
家を売却する場合、多くの人にとって最も気になるのが、「いくらで売れるのか」でしょう。
一般的に家の価値は、築年数が経過するごとに下がっていきます。特に、木造の一戸建ては築22年を過ぎると税務上、建物の価値がほぼゼロとされています。そのため一般的には、売却を検討している場合、できるだけ早めに行動することが大切です。
この記事では、3,000万円で購入した家が築年数ごとにいくらで売れるのか、具体的な数値を挙げながら解説します。売却相場の調べ方や、少しでも高く売るためのコツも紹介するので、家の売却を検討している人は、参考にしてください。
この記事で分かること
- 【築年数別】3,000万円で買った家の価値
- 3,000万円で買った家の売却相場の調べ方
- 3,000万円で買ったときより高く売れる家の特徴
- 3,000万円で買った家を少しでも高く売るコツ
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もくじ
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【築年数別】3,000万円で買った家はいくらで売れる?

ここでは、3,000万円で買った家がいくらで売れるのか、築年数別の目安を以下の順に解説します。なお、内訳としては建物価格2,000万円、土地価格1,000万円と仮定して考えていきます。
- 1年後〜5年後の価値
- 10年後の価値
- 15年後の価値
- 20年後の価値
- 30年後の価値
- 40年後の価値
また、ここで紹介する価値(価格相場)はあくまで平均値となります。実際は立地条件や物件の状態などによって価格が変動することもあるため、参考程度にしてください。
1年後〜5年後の価値
築年数がおおよそ1〜5年経過した家の価値の目安は、以下のとおりです。
| 築年数 | 一戸建て(木造)の売却価格 | マンション(RC造)の売却価格 |
| 築1年 | 2,900万円(約97%) | 2,940万円(約98%) |
| 築3年 | 2,700万円(約90%) | 2,820万円(約94%) |
| 築5年 | 2,500万円(約83%) | 2,700万円(約90%) |
新築から5年以内は「築浅」と呼ばれ、最も高値で売却できる時期です。一戸建ては築5年で購入時の約83%、マンションは約90%の価格を維持できると考えられます。
一戸建ての場合、建物価格は年間で約100万円ずつ減少し、築5年で約1,500万円(新築時2,000万円の75%)まで下がります。土地価格1,000万円を加えると、売却価格は約2,500万円となります。築浅でも建物の減価は着実に進むため、売却を検討しているなら早めの行動が重要です。
一方、マンションは建物の減価が緩やかで、築5年でも約90%を維持できます。
ただし近年、首都圏を中心にマンション価格が上昇傾向にあるため、立地条件が良好な物件であれば、購入時と同程度、場合によってはそれ以上の価格で売却できるケースもあるでしょう。
設備も新しく、リフォームの必要がないため、購入希望者からの人気も高い時期です。
10年後の価値
築年数がおおよそ10年経過した家の価値の目安は、以下のとおりです。
| 築年数 | 一戸建て(木造)の売却価格 | マンション(RC造)の売却価格 |
| 築10年 | 1,900万円(約63%) | 2,400万円(約80%) |
築10年は、家の売却を検討する人が増える時期です。住宅ローンの返済がある程度進み、ライフスタイルの変化にあわせて住み替えを考える人も多くなります。
一戸建ての建物価格は、築10年で新築時の約50%まで下落します。建物価格が約900万円(新築時2,000万円の45%)となり、土地価格1,000万円と合わせて約1,900万円が売却価格の目安です。この場合、購入時から約1,100万円(37%)も価値が下落することになります。
一方、マンションは築10年でも約80%の価値を維持できる可能性が高いでしょう。また、マンションの場合、前述した通り立地などに恵まれている場合には、高値を維持あるいは価格の上昇が期待できる場合もあります。
築10年の家は需要が高く、多少強気の価格設定でも売却できる可能性は高いと考えられます。
15年後の価値
築年数がおおよそ10年経過した家の価値の目安は、以下のとおりです。
| 築年数 | 一戸建て(木造)の売却価格 | マンション(RC造)の売却価格 |
| 築15年 | 1,500万円(約50%) | 2,100万円(約70%) |
築15年を迎えると、一戸建ての建物価値はさらに下落し、新築時の約25%程度まで減少します。建物価格が約500万円となり、土地価格と合わせて約1,500万円が売却価格の目安なります。
つまり、購入時から半額程度まで下がることになるでしょう。
この時期になると、水回り設備(キッチン・浴室・トイレ)の経年劣化が目立ち始めます。給湯器やエアコンの交換が必要になることも多く、買主はリフォーム費用を考慮して価格交渉を行うケースが増えるでしょう。
屋根や外壁の塗り替えも必要な時期であるため、メンテナンス履歴が価格に影響します。
一方、マンションは築15年でも新築時の約70%を維持できる可能性が高いと言えます。この時期のマンションも、価格と品質のバランスが良く、需要は高めです。
適切に管理されている物件であれば、築年数にかかわらず高く評価されることもあります。
20年後の価値
築年数がおおよそ20年経過した家の価値の目安は、以下のとおりです。
| 築年数 | 一戸建て(木造)の売却価格 | マンション(RC造)の売却価格 |
| 築20年 | 1,300万円(約43%) | 1,500万円(約50%) |
築20年は、一戸建てにとって大きな転換点となります。木造住宅の法定耐用年数は22年であるため、そのタイミングで税務上は建物価値がゼロになるのが一般的です。
建物価格は約300万円(新築時2,000万円の15%)まで下がり、土地価格と合わせて約1,300万円が売却価格の目安です。ただし、リフォームや適切なメンテナンスを行っている物件は、この限りではありません。
一方、マンションは築20年でも新築時の約50%を維持できる可能性が高いと考えられます。
公益財団法人 東日本不動産流通機構の『築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2024年)』によると、2024年に成約した首都圏の中古マンションの過半数(53.7%)は、築20年超の物件で、築年数が経過しても十分に売却できる市場が形成されています。
管理状態や大規模修繕の実施状況が、価格に大きく影響する時期といえるでしょう。
※参考:築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2024年)|公益財団法人 東日本不動産流通機構
30年後の価値
築年数がおおよそ30年経過した家の価値の目安は、以下のとおりです。
| 築年数 | 一戸建て(木造)の売却価格 | マンション(RC造)の売却価格 |
| 築30年 | ・建物:ほぼゼロに近い ・土地:1,000万円(約33%) |
900〜1,500万円(約30〜50%) |
築30年を迎えると、木造一戸建ての建物価値はほぼゼロとなり、売却価格は土地価格のみの約1,000万円となります。「古家付き土地」として売出されることも多く、買主は建物を解体して新築を建てることを前提に購入を検討すると考えられます。
ただし、土地価格は立地や周辺環境の変化によって上昇することもあります。再開発や新駅の開業などにより、購入時よりも土地価格が上がっているケースもあるため、現在の相場を確認することが重要です。
解体費用は、木造一戸建てで100万円〜200万円程度かかるため、売却時には買主との費用負担の交渉が必要になる可能性があります。
一方、マンションは築30年でも新築時の約30〜50%を維持できると考えられます。
ただし、価格には大きな幅があり、管理状態や立地条件によって900万円〜1,500万円程度になるでしょう。大規模修繕の履歴や修繕積立金の積立状況、管理組合の運営状態などが、買主の判断材料となります。
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40年後の価値
築年数がおおよそ40年経過した家の価値の目安は、以下のとおりです。
| 築年数 | 一戸建て(木造)の売却価格 | マンション(RC造)の売却価格 |
| 築40年 | ・建物:ほぼゼロに近い ・土地:1,000万円(約33%) |
900〜1,500万円(約30〜50%) |
築40年の木造一戸建ては、築30年の建物と同様に価値が完全にゼロとして扱われ、売却価格は土地価格のみの約1,000万円が目安となります。この築年数になると、1981年に設定された新耐震基準を満たしているかどうかが重要なポイントです。
1981年以前に建築された物件は旧耐震基準の可能性があり、住宅ローンの審査が通りにくい、住宅ローン控除が適用されないなどの制約があります。買主にとってハードルが高くなるため、価格交渉で不利になることも考えられるでしょう。
一方、マンションは築40年でも新築時の約30〜50%を維持できる場合があります。
近年、首都圏を中心にマンション価格が上昇傾向にあります。立地条件が良好で管理状態が適切な家であれば、リノベーションを前提に購入する層からの需要もあるため、底堅い価格を維持できるでしょう。
3,000万円で買った家の売却相場の調べ方

家の売却相場を調べる方法は複数あります。正確な相場を把握するためには、複数のツールを活用して総合的に判断することが大切です。
3,000万円で買った家の売却相場の主な調べ方は以下のとおりです。
- 不動産情報ライブラリ
- レインズ・マーケット・インフォメーション
- 不動産ポータルサイト
不動産情報ライブラリ
不動産情報ライブラリは、国土交通省が2024年4月から運用を開始したWebサービスです。従来の「土地総合情報システム」を大幅に機能強化したもので、主に以下のデータを確認できます。
- 不動産取引価格情報
- 地価公示
- 防災情報(ハザードマップ)
- 周辺施設情報 など
公式サイトから調べたいエリアを地図から選択するか、住所や路線・駅名から絞り込みます。過去の取引価格情報が町字単位で一覧表示されるため、同じエリアで実際にどのような価格で取引されているかを確認できます。
サービスの特徴は、売却相場を調べるだけでなく、洪水浸水想定区域や土砂災害警戒区域などの防災情報、周辺の学校や医療機関の情報なども同時に確認できる点です。
買主が重視する情報を把握することで、自分の家のアピールポイントを整理する際にも役立ちます。
※参考:不動産情報ライブラリ|国土交通省
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レインズ・マーケット・インフォメーション
レインズ・マーケット・インフォメーションは、国土交通省指定の不動産流通機構が運営する一般向けの成約価格情報検索サイトです。不動産会社専用の「レインズ」に登録された成約データを、個人情報を除外して一般公開しています。
レインズ・マーケット・インフォメーションでは、以下のような条件で絞り込み検索できるため、自分の家と似た条件の物件がいくらで売れているのかを簡単に調べることが可能です。
- 沿線
- 最寄駅
- 駅からの距離
- 価格
- 面積
- 間取り
- 築年数
- 成約時期
- 用途地域
公式サイトからマンション、または一戸建てを選択し、都道府県・地域を指定して検索します。
直近1年間の取引情報がグラフと一覧で表示され、実際に取引が成立した価格を確認することが可能です。
不動産ポータルサイトで表示される「売出し価格」は、値引き交渉を前提に高めに設定されていることが多いですが、レインズ・マーケット・インフォメーションでは実際の成約価格が分かります。そのため、より現実的な売却価格の目安を把握できるでしょう。
※参考:レインズ・マーケット・インフォメーション|全国指定流通機構連絡協議会
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不動産ポータルサイト
多くの不動産ポータルサイトでは、現在売出し中の物件価格などを一覧や地図上で確認できます。エリアや間取りなど、自分の家と似た条件の物件を検索することで、現在の市場でいくらで売出されているかを把握できます。
ただし、ポータルサイトの売出し価格は、成約価格よりも高く設定されていることが一般的です。成約価格を確認できるレインズ・マーケット・インフォメーションと併用することで、より正確な相場を把握できるでしょう。
なお、ホームズが提供しているプライスマップでは、以下の情報からマンションの参考価格や坪単価を地図上で簡単に調べることが出来ます。
- 住所
- 駅名
- マンション名
- 地域 など
会員登録の必要はなく、匿名かつ無料で依頼できます。マンションやエリアの価格相場を簡単に把握できるため、売却相場を知るには最適のツールといえるでしょう。
また、不動産ポータルサイトでは複数社に査定が依頼できる一括査定もあわせて運営しているケースが一般的です。売却を検討している人にとっては、Web上で簡単に査定依頼できるのは大きな魅力といえるでしょう。
ホームズの一括査定では、一度の入力で複数社に同時査定依頼できます。各社の強みや特徴を細かくチェックできるため、自分にとって最適な不動産会社を選びやすくなっています。
3,000万円で買ったときより高く売れる家の特徴

築年数が経過しても価値が下がりにくい家には、いくつかの共通した特徴があります。
購入時より高く売れるケースは限定的ですが、たとえば以下の条件を満たす家は相場よりも高く売却できる可能性が高くなります。
- 土地価格が建物価格より高い傾向にある
- 立地条件が良好である
- 建物の状態が良好である
- 建物の耐震性が高い
- 間取りや設備の機能性が高い
土地価格が建物価格より高い傾向にある
一戸建ての場合、土地価格の割合が高い物件は、築年数が経過しても価値が下がりにくい傾向にあります。建物の価値は築年数が経過すると下落しますが、土地価格は築年数に関係なく維持されるためです。
たとえば、極端な例ですが以下のAとBの物件を比較すると、Bのほうが築年数が経過しても高い価値を維持できます。
- A:土地価格1,000万円・建物価格2,000万円の物件
- B:土地価格2,000万円・建物価格1,000万円の物件
また、土地価格は周辺環境の変化により上昇することもあります。再開発や新駅の開業、大型商業施設の建設などがあれば、購入時よりも土地価格が上昇し、結果として購入時以上の価格で売却できるケースもあるでしょう。
立地条件が良好である
立地条件が良好な家は需要が高く、価格を維持しやすい傾向にあります。たとえば、以下のような条件がそろっていると良いでしょう。
- 駅から徒歩10分以内にある
- 周辺環境が充実している
- 教育環境が整っている
- 子育て環境が整っている
特に、駅直結や駅徒歩5分以内のマンションは、築年数が経過しても需要が高く、相場以上の価格で売却できることもあります。
2020年代に入ってからは、首都圏を中心にマンション価格が上昇傾向にあり、好立地の物件は購入時より高く売れるケースも増えています。
一戸建ての場合も、閑静な住宅街や学区の評判が良いエリアなど、居住環境の質が高い立地は人気です。土地の価値が維持されやすいため、建物価値がゼロになっても一定の売却価格を確保できるでしょう。
建物の状態が良好である
定期的なメンテナンスやリフォームを行い、建物の状態を良好に保っている家は、築年数のわりに高く売れる傾向にあります。
具体的には、以下のようなメンテナンスを継続的に行っている物件は、買主からの評価が高くなります。
- 屋根や外壁の定期的な塗装
- 水回り設備の維持管理
- シロアリ対策 など*
売却時には、過去のメンテナンス履歴やリフォーム実績を証明できる書類を用意しておくと、価格交渉で有利になることがあります。
建物の耐震性が高い
1981年6月1日以降に建築確認を受けた「新耐震基準」の建物は、旧耐震基準の建物に比べて需要が高く、価格を維持しやすい傾向にあります。
旧耐震基準では、震度5強程度の揺れでも倒壊・崩壊しないことが条件となっていました。一方、新耐震基準は震度6強〜7程度の揺れでも家が倒壊・崩壊しないことが条件です。
築40年以上の物件でも、新耐震基準を満たしているかどうかで売却価格に差が出ます。旧耐震基準の物件には以下のような制約があり、購入希望者にとってハードルが高くなるためです。
- 住宅ローンの審査が通りにくい
- 住宅ローン控除が適用されない
- 維持費が高くなりやすい など
旧耐震基準の物件の場合、耐震診断を受けて「耐震基準適合証明書」を取得したり、耐震補強工事をしたりすれば、購入希望者の不安を払拭できるでしょう。
家の売却を検討している場合、事前に耐震性能について確認しておくことをおすすめします。
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間取りや設備の機能性が高い
現代のライフスタイルに合った間取りや設備を備えた以下のような家は、築年数に関係なく需要があります。
- リモートワークに対応できる書斎スペース
- スムーズな生活動線
- 充実した収納スペース など
逆に、細かく区切られた昔ながらの間取りや使いにくい動線設計の家は、たとえ築浅でもリフォームが必要と判断され、価格が下がる要因になるでしょう。設備面では、以下のようなものがそろっている物件は需要が高く、価値を維持しやすくなります。
- システムキッチン
- 浴室乾燥機
- 床暖房
- 複層ガラス など
ただし、売却のために高額なリフォームを行っても、費用に見合った価格の上昇が得られないこともあるため、不動産会社に相談して費用対効果を見極めるようにしましょう。
3,000万円で買った家を少しでも高く売るコツ

3,000万円で買った家を少しでも高く売るためには、以下のコツを押さえておきましょう。
- 自分でもある程度の情報収集をしておく
- 余裕のあるスケジュールを立てる
- なるべく築浅のうちに売却する
- なるべく複数の不動産会社に査定を依頼する
- 高く売れやすい時期に売却する
- 内覧時の対応を工夫する
自分でもある程度の情報収集をしておく
3,000万円で買った家を少しでも高く売るには、自分でもある程度の情報収集をしておくことが重要です。
ホームズが、実際に家を高く売った人に対して独自に調査したアンケートによると、売却に満足した人の多くが事前に以下のような情報収集をしていました。
| 高く売った人 (n=665) |
高く売れなかった人 (n=267) |
||
| 1 | 売却金額の相場などの価格情報 | 33.9% | 29.0% |
| 2 | 仲介手数料などに関する情報 | 27.4% | 26.8% |
| 3 | 売却までに必要な手続き・手順 | 27.2 | 25.7% |
| 4 | 売却時にかかる税金などの費用 | 26.5% | 26.1% |
| 5 | 信頼できる不動産会社に関する情報 | 24.0% | 14.8% |
| 6 | 売却までにかかる時間 | 22.6% | 19.7% |
| 7 | 売却に適した時期・タイミング | 21.2% | 17.9% |
| 8 | 信頼できる担当者に関する情報 | 20.2% | 8.9% |
| 9 | 媒介契約に関する情報 | 19.4% | 16.8% |
| 10 | 売却時に不動産会社に伝えるべき情報・伝えなくてよい情報 | 17.8% | 13.2% |
| 11 | 日本の経済動向 | 13.4% | 8.9% |
※出典:高く売った人が不動産売却のため調べた情報は?|住まいの売却データファイル(LIFULL HOME'S)
事前に情報収集しておくことで、不動産会社から提示された査定価格が妥当かどうかを判断しやすくなります。
また、売却にかかる費用を把握しておけば、手元に残る金額を正確に見通すことが可能です。
事前の情報収集では、先述した不動産情報ライブラリやレインズ・マーケット・インフォメーション、ポータルサイトの相場データなどを活用しましょう。知識を持っておくことで、不動産会社との交渉でも対等な立場で話し合えるようになります。
余裕のあるスケジュールを立てる
家を少しでも高く売るには、売り急ぐようなことにならないために、余裕のあるスケジュールを立てることが重要です。
ホームズの同アンケート調査では、高く売れた家の売却期間は、9ヶ月〜1年未満が24.5%と最多でした。

※出典:高く売った人が不動産売却のため調べた情報は?|住まいの売却データファイル(LIFULL HOME'S)
引越し時期や資金計画に合わせて逆算し、売り急ぐことがないように売却準備を早めに始めることをおすすめします。
時間的な余裕があれば、査定価格より強気の価格設定からスタートし、反応を見ながら調整することも可能です。
なるべく築浅のうちに売却する
家の価値は、築年数の経過とともに下落していきます。木造の一戸建ては築10年で約50%、築20年で約15%まで建物価値が下がる傾向にあります。
売却を検討しているなら、築浅のうちに行動を起こすことで、より高い価格での売却が見込めるでしょう。
なるべく複数の不動産会社に査定を依頼する
不動産会社に査定を依頼する際は、なるべく複数社に依頼することが重要です。
査定価格は不動産会社によって異なります。不動産会社1社だけに査定を依頼しても、査定価格が高いかどうか判断しにくくなります。
3〜5社程度に査定を依頼することで、価格や担当者の対応などを比較検討することが可能です。
実際に、ホームズの同アンケート調査では「失敗しない売却のコツ」として、以下のような回答がありました。
北海道千歳市の2011年築のマンションを売却|46歳/女性
たくさんの会社から見積もりをとった方がいい。査定価格が全然違うから。
東京都中央区の2007年築のマンションを売却|61歳/女性
店舗によって得手不得手があるので様々な不動産会社と面談すること
大阪府藤井寺市の2015年築のマンションを売却|39歳/女性
不動産会社は1件にせず、何軒も周り納得できる会社を選ばないと長い付き合いになるので損をする
※引用:高く売った人が不動産売却のため調べた情報は?|住まいの売却データファイル(LIFULL HOME'S)
効率良く複数社に査定を依頼したい人は、ホームズの一括査定がおすすめです。ホームズの不動産一括査定は、最大10社に同時査定依頼できるサービスです。さまざまな物件種別に対応しており、日本全国のエリアで利用できます。
なお、ホームズは「2024年 一括査定サイト 訪問査定率ランキング(不動産のミカタ社調べ)」において、4年連続で訪問査定率1位を獲得しています。
高く売れやすい時期に売却する
不動産取引にはシーズンがあり、2〜3月が最も取引が活発な時期となっています。
新年度や新学期に合わせて引越しを検討する人が増えるため、この時期を狙って売却活動を進めることで、より多くの買主候補にアプローチできるでしょう。
2〜3月の売却を目指すなら、遅くとも12月頃までには売却活動を始めておくことをおすすめします。早めに不動産会社に査定を依頼し、高く売れやすい時期に売却できるように準備しておくことが重要です。
内覧時の対応を工夫する
内覧は、購入希望者に物件の魅力を直接伝えられる重要な機会です。清潔感がなく第一印象が悪いと、購入希望者の購入意欲が下がり、成約につながりにくくなってしまいます。
内覧前の準備としては、徹底的な掃除と整理整頓が効果的です。特に水回り(キッチン・浴室・トイレ)は買主がチェックしやすい場所なので、入念に清掃しましょう。 他にも、以下のような準備をしておくと良いでしょう。
- すべての部屋の照明をつけて明るくする
- 換気で臭いを取り除く
- 不要な家具や荷物を減らして広く見せる など
内覧当日は、清潔感のある服装で対応し、物件のメリットだけでなくデメリットも正直に伝えることで信頼を得られるでしょう。
購入希望者からの質問には、誠実に答えることをおすすめします。
3,000万円で買った家を売るなら適切なタイミングを見極めよう

3,000万円で購入した家の売却価格は、築年数や物件種別などによって大きく変わります。
木造一戸建ては、築22年で建物価値がほぼゼロになるのに対し、マンションは築40年程度で価格が底打ちし、新築時の約30%を維持できるでしょう。そのため、同じ3,000万円で購入した家でも、売却時期や物件の特性によって手元に残る金額は大きく異なることが分かります。
立地条件や建物の状態が良い家の場合、価値を維持しやすくなり、築年数が経過しても相場以上の価格で売却できる可能性があるでしょう。
売却を成功させるためには、事前の情報収集や複数社への査定依頼、余裕のあるスケジュール管理などが重要です。
記事執筆・監修
矢野 秀一郎(やの しゅういちろう)
不動産会社で2社勤務。1社目では時間貸駐車場の開発営業を中心に携わり、2社目では不動産売買の仲介営業や、一戸建ての分譲工事のプロジェクト、および新築・リフォーム工事の現場監督など、幅広く業務を担当。現在はフリーのライターとして不動産や金融に関する内容を中心にライティング・記事監修を実施。