どんな時に荷物の一時預かりサービスを利用するか

荷物の一時預かりサービスは、引越しだけでなく、色々な事情で自宅に荷物を置けないなどの場合にとても重宝するサービスです。
たとえば、一戸建ての建替え中や大がかりなリフォーム中で仮住まいに荷物が入りきらない、借家から借家に引越す際にタイミングが合わず転居先の住人が引越すまで荷物を預けるなどの際に利用することができます。

 

その他、新居に設置できない大型家具の一時保管場所として“とりあえず預ける”というケースもあります。

 

一時的に荷物の置き場がない場合どうしていますか？

 

荷物の一時預かりサービスを提供しているのは、主に引越し会社とトランクルームです。以前までは、転居などで荷物を一時的に預けるといえば、トランクルームが主流でしたが、引越し会社の荷物の一時預かりサービスが始まり、預け先の選択肢が広がりました。それでは、引越し会社とトランクルームのサービス内容の違いについてみていきましょう。

引越し会社の荷物一時預かりサービスの特徴

引越し会社によっては、新築やリフォームの場合に限り荷物一時預かりサービスの利用ができるという条件のところもあるため、それ以外の利用の場合には事前に確認が必要です。
なお、通常の引越し・新居の退去待ちといった場合でも、オプションとして荷物預かりを受け入れている会社もあります。

料金

一般的には保管期間に応じて保管料がかかりますが、1ヶ月未満など短期間の場合は追加料金のみ、あるいは無料という会社もあります。荷物の量や入庫・出庫にかかる搬送作業費、仮住まいまでの距離などによっても増減します。

 

会社によってサービス内容が異なるので確認してください

保管期間

1ヶ月から数ヶ月、最長で半年程度の場合が多いようです。追加料金は、荷物の量やトランクルームの大きさによって発生します。

保管場所

引越し会社によって自社が所有しているトランクルームか、提携先を紹介される場合かに分かれます。どちらも保管料・配送料が発生しますが、自社でトランクルームを所有している会社の方が安い場合が多いです。

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引越し会社に荷物を預けるメリット・デメリット

引越し会社に荷物を預けるメリット

引越し会社を利用するメリットは、引越し作業と並行して引き取りから保管・配送までしてくれる点です。見積もり依頼をし、荷造りを済ませたら後は荷物の搬出から搬入まで引越し会社に任せることができます。保管も荷物が傷つかないように梱包した状態でしてくれるので、自分で運ぶより安心です。

 

保管期間が数日程度の場合は、交渉次第では引越し料金内で預かってもらえることもあります。

 

依頼予定の会社が荷物を預かってくれるか確認してみましょう

引越し会社に荷物を預けるデメリット

荷物ならなんでも預かってもらえるという訳ではなく、温度や湿度によって傷む可能性のある物品は預かりを断られることがあります。引越し会社によっては預かる期間により保管場所が異なるため、物品によって適切な管理ができないためです。たとえば毛皮製品・美術品・工芸品など、扱いに配慮が必要なものなどは、断られる可能性が高くなります。

 

また、荷物の出し入れが自由にできない場合が多いので、頻繁に使うものは預けないようにして、しばらく保管して問題ないものを選んで預ける必要があります。

トランクルームの特徴

トランクルームの運営会社は、“荷物を預かること”を目的とする倉庫業者と、“荷物を置く場所を貸すこと”を目的とする不動産会社の2つ。
サービス内容は運営会社によってさまざまなので、トランクルームを決める際は、預ける荷物の種類や期間によって上手く使い分けることが大切です。

料金

室内型は空調設備やセキュリティが整っている場合が多いため、室外型よりも料金が高いところが多いようです。
室内型でも、駅からの距離、空調設備の有無、トランクルームのサイズによって料金に差があります。
出し入れする機会が少ない方は、不便な場所に預けても負担は少なくて済むかもしれません。

 

室内タイプと室外タイプがあります

保管期間

以前までトランクルームは、普段使わない荷物を預けることができる貸しスペースとしての利用が主だったので、長期の利用契約しかできない場合が多かったようです。しかし近年、さまざまなニーズに対応できるように、1日～、1ヶ月～など、短期の利用でも契約できるところが増えています。

保管場所

倉庫業者が営む室内の「トランクルーム」と、不動産会社が営む建物の一角に設置されている「レンタル収納スペース」、室外型の「屋外コンテナ」の3種類に分かれます。

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トランクルームのメリット・デメリット

トランクルームのメリット

トランクルームは室内と室外があり、預ける物によって使い分けることができます。特に倉庫業者が営むトランクルームは荷物の保管義務があるので、セキュリティ体制が整っており安心でしょう。空調設備が整っている室内のトランクルームなら、引越し会社で断られてしまったデリケートな物品も保管できる場合が多いです。
また、新築やリフォーム以外での転居で引越し会社に荷物の預かりを断られた場合でも、トランクルームなら空きさえあれば対応できます。

 

荷物の出し入れは、営業時間内であれば無料ででき、24時間営業の所もあるため、保管中に荷物を何度も出し入れする予定がある方にもおすすめです。

 

取り出しに行くか、何を預けるかによって預け先を考えましょう

トランクルームのデメリット

荷物を長期間預ける場合に便利なトランクルームですが、引越し会社とはちがい、自力でトランクルームを探して申込・搬入・搬出まで行う必要があります。荷物の種類や保管期間、料金など、引越し会社のサービスと比べてトランクルームとどちらが自分に合っているか、見積もりサービスなどを使ってよく検討してみましょう。

 

利用料金は、部屋の賃料と同じように広さや、トランクルームのある地域によって相場が変わります。同じ広さ・設備環境でトランクルームを借りた場合でも、東京と大阪では数万円も差が出ることもあるため注意が必要。利用する際は、引越し先周辺のトランクルームの相場を事前に確認しましょう。

 

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