100点満点の住宅は存在するのか?

インテリアセンスを磨き、居心地の良い住空間をつくること、暮らしを楽しむことで、運気も変化するインテリアセンスを磨き、居心地の良い住空間をつくること、暮らしを楽しむことで、運気も変化する

マンションや戸建てといった住まいの購入を検討するとき、風水や家相を参考にされる方もいるのではないだろうか。
書店のインテリアもしくは占いコーナーには、風水や家相に関する多くの書籍が陳列され、ネット上でもたくさんの情報を見ることができる。金運アップのための色や方位・グッズ、幸運を招くための間取りなど、実に様々な情報が山積している。
それら多くの情報を参考に、今年は厄年・天中殺だし、今年の吉方位は?、この間取りは欠けがあるなぁ、といった理由で住宅物件の検討を敬遠してはいないだろうか。確かに万人にそぐわない物件・間取りはあるけれど、万人に良い物件・間取りはないということも知っておいて欲しい。賃貸や建売住宅などのように間取りが決まっている物件において、100点満点の住まいが存在する確立は極めて低いといえる。すでに決められている間取りを、風水で何とかしようとするのは少々無理があるというわけだ。高得点の物件があるとすれば、良いとされる風水の土地探しからはじめ、世帯主の生年月日からその人にあう風水で住宅を設計する注文住宅になってくる。そうなると時間もお金も、かなり必要になるだろう。

100点満点の住まいが無いに等しいなら、どうすればいいのか。長い人生の中で訪れる厄年・天中殺のときの行動の取り方をはじめ、不動産購入の可否や引越しのタイミングと方位などそれぞの運気を上げたり、維持するために外せない風水のポイントとは、どういったものだろうか。

そこで、セミナー・講演の講師をはじめ、雑誌やラジオ番組など数々のメディアに登場する風水鑑定士の宙SORAさん(株式会社 華蓮 代表)に、様々な疑問をなげかけてみた。

そもそも「風水」「家相」とは

香港で、外国資本の銀行と中国の銀行の対立で誕生した先の尖った三角形のビル(中央奥)。風水では、尖った物の先にあるものは、精神を不安定にするとして嫌われる。外資の銀行に金融界を牛耳られないようにとった対抗策だという香港で、外国資本の銀行と中国の銀行の対立で誕生した先の尖った三角形のビル(中央奥)。風水では、尖った物の先にあるものは、精神を不安定にするとして嫌われる。外資の銀行に金融界を牛耳られないようにとった対抗策だという

世間一般に「風水」「家相」という言葉を聞いたことのない人は、ほとんどいないだろう。風水とは、もともと中国の皇帝が富と永遠の繁栄をもたらす都造り、宮殿造りのために活用したもの。これらは約2000年前に始まり、世界中に広がったもので、日本に入ってきたのは千数百年前と言われる。内容が複雑で難しかったことや中国との文化や風土の違いなどから、そのまま用いるには無理があり日本風にアレンジされ根付いたとされる。
日本では、千年の都を築いた「平安京」や260年余りの太平の世をもたらした江戸時代の「江戸城」が代表的だ。共通するのは、風水の東の青龍(川)・南の朱雀(海・河川・平野)・西の白虎(道)・北の玄武(山)を配する「四神相応」を叶えた土地に都をおいたということだ。

豊かな暮らしをサポートするインテリアコーディネートの考え方

手触りの良いソファ、品のある家具や小物、好きな音楽をBGMにして寛ぐ。ホテルで暮らしているような住空間を、住まいに取り入れてみましょう手触りの良いソファ、品のある家具や小物、好きな音楽をBGMにして寛ぐ。ホテルで暮らしているような住空間を、住まいに取り入れてみましょう

一般的に、どの方角に何色を配せば良いとか、龍の置物や水晶などのグッズを置くと良いといったことを見聞きするが、本当にそうだろうか。
その点について質問すると「色やグッズがどうこうよりも、まずマンションギャラリーのモデルルームや戸建てのモデルハウスのように、インテリアのセンスを磨きステキに暮らすことに注力して欲しい」と宙SORAさんはいう。「ホテルや自分の好きなカフェのように、センスの良い家具や食器、観葉植物や絵画などを配置し、好きなBGMをながしアロマやお香を焚いて自分の五感がワクワクするような、カッコ良い暮らしをして欲しい」という。風水の前に、まず自分が寛げる空間づくりに配慮して欲しいと微笑みながら話していた。

宙SORAさんが自宅鑑定に伺ったお家の約2割は、ステキなインテリアだという。おしゃれな人のお家には、おしゃれな人が集まりセンスの磨き合いがおこり、相乗効果でお互いに向上していくのだという。なりたい自分や自分が身をおきたい環境に近い人と接し、その人の思考や物事のとらえ方などを感じマネることで、自分自身をはじめ周囲の環境も変わっていくという。運に恵まれている人のところには、幸福な人が集まりやすいという法則がある。まさに、類は友を呼ぶのである。豊かな暮らしを叶えたいと思うなら、まず自宅のインテリアを見直すことから、始めるといいかもしれない。宙SORAさんいわく「運はうつる」ともいう、成功している人の傍にいると運が向上し、負のオーラをまとった人ばかりに囲まれて生活すると運気も下がりやすくなるという。

もう一つ絶対はずせない重要なポイントは「掃除を、こまめにすること」だそうだ。風水的にどんなに良い立地・間取りだったとしても、散らかった室内、ホコリ、汚れ、悪臭などがあると運気は下がってしまう。風水を満たす間取りを気にする前に、掃除がきちんと出来ているかどうか家の中を確認してみよう。

風水を取り入れたインテリア選びのポイントとは

木や布など、自然素材のインテリアがオススメ!温かさに包み込まれるような部屋を目指してみましょう。もちろん、整理整頓、掃除は必須です木や布など、自然素材のインテリアがオススメ!温かさに包み込まれるような部屋を目指してみましょう。もちろん、整理整頓、掃除は必須です

インテリアを考えるうえで、まずして欲しいのはテーマを決めることだ。カフェ風、リゾート風、アジア風など自分が寛げる空間をイメージし、それにあった家具を選ぶこと。大好きなテーブル、椅子、食器など自分の好きなソファやベッドに触れて楽しむこと、早く家に帰りたいと思えるような寛ぎと癒しの空間を創ることだ。
元来、風水とは自然に逆らわず「気」を活かすもの。「気に入る(きにいる)」ことは、まさに「気が入る(きがはいる)」ということなのだ。風水的にいい家具かどうかというよりも、まず自分が気に入っているかどうかが問題なのだ。ただ、金属パイプ・ガラスなど冷たい感じがする家具やプラスチック製品の物は運気が下がりやすいので、できる限り自然素材のものをススメているという。

気に入った家具を見つけたら、次はカラーコーディネートだ。コーディネートが苦手という人には、木や草のオリーブ、土や砂のブラウン・ベージュなどの大自然をイメージするアースカラーでまとめてみて欲しい。ここで気をつけたいのは、モノトーンが好きだからといって部屋をその色調でまとめてしまうことだ、モノトーンは運気が下がるのでオススメしない。病気がちな人には尚更NGだ。この場合は治癒力アップに影響を与える自然界にあるグリーン系を室内に取り入れてみよう。また黒いソファを置く場合、ひとつの例としてグリーンやオレンジ、ベージュのように温かみのある暖色系の大きなクッションを2〜3個、アクセントカラーとして入れるとお洒落になり、まとまりやすくなるので試して欲しい。

次回【未来に備える風水②】では、厄年と天中殺のときはどうすればいいのか、
運をものにするタイミングについて紹介する。

取材協力:株式会社 華蓮
http://happy-sora.com/