帰って寝るだけではなく仕事や趣味をより充実させるために

単身世帯は増加している単身世帯は増加している

単身世帯(ひとり暮らし)は年々増加傾向にあり、今や全世帯の25%を超える。その中でも社会人のひとり暮らしにおける住まい選びは、学生のひとり暮らしとは違ったポイントが必要となる。

厚生労働省の調査によれば、昭和50年に18.0%だった単身世帯の割合は、平成22年には25.5%まで増加した。今後もこの傾向は続くだろう。この背景としては、晩婚化が進み、就職後に独身のまま働き続ける社会人が増えていることもある。いつ結婚するかは個人のライフスタイル次第であるが、独身でひとり暮らしをする期間が長くなるのであれば、住まい選びにもある程度気を遣いたいものだ。また、学生時代からひとり暮らしを経験されている方も多いだろうが、社会人になると住まい選びのポイントも変わってくるものだ。社会人になると毎日定時に出勤しなければならないし、残業や接待で夜遅くなることもしばしばあり、「自宅での休息と健康維持」が重要である。また、社会人になったらゴルフやアウトドアなど、新たな趣味を始めることもあり、プライベートを充実させる空間としても自宅が重要となる。単に「帰って寝るだけ」の住まいではなく、日々の仕事や趣味をより充実させるための、「大人のひとり暮らし」を実現させるために、以下のようなポイントに気をつけてみてはいかがだろうか。

大人のひとり暮らしは食寝分離が基本

食べるスペースと寝るスペースは分けよう食べるスペースと寝るスペースは分けよう

ひとり暮らしだと、食事をする、寝る、ネットをするなど、全ての行動を1つの場所で行いがちとなるが、食事をするスペースと寝るスペースを分けることをオススメする。食事と寝る場所が一緒だと不衛生になりがちだし、食事・睡眠のそれぞれが中途半端になりやすい。
間取りはワンルームや1Kではなく、1DKや1LDKなど食事と寛ぐためのスペースがゆったりととれるものが良い。
健康を維持するためには、日々の食事が非常に大事である。ひとり暮らしだと外食が多くなりがちではあるが、自炊をして必要な栄養をとることも大事である。そのためには、ある程度機能性があるキッチンを選びたい。例えば1口しかコンロが無かったりすると、料理をすることが億劫になってしまうので、2口以上はあるかチェックしておく。キッチン自体の広さはそれほど必要ないが、冷蔵庫や食器棚を置く余裕があるかどうか、ダイニングとのつながりはどうかという点もチェックしておきたい。
食事をするスペースや寛ぐスペースにも気を配りたい。少なくとも小さなダイニングテーブルが置けるくらいの余裕は欲しい。欲を言えば、2人がけくらいのソファが置けるとゆったりとテレビを観ることができる。

ひとり暮らしは自由に決められるのがメリット

ほっとできる空間も欲しいほっとできる空間も欲しい

設備の面では、トイレとバスは分かれているタイプが最近は人気だが、洗面スペースの使いやすさも重要だ。歯磨きをしたり身支度したりするのに十分なスペースがあるかチェックしよう。
間取りの細かい点については、玄関から部屋が丸見えになっているとドアを開けたときに中が丸見えなのが特に女性には良くない。冬場には部屋に冷たい空気が入り込みやすいのでドアで仕切られていると良いだろう。気になる収納はたっぷりとあると良いが、どれくらい必要かはそれぞれのライフスタイルによって異なるだろう。衣装持ちの人は要チェックだ。さらに、家にいる時間を気持ち良く過ごすために陽当たりや通風が大切である。DKタイプの間取りの場合はDK部分の陽当たりが良くないことも多いので注意したい。休日に洗濯を干す場所としてバルコニーも広めにとってあると、観葉植物を楽しんだりすることができる。

こういったチェックポイントを全て満たす物件を探すのは難しいが、どれを優先させるかを自分ひとりの判断で決められるのがひとり暮らしのメリットである。一日の中で自分が本当に楽しい、ほっとするような時間をより良く過ごせる物件を選んで、プライベートも充実させてはどうだろうか。

2013年 10月08日 09時49分