「一生賃貸住宅で」を目指して。物の所有にこだわらない「さとり世代」も考慮した賃貸住宅

上/重量鉄骨造の『DEWKS GROW』の、高級感がある堂々とした外観 下/分譲マンション並みのグレード感と、約70m2という広さを確保している上/重量鉄骨造の『DEWKS GROW』の、高級感がある堂々とした外観 下/分譲マンション並みのグレード感と、約70m2という広さを確保している

賃貸住宅に住む場合、「引越しもできるのだから、色々な街に住んでみたい」と考える人がいる一方で、「お気に入りの街や部屋で長く暮らしたい」と考える人もいるだろう。仮に後者を希望する場合でも、結婚や子どもの誕生など家族構成の変化により、やむなく引越しをしなければならない場合もあるはずだ。
そんな中、「“一生賃貸”という選択」をコンセプトに掲げ、ライフステージの変化に柔軟に対応できる賃貸住宅の第1号が埼玉県越谷市に誕生したというので取材に訪れた。

「近い将来の住宅購入層のメインとなるのが、1990年前後に生まれた、いわゆる『さとり世代』と呼ばれる人達です。彼らの物の所有にこだわらないスタイルは、いずれ住宅にも波及してくると考えられます。しかし、世の中の賃貸住宅のほとんどが、分譲マンションなどと比較すると見劣りしてしまい、『一生賃貸住宅で暮らす』という選択をする人はまだまだ少数派でしょう。そこで、ファミリー層向けに“一生賃貸”をコンセプトに開発したのが『DEWKS GROW(デュークスグロウ)』です」と、商品開発に携わったポラスグランテック株式会社の鎌田さん。ポラスグランテックは、家づくり、マンションづくり、街づくりなど様々な住宅事業を展開するポラスグループの1社で、土賃貸住宅の企画、建築などを行っている。
次段落以降で、『DEWKS GROW』の特徴などを紹介しよう。

1LDKから3LDK風まで可変性のある間取りで、ライフステージの変化に対応

『DEWKS GROW』の開発では、ポラスグランテックと同じポラスグループの不動産管理会社、株式会社中央ビル管理が持つ4,000件近いデータを精査。「1LDK以上、20代・30代、2人以上世帯」の退去理由を調べたところ、1位が「住宅購入・建築」、2位が「ライフステージの変化」、3位が「好条件の物件に転居」だったという。2位と3位の合計で43%にもなり、「家族のカタチが変化することで条件が合わなくなり、転居してしまう傾向」があることを数値的に把握したという(2015年9月~2016年8月までの退去理由調査)。

そこで、結婚や出産などで家族の形が変わってもずっと住み続けられるように、空間をアレンジし、間取りの可変性を考慮して開発されたのが『DEWKS GROW』だ。その核となるのが、可動間仕切り収納。ウレタン製キャスター付きで片手でも簡単に移動でき、天井に突っ張らせることで強固に固定。震度7の耐震実験をクリアして、安全性も確保している。この可動間仕切り収納を使い、空間をライフステージに合わせて変化させることを可能とした。

「赤ちゃんが生まれたら間仕切りをすべて開けて大きなリビングの1LDKに、個室が必要な年齢になったら空間を間仕切りして2LDKに、さらに家族が増えたら可動間仕切り収納を使って3LDK風にアレンジできます。1LDKの間取りなら、リビング・ダイニングだけで約20畳、4.5畳の洋室も入れるとかなり広い空間になり、リラックスして過ごすことができます」と鎌田さん。

また、骨太の重量鉄骨造も『DEWKS GROW』の強み。地震に強いことはもちろん、遮音性が高いため、子どもが家中を走り回っても音の問題にそれほど過敏にならずに済むことも、小さな子どもを持つ親にとって嬉しいポイントだ。

左上/LDKと洋室を合わせて約24畳の広さ。ゆとりのある暮らしが楽しめる 右上/簡単に動かせる可動間仕切り収納 </br>左下/食洗器を標準仕様としたキッチン。吊り戸棚がないため開放感がある 右下/空間を仕切れば個室にできる。</br>奥は子どもの勉強にも便利なスタディカウンター。キッチンで家事をしながらでも目が届きやすい左上/LDKと洋室を合わせて約24畳の広さ。ゆとりのある暮らしが楽しめる 右上/簡単に動かせる可動間仕切り収納 
左下/食洗器を標準仕様としたキッチン。吊り戸棚がないため開放感がある 右下/空間を仕切れば個室にできる。
奥は子どもの勉強にも便利なスタディカウンター。キッチンで家事をしながらでも目が届きやすい

土間クロークなどの豊富な収納や食洗器、スタディカウンターなどの設備が標準仕様

左/共用階段室に設けた外部ストレージ。アウトドア用品や車のタイヤなど、室内にしまいにくい物の収納に便利 </br>右/寝室とリビングの両方から出入りできる2wayウォークインクローゼット。動線も考えられた便利な大型収納左/共用階段室に設けた外部ストレージ。アウトドア用品や車のタイヤなど、室内にしまいにくい物の収納に便利 
右/寝室とリビングの両方から出入りできる2wayウォークインクローゼット。動線も考えられた便利な大型収納

分譲マンションの平均収納率が8~10%程度(ポラス調べ)といわれる中、豊富な収納を備えているのも『DEWKS GROW』の特徴。ベビーカーやアウトドア用品などが楽に入る土間クローク、寝室とリビングの両方から出入りできる2wayウォークインクローゼット、さらには共用階段室に設けた高さ2m以上もある外部ストレージ(各世帯1つずつ)などを設置。外部ストレージを含めずに収納率11.67%を実現している。

「土間クロークはお子さんの自転車なども余裕で入る大きさを確保しました。キッチンには食洗器を標準で設置しているほか、賃貸では75cm幅が多い洗面化粧台も90cm幅を採用するなど、設備仕様にもこだわりました。キッチン横の赤ちゃんゲート用の壁やお絵描きに便利な黒板クロス、料理をしながらでも目が届くスタディカウンターなど、子育て世代に便利な工夫もしています」と鎌田さん。

子どもが生まれ子育てを開始した夫婦から、子どもが成長しさらに家族が増えた場合まで、必要な収納をしっかり確保した『DEWKS GROW』。ほかにも、1坪タイプの浴室、ガーデニングができるほどの広さを持つワイドバルコニー、ミニカーなどで遊んでも傷が付きにくく滑りにくい強化フローリングなど、分譲マンションを意識した設備仕様となっている。

完成前に入居者が決定。投資に不安だったオーナーも入居者も満足の一棟に

お話をうかがった、ポラスグランテック株式会社 『DEWKS GROW』開発担当の鎌田一輝さん(右)と、株式会社中央ビル管理 南越谷営業所 営業所長の吉満直紀さん(左)お話をうかがった、ポラスグランテック株式会社 『DEWKS GROW』開発担当の鎌田一輝さん(右)と、株式会社中央ビル管理 南越谷営業所 営業所長の吉満直紀さん(左)

「入居者募集を始めて、3階の部屋は3日、2階の部屋は1週間ほどで入居者様が決まりました(1階はショールームとして使用)。建物の完成前でしたが、間取りをご覧になっただけで『他にはなかなか無い物件』とお選びいただきました。完成後の内覧でも、『広い』『収納が多い』『設備が充実している』『動線も便利そう』とお喜びでしたね」と、中央ビル管理の吉満さん。
オーナーにとっては、入居者が長く暮らし、入れ替わりが少ない物件は、安定した収入が見込めるほか、頻繁な入退去がないため家賃下落を抑えるメリットもある。

共同開発を行った中央ビル管理は、現在約2万2,000戸を管理。埼玉県で最大の管理戸数を持ち(全国賃貸住宅新聞調べ)、物件の稼働率も高い。
「地域密着を大切に考え、埼玉県を中心に23店舗運営していますので、何でもお気軽にご相談ください」と吉満さん。住人にとっても、実績ある管理会社が管理を行うことは安心につながるだろう。

一口に賃貸住宅といっても、多様化するライフスタイルに合わせてハウスメーカー各社からさまざまなコンセプト住宅が開発されているので、見比べてみてはいかがだろう。個人や家族に合った商品を探し、吟味してその物件に住み続けるのも、快適な生活を送るためのひとつの選択肢といえそうだ。

■ライフステージ適合型賃貸マンション『DEWKS GROW』
https://www.polusgrandtec.jp/dewksgrow/

2019年 09月17日 11時00分