郊外ではなく名古屋駅前で、住まいの情報収集ができるのが画期的!

▲名古屋駅から地下通路で繋がる、アクセス抜群の「大名古屋ビルヂング」▲名古屋駅から地下通路で繋がる、アクセス抜群の「大名古屋ビルヂング」

住宅展示場や住宅設備のショールームは郊外に多く、東海エリアでは車で巡って情報を集めるスタイルが主流といえる。でもターミナル駅の前にショールームが集約されていたら? 家づくりはもっとスムーズになりそうだ。

2016年3月9日にグランドオープンする「大名古屋ビルヂング」には、そんな画期的な“住まいのショールームフロア”が誕生する。

■10~11階 「ハウジング・デザイン・センター(HDC名古屋)」 3月9日オープン
■12~13階 「TOTO DAIKEN YKK AP 名古屋コラボ―レションショールーム」 3月19日オープン

各々の住宅関連会社が独自にショールームを並べるのではなく、2つの運営会社が総合的に運営するのが特徴。料理教室やワークショップなどのイベントも順次予定され、“家づくりはまだ先”と思っている人にとっても楽しめる空間となりそうだ。今回はひと足お先に、フロアの見どころや活用法について、各社の担当者に取材した。

神戸・大阪に続いて誕生。『ハウジング・デザイン・センター(HDC名古屋)』とは?

「大名古屋ビルヂング」の10~11階を占めるのが『ハウジング・デザイン・センター(HDC名古屋)』。新築・リフォーム・不動産、キッチン・建材・インテリアなど37のショールームが集結する。

HDCは、1994年に「HDC神戸」をオープンして以来、神戸で22年、大阪で3年の実績を誇る。
「JR神戸駅前にあるHDC神戸は、ビル1棟に住まい関連のショールームが約60社そろっているので、1カ所で比較検討ができるのが特徴です。個人の来館はもちろん、工務店や建築士の方と一緒に巡る方が多いですね。家具・カーテン・輸入食器のお店もあり、インテリアの模様替えや、最近ではリフォームを考える方の来場が増えています」
(エー・ビー・シー開発 HDC営業部 有末実佳さん)

では、東海エリア初展開となる『HDC名古屋』には、どんなショールームが出店するのだろうか? その特色は、大きく4つ。 
■新築・リフォーム・不動産(仲介や売買)の14ショールームがそろい、好きなテイストの家づくりを比較・イメージできる。
■キッチン・インテリア建材は6ショールームあり、最新水まわり機器や床・ドアなどのインテリア建材を体感できる。
■家具・インテリアの7ショールームが出展。チーク家具専門店、一枚板家具専門店、オーダーメイド枕といった個性的なショールームがそろう。
■住宅部材やサービスを集めた14のショーケースがずらり。珪藻土、網戸、塗る金属、小屋といったニッチな情報を集められる。

「新築・リフォームを手掛けるハウスメーカーや工務店が多いのが、名古屋の特徴です。打合せカウンターを置くだけではなく、モデルルームやカフェ風のショールームもあり、のぞいてみるだけでも楽しいお店づくりがなされています」
(エー・ビー・シー開発 HDC営業部 岸本安生さん)

お店を回遊しやすいように2フロアを階段で繋げ、廊下幅を広げているのもポイント。ウインドウショッピングのように、気軽に情報収集ができそうだ。

▲HDC神戸に出店している家具やカーテン専門店3店が名古屋初上陸(写真はスキャンティーク)▲HDC神戸に出店している家具やカーテン専門店3店が名古屋初上陸(写真はスキャンティーク)

『HDC名古屋』は“暮らしをちょっと楽しくする”イベントやコンテンツを提供

▲来場者プレゼントやイベントのアイデアを熱く語ってくれた、エー・ビー・シー開発 HDC営業部の有末実佳さんと岸本安生さん▲来場者プレゼントやイベントのアイデアを熱く語ってくれた、エー・ビー・シー開発 HDC営業部の有末実佳さんと岸本安生さん

HDC神戸や大阪では、仕事帰りのOLを対象にした「美人塾」や親子向けワークショップ、館内ラリー、マルシェといった個性豊かなオリジナルイベントを仕掛けて、集客に繋げてきた。『HDC名古屋』でも、関西で評判だったイベントや講師によるコンテンツを活用し、さまざまなイベントを計画している。

「キッチンのあるイベントスペース『C terrace(シーテラス)』で、3月19日~21日に関西の“うまいもん”を集めた『食のマルシェ』を開催。ゴールデンウイークには、関西で人気のペーパークラフト作家による『ゆかいな紙の昆虫たち展』を行います。ちょっと面白いのが、OLさんのランチタイムに料理~食事ができるミニ料理教室。“作って・食べて・30分”なので、ランチ代わりになりますよ」(有末さん)

とくに大名古屋ビルヂングは、地下1~5階の「Shops & Restaurants」フロアと住のショールームフロアが離れているため、このようなイベントがビル来場者の回遊につながりそうだ。

また『HDC名古屋』内を巡るイベントとして、オープニングフェア(3月9日~5月8日)期間に「各ショールームでデコ弁やトーストのレシピを集めると台帳がもらえて、レシピブックが完成」という回遊ラリーを実施する。館内ラリーというと子ども向けの印象が強いが、大人の女性の心をくすぐるアイデアはさすが。ショールームはちょっと入りづらい…そんな心のハードルを下げてくれる仕掛けに注目したい。

『TOTO DAIKEN YKK AP 名古屋コラボレーションショールーム』はリフォームにも注力

続いて「大名古屋ビルヂング」の13階には、3月19日『TOTO DAIKEN YKK AP名古屋コラボレーションショールーム』が登場する。
TOTOの水回り設備(キッチン・浴室・洗面化粧台・トイレ)、DAIKENの内装仕上げ材(床、室内ドア、システム収納)、YKK APのエクステリア(窓・サッシ・玄関ドア)という、今までカタログで選ぶことが多かった設備や建材を、見て触れて選べるのがうれしい。

「住宅の多部位を取り扱う業界トップの3社が協力して、ご提案するショールームです。3社は共通で『グリーンリモデル』という、健康配慮・長もち住宅・CO2削減という3つの視点を持ったリモデル(リフォーム)に取り組んでいます。とくにリフォームにご興味のある方にとって活用しやすい場所になると思います」(TOTO名古屋ショールーム 秋庭智夫さん)

さて3社が並ぶショールーム、どのように見学すればいいのだろうか?
「13階の総合受付の前に、3社合同のモデルルームを用意しました。暮らしの雰囲気を感じながら、各社の商品に見て触れていただくことができます。
モデルルーム内には技術訴求コーナーもあり、TOTOは節水トイレの水量の違い、DAIKENは建材の調湿力、YKK APは窓断熱の威力を、実験しながら確かめることができますよ」
ふらりと訪れた方は、まずこのモデルルームを眺めると、最新商品の知識を入手できる。

じっくりと商品を吟味したい方は、同フロアにある各社のゾーンへ。自由に見学してもOKだが、スタッフの案内や相談を求める方は事前予約がおすすめだ。
「13階という“空中”の立地を生かし、3社ともに商品展示をビルの内側にして、打合せスペースを窓側に配置しています。名古屋の絶景を眺めながら、開放的な気分でご相談いただけると思います」

▲13階がメインのショールームとなり、12階はイベント時に利用するスペースに(イメージ)▲13階がメインのショールームとなり、12階はイベント時に利用するスペースに(イメージ)

建て替え後も存在感を放ち続ける、新生「大名古屋ビルヂング」

▼「新ショールームでは、週末にキッチンで実演も予定しています」と話すTOTOの秋庭智夫さん(撮影/伏見ショールーム)▼「新ショールームでは、週末にキッチンで実演も予定しています」と話すTOTOの秋庭智夫さん(撮影/伏見ショールーム)

約50年前に“東洋一のビル”として名を馳せた「大名古屋ビルヂング」。今回の建て替え後も、その知名度を生かしたテナント誘致や名古屋初となるレストラン・ファッションの出店が注目を集めており、ますます存在感を高めていくに違いない。

これまで名古屋・伏見という都心にあったTOTO名古屋ショールームも、この『TOTO DAIKEN YKK AP名古屋コラボレーションショールーム』に集約するという。

「伏見のショールームよりもスペースが拡大した分、近年インテリアとしての価値が高まっている『キッチン』に力を入れていきます。14のキッチンはすべて壁材や床材までコーディネートして展示するので、より参考にしていただきやすいと思います」(秋庭さん)
インテリアの楽しみも増えるとあり「ぜひご期待ください」と秋庭さんは力強く語ってくれた。

------------------------------------------
他エリアの実績を引っ提げ、満を持して「大名古屋ビルヂング」に登場する「住のショールームフロア」。住まいや暮らしの未来について楽しく気軽に考えられる“空中展示場”が、東海の家づくりの追い風になることを期待したい。

2016年 03月01日 11時08分