世は空前のネコブーム。住まいと猫の関係は?
一般社団法人ペットフード協会が2016年1月に発表した『2015年 全国犬猫飼育実態調査』の結果によると、推計飼育数は犬が前年比4.1%減の991万7千匹、猫が同0.9%減の987万4千匹と猫の飼育数が犬にせまっている。
犬と猫の飼育数は、2013年には約113万匹差があったのが、今回の調査では、約4万匹差にまで縮まった結果となっている。犬の飼育数は年々減少し、猫の飼育数は2014年からは多少減少したものの2011年からは増加を続け、横ばいの状況になっている。
猫の飼育が伸びた…というよりは犬の飼育数が減ったことの方が、飼育数が近づいた分析としては近い。だが、近年高齢者が増え、また一人暮らしが増えたことにより、散歩が必要な犬の飼育が困難になってきたことや猫の平均飼育費用が安いことも僅差に迫った要因としてあげられるようだ。
「猫は家につく」と言われるように、住まいと猫の関係は興味深い。
空き家活用で企画するシェアハウスや、シェアオフィスに保護猫のシェルターとしての役割をアドオンした物件活用事例もある。猫は平面だけでなく、立体で運動をするため、犬を飼うよりも、猫の動線など家に工夫を施す飼い主も多いようだ。また、ペットの健康面を配慮した住まいのリフォームも出てきている。
猫と住まい、ペットと住まいの関係をまとめてみた。
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