建物利用や設備・快適性などシェアハウスは進化している。しかし原点は、「一緒に暮らす」ことで生まれる効果
シェアハウス……という言葉が多く聴かれだしたのは、ここ10数年くらいの間であろう。
日本には、古くは「書生」「弟子」などのように、勉学や技術の習得から、先生や師匠の家に複数人で住み込む形態もあり、また今でも学校に通うために下宿などをする学生もいる。
しかし、その後の「シェアハウス」と呼ばれるものの原型となったのは「ゲストハウス」だったようだ。当初、日本におけるゲストハウスは、外国からの旅行者や滞在者に使われていた。ルームシェアも多い海外の旅行者は、人との距離感とコミュニケーションに慣れている人も多い。次第に日本人もゲストハウスに住むようになり、その何かしらの「心地よさ」と運営側のオペレーションの進化から、シェアハウスとして定着し、拡大しつつあるようだ。
設備にこだわるシェアハウスもでてきており、シェアハウスは「賃料が安い」イメージも変わってきた。また古民家や蔵、空き家の改装による建物の利活用面でのシェアハウスも増えてきた。だが、シェアハウスの醍醐味はなんといっても「他人との暮らしで起こる化学変化」ではないだろうか。実際にシェアすることでのさまざまな効果もあるようだ。
マンガ家志望、地域貢献、子育て、芸術家、就職活動、起業を目指す人……。
今回は、住むこと・暮らすことをシェアする際に生まれる効果を目指した「シェアハウス」を紹介する。


