2013年~2014年の年末年始は寒さが厳しい冬に。
ふと見ると、窓に水滴が・・・。

気象庁の3カ月予報(2013年12~2014年2月※)によると、今年の冬は昨年の冬よりも平年並みか低いとの予想が発表された。昨年の冬はとても寒かったが、また今年もあの寒さがくると思うと憂鬱な気分になる。

寒さが厳しくなると私たちだけでなく、住まいにも変化が訪れる。その中でも最も顕著なのが、窓などにつく水滴、「結露」だ。この結露、何故起きるかご存じだろうか?

※気象庁3 か月予報(平成 25 年 11 月 25 日発表)の解説
 http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/pdf/pdf3/001.pdf

結露は何故発生するのか?
水とお砂糖のメカニズムと同じ!?

結露する窓結露する窓

空気は通常一定の量の水分を含んでいる。「湿気」と呼ばれるものだ。冬場は湿気が少なくカラカラの気候だが、これは温度が低いため含有する水分量が少ない。逆に温度が高いと含有する水分量が多くなる。夏場がジメジメなのはこのためだ。例えていうならば、冷たいお水にお砂糖をいれても一定量で飽和してしまい溶けずに残ってしまうが、お湯にお砂糖をいれた場合お水の時より多くの量を溶かすことができる。そう考えると分かりやすい。

冬場、室内は暖房などによって外部よりはるかに暖かい状態になっている。室内の空気は、台所で料理したり、加湿器をつけたりと、外よりもはるかに多くの水分を含んだ状態になる。この水分を多く含んだ空気が、表面温度が外部と同じくらい低い窓のそばに近づく。すると、一気に空気が冷えて含有していた水分をもてず水滴として結露する。

こうして窓などに付着するという仕組みだ。こうした温度差が結露を生む。

たかが「結露」と侮るなかれ。
結露の発生は、家の断熱化低下、カビ発生による健康被害、
そして家の老朽化・・・に。

結露が起こっているということは下記3つの問題が起こっている、またはこれから起こるということだ。
①家の断熱化の低下
②カビが発生しやすく、健康被害にもつながりかねない
③建材などがカビなどで弱まり、家の寿命が縮まる

こうしたことを防ぐためにも、「結露」が起きない状態にすることが大事だ。では、どうすれば防げるのだろうか?結露が発生したのなら毎回拭けばいいと思う人もいるだろう。一時的なケア用品もたくさんある。しかし、実際問題24時間こまめなケアは実質難しいはず。

キーポイントは「温度差」だ。先ほども述べたが、温度差を生み出さないような家作りが求められる。そしてその中でも、実に見落としがちだが、窓は家の開口部の約50%にあたる部分。家の断熱化を考える上で今回「窓」に注目したい。外見だけではない「窓」。実は家の断熱化や健康にも密接に関わってくる場所だ。しかし、新築物件を購入する場合には目が向けられない場合が多い。リフォームを考えた時にはじめて窓・サッシを意識するが、だからといって私たちはあまり窓・サッシについて知らないのが現状だ。

「窓」から考える、結露のないあたたかい家作りとは?
対策を窓メーカーに取材!

今回の連載では、結露に関して「窓」視点で行える対策を見ていきたい。日ごろ、当たり前のように思っている「窓」。しかし、窓一つによって外見のほか、住み心地も大きく変わっていく。もっと私たちは、普段あまり目を向けていない建材選びについても、自分の住まいを作るのだから意識を向けたい。

窓・サッシメーカーに「結露対策を窓から考える」をテーマに取材を実施。広報の方や担当者の方に窓と結露について色々と伺い、これからの冬に向けて行える対策を聞いてみた。次回はLIXILに、第三回目にはYKKAPに取材した様子をレポートする。

2013年 12月17日 10時15分