中央グリーン開発、「モビリティ収納空間」の構築優先をコンセプトに分譲住宅を提案

ポラスグループの中央グリーン開発(埼玉県越谷市、戒能隆洋社長)は4月20日、同社が埼玉県越谷市で開発・販売している分譲地「BASE88@越谷」(全6棟)の記者見学会を開催した。「BASE88」シリーズとしては第7弾となる物件だ。同シリーズは自転車、ベビーカー、三輪車などのモビリティスペースの在り方を見つめ直し、建物と外構を融合させた「モビリティ収納空間」の構築を最優先課題として取り組むことをコンセプトとしている。これまで外構の余剰スペースに追いやられがちであった駐輪場所を建物と一体化したデザインによって設計し、新たな自転車置き場を創出したものだ。

【今回ピックアップするニュース】
中央グリーン開発、越谷で6棟分譲を販売=「モビリティ収納空間」の構築優先(住宅産業新聞)

モビリティ収納空間を重視した分譲地モビリティ収納空間を重視した分譲地

昨今では自転車が高価な乗り物になっており、子どもが小さいうちは電動アシスト自転車を使い、小学校、中学校に入学すると、子どもがクロスバイクに乗るようになることもある。ベビーカーについても、家の中に持って入るには段差があって一苦労というのもよくある話だろう。
同社は「住宅前に自転車が雑然と並ぶことで街並みの景観を損ねる」「自転車の盗難は住宅地で多く発生しているため、安全に保管できる環境の整備が重要」ということから、「定位置をつくることで、いつでも使いやすく収納する」と考え、建物と外構を融合させた「モビリティ収納空間」の構築を同シリーズの最優先課題として取り組んでいる。
そういった取り組みが評価されたこともあって、ホームページの閲覧数は周辺現場の約3倍に上っており、「注文住宅検討者から、デザインや仕様の参考として問合せがあった」ことや「モビリティファーストの考え方に共感し、他県の同業他社が視察に来るケースもあった」という。
住宅メーカーとして、住まい手がどういった問題や課題を抱えているか分析し、このようにちょっとした工夫を加えることが、差別化につながるのではないだろうか。

荒 潔の一戸建てニュースピックアップについて

住宅産業新聞記者の荒 潔氏が、一戸建ての業界に関わる方なら知っておくべきという観点でニュースを厳選し、豊富な経験に基づくコメントとともに伝えるコーナー。業界関係者はもちろん、一戸建てを探す人にとっても、重要な動きを理解できるほか、新たな視点を得ることができるはずだ。