感謝の念と祈りが込められた日本のお正月

2016年は申年。物事が進歩発展する年だと言われている2016年は申年。物事が進歩発展する年だと言われている

農耕民族である日本人は、古(いにしえ)より自然とともに生きてきた。お正月は、「今年も豊作を…」と願う気持ちで新たな新年を迎える節目である。

天皇家では、正月、一年の一番初めに宮中祭祀(きゅうちゅう・さいし)を行う。この行事は、「四方拝(しほうはい)」と呼ばれ、数ある宮中祭祀の中でも最も重要な祭祀の一つのようだ。四方拝は、元旦の早朝に天皇がその年の属星(ぞくしょう)、天と地、四方の神々、山陵(さんりょう)(天皇陵)を拝み、年の災いを祓い、豊作を願う儀式で、飛鳥時代に始まり、現在まで続けられている。

庶民の間でも明治以降から家族でお正月の行事を行うことが多くなったようだ。宮中の「四方拝」ではないが、一般の家でも神社に初詣に行く前に、家の中の神棚に家長をはじめ家族が揃って拝礼する。おせち料理やお屠蘇、鏡餅にもそれぞれ新年を祝うそれぞれの意味が込められたもののようだ。

季節があり、自然と共に生きてきた日本人だからこそ、新年を迎えるこの時期に感謝と祈りが込められた数々の正月行事がうまれた。
新しい年を祝って、これまでお届けしたお正月にまつわる記事をまとめてみた。

皆様、
明けましておめでとうございます。
本年もHOME'S PRESSをよろしくお願いいたします!

公開日: