プロに聞く、はじめての一人暮らしインテリア

この時期、進学や就職で新生活準備に追われる方も多いのではないだろうか? 特に、4月からはじめての一人暮らしを始める人にとって、家具は何を揃えるべきか悩む方もいると思う。
今回は「はじめての一人暮らしのインテリア」をテーマに、本当に必要な家具・要らない家具をインテリアのプロに取材した。

取材させてもらったのは、無印良品とイデー。無印良品は、センスのよいシンプルなデザインで国内外に多くのファンを持つ生活雑貨のトップブランド。一方のイデーは、オリジナル家具や国内外からセレクトした雑貨等ハイセンスなモノ選びにファンが多い、「暮らす」という楽しみを提案するライフスタイルショップ。

左から無印良品自由が丘店店長山谷さん、インテリアアドバイザー今川さん、イデー自由が丘店店長高橋さん左から無印良品自由が丘店店長山谷さん、インテリアアドバイザー今川さん、イデー自由が丘店店長高橋さん

インテリアのプロ…の卵だった3人が、最初の一人暮らしからずっと使っているもの

今回取材を受けていただいたのは、無印良品自由が丘店店長 山谷充紀さんとインテリアアドバイザー今川有香子さん、イデー自由が丘店店長高橋秀樹さん。

まずは、失敗しない家具選びのヒントとして、インテリアのプロになる前の3人が最初の一人暮らしからずっと使っているものを聞いてみた。

「ユニットシェルフはずっと使っています。自分で組み立てて棚やパーツを追加できるので、狭い部屋の時はメインの収納として、結婚して広い部屋になったらキッチンの収納として。形を組み替えて今も使っていますね」(今川さん)
ユニットシェルフは、生活の変化や物の多さに合わせて買い足しができるのも魅力。最初は最低限に、モノが増えたら必要な分を買い足せば最初の出費が抑えられる。

「僕は入社して最初に配属されたお店で、“展示場所が無いから買って”って無理やり買わされたセミダブルベッド(笑)。結婚してからは来客用のベッドにしています」(山谷さん)
結婚して2人暮らしになってもダブルベッドではなく、シングルをもう1台買って2つ並べるというのもひとつのアイディア。1人で寝るスペースが広くなり、お互いにゆっくり睡眠できる。
「特に体の大きい男性には、シングルではなくセミダブルを勧めたいですね。ベッドにいる時間って意外に長いので、寝心地の良さは大切です」

また、一人暮らしの際に買ったものをまた違った用途で使えることも…とイデーの高橋さん。
「はじめての一人暮らしでダイニングがある部屋に住むって難しいと思うんですよ。僕は、最初の一人暮らしで大きめのローテーブルを買ってメインの机として使っていたものを、結婚してからはソファテーブルとして使っています。チークの古材のローテーブルでちょっと高かったんですが、お金をかけて良かったなと思ってます」

一人暮らし用のものを選ぶ際も今後の生活の変化に応じて、家具自体を変えられてコーディネートがしやすいものか、部屋がサイズアップしても使えるものかどうか、を基準にすると良いということのようだ。

無印良品の「ユニットシェルフ」。組み合わせが自由にできるので最初に買う収納家具として最適無印良品の「ユニットシェルフ」。組み合わせが自由にできるので最初に買う収納家具として最適

慌てて買わないで! はじめての一人暮らしでよくある失敗インテリア

狭い部屋では、収納家具は複合的に使うと良い狭い部屋では、収納家具は複合的に使うと良い

日々、最先端の家具・雑貨を扱っている目の肥えた3人だが、はじめての一人暮らしインテリアでは失敗もしたそう。ご自身の体験談と日々の接客で感じる失敗談を教えてもらった。

「ソファベッドはやめた方がいいかな。ベースがソファ型のものは寝心地が悪いし、リクライニングが壊れることもあるから。あと、布団セットは収納できるかどうかを考えて。親や友だち用って言っても1年に数回ならレンタルでもいいですよね」(山谷さん)
ソファとベッドの双方の用途を兼ね備えるソファベッドは一見便利なようだが、結局は毎日使うそれぞれの用途をどちらも満たさないことになりがち。また、かさばる布団は、最初から来客用を考えないほうが良いようである。

「カーテンは要注意です。お店に来てすぐに買えるって思っている方が多いんですが、実際は窓のサイズに合わせて打ち直すので1週間程度は必要です。外から丸見えだから、カーテンって無いと困りますよね」(今川さん)
「僕も丸見えネタでひとつ(笑)。最初の一人暮らしでブラインドが欲しいと思ってオーダーで作ったんですが、引越したらサイズが合わなくて使えなくなった。オーダーで高かったので捨てられずに取ってます」(高橋さん)

窓まわりは目線が集中するのでカーテン選びは大切にしてほしいと3人。カーテンは引越しが決まったらすぐに使うものなので、事前に窓のサイズをしっかり測って準備をしておきたい。窓の大きさは部屋によって違うので、余裕を持って購入したほうが良いようだ。

狭い賃貸の部屋を、インテリアで楽しむ方法

はじめて都心に暮らす人は、その部屋の狭さに驚くかもしれない。東京都心のワンルームは、大抵の場合狭い。実家の感覚で、家電3点・収納家具・テレビ台・食器棚・ソファ…と揃えても、家具の中で暮らす、という状態になりかねない。部屋のサイズを事前に把握することも大切だが、狭い部屋を効率よく使うインテリアについても考えておきたい。

「テレビ台にテレビだけ乗せるとか、食器棚に食器だけ入れるのはNG。ひとつ収納家具を買って、テレビ・本・食器を収納すると良いと思います。家具を複合的に使うっていうことですね」(山谷さん)
用途別に別々にせず、大きく「収納」と区切って、多様性のあるインテリアを選ぶのもひとつのアイディアのようだ。

また、狭い部屋をセンス良くアレンジする楽しみ方や、広く見せる方法についても教えていただいた。
「ぜひ多灯照明にチャレンジしてほしいです。部屋によっては照明が付いている場合もありますが、それはダサいので取っちゃって(笑)。メインの照明の他にスタンド照明と間接照明を組み合わせるとか、影を作ると部屋は立体的に見えて雰囲気が良くなりますから。ただ、明るくしすぎると緊張感が続いてしまうので注意してください」(今川さん)

「家具を低いもので統一すると部屋が広く見えます。もしくは、ある箇所を集中的に強弱つけること。1点集中で高級な家具をポイントにしたり、ビビッドな色のものを取り入れたり。イデーで買いやすいのはビーズクッションですね。多色あるので選べます」(高橋さん)

2014年はグレーシュなパステルカラーがインテリアで流行だとか。明るく上品な色は、クッションや寝具のリネン類から取り入れれば雰囲気ある空間にコーディネートできる。 

メインの照明の他にスタンド照明や間接照明を組み合わせると、空間に立体感が出るメインの照明の他にスタンド照明や間接照明を組み合わせると、空間に立体感が出る

快適な一人暮らしにはインテリアだけでなく、片づけも大切

はじめての一人暮らしを快適にすごすためには、部屋のインテリアだけでなく、日々の片づけも大切。ものが多く、収納が苦手な人も多いのではないだろうか。「見せ方」「置き方」「隠し方」のコツを覚えれば、いつでも片付いてすっきり見える部屋づくりが可能だそう。せっかくの一人暮らし、心が落ち着く・気分がよくなる・帰りたくなる・誰かを呼びたくなる…そんな部屋を目指したい。

今回は、株式会社イデー ビジュアルマーチャンダイザーで店舗ディスプレイを監修する小林夕里子さんの書籍「暮らしを愉しむお片づけ」を2名様にプレゼント。ものを大切にしながら暮らす自身のライフスタイルが女性の共感をよび、女性誌などで多く取り上げられている書籍だ。書籍プレゼントを希望する方は、下の応募フォームからご応募を。ご応募は2014年3月31日(月)まで。※発送をもって当選発表とさせていただきます。

※ご応募は締切ました。たくさんのご応募ありがとうございました。

2014年 03月01日 11時23分