この記事の執筆・監修者
新川 優香
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、FP2級
不動産を売却する際、手軽に複数不動産会社に査定が依頼できる不動産一括査定は広く利用されています。一方、Web上では「やめとけ」といった声が見られるのも事実です。
とはいえ、一括査定そのものは便利なサービスといえます。しかし、仕組みやデメリットを理解せずに利用した場合に、問題につながるリスクもあります。
この記事では、不動産一括査定の仕組みやデメリット、実際によくあるトラブル事例を整理し、安心して活用するための選び方と賢い使い方を解説します。
この記事で分かること
- 不動産一括査定の概要
- 不動産一括査定のデメリット
- 不動産一括査定は「やめとけ」って本当?よくあるトラブル事例
- デメリットを解消できる不動産一括査定サイトの選び方
- トラブルを回避!不動産一括査定の賢い使い方
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▶︎ 不動産一括査定サイトの基礎知識!利用時の注意点やおすすめサイトを紹介
もくじ
家・マンションを売るなら
ホームズで査定依頼
独自の掲載基準で
不動産売却査定サービスは、地域密着の不動産会社から大手まで
充実の会社情報を比べ、連絡が欲しい複数の会社に一括で査定依頼できます。
依頼後、即日~3日以内に不動産会社から連絡がきます。
不動産一括査定とは?

不動産一括査定とは、複数の不動産会社に一度の入力でまとめて査定依頼できるオンラインサービスです。複数の不動産会社から送られてくる査定価格や企業情報をもとに、自分の条件にあった不動産会社を選ぶことができます。
そもそも不動産査定を行う理由は、複数の査定価格を比較することで、不動産会社が予想した最新の適正価格を知るためです。適正価格を知らずに売却を進めてしまうと、高値で売り出したことで値引きを余儀なくされるケースや、逆に安値で売り出して損をするケースがあります。
上記のような事態を防ぐためにも、複数の不動産会社で査定価格を比較できる不動産一括査定がおすすめです。基本的に会員登録は不要で、入力フォームから簡単に依頼することができます。
ここでは、不動産一括査定について以下の2つのポイントを紹介します。
- 不動産一括査定の仕組み
- 査定方法別の違い
不動産一括査定の仕組み

不動産一括査定サイトでは、物件情報(所在地・面積・築年数など)と連絡先を一度入力するだけで、提携している複数の不動産会社へ査定依頼が自動送信されます。
不動産会社は、入力された情報をもとに査定価格を算出し、メールや電話で査定結果や売却提案を行うのが一般的な流れです。
つまり、一括査定サイト自体が査定を行うわけではなく、あくまで不動産会社とのマッチングを仲介する役割を担っているサービスといえます。そのため、どの不動産会社と提携しているかによって、査定精度や対応品質に差が生じる点を理解しておきましょう。
査定方法ごとの違い
不動産査定には、大きく机上査定(簡易査定)と訪問査定の2種類があります。
不動産一括査定サイトではまず机上査定を行い、必要に応じて訪問査定へ進むケースが一般的です。以下で、それぞれの特徴を見ておきましょう。
| 査定方法 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 机上査定 | 過去の取引データや周辺相場をもとに算出。現地訪問なしで3日程度で結果が出る | 売却相場を手早く知りたい人 |
| 訪問査定 | 担当者が現地を訪問し、建物状態・周辺環境・リフォーム状況なども加味して1週間程度で算出 | 実際に売却意思が固まっている人 |
机上査定は手軽に相場感を把握できる反面、物件の個別事情は反映されにくいため、最終的な売却価格を判断する際は訪問査定を受けるのが一般的です。
不動産一括査定のデメリット

不動産一括査定は手間が少なく魅力的なサービスですが、利用時に注意すべきデメリットもあります。
- 依頼する不動産会社の数だけ対応が必要になる
- 査定価格のとおり売却できるとは限らない
- 査定対象外のエリアがある
- 個人情報の取扱いに不安を感じる場合がある
- 物件によっては査定依頼を断られるケースがある
依頼する不動産会社の数だけ対応が必要になる
不動産一括査定では、複数社に同時に査定を依頼するため、依頼した数に応じて各社から連絡が入ります。なぜなら、不動産会社は査定に必要な追加情報を確認する必要があるからです。
依頼数が多すぎると、どの会社とどこまで話が進んでいるのか把握しにくくなり、同じ質問に何度も回答するなど対応の負担が大きくなるでしょう。そのため、まずは3社程度に絞り込み、比較検討する方法が現実的です。
何度も電話に出るのは避けたい人は、査定依頼時に連絡方法の希望も出せる場合もあるので事前に伝えておきましょう。
査定価格のとおり売却できるとは限らない
査定価格は不動産の面積や築年数、周辺環境などをもとに算出されますが、実際の売却価格は市場動向や買主の希望条件によって左右されるため、必ずしも査定価格どおりに売却できるとは限りません。
売却価格に近い価格を調べるためには、不動産会社へ直接相談し、訪問査定を受けてより詳細な情報を集める必要があります。
査定対象外のエリアがある
不動産一括査定サイトは、すべての地域に対応しているわけではありません。
提携している不動産会社の営業エリア外では、査定依頼自体ができない、または依頼できる会社が極端に少ないことがあります。
特に、以下のようなエリアでは対象外となる可能性が高くなります。
- 人口が少ないエリア
- 山間部・農村部など地価が下がっているエリア
- 近隣に不動産会社の店舗がほとんどないエリア
売却予定の不動産が対象エリアに含まれているかは、申し込み前にサイトの対応地域や提携会社一覧を確認しておくことが重要です。
もし一括査定サイトで対応不可となった場合は別の査定サイトを利用するか、地域の不動産会社へ直接問合せて査定依頼を行う方法も検討するとよいでしょう。
個人情報の取扱いに不安を感じる場合がある
不動産一括査定では、氏名・電話番号・メールアドレス・物件所在地などの個人情報を入力することが一般的です。そのため、情報管理が不十分なサイトを利用すると、意図しない営業連絡やDMが届くなどのトラブルにつながる可能性があります。
多くの一括査定サイトではプライバシーポリシーを公開していますが、情報の管理方法や第三者提供の範囲はサイトごとに異なります。
- 運営会社の所在地や会社情報が明記されているか
- 個人情報保護方針(プライバシーポリシー)が分かりやすく公開されているか
- 個人情報管理に関する第三者認証(プライバシーマーク・ISMSなど)を取得しているか
個人情報に関するリスクを軽減するためにも、利用前に上記のような項目を確認しておくと良いでしょう。
物件によっては査定依頼を断られるケースがある
すべての物件が必ず査定対象になるわけではありません。
たとえば、極端に築年数が経過した空き家や再建築不可物件、事故物件、権利関係が複雑な物件などは不動産会社が査定を断るケースがあります。
不動産一括査定サイトは、あくまで仲介会社を探す仕組みで、査定を確約するサービスではありません。情報入力・送信後に「対応不可」の旨の連絡が来るケースもある点は、事前に理解しておく必要があります。
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▶︎再建築不可物件とは?メリット・デメリットや活用方法を徹底解説
不動産一括査定は「やめとけ」って本当?よくあるトラブル事例

不動産一括査定について、Web上の一部では「やめとけ」といった意見が見られます。
しかしながら、なかにはサービスの仕組みや利用手順を理解しないまま使用した結果、連絡対応や業者選定で混乱が生じて「利用しづらい」と認識してしまっている場合もあります。
一括査定の特徴を正しく把握し、納得できるサイトを選ぶことができればトラブルを事前に回避しやすくなるでしょう。ここでは、不動産一括査定でよくあるトラブル事例を紹介します。
営業電話がかかってきた
不動産一括査定を申し込むと、数時間から数日のうちに複数社から連絡が入るのが一般的です。各社は媒介契約の獲得や査定精度向上のために追加情報を確認する必要があり、その過程で電話やメールでの連絡が発生します。
ただし、なかには以下のような過剰な営業対応を行う会社が存在することもあります。
- 夜遅い時間帯の電話
- 休日の繰り返し着信
- アポイントなしの訪問
上記のように連絡が集中すると日常生活の妨げになり、体験した人から「一括査定はやめとけ」といわれる背景の一つになっています。
申し込み時には連絡可能な時間帯、メール連絡のみ希望などを事前に伝えることで、不要な電話対応を減らすことが可能です。希望に反する連絡が続く場合は、はっきりと断る、着信拒否やメールフィルターを設定するなどの対応も有効です。
なお、ホームズでは連絡方法の希望も入力時に指定できるため、不要な連絡を避けやすい仕組みです。
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▶︎ 不動産一括査定後のしつこい電話を回避する方法は?|メール連絡のみでやり取りする方法などを解説
高額な査定結果を鵜呑みにしたしまった

「他社より高い査定価格を提示された」という理由だけで依頼先を決めてしまうのは、よくあるトラブルの1つです。
媒介契約を獲得するために、相場より高い査定価格を提示する会社もゼロではありません。市場価格より明らかに高い査定価格で売り出した場合、売却が長期化したり、最終的に大幅な値下げを迫られたりするケースも少なくありません。
「査定価格=売却価格(成約価格)」ではなく、あくまで目安の価格であることを理解し、必ず算出の根拠を確認することが重要です。
希望する不動産会社に依頼できなかった
不動産一括査定はサイトごとに提携会社が異なるため、売却を依頼したいと考えていた会社が提携対象外のケースや、地域密着型の不動産会社が登録されていないケースがあります。
その結果、希望する不動産会社へ査定依頼できないケースがあります。
また、対象エリア内の物件であっても立地条件や周辺環境、物件の特性によっては査定や売却対応を断られることもあります。
こうしたミスマッチを防ぐためにも、査定依頼前に提携不動産会社の一覧や対応エリア、取扱い物件の種類を確認しておきましょう。
悪徳業者・サイトに依頼してしまった
不動産一括査定のなかには提携不動産会社の審査が甘く、対応品質の低い業者が混在しているサイトもあります。その結果、強引な営業や不適切な契約を迫られるトラブルにつながるケースもあるでしょう。
代表的なリスクの1つが囲い込みです。囲い込みとは、不動産会社が売主と買主の双方から仲介手数料を得る両手仲介を目的に、物件情報を他社へ公開せず、自社だけで買主を探そうとする行為を指します。
囲い込みは、不動産会社にとって手数料が多くなるというメリットがあります。しかし、売主にとっては物件が広く市場に出回らず、買主の目にとまる機会が減ることで高値売却の可能性が低下するおそれがあります。
悪徳業者・サイトに依頼するリスクを避けるためには、不動産会社の過去の取引実績や口コミ、会社情報の開示状況を事前に確認することが重要です。
なお、ホームズの一括査定では独自の厳しい審査基準を通過した不動産会社のみと提携しています。運営が提携会社を定期的にチェックしているため、悪質業者と接触するリスクを抑えることができるでしょう。
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デメリットを解消できる不動産一括査定サイトの選び方

不動産一括査定のデメリットは、サイト選びによって大きく左右されます。以下のポイントを確認して、連絡過多や不動産会社とのミスマッチなどのリスクを抑えましょう。
- 対応エリアの範囲
- 提携不動産会社の数
- 提携不動産会社の質
- 対応している物件の種類
- アフターサービスや保証の有無
対応エリアの範囲
不動産一括査定サイトは、すべての地域で必ず利用できるわけではありません。特に地方や郊外では、提携不動産会社が少なく査定依頼できないケースもあります。
なお、ホームズの一括査定は全国エリアに対応しており、都市部だけでなく地方の物件でも査定依頼が可能です。多くの地域で、複数社の査定結果を比較検討できます。
提携不動産会社の数
提携不動産会社の数が少ないサイトでは、比較できる査定結果が限られ、適正価格を把握しにくくなります。
なお、ホームズでは全国約4,800社以上(2026年1月時点)の不動産会社と提携し、一度の入力で最大10社に査定依頼が可能です。
複数社の査定結果を並べて確認できるため、相場把握や会社選定を効率的に進めることができます。
提携不動産会社の質
提携不動産会社の数だけでなく、どのような会社が登録されているかも重要な判断基準です。審査基準が不明確なサイトでは、対応品質にばらつきが生じる可能性があります。
ホームズでは独自の審査基準を設け、不動産会社の情報を豊富に公開しています。
具体的には以下のような情報を事前に確認でき、依頼前に会社の雰囲気や得意分野を把握することが可能です。
- 社員画像
- 店舗内観
- 外観写真
- 資格保有者情報
- 会社の強み
- 担当者からのひとことアドバイス など
なお、提携会社は 不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC) が定める情報公開の自主規制ルールに則ったサイトとして認定されています。
対応している物件の種類
不動産一括査定サイトによっては、マンションのみ対応、土地は非対応といった制限がある場合があります。所有物件が対象外だと、査定依頼そのものができません。
ホームズの一括査定は、マンション・一戸建て・土地・投資用物件など幅広い物件種別に対応しています。一般住宅だけでなく収益物件にも対応しているため、物件タイプを問わず利用しやすいのが特徴です。
アフターサービスや保証の有無
査定後のサポート体制も、安心して利用するための重要なポイントです。サイトによっては査定結果の提示のみで、その後の相談窓口が用意されていない場合もあります。
ホームズでは、 匿名査定サービス も提供しており、個人情報を開示せずに概算相場を把握できます。また、不動産売却に関する情報コンテンツである よくわかる!不動産売却 や、相場を簡単に確認できる プライスマップ など、役立つコンテンツやツールも充実しています。
さらに、個人情報管理についてはISMS認証を取得し、ISO27001に基づいた情報セキュリティ管理を行っています。
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トラブルを回避!不動産一括査定の賢い使い方

不動産一括査定は、使い方を工夫することで連絡対応の負担や、ミスマッチといったトラブルが起こる可能性を大幅に減らせます。
ここでは、トラブルを回避するための不動産一括査定の賢い使い方を紹介します。
- 自分でもある程度の情報を収集しておく
- 連絡を希望する時間帯を事前に伝える
- 訪問査定率が高くキャンセル率が低いサイトを利用する
- 査定価格の根拠を見極める
- 所有する物件の売却を得意とする不動産会社に依頼する
自分でもある程度の情報を収集しておく
不動産会社に任せきりにせず、売却前に自分でも基本的な情報を収集しておくことが重要です。
ホームズが首都圏の売却経験者に対して実施したアンケート「 売却の際に気をつけるべき点(マンション・一戸建て) 」では、「不動産会社に任せきりにせず、自分でも情報収集する」と回答した人はマンションで31.6%、一戸建てで30.4%と上位にランクインしました。
| 順位 | 内容 | 割合 |
|---|---|---|
| 2位(マンション) | 不動産会社に任せきりにせず、自分でも情報収集する | 31.6% |
| 3位(一戸建て) | 不動産会社に任せきりにせず、自分でも情報収集する | 30.4% |
※「 首都圏の売却経験者に聞いた!目的・期間・困りごと・満足度…不動産売却に関するデータをまとめて紹介 より一部抜粋
価格の目安や売却の流れなどを把握しておくことで、提示された査定価格や売却方針の妥当性を判断しやすくなります。
結果として、高すぎる査定価格を鵜呑みにするリスクや、不利な条件での契約を防ぐことにつながるでしょう。
連絡を希望する時間帯を事前に伝える
不動産会社からの連絡を受ける際は、電話やメールなどの連絡方法や連絡してほしい時間帯を事前に伝えておくことが大切です。連絡条件を決めずに申し込むと、仕事中や外出中に電話が入ったり、いつ連絡が来るのか分からず落ち着かなかったりすることがあります。
特にメールでの連絡希望の人は、電話と比較すると連絡に気づかない確率が高くなるため、自身が余裕を持って確認できる時間帯をあらかじめ伝えましょう。
ホームズの 一括査定 では、希望する連絡時間帯を依頼者が選択できます。自分の都合に時間帯をあわせたい人にとっても利用しやすいサービスです。
訪問査定率が高くキャンセル率が低いサイトを利用する
精度の高い査定結果を知りたい人は、できるだけ訪問査定率(※1)が高いサイトを利用しましょう。
訪問査定率が高いサイトほど売却意欲の高い利用者が多く、実際の売却ステップへ進みやすいことを示す指標だといえます。キャンセル率が低いサイトを選ぶことで、査定依頼後の手戻りや時間ロスを減らせるでしょう。
なお、ホームズの訪問査定率は29.9%で、主要一括査定サイトのなかでランキング1位(2025年調査時点)を獲得しています。さらに、通電後訪問査定率は40.0%、キャンセル率(※2)は6.1%と低水準で推移しています(※3)。
※1 訪問査定率:すべての査定件数のうち、現地調査を行った精度の高い査定を実施した割合
※2 キャンセル率:ユーザーが査定を辞退した割合
※3 【2025年 一括査定サイト 訪問査定率ランキング】発表!!最もアポがとれる媒体は…?|不動産会社のミカタ
査定価格の根拠を見極める
査定結果を比較する際は、提示された金額の高さだけでなく、査定価格の根拠を確認することが重要です。
前述した売却経験者に対する調査では、「査定価格の高さだけで不動産会社を選ばない」と回答した人がマンションで23.4%、一戸建てで20.6%と上位にランクインしました。
| 順位 | 内容 | 割合 |
|---|---|---|
| 6位(マンション) | 査定価格の高さだけで不動産会社を選ばない | 23.4% |
| 7位(一戸建て) | 査定価格の高さだけで不動産会社を選ばない | 20.6% |
※「 首都圏の売却経験者に聞いた!目的・期間・困りごと・満足度…不動産売却に関するデータをまとめて紹介|LIFULL HOME'S(ホームズ) より一部抜粋
査定価格はあくまで売却想定価格の目安であり、必ずその金額で成約できるとは限りません。特に、契約獲得を優先する目的で相場より高い査定価格を提示するケースもあるため、金額の裏付け確認が不可欠です。
依頼する際には、以下のような根拠が明記されているかを確認しましょう。
- 近隣の成約事例や類似物件との単価比較
- 売却想定期間や販売戦略の提示
- 立地・築年数・管理状況など物件個別評価
- 周辺環境や市場動向の分析 など
上記のような根拠が具体的に説明されている会社ほど、実際の売却活動まで見据えた現実的な査定を行っている可能性が高いといえます。
所有する物件の売却を得意とする不動産会社に依頼する
不動産一括査定サイトを利用する際は、所有する物件の売却を得意とする不動産会社に依頼しましょう。
不動産会社には、マンション・一戸建て・土地・投資用物件など、それぞれ得意分野があります。売却予定の物件と専門分野が一致している会社に依頼することで、相場把握の精度が高まり、適切な販売戦略を立てやすくなるでしょう。
複数社の査定結果を比較する際は、過去の売却実績や得意とするエリア、担当者の提案内容などを確認することが重要です。
不動産一括査定に関するよくある質問

最後に、不動産一括査定に関するよくある質問を紹介します。
- 匿名での査定は可能ですか?
- 不動産一括査定では何社に依頼すれば良いですか?
- 不動産一括査定は危険なサービスですか?
匿名での査定は可能ですか?
結論として、匿名での査定は可能です。
匿名査定は、不動産会社に個人情報を提供せずに査定を受けられるWEBサービスです。住所や広さ、マンションであれば階数などをもとに、類似物件の売却事例を参考に査定価格が算出されます。
物件情報だけで査定依頼できるため、個人情報や電話番号を明かしたくない人に適した方法です(※査定結果の連絡ように利用サイトにはメールアドレスなどを記載する必要がある)。また、匿名査定の後で気になる会社があれば、自分から連絡して売却相談することもできます。
ただし、匿名査定は概算価格での算出となるため、現地の状態やデータ精度によってばらつきが生じ、実際に売却できる価格と差が出る可能性があります。匿名査定の利用は、売却を初めて検討する際の参考材料として活用しましょう。
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不動産一括査定では何社に依頼すれば良いですか?
不動産一括査定では、机上査定を依頼する段階で3〜5社程度に依頼し、比較検討しながら本格的な売却段階である訪問査定で、1〜2社に絞り込む方法が効果的です。
ホームズが不動産売却に成功した人に対して独自に実施したアンケート調査「何社に査定依頼した?」では、2~3社に査定依頼した割合が38.6%と最も多く、次いで1社のみが29.1%、4~5社は14.9%でした。

まずは複数社に査定依頼して相場を把握し、その後、訪問査定や売却提案の内容を比較して依頼先を絞り込むことで、価格比較と会社選定のバランスが取りやすくなるでしょう。
不動産一括査定は危険なサービスですか?
不動産一括査定は、複数社にまとめて査定依頼できる仕組みとして広く利用されています。 基本的には安全に活用できるサービスで、多くの一括査定サイトでは提携会社の登録審査や個人情報の管理方針を整備したうえで運営されています。
一方、仕組みを十分に理解しないまま利用すると連絡対応の負担が増えたり、提示された高い査定価格をそのまま信じて売却活動が長期化したりするケースがあります。これらはサービス自体の危険性というよりも、利用方法によって生じる課題といえます。
安心して活用するためには、事前にサイトの提携会社や対応エリア、個人情報の管理体制などを確認し、査定価格の根拠を比較しながら判断することが重要です。
不動産一括査定のデメリットやトラブル事例を把握して有効活用しよう
不動産一括査定は、複数社の査定結果を比較できる便利なサービスですが、連絡対応の負担や高額査定の誤認、業者選定のミスマッチといったデメリットやトラブルが起こる可能性もあります。
仕組みを理解し、サイト選びや査定結果の見極め方、連絡管理の工夫などを意識することで、一括査定を利用する際のリスクは十分に回避可能です。
複数社を比較しながら安心して売却準備を進めたい場合は、提携会社情報の公開やサポート体制が整ったホームズの 不動産一括査定 の活用をご検討ください。
全国4,800社以上(2026年1月時点)の提携会社のなかから同時査定依頼ができるため、納得のいく依頼先を見つけられるでしょう。
初回公開日:2022年9月2日