「みんなが集まり楽しめるログがあったら面白い」。そんな話も開発のきっかけに

東急東横線「代官山」駅から徒歩7分ほどの場所にある、BESSの代官山展示場。「IMAGO」を含め7棟のモデルが展示されている。見学は10時~18時。水・木が定休日となる東急東横線「代官山」駅から徒歩7分ほどの場所にある、BESSの代官山展示場。「IMAGO」を含め7棟のモデルが展示されている。見学は10時~18時。水・木が定休日となる

今から約30年前。バブルの頃、ログハウスといえば別荘のイメージだった。ちょうど同じ頃に誕生し、ログハウスを「自宅」として認識させ普及させたのが、BESSブランドを全国展開する株式会社アールシーコア。年間1000棟ほどのログハウスなど個性豊かな木の家を手掛けるログハウス国内No.1の同社が新たにリリースしたのが、2つのタイプのLOG小屋「第三のトコロIMAGO(イマーゴ)」だ。

ログハウスによく似合う薪ストーブ。その燃料に使う薪の調達を何人ものオーナーが集まって行うなどオーナー同士のつながりが緊密なのも、BESSのオーナーの特徴だ。そのような特徴も、「IMAGO」開発のひとつのきっかけになったそう。

「機能性も大切ですが、それ以上に私たちが大切に考えている“暮らしの提案”を、それぞれのオーナーの方々が体現してくれていますね。しかも、ご家族で暮らしを楽しむだけでなく、オフ会を開催するなどオーナー同士の交流も盛んです。そんなBESSオーナーの方々はもちろん、BESS展示場に遊びに来られる方にも『自分が楽しみたい、そして人も楽しませたい』という方たちが多いのが特徴です。そんな方たちが、もっとみんなで楽しめるBESSのLOGがあったら面白いのではないかということも、『IMAGO』開発のひとつのきっかけになりました」と、株式会社アールシーコア BESS事業本部で宣伝・広報をつとめる梶浦武人さん。

ネーミングの「IMAGO」は、“imagine”の語源となったラテン語。新しい自分を“想像”して欲しいと名付けられたもので、自宅でも職場でもない、第三のトコロで自分らしい時間を過ごして欲しいという願いが込められている。

「小さな空間から広がる大きな時間」を提案するLOG小屋「IMAGO」

お話を伺った、株式会社アールシーコア BESS事業本部の梶浦武人さん。「IMAGOは代官山『BESSスクエア』をはじめ、今後続々と各拠点に出来ます。ぜひご覧ください」お話を伺った、株式会社アールシーコア BESS事業本部の梶浦武人さん。「IMAGOは代官山『BESSスクエア』をはじめ、今後続々と各拠点に出来ます。ぜひご覧ください」

外とのつながりを意識して開発された「IMAGO」。室内は約10m2とコンパクトながら、厚さ7cmのログ材を組み上げた、本物のLOGならではの堂々とした佇まい。土地形状や使い方で分けられるように2タイプを用意している。

「この商品で提案したいのは、“小さな空間から広がる大きな時間”。もちろんプライベート空間としても使えるのですが、セルフビルドができるので、仲間で集まって一緒につくるところから楽しむのもひとつの方法でしょう。例えば田舎なら広い土地もあるでしょうから、みんなでお金を出し合って自由に使えるLOG小屋として建てて利用しても面白いかもしれません」

セルフビルドできるのも「IMAGO」の特徴で、コンプリートキット一式で税込89万9,000円(2タイプ同一価格。2017年3月末まで)。主要な部材はあらかじめ必要な長さにカットされているほか、ログ壁の窓やドア、通しボルトやダボ用穴も加工済。セルフビルドに不安を感じる人は、別途料金で施工を依頼することも可能だ。
それでは「IMAGO」の2つのタイプを紹介しよう。

外部環境と一体化し、外の魅力を存分に取り込む「IMAGO-R」

2つのラインナップのうち、外へのつながりを意識したタイプが「IMAGO-R」だ。間口4.7m、奥行2.1mの長方形で、大開口サッシで庭とつながる。片流れの屋根がスタイリッシュな印象だ。外の魅力と一体化するスタイルなので、お気に入りの場所に設置するのに適している。ウッドデッキを設置したりタープを張ったりすれば、室内外がつながった気持ちいい環境をさらに満喫できるだろう。

「『IMAGO-R』は、家の中と外が大きな開口でつながる、内外の境目がゆるやかなタイプです。人が集まるなど、パブリック的な使い方をするならこちらのタイプがいいかもしれませんね。代官山展示場では、キャンプサイトにこんな小屋があったら楽しいという提案をしています」

「魅力的な環境の中で、その外部環境の価値を存分に取り入れるための受容体になる」という考え方で開発された「IMAGO-R」。</br>タープを張るなど室内外の一体感を深めれば、より一層広く自由に使うことができる「魅力的な環境の中で、その外部環境の価値を存分に取り入れるための受容体になる」という考え方で開発された「IMAGO-R」。
タープを張るなど室内外の一体感を深めれば、より一層広く自由に使うことができる

LOG小屋周辺の魅力を高める「IMAGO-A」

小屋が置かれることで、その場所全体の価値を高めるのが「IMAGO-A」。間口2.8m、奥行3.5mで、「IMAGO-R」に比べると正方形に近い形。例えば農地にこんなLOG小屋があれば、みんなで便利に使えるはず。場所や周囲の価値を高め、場の魅力をアップしてくれるLOG小屋だ。

「こちらはいわゆる小屋的な形ですので、書斎やカフェ、ガレージ的な使い方も似合います。代官山展示場では、“考古学教授のゼミ小屋”という設定で遊んでいます(笑)」

一枚壁が外壁でもあり内壁でもある、ログハウスそのままのシンプルで強固なつくりの「IMAGO」。外壁は雨風、日射などの影響を受けるため定期的なメンテナンスが必要だが、その手間すら愛着へと昇華する魅力を備えている。手をかければかけるだけ、無垢材ならではの風合い、魅力が高まるだろう。内壁はオーナーと一緒に時を重ねるにつれ、さらに味わいを増し、深みのある色に変化していく。

30年前からログハウスを手掛けてきたBESSが提案するLOG小屋「IMAGO」。自分も楽しみ、みんなも楽しめる秘密基地のような魅力を持つ「IMAGO」は、きっと親しみやすい“第三のトコロ”になるのではないだろうか。

■IMAGO
http://imago.bess.jp

■BESS
https://www.bess.jp

「場所の魅力にかかわらず、小屋が置かれることで場の活用が進み、周りの価値を高める活性体になる」という考え方で</br>開発された「IMAGO-A」。書斎などのおこもり空間に、またテイクアウト用の店舗などにも便利そうだ「場所の魅力にかかわらず、小屋が置かれることで場の活用が進み、周りの価値を高める活性体になる」という考え方で
開発された「IMAGO-A」。書斎などのおこもり空間に、またテイクアウト用の店舗などにも便利そうだ

2016年 11月07日 11時05分