クリスマスツリーづくりのコツは?

毎年クリスマス飾りをする方も見るだけの方も、今年はクリスマス飾りに挑戦して冬のイベントを楽しんでみては。

近年ではツリーを飾ったり庭のイルミネーションをする家庭が増え、クリスマス関連アイテムが充実している。本物のもみの木を販売する店も増え、今年もクリスマス商戦は盛り上がりそうだが、やってみると意外と難しいのが、きれいで見栄えの良いツリーづくり。

ツリーはまずどこに置くかを決めてから飾りつけをはじめると良い。たとえば、壁に密着させるのであれば、見える部分のみを飾ればいいので、リボンや電飾はトップから放射状に付ける。次に、数の少ないオーナメントから順に等間隔に付けていき全体のバランスをとる。華やかな印象にしたいなら、太めのリボンを選んでオーナメントを少なめにするのがコツ。いずれにせよオーナメントが少ないとスカスカの印象になるので、360度すべてを飾りつける必要があるかどうかを確認しよう。足元のコードの処理は見栄えのいいツリーづくりのポイント。布を巻いたりボックスに入れるのが定番だが、小さなツリーであれば大きめの花瓶に入れるのも一案だ。

また、ツリーを飾る場所のない家庭は、玄関等に飾るクリスマスリースがおすすめ。近年は生花をつかったクリスマスリースづくりのワークショップが増えているので参加してみてはどうか。12月初旬から飾りはじめれば、クリスマス頃にドライフラワーのリースとして楽しめる。

きれいで見栄えの良いツリーづくりは意外と難しい。まずは置く場所を考えようきれいで見栄えの良いツリーづくりは意外と難しい。まずは置く場所を考えよう

「置く」「掛ける」で空間をがらりと変える! 簡単クリスマス飾り

クリスマスツリーやリースでは難易度が高い、時間が無いという方は、クリスマス商品で簡単に飾りつける方法がある。定番を揃えておけば、来年も使える。そこで今回は、初心者でもできる安くて簡単なクリスマス装飾術を、大阪発の大人気雑貨店「ASOKO(アソコ)」に聞いた。

●玄関編
住まいの第一印象は玄関から。靴・傘・カギや郵便物など散らかりがちな玄関をすっきり片付けて、雪だるまとトナカイのLEDライトを置くだけで華やかな空間に。胴体部分が七色に光るので、暗い玄関も明るく灯してくれる。電池交換可能で毎年使えるアイテムながら400円という価格も魅力。
(写真左上:クリスマスLEDライト)

●リビングルーム・庭編
5色展開のビン型LEDライトは、リビングに並べて置いたり庭の木にぶら下げたりと、アイディア次第で色とりどりの照明を楽しめるすぐれもの。熱をもたないので、ビンにりぼんを巻いたり、絵を描いたり…とオリジナリティを出して演出したい。
(写真右上:ビン型LEDライト)

●子ども部屋編
鈴のついたサンタクロースのドアノブは子ども部屋に。
(写真右下:サンタクロースドアノブ)

●トイレ編
においの気になるトイレには、いつもの芳香剤をクリスマス仕様に変えてみて。デコラティブな小物入れにポプリを入れたら、いつもと違う空間と香りを演出してくれる。
(写真左下:ガラス小物入れとポプリ)

左上:クリスマスLEDライト(各400円) 右上:ビン型LEDライト(各800円) 右下:サンタクロースドアノブ(800円) 左下:シルバーのコップ(500円)ポプリ(300円) ※価格はすべて税別表示 左上:クリスマスLEDライト(各400円) 右上:ビン型LEDライト(各800円) 右下:サンタクロースドアノブ(800円) 左下:シルバーのコップ(500円)ポプリ(300円) ※価格はすべて税別表示 

子どもと一緒に楽しみたい「貼る」クリスマス飾り

住まいのなかで面積の大きい壁は、少しの工夫で空間を変えられるので、ぜひクリスマス飾りに挑戦してみたい場所。今回は賃貸でも安心してできる、貼ってはがせるウォールステッカーとジェルステッカーでクリスマス飾りを提案。

●子ども部屋・リビングルーム編
壁紙を変えるよりも気軽に楽しめることから、最近さまざまな色・かたちが揃ってきたウォールステッカー。ASOKOで人気なのは、猫や鳥など動物系のもの。木や雲などがセットになっているので見本のまま貼るのも良いが、もうひと工夫するなら、旗のステッカーがおすすめ。天井近くに旗を貼って、それをついばむ鳥や旗に向かって飛び上がる猫など、想像力をはたらかせながら、子どもと一緒に飾りつけを楽しめる。
また、黒板のウォールステッカーはリビングルームに貼ってみてはどうだろう。子どもが思う存分、壁に落書きができるのも、ひとつのクリスマスプレゼントかもしれない。
(写真左上・右上:ウォールステッカー)

●窓・鏡・冷蔵庫編
約10年前からじわじわと人気が出てきたジェルステッカー。ぷるんとした独特の質感と、貼ってはがせる簡単なインテリアアイテムとして、世界中で愛用されている。
1年を通して人気のウィンドージェルステッカーもクリスマス仕様に。定番の窓はもちろん、冷蔵庫や水槽・鏡・時計の文字盤など貼る場所は住まいのいたるところにある。大きめのグラスに貼って花瓶にするのもアイディア。また、クリアファイル等で保存すれば来年も使える。
(写真右下:クリスマスウィンドージェルステッカー)

●リビングルーム・柱・家電編
文房具としてだけでなく、インテリアグッズとして定着してきたマスキングテープ。
赤と緑のテープを、冷蔵庫や加湿器の表面にストライプ状に貼るだけでクリスマス仕様の家電に早変わり。また、リビングルームの壁にツリーを描いてみるのも一案。初心者は、サンタやトナカイではなく、直線だけで描けるツリーからはじめるのがおすすめ。

センチ表示のあるマスキングテープは子ども部屋の柱に貼って、1年に一度子どもの身長を記録してみては。その他、種類も豊富なマスキングテープは花瓶やランプシェード、ティッシュケースなど、どこにでも装飾できる。
(写真左下:マスキングテープ各種。ASOKOでは約60種のマスキングテープを用意している)

左上:カラフルな旗のウォールステッカー(300~600円) 右上:象型のものは黒板型ウォールステッカー(300~600円) 右下:クリスマスウィンドージェルステッカー(各100円) 左下:色・柄ともに種類豊富なマスキングテープ(各100円) ※価格はすべて税別表示左上:カラフルな旗のウォールステッカー(300~600円) 右上:象型のものは黒板型ウォールステッカー(300~600円) 右下:クリスマスウィンドージェルステッカー(各100円) 左下:色・柄ともに種類豊富なマスキングテープ(各100円) ※価格はすべて税別表示

写真でデコレーション。クリスマスが終わっても使えるインテリアアイディア

家族や友人、旅行先の写真は、ホームパーティで盛り上がるアイテムのひとつ。今回は、フォトフレームを使ったクリスマス装飾術をASOKO原宿店の林さんに聞いた。

「フォトフレームはASOKOの主力商品のひとつです。特に人気なのは、壁掛けもできる6連フォトフレーム。普段は家族や友人の写真を入れて使っていただき、クリスマス時期には、写真の代わりにペーパーナプキンを入れて演出してみてはいかがでしょうか。ASOKOのペーパーナプキンは柄・色の種類が多いので、お好みで華やかにもシックにも演出できます」
クリスマスが終わったら写真に入れ替えて、ペーパーナプキンは再利用できる。色や柄の組合せで気軽に楽しみたいアイディアだ。
(写真左上:6連フォトフレーム 右上:ペーパーナプキン 左下:フォトフレームとペーパーナプキンの組合せ例)

●寝室編
キャンドルはクリスマス飾りの重要なアイテム。最近の人気はたっぷりサイズのレインボーキャンドルや、ビンに入った香りのついたキャンドルだそう。部屋の照明を落としてキャンドルを灯せば、非日常の空間ができる。
(写真右下:レインボーキャンドル ビン入りフレグランスキャンドル)

左上:6連フォトフレーム(500円) 右上:ペーパーナプキン(各100円) 右下:ビン入りフレグランスキャンドル(800円) レインボーキャンドル(500円) 左下:フォトフレームとペーパーナプキンの組合せ例 ※価格はすべて税別表示左上:6連フォトフレーム(500円) 右上:ペーパーナプキン(各100円) 右下:ビン入りフレグランスキャンドル(800円) レインボーキャンドル(500円) 左下:フォトフレームとペーパーナプキンの組合せ例 ※価格はすべて税別表示

1年でいちばん住まいの装飾を楽しめる時期に、家族や友だちとクリスマス飾りを

「“今日はあそこに行こう”という日常会話に出てくる言葉を店名にした」というASOKO。今回は原宿店に取材をした「“今日はあそこに行こう”という日常会話に出てくる言葉を店名にした」というASOKO。今回は原宿店に取材をした

「スタッフがお客様の立場で、“この商品がこの値段で売っていたら嬉しい”という価格で販売することをモットーにしています」と原宿店スタッフの林さん。店内にあふれるカラフルなアイテムたちは老若男女問わずに人気だそうだ。

これから1年のうちで最も華やぐ12月。イルミネーションに彩られた街を歩くのも楽しいが、家族や友だちと住まいのクリスマス装飾を楽しんでみてはどうか。普段は気を配らない場所に手を入れることで、住まいのインテリアを考える良い機会になるだろう。


【取材協力】
ASOKO原宿店(東京都渋谷区神宮前6-27-8)
※その他「ASOKO南堀江店(大阪市西区)」「ASOKO梅田NU茶屋町店(大阪市北区)」「ASOKO神戸ハーバーランドumie店(兵庫県神戸市)」がある
ASOKOオフィシャルHP https://www.asoko-jpn.com/

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