個人情報が開示されない
  • 不動産買取にも対応している

経験豊富なプロに無料相談できる

先述の通り、いえうりは宅地建物取引士の資格や不動産売買の経験を持つ「カスタマーサクセス」という専門のアドバイザーを配置しています。

Web面談などを通じて、不動産売却に関する不安について相談できる点が魅力です。そのため、例えば「売却するなら仲介か買取かどちらが良いのか」など、個々の事情に適した売却方法などの相談も可能です。

査定サイトの関係者でもある不動産のプロに相談できることは、不安の解消に役立つ可能性があります。

最大数十社に同時査定依頼できる

いえうりは、1回の入力で同時に査定を受けられる会社数が他社と比べても多い点が特徴です。 公式サイトによれば「最大数十社から査定が可能」としています。

同時に依頼できる不動産会社が数社に限られる査定サイトと比べると、より多くの不動産会社を比較検討できる点は、いえうりのメリットといえます。

高く売れる不動産会社がすぐに分かる

いえうりでは、入札競争(競争入札)の仕組みが活かされ高く売れる不動産会社がすぐに分かる点がメリットの1つとして挙げられます。

入札競争では、依頼後に査定価格が高い上位の企業のみとやり取りができるので、より高く売れる可能性がある不動産会社が見つかりやすいといえます。

ただし、不動産売却においては査定価格が高ければ良いわけではなく、その根拠も重要です。仮に最高額の査定価格を提示する不動産会社に仲介を依頼しても、必ずしも査定価格通りに売却できるとは限りません。

入札競争制は、便利なサービスですが、査定価格の高さだけで不動産会社を選ばないように注意が必要です。

LIFULL HOME'Sでは、査定を依頼する不動産会社の強みや特色などが確認できるため、より自分に合った不動産会社と出会えます。厳正な審査に通過した信頼できる不動産会社のみと提携しているので、査定価格の根拠もしっかりと提示してくれます。

LIFULL HOME'Sで不動産の一括査定を依頼する

査定依頼の段階では個人情報が開示されない

いえうりは、査定依頼の段階では物件情報の開示だけに留め、依頼者の連絡先などの情報を不動産会社に提供しません。

査定価格の確認後に、売却を依頼したい不動産会社だけを選び個人情報を提供するといった流れで進められます。そのため、むやみに個人情報を提供したくない人にとっては、大きなメリットといえます。

なお、LIFULL HOME'Sでは、メールアドレス以外の個人情報を提供せずに査定を依頼できる「匿名査定」を提供しています。匿名でありながら、不動産会社が査定価格を算出するため、AIによる簡易査定などと比べてもより相場に近い価格を把握できます(※)。

※匿名査定の利用後、実際に不動産会社による訪問査定を依頼する場合は、事前に個人情報を提供する必要があります

不動産買取にも対応している

いえうりは仲介だけでなく、不動産会社が直接物件を購入する買取にも対応しています。

買取は、市場に出して幅広い購入希望者を募る仲介と比較して売却価格は低くなる傾向があるものの、時間をかけずに現金化できる点がメリットです。前述した入札競争は、不動産買取において特に有効なシステムともいえます。

なお、LIFULL HOME'Sも同様に買取と仲介を依頼することが可能です。

いえうりを利用するデメリット

いえうりを利用するデメリットは、主に以下が考えられます。

  • 提携社数が比較的少ない
  • 訪問査定率が不明瞭である
  • サービス開始からの期間が短く実績が少ない
  • 査定価格=売却価格ではない

提携社数が比較的少ない

いえうりは、公表されている提携社数は仲介が約1,440社、買取が約1,360社(2024年5月時点)と、比較的少数にとどまっています。

そのため、エリアによっては査定できる不動産会社が限られたり、複数社での比較検討が難しかったりする点には注意が必要です。

特に、買取の場合はより多くの不動産会社から査定価格を提示してもらうことが有効です。 いえうりが、それらを効率的に機能させる仕組みを採用しているだけに、提携社数が比較的少ないのは懸念点といえます。

とはいえ、多くの不動産査定サイトと比べると、極端に提携社数が少ないわけではないので、ある程度の比較検討は可能です。

なお、LIFULL HOME'Sの提携社数は約4,500社(2024年5月時点)となり、全国エリアにも対応しているので、より多くの仲介会社を比較検討できます。

訪問査定率が不明瞭である

いえうりは、不動産会社の担当者による訪問査定率に関するデータがありません。訪問査定率とは、査定依頼数に対して実際に訪問査定が行われた物件数の割合を示したものです。

査定依頼から訪問査定まで進んだ人が多いことは、実際に売却活動を始めた人が多いと考えられます。つまり、訪問査定率の高さは「不動産一括査定サイトを通じて、売却を任せたいと思える不動産会社に多くの人が出会えている」ことを意味します。

不動産売却において、査定依頼は売却活動の第一歩に過ぎません。利用ユーザーが訪問査定へと進んでいなければ、自分に合った不動産会社と出会うことができていないと考えられます。

なお、LIFULL HOME'Sの一括査定は、ミカタ株式会社が公表している「2023年 一括査定サイト 訪問査定率ランキング」において、訪問査定率が30.4%であり、2021年から3年連続で第1位をキープしています。

媒体名 訪問査定率 キャンセル率
LIFULL HOME'S 30.4% 5.1%
いえカツ 22.0% 5.2%
すまいステップ 21.5% 10.6%

※出典:【2023年 一括査定サイト 訪問査定率ランキング】発表!!最もアポがとれる媒体は…?|不動産会社のミカタ(一部抜粋)
※調査期間:2023年1月4日~2023年12月28日(同社の年末年始休業期間を除く)
※総査定数:44,117件

不動産会社勤務経験があるLIFULL社員のコメント

不動産会社の営業組織が「サイトAからの問い合わせはサイトBより訪問査定率が高い。すなわち成約する可能性も高い」というデータを持っていれば、「訪問査定率が高いサイトAからの問い合わせはベテランの担当者が対応し、サイトBからの問い合わせは新人に担当させよう」といった対応をすることもあります。

参照:売却時の不動産会社選びのポイントは?― 元不動産会社営業マンに聞く「不動産一括査定サイト」の仕組みと活用法

サービス開始からの期間が短く実績が少ない

いえうりはサービス開始が2021年と比較的新しく、実績が少ない点もデメリットといえます。 提携社数が比較的少ない点も、サービス開始からの期間が短いことが要因と考えられます。

なお、LIFULL HOME'Sは2008年からサービスを開始し、幅広いサービスを提供してきました。提携社数も2024年5月現在では4,500社を超え、不動産会社による売却実績も豊富です。

査定価格=売却価格ではない

いえうりに限らず、すべてのポータルサイトにおいて、査定価格はあくまで目安である点に注意が必要です。そのため、必ずしも査定価格=売却価格にはならないことを理解しておきましょう。

先述の通り、いえうりの入札競争は、より高い査定価格を提示する不動産会社と出会える便利なサービスです。しかし、この時点では不動産会社の判断基準が査定価格に偏ってしまう可能性もあります。

売却を依頼する不動産会社を見極めるためには、査定価格の根拠や実績、担当者との相性など多くの判断材料に焦点を当てる必要があります。

なかには、相場からかけ離れた査定価格を提示する不動産会社に依頼したことで、結果的に値下げを余儀なくされるケースもあります。

LIFULL HOME'Sの一括査定では、不動産会社の特色や意気込みが分かる情報が豊富に掲載されているので、査定価格の根拠はもちろん、さまざまな判断材料を可視化できます。

いえうりがおすすめできる人・できない人の特徴

いえうりの口コミやメリット・デメリットなどを踏まえ、おすすめできる人とそうでない人の特徴を見ていきましょう。

おすすめできる人

いえうりをおすすめできる人の特徴は、主に以下の通りです。

  • 査定を依頼する前にプロに相談したい人
  • よりスピーディーに不動産を売却したい人
  • 個人情報の提供をなるべく避けたい人

いえうりでは、経験豊富なスタッフが売却希望者の不安を解消するための無料相談を受付けています。そのため、査定依頼や売却活動に不安が残る人にとっては嬉しいサービスです。

また、入札競争や不動産会社による買取制度などのスピーディーな売却につながるサービスも充実しています。査定後に会いたいと思った不動産会社にのみ個人情報を開示する仕組みである点も、より安心してサービスを利用したい人に向いています。

おすすめできない人

一方で、いえうりをおすすめできない人の特徴は、主に以下の通りです。

  • さまざまな判断材料から不動産会社を比較検討したい人
  • 実績豊富な不動産査定サイトを利用したい人

いえうりは、主に査定価格の高さを基準に不動産会社が選定されます。そのため、査定価格の根拠やサポート内容などのさまざまな情報を比較検討したい人には向いていないと考えられます。

また、いえうりはサービス開始が2021年と比較的新しく、明確な実績が少ないのが現状です。 必ずしも実績が成約に直結するわけではありませんが、認知度の高い不動産査定サイトを利用したい人にとっては不向きといえます。

いえうりに関するよくある質問

最後に、いえうりに関するよくある質問を紹介します。

  • いえうりを利用するのに会員登録は必要?
  • いえうりはすべてのサービスを無料で利用できる?
  • いえうりでは査定の依頼後に営業電話がかかってくることはある?

いえうりを利用するのに会員登録は必要?

いえうりを利用する際に、会員登録などは基本的に必要ありません。物件情報と依頼者の個人情報を登録することで、いえうりを通して不動産会社に査定依頼が届くシステムです。

ただし個人情報の入力は必要であり、いわゆる会員登録とほぼ同等の行程が生じます。

いえうりはすべてのサービスを無料で利用できる?

いえうりの一括査定をはじめ、提供しているサービスは基本的に無料で利用できます。

なぜなら、査定などにかかるコストは不動産会社が負担する仕組みとなっているからです。

いえうりでは査定の依頼後に営業電話がかかってくることはある?

いえうりでは、査定依頼をしたすべての不動産会社に個人の連絡先が知らされることはないため、いわゆる営業電話がかかってくることはありません。

ただし、入力された物件の情報を踏まえ、より詳細を確認するための査定依頼をした不動産会社の一部から電話が来る可能性はあります。仲介や買取においては、いえうりだけに限らずほとんどの不動産査定サイトでも同様です。なぜなら、物件の詳細が確認できなければ、売却活動に移れないからです。

いえうりの評判・口コミを比較して自分に合っているか判断しよう

いえうりは、他の不動産査定サイトとは異なる個人情報の取扱いや、入札競争のシステムなどを採用した、独自性の強い査定サイトです。

特に、不動産会社とのやり取りに不安がある場合には、このような特徴に魅力を感じる方も少なくありません。

一方で、大手の不動産査定サイトと比較すると、実績に少々不安が残る部分もあります。いえうりの利用を検討している方は、売却体験者の口コミなどを参考に判断すると良いでしょう。

より豊富な実績と多くの提携社数を重視する人は、LIFULL HOME’Sの一括査定をご利用ください。厳正な審査に通過した全国約4,500社(2024年5月時点)の不動産会社から、最大10社に同時査定依頼できます。

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記事執筆・監修

監修者:廣石 倫(ひろいし ひとし)

行政書士・宅建物取引士・貸金業務取扱主任者・2級ファイナンシャルプランニング技能士などの資格を保有。建設業界紙記者や不動産売買仲介営業、住宅ローン(フラット35)代理店経営などを経て、行政書士・FPとして独立。相続業務や農地転用、住宅ローンなど不動産業界の周辺業務を個人事務所にて受任するかたわら、現在ではWEBライターとしても活動中。