巷で話題の『アロマ風水』。それって何??

登録商標なので正しくは『アロマ風水®』登録商標なので正しくは『アロマ風水®』

住まいに風水を取り入れて運気UP!
---と、こまめな掃除や整理整頓、花や開運アイテムを取り入れるなどで風水を行っている人は少なくないだろう。
そんな中、ここ最近では『アロマ風水』なる言葉を見聞きするようになった。
アロマ×風水。その名が示す通り、香りを使った風水なんだろうなぁ~となんとなくは想像できるものの、どんな考えの元で、何をどう行うものなのか興味が湧いた。

西洋生まれのアロマテラピー×東洋思想の風水=アロマ風水

知識をお持ちの方もいらっしゃると思うが、“風水ド素人”の筆者なりに説明をすると・・・

風水は、「宇宙にあるもの全ては【木・火・土・金・水】の5つの元素から構成されている」との『陰陽五行説』が考え方の基本。
漢方などの東洋医学では、人の臓器や感情も『五行』に分けられ影響し合うとされているが、西洋に受け継がれた自然療法アロマテラピーでも「植物の気」を持つアロマオイルを『五行』の考え方に当てはめることができ、心身や環境のバランスを整えることができると言われている。
加えて、もともと「香り」のルーツは空間や場の浄化をするためのものだったらしく、それは、空間や場のエネルギーを浄化・コントロールする風水にも通づるものがあるようだ。
つまり、東洋と西洋のリンクした2つを組み合わせればもっと効果的な手法になるのでは? と考えられたのが『アロマ風水』ということになる。

そんな『アロマ風水』を知るべく、名古屋のオーダーカーテン通販会社インテリアクレール代表取締役であり、アロマ風水認定プラクティショナーの篠田亨至氏を訪ねることにした。

風水とアロマ風水はどう違う??

アロマ風水認定プラクティショナー・篠田亨至氏</br>鑑定のほか、インテリア風水の観点からもカーテン選びをアドバイスしている/インテリアクレールにてアロマ風水認定プラクティショナー・篠田亨至氏
鑑定のほか、インテリア風水の観点からもカーテン選びをアドバイスしている/インテリアクレールにて

この世の全ては『五行』のエレメントで構成されて、そのバランスが整った状態「中庸(ちゅうよう)」になれば開運に結びつく、と考える風水。

「一般的に知られる風水では、方位・間取り・インテリアなど“外側の環境”を整えることばかりフォーカスされますが、
アロマ風水は、住環境だけではなく、そこに住む人の心理・精神面といった“内側の環境”を調整することにも重きを置きます」と篠田氏。

芳香やリフレッシュなどの目的で今やすっかり私たちの暮らしに浸透しているアロマ。
日本でのアロマテラピーは医療扱いにならないとは言え、心身へのさまざまな効果・効能が期待できるとされているのは周知の通りだ。私自身、何種類かの精油とディフューザーを持っていて、リラックスしたい時や不調を和らげたい時などに香らせている。

アロマ風水も香りを愉しむという行為自体は同じだが、香りによる癒し効果や精油成分の効果に加えて「植物の気」で内外から「中庸」を目指すため、“どんな環境に整えるために精油(香り)を選ぶか”が肝心要となってくる。
例えば、気持ちが落ち込んでいる時は、「喜び」の感情を指す『火』に属するローズマリーやタイムといったアロマ精油を焚いて住まいに香らせ、バランス調整をする…このように、基本の『陰陽五行』を理解した上で、風水的にその部屋に適した精油や、その時の体調に合う精油、感情を高めるもしくは抑える精油を選んで、空間全体に香らせたり自分で身に着けるなどすれば良いのだ(ちなみに、篠田氏はアロマオイルを染み込ませたペンダントを身に着けていた)。

外部環境だけでなく内部環境においてもアロマの「香り」でアプローチするアロマ風水は、気軽に始められることや、アロマが持つ柔らかで洒落たイメージを崩さずに風水を行えることも話題となる理由の一つに思う。

住まいの運気、風水で変わる?香りで変わる?!

風水の“西に黄色”が広まった頃、『幸せの黄色いカーテン』の名で販売を行ったところ、かなりのオーダーが入ったのだとか(写真はイメージ)風水の“西に黄色”が広まった頃、『幸せの黄色いカーテン』の名で販売を行ったところ、かなりのオーダーが入ったのだとか(写真はイメージ)

でも筆者は、「部屋もキレイにした!風水の置物も買った!なのに効果がない~!!」と嘆いていた友人が頭に浮かんでしまい…。恐縮ながらそれを伝えると、篠田氏自身も風水を始めた頃は何も変化がなくガッカリした経験があるのだとか。

「今から約10年前、まだネットショッピングが当たり前でなかった時代に黄色のカーテンを注文される方が急に増えたんです。不思議に思って調べると、“西に黄色”で金運アップと騒がれている。
そこで私も家のカーテンを黄色にし、幸運とされる八角鏡を飾ってもみましたが、注文が殺到するなどの奇跡は起きませんでした。
ですが、この件でインテリアと風水は関連が深いことを知ったので、何か楽しい企画はできないかと思案していると、縁あって占い師さんとコラボする機会を得て『インテリア風水鑑定サービス』を始めることに。ところが、お申込みいただいた2家族とも鑑定結果が非常にヘビーで、インテリアを変えたところで問題は解決できないものでした。何も提案できずに鑑定結果を正直にお伝えするしかなかった自分が情けなく悔しくて… サービスをすぐに停止したのです。
お客様がカーテンを選ぶタイミングは“家を決めてから”。
その中でもカーテンで役に立てることはないかと模索中に『アロマ風水』に出会ったんです」。

篠田氏がアロマ風水を習得して分かったのは、
「どんなに外部の環境調整を行ったところで、それを受け止める人の内部環境が整わなければ、効く人と効かない人がいて当然ということ」だとか。

外部環境=住まい自体 を風水的に良くするには、
家を建てる前・買う前・貸りる前に自分にとって条件の良い物件を選ぶのが一番!になるので、その機会がある方は、間取り鑑定をしてから住まいを決めるのも悪くなさそうだ。

とは言っても、中古マンション購入済みの筆者などは
「家は当分変えられないけど、何かできる風水はないの?!」と鼻息を荒くしてしまう。
ということで、次回は、“すぐにできるアロマ風水”をご紹介しよう。


■取材協力/インテリアクレール http://www.curtainshop.co.jp/ 

2014年 06月24日 13時03分