マンションの居住と管理の現状
国土交通省による平成25年度「マンション総合調査」(2013年度)からみたマンションの居住と管理の現状によると世帯主の年齢の60歳代・70歳代以上の割合が増加し、50歳以下の割合が減少しており、結果60歳代以上が50.1%、40歳代以下が26.8%となっておりマンションの世帯主にも高齢化がうかがわれる。さらにマンション居住者の永住意識は高まる傾向にあり、平成25年度は52.4%の区分所有者が現在居住しているマンションを終の棲家として考えている。「永く住む」ことを意識していることがわかる。
長期修繕計画を作成している管理組合の割合は増加傾向にあり、平成25年度は89.0%のマンションで長期修繕計画を作成している。また、月/戸あたりの修繕積立金の額、駐車場使用料等からの充当額を含む修繕積立金の総額は、ともに増加傾向である。計画期間25年以上の長期修繕計画に基づき修繕積立金の額を設定している割合も増加しており、平成20年度の36.6%に比べ、平成25年度では46.0%と大きく増加した。マンション管理の意識も徐々に高まっているようだ。それでもまだ約5割強のマンションが長期修繕の不安を抱えているといえる。
HOME'S PRESSでは、過去に管理組合が抱える課題と積極的にマンション管理を推進する管理組合の取り組みをとりあげてきた。
「マンションは管理を買え」の本質を振り返りたい。
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