静岡県には何がある?

静岡県。富士山という日本一の山があるばかりか、伊豆や熱海、浜松、御殿場など豊富な観光資源を擁している県。
今回のランキングは、日本のほぼ中央に位置している静岡県について調べてみた。
静岡県に長く住んでいる人は静岡県をどう思っているのだろう。静岡県に5年以上住み続けている人たちに質問をして、静岡県の魅力を探ることにした。

静岡県に5年以上住んでいる人の静岡あれこれランキング静岡県に5年以上住んでいる人の静岡あれこれランキング

好感度は過去ランキングと比較しても高い9割近く

グラフ1:静岡県についてどう思っていますか?(n=474)グラフ1:静岡県についてどう思っていますか?(n=474)

5年以上住んでいる人が、静岡県にどの程度好感を持っているかを聞いてみた結果、「静岡県を愛している・満足している」が60.5%、「どちらかというと好き」という答えまで含めると87.6%と、非常に高い好感を持っているということが分かった。
「愛している・満足している」の数値を過去調査と比較すると、埼玉県(n=516)が43.4%、島根県(n=380)が46.3%、滋賀県(n=412)が54.4%と、それらと比較しても群を抜いて高い結果となっている。
「今すぐ出て行きたい・機会があれば他県へ住み替えたい」と思っている人は10.0%と、これもまた滋賀県の埼玉県の13.1%、島根県の14.5%と比べても低い数値を出している。(グラフ1参照)

そんな高い満足度を出した静岡県だが、5年以上住んでいる県民にどこを気に入っているのか聞いてみた。

■静岡県の気に入っているところランキング ベスト10(複数回答可最大3つまで n=474)

第1位  気候が温暖で快適 50.4%(239票)
第2位  程よく田舎で程よく都会 29.1%(138票)
第3位  お茶が美味しい 20.7%(98票)
第4位  世界遺産の富士山がある 20.3%(96票)
第5位  新幹線も通り、空港もあり、交通の便が良い 19.4%(92票)
第6位  自然が豊かで景色がきれい 18.1%(86票)
第7位  魚が美味しい 17.9%(85票)
第8位  人がおっとりとしている 15.2%(72票)
第9位  富士宮焼きそば、静岡おでん、浜松餃子、さわやかのハンバーグなど、庶民的で美味しいグルメが多い 14.3%(68票)
第10位  海も山も湖もあり、レジャーが充実している 11.8%(56票)


ランキングの1位は「気候が温暖で快適」となり、全体の50.4%と半数以上が回答にあげていた。次いで2位には「程よく田舎で程よく都会」が入った。しかし、2位でさえ1位と21.3ポイントもの差がついている。それほどまでに県民の半数以上が「気候が温暖で快適」に心を奪われていた。
また、3位までに「お茶が美味しい」、4位に「世界遺産の富士山がある」という結果になり、一般的に周囲が抱いている静岡県のイメージと静岡県民が気に入っているところは一致しているようだ。
上位3位に「富士山」が入っていないのは意外であったが、年代別でも面白い差が生まれた。50代の28.7%の人が「富士山」を気に入っていると回答している中、40代では18.9%、30代では18.1%になり、20代に至っては15.2%と、若くなるにつれ下がっていく。20代と50代を比較するとその差はなんと13.5ポイント。年代別で富士山に対する温度差を感じられる。
そんな20代が静岡県のどこを気に入っているかというと、1位2位は全体のランキングと同じだが、3位には「富士宮焼きそば、静岡おでん、浜松餃子、さわやかのハンバーグなど、庶民的で美味しいグルメが多い」がランクインしている。これは全体ランキングの中では9位の項目だ。「世界遺産の富士山がある」は7位と下がり、20代は富士山より静岡ご当地グルメを推している結果となった。

次に、「静岡県の残念なところ」を聞いてみた。

■静岡県の残念なところランキングベスト10(複数回答可最大3つまで n=474)

第1位  地震が心配 55.7%(264票)
第2位  新幹線の「のぞみ」が停車しない 35.0%(166票)
第3位  テレビのチャンネルが少ない 19.6%(93票)
第4位  物価が高い 17.5%(83票)
第5位  横に長いので通り抜けるのに時間がかかる 14.1%(67票)
第6位  アニメ放送が少ない 11.4%(54票)
第6位  JRの料金が高い 11.4%(54票)
第8位  観光地が豊富なのにアピールが足りない 10.3%(49票)
第9位  東西で文化が全然違う 8.9%(42票)
第10位  残念なところはない 8.4%(40票)


1位は「地震が心配」で55.7%の人が回答にあげている。続いて2位は「新幹線の「のぞみ」が停車しない」で35.0%。
残念なところランキングでも、1位と2位が20ポイント以上差をつけた結果となった。東海沖地震については、県民ならずとも不安になる話だ。当然、県民としては大きな不安となっているのだろう。今から地震に備えておきたい。
次いで3位には「テレビのチャンネルが少ない」が入り、4位には「物価が高い」が入っている。
静岡県の物価が高いとは、少し意外であったが、実は静岡県は県民所得が全国10位と収益性が高く、一人当たりの県民所得も東京都、愛知県に続いて全国で3位に入るほど、県民が豊かな県(内閣府「平成 25 年度県民経済計算について」平成28年度6月より)ということを考えると納得がいく。
また、気に入っているところランキングの5位に「新幹線も通り、空港もあり、交通の便が良い」がある一方で、残念なところランキングの2位に「新幹線の「のぞみ」が停車しない」、5位に「横に長いので通り抜けるのに時間がかかる」が入っているなど、交通面での不満も見られた。

静岡県を代表する有名人やオススメスポットは?

「静岡県を代表する有名人」の第1位は、NHK大河ドラマ真田丸に出演の「長澤まさみ」さんが1位、次いで2位にちびまるこちゃんで有名な漫画家の「さくらももこ」さん、3位にタレントの「勝俣州和」さんの順となった。

■静岡県の有名人といえば?ランキングベスト10(複数回答可最大3つまで n=474)

第1位  長澤まさみ 38.4%(182票)
第2位  さくらももこ 27.0%(128票)
第3位  勝俣州和 21.7%(103票)
第4位  三浦知良 20.9%(99票)
第5位  広瀬すず 19.8%(94票)
第6位  中山雅史 19.0%(90票)
第7位  ピエール瀧(電気グルーヴ) 15.2%(72票)
第8位  百田夏菜子(ももいろクローバーZ) 13.1%(62票)
第9位  久保田利伸 12.0%(57票)
第10位  内田篤人 9.3%(44票)


性別で見ると、男女別の差が最も大きかったのは「さくらももこ」さんで、女性ランキングでは2位、男性ランキングでは6位と差が出た。ちなみに男性の2位は「三浦知良」さんだが、女性では6位となっている。
サッカー選手という区分で見てみると、「三浦和良」さんは40代での得票が多い。同年代の「中山雅史」さんは50代からの得票が多く、特に50代女性から熱い支持を得ていた。同じく元サッカー選手の「武田修宏」さんは全体ランキング12位でベスト10圏外ではあるが、20代女性から15.1%と高い数値を獲得しており、「中山雅史」さんとは対照的な結果となった。
9位に入った「久保田利伸」さんだが、20代からの得票は0%だが、40代女性から24.2%を獲得している。20年前に某ドラマに夢中になった世代の熱い気持ちがこもっているのかもしれない。
「勝俣州和」さんは全体の3位で20代~40代からは20%超えの得票だが、50代では13.9%という低めの得票となった。どの年代にも受け入れられているという視点で見ると、「長澤まさみ」さん、「さくらももこ」さんが静岡県民に広く支持されている有名人と言うことができそうだ。


次に「静岡県内のおすすめスポットやおすすめイベント」を聞いたところ、全体の4割近くが「富士山」と回答している。

■静岡県内のおすすめスポット・おすすめイベントランキングベスト10(複数回答可最大3つまで n=474)

第1位  富士山 38.8%(184票)
第2位  御殿場プレミアム・アウトレット 16.9%(80票)
第3位  久能山東照宮 16.0%(76票)
第4位  富士サファリパーク 14.6%(69票)
第5位  浜名湖 14.1%(67票)
第6位  オススメのスポットはない 13.1%(62票)
第7位  浜松まつり 12.9%(61票)
第8位  白糸の滝 11.6%(55票)
第9位  三保松原 10.1%(48票)
第10位  うなぎパイファクトリー 9.7%(46票)


男女別で差異が大きい項目は2位の「御殿場プレミアム・アウトレット」で、女性22.9%に対し、男性は8位で10.9%と、12.0ポイントの差となっている。特に20代女性だけで見ると、39.6%で1位を獲得しており、富士山が2位となり順位が逆転している。ショッピング好きの女性ならではの結果かもしれない。
不思議なのは6位に「オススメのスポットはない」が入っていることだ。富士山を初めとし、海も山もあり、浜松から伊豆、熱海、など豊富な観光地があると思っていた静岡県だが、13%もの人が「オススメのスポットはない」と回答していることに驚きを感じた。

静岡グルメはバラエティに富んだラインナップ!

静岡県が誇るグルメやおすすめのご飯屋さんについても聞いてみた。
「黒はんぺん」や「うなぎ」「静岡おでん」「富士宮焼きそば」「浜松餃子」の回答数の多さが目立った。真っ黒な煮汁で特徴的な「静岡おでん」には「黒はんぺん」は欠かせないそうで、静岡県民のソウルフードと言えそうだ。(図2参照)
「うなぎ」は、静岡県は昭和35年(1960年)から57年(1982年)までは鰻養殖生産量日本一を誇っていた実績があり、うなぎ=静岡のイメージは県内外を問わず定着している。また、浜名湖だけでなく、富士の伏流水で絞めた三島ウナギも有名である。
「富士宮焼きそば」はB-1グランプリで過去2度も優勝をした実績を持つ堂々のご当地グルメだ。「さわやかハンバーグ」は、静岡県のみ29店舗のチェーン展開をしている、県内では有名なハンバーグレストラン。県外ではなかなか知られていないようだが、静岡県の有名人で1位の長澤まさみさんも、TVでよく「さわやか」のハンバーグのことを話題にしているとか。2015年、2年振りに餃子消費量において王座を勝ち取った浜松市。宇都宮と双璧をなす餃子大好きエリアとして、「浜松餃子」が回答にあがってきた。
ここまでバラエティに富んだご当地グルメが存在している静岡県が少し羨ましく感じる。

■静岡県が誇るグルメ(最大3つまで)【自由記入 複数回答可】(n=474)

図2:静岡県が誇るグルメ(最大3つまで)【自由記入 複数回答可】(n=474)<br>(株式会社ユーザーローカル社「テキストマイニングツール」利用)図2:静岡県が誇るグルメ(最大3つまで)【自由記入 複数回答可】(n=474)
(株式会社ユーザーローカル社「テキストマイニングツール」利用)

そして静岡県のイメージと言えば?

図3:静岡県といえば「○○!」。思いつく○○を教えてください(自由記入 n=474)<br>
(株式会社ユーザーローカル社「テキストマイニングツール」利用)
図3:静岡県といえば「○○!」。思いつく○○を教えてください(自由記入 n=474)
(株式会社ユーザーローカル社「テキストマイニングツール」利用)

最後に【静岡県といえば?】という抽象的な質問を聞いてみた。

結果は「富士山」「お茶」という回答が多い結果となった。
富士山は山梨県にもまたがってはいるが、やはり静岡県のイメージと言えば「富士山」は忘れるわけにはいかないのであろう。食べ物では、「うなぎ」「みかん」、人物では、「徳川家康」が静岡を代表するようだ。2015年のゆるきゃらグランプリでは、浜松市マスコットキャラクター「出世大名家康くん」がグランプリをとったこともあり、静岡県は今後「家康」アピールを強化していくのかもしれない。
「富士山」や「お茶」を初め、「うなぎパイ」や「浜名湖」、「サッカー」に「茶畑」など、全体的に静岡県らしいものがあがった。どれも「静岡っぽい」と思えるので、静岡県が日本でもよく知られた県であると言えそうだ。
その中にさりげなく存在している「久保ひとみ」さんだが、静岡県内で人気のラジオパーソナリティで、地元で活躍しているローカルタレントということで回答にあがってきている。(図3参照)

日本の中心で東西に長く広がっている静岡県。
海と山があり自然も豊富だが、かといって田舎すぎているわけではない。一人当たりの県民所得も高く、比較的裕福な県だ。
富士山に熱海、伊豆、伊東、御殿場、浜松とそれ以外にもいくつもの観光地が、それぞれ単体で主役を張れる観光地のため、ついつい静岡県という県の存在を失念してしまいそうになるが、これだけ豊富な観光地を擁しているのは単純にすごい。
日本一の山を抱え、海も山もあり、気候も穏やかで、県自体の収益性も高く、グルメも多い。静岡県が非常に魅力的な県ということが分かった。

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調査概要
【調査実施期間】
本調査 2016年10月19日~10月20日
【調査対象者】
静岡県在住 20歳~59歳 男女
【調査方法】
インターネット調査
【有効回答数】
本調査513サンプル(5年以上居住者に限るとn=474)
※データ使用や詳細データのお問い合わせはhomes-press@next-group.jpまでご連絡ください。

2016年 11月21日 11時06分