キャンペーンの登録は9月30日まで

「みんなでいっしょに自然の電気」の第2回キャンペーン申し込みは2020年9月30日まで。出典:東京都環境局ホームページ「みんなでいっしょに自然の電気」の第2回キャンペーン申し込みは2020年9月30日まで。出典:東京都環境局ホームページ

2020年3月以降、在宅勤務や時差出勤が推奨されている。自宅で過ごす時間が増えるなか、電気料金が気になる、できれば節約したい…と思っている人も多いだろう。

東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、相模原市の5都市県が連携し、太陽光や風力などでつくられる自然の電気を、多くの人が参加するほど安く共同購入できる「みんなでいっしょに自然の電気」キャンペーンを実施している。

東京都は、2050年にCO2排出実質ゼロに貢献する「ゼロエミッション東京」を実現することを宣言。また、2016年策定の「2020年に向けた実行プラン」で、再生可能エネルギーの導入拡大に向けて、都内の再生可能エネルギーによる電力利用割合を、2030年までに30%程度に高めるという目標を掲げている。東京都はその一環として市民の再エネ利用を促進・再エネ電力の購入を促す、国内初のモデル事業(再生可能エネルギーグループ購入促進事業)を実施している。

キャンペーンの受け付けは2020年7月31日から開始し、9月30日まで。参加登録をしても、契約切り替えの義務はない。

対象は首都圏。昨年度は世帯平均で年間8,000円の節約に

対象地域は東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、静岡県(富士川より東)。離島は新電力の供給範囲ではないため対象地域外となる。家庭以外にも、従量電灯B・Cの契約をしている小規模オフィスや商店なども参加可能だ。

電気を安く購入できる理由は、スケールメリットとオークションの2つだ。キャンペーンの参加登録者が多ければ多いほど、スケールメリットによって電力会社への価格交渉の力が強くなり、価格が下がる可能性がある。電力会社にとっても、希望者が集まるグループ購入は広告宣伝費をかけずに契約者を増やす機会となり営業費用を削減できる点がメリットとなる。

9月30日までのキャンペーン登録期間終了後、キャンペーン事務局であるアイチューザー株式会社がオークションを実施。一番安い料金メニューを提示した電力会社が落札することとなる。なお、オークションに参加する電力会社は事前選考により選ばれる。電力会社の財務能力、再生可能エネルギー電気の調達能力、多くの切り替え件数に対応できる能力などを基に精査される。オークションでは再生可能エネルギーの割合が30%と、100%それぞれ1社が選定される。

なお、事務局試算によれば、2019年度に実施された1回目のキャンペーンでは、約4,300世帯からの登録があり、そのうち約940世帯が実際に再エネ電気プランに切り替えており、参加登録世帯は平均で年間8,000円節約できたいう。ただし、再生可能エネルギーの割合が100%のメニューを選択した場合は、一般家庭の標準的な価格より割高になることがあるので注意。また、オール電化など時間帯別料金メニューを契約している場合は、安くならない可能性が高いそうだ。

「みんなでいっしょに自然の電気」第2回キャンペーンチラシ 出典:東京都庁ホームページ<br>https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/07/17/documents/04.pdf「みんなでいっしょに自然の電気」第2回キャンペーンチラシ 出典:東京都庁ホームページ
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/07/17/documents/04.pdf

切り替えの判断は2020年11月3日まで

キャンペーンの流れを確認してみよう。まず、キャンペーン参加登録を希望する人は、手元に検針票を用意し、2020年9月30日までにHPから参加登録をする。検針票がない場合も世帯人数を入力することで参加登録は可能。だが、見積もり金額が不正確になる可能性があるため、後ほど詳細を追加登録することをおすすめする。

10月上旬に見積もりがキャンペーン事務局から届く。その際、オークションで決定した事業者名と、一般的な電気代として東京電力従量電灯BやCと比較ができる見積もりが提示される。自然の電気30%メニューと100%メニューも比較することができる。現在の電気代と、事前見積もりを比較して切り替えるかどうかの判断をする。契約期間は、通常1年程度となる予定だが、WEB上の見積もりで、電気料金を含む電力供給条件の説明が提示されるのでそれを確認しよう。切り替えの判断は11月3日が期限だ。

なお、切り替えの手続きは「切り替えるか切り替えないか」を判断をするボタンが表示されるので、クリックするだけで終了となる。この後、登録情報が事務局から電力会社に通知され、切り替え先の電力会社との契約により、現在の電力会社は自動的に解約となる。

なお、現在利用している電力会社のプランに切り替えキャンペーンなどが適用されていて、契約期間が定められているなどの場合、解約違約金が発生する可能性があるので、契約内容を確認しておこう。

「みんなでいっしょに自然の電気」スケジュール 出典:東京都庁ホームページ<br>
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/07/17/04.html「みんなでいっしょに自然の電気」スケジュール 出典:東京都庁ホームページ
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/07/17/04.html

第3回キャンペーンは2020年冬頃開始予定

冬になればまたエアコンの使用頻度が上がり、電気代が気になる季節がやってくる。まだ電力の切り替えを実施したことがない人は、この機会に電気料金について調べておきたい冬になればまたエアコンの使用頻度が上がり、電気代が気になる季節がやってくる。まだ電力の切り替えを実施したことがない人は、この機会に電気料金について調べておきたい

東京都によれば、全世帯の71%が電力会社や電力メニューを切り替えた経験がないという。電気を切り替えなかった世帯の理由は、「あまり価格が安くならなそう」47.2%、「比較するのが面倒くさい」29.1%と、価格や手間がネックになっているようだ。(東京都内10,000人に対するアンケート結果 2018年 みんなでいっしょに自然の電気、オンライン説明会動画より)

今回、9月30日までの参加登録に間に合わないという人も、次回のキャンペーンは2020年冬頃を予定しているそうなので、また情報をチェックしてみるといいだろう。

「みんなでいっしょに自然の電気」キャンペーン特設サイト
https://group-buy.metro.tokyo.lg.jp/energy/shutoken/home

2020年 09月18日 14時27分