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ドラム式洗濯機は賃貸でも置ける?購入前の注意点をご紹介
ドラム式洗濯機は賃貸でも置ける?購入前の注意点をご紹介

ドラム式洗濯機は賃貸でも置ける?購入前の注意点をご紹介

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わが家は5歳と8歳の子どもがいる4人家族。1日に2回洗濯機を回すほどに洗濯物の量が多いです。

保育園に通っている5歳の娘は、園で服を上下ともに着替え、小学生である8歳の息子は友達と遊んだ後、汚れた服で帰宅することがあります。大人も仕事の作業着などが加わると、さらに洗濯物の量が増えていきます。

こうして洗濯物の量が増え、特に困ったのが服を干すスペースや時間がなくなること。以前は乾燥機能が付いていない縦型洗濯機を使用していたため、ベランダや室内に洋服を干す必要がありました。

平均1日2回洗濯機をかけるわが家では、洗濯物を干す作業だけでも30分近くかかることも。梅雨の時期などは、衣類が乾燥しきらない状態で、次の洗濯物がたまってしまう日も多々ありました。毎日たくさんの労力と時間を割かなければならず、げんなりしていました。

そこでドラム式洗濯乾燥機を導入することにしたのです。わが家は賃貸物件ですが、室内洗濯機置き場に設置できるドラム式洗濯機に出会うことができました。衣類の洗濯から乾燥までスイッチ一つで完了してくれるようになり、毎日快適な洗濯生活を送ることができています。

今回は、わが家がドラム式洗濯機を導入する際に注意したことや、特に賃貸で確認したいことなどを合わせてご紹介したいと思います。

ドラム式洗濯機とは?ドラム式と縦型洗濯機の違い

ドラム式洗濯機とは

ドラム式洗濯機とは、本体に斜め、または横に設置されたドラムを回転させ、衣類を上部に持ち上げ、水面に落下させて洗う、たたき洗いをする洗濯機です。日本では2000年頃から普及しはじめ、衣類を水に浸しながら洗う縦型洗濯機よりも少ない水で洗濯できるのが特徴です。

ドラム式洗濯機の洗浄機能について

ドラム式洗濯機は、たたき洗いともみ洗いで汚れを落としていきます。本体に斜めまたは横に設置されたドラムを回転させて、衣類をドラム上部に持ち上げ、上から下に落としていくのがたたき洗い。ドラムを急速に反転させて、小刻みに衣類を動かしながら洗うもみ洗いをしていきながら衣類を洗浄していきます。

ドラム式洗濯機の乾燥機能について

ドラム式洗濯機の乾燥機能の種類は、ヒートポンプ式、ヒーター式の水冷除湿タイプ、ヒーター式の排気タイプがあります。

ヒートポンプ式タイプ

ヒートポンプ式は、ドラムの槽内の湿気を除湿し、60度以下の温風で衣類を乾燥させていきます。低めの温度で乾燥させていくので、衣類のいたみや縮みが少なくすみます。ヒートポンプで熱交換をするため、電気を使用して熱を発生させるヒーター式よりも電気代がおさえられて省エネになります。

ヒーター式の水冷除湿タイプ

ヒーター式の冷水除湿タイプは、ヒーターで温風を発生させて衣類を乾燥します。タオルや薄手のブランケットなどをふんわりと乾燥させたい方にはぴったりです。

しかし、ヒートポンプ式よりも高温になるので、素材によっては衣類が傷みやすく、縮みやすい傾向があります。また、乾燥する際に冷却水を使用し、衣類の除湿を行うため水道代が余計にかかります。ヒーター式の水冷除湿タイプは、乾燥時に出る水蒸気を水に戻して機外に排出する仕組みのため、部屋の温度や湿度が上がることはありません。

ヒーター式の排気タイプ

ヒーター式の排気タイプの乾燥方法は、冷水除湿タイプと同じです。ヒーターで温風を発生させて、衣類を乾燥させます。

大きな違いは、排気する方法。乾燥する際に出た水蒸気をそのまま本体の外に排出していきます。排気タイプでは水道代が別でかかることはありませんが、部屋の湿度や温度が上がる可能性があります。

わが家はヒーター式の排気タイプを使用していますが、生地がしっかりした衣類を購入していて、乾燥時の傷みや縮みに悩まないよう工夫しています。毎日の家事時間を減らし、衣類のダメージを気にせず過ごせるように、おうちのスタイルに合った洗濯機を選べるといいですよね。

ドラム式と縦型洗濯機の違い

洗浄機能

縦型洗濯機の洗浄機能は、もみ洗いで衣類を洗浄していきます。槽の中に水をたくさんため、洗濯機の底にある羽根の回転で水流を起こし、衣類同士をこすり合わせて汚れを落としていく仕組み。
ドラム式洗濯機は、たたき洗いで衣類を上から下に落として洗い上げるので、生地同士がこすれることなく衣類のダメージが比較的少ないです。

泥汚れなどの頑固な汚れ落ちに関しては、もみ洗いの縦型洗濯機の方が洗浄能力が高いのですが、衣類の傷みや絡みが多いのが難点。皮脂汚れや予洗いが済んでいる衣類であれば、ドラム式洗濯機の洗浄力で問題なく洗濯することができます。

乾燥機能

縦型洗濯機の乾燥機能は、ヒーター式の水冷除湿タイプ、ヒーター式の排気タイプがあります。機能としては、ドラム式洗濯機と変わらず、ヒーターで温風を発生させて乾燥していきます。

水冷除湿タイプは冷却水を使用して、湿気を含んだ温風を除湿していきます。排気タイプは乾燥する際に出た水蒸気をそのまま本体の外に排出していきます。

ドラム式洗濯機は、ヒートポンプ式が主流になっているので、縦型と比べてヒーター式の水冷除湿タイプに対しては節水、ヒーター式の排気タイプに対しては節電になっています。衣類がドラム内で上から下に落ちる際に、温風が当たるので短い時間で衣類をふんわりとした状態で乾燥させてくれます。

ドラム式洗濯機を導入してから変わったわが家の暮らし

わが家では、ドラム式洗濯乾燥機を購入する前は縦型洗濯機を使用していました。買い換えてからというもの、ドラム式だからこそのメリットをたくさん感じています。

洗濯物を干す手間がかからなくなった

わが家には5歳と8歳の子どもが2人いるのと、夫が作業着を使用する仕事をしているので、洗濯物の量が多くなります。

縦型洗濯機を使っていた頃は、毎日洗濯機を回すのに30分、洗濯物を干すのに15分、乾いた衣類をたたむのに15分、しまうのに5分かかっていました。洗濯機を回して、干す、たたむ、しまうという作業は1週間で考えるととんでもない時間と労力がかかります。

それがドラム式洗濯乾燥機を導入することによって、洗濯物を干す時間の1日約15分が洗濯機任せにできるようになりました。数字で見ると些細な時間に感じられますが、1週間で換算すると105分の時間が使えるようになります。1日2回以上洗濯機を回す日はさらなる時間を節約していることになります。

また湿気が多い日やどんよりとしたお天気のときに発生する生乾きのにおい対策をする必要もなく、洗濯から乾燥まで洗濯機任せで過ごせるので、ストレスを感じることがありません。

衣類乾燥後は、すぐにお洋服やタオルを使用することができて、洗濯物をたたむ時間も減りました。レースなどが使用された繊細な素材や下着などは干す必要がありますが、洋服を買うときに洗濯機で洗えて乾燥できるものを選択すると、すべて機械任せにすることが可能になります。

水道代の節約につながった

ドラム式洗濯機は、縦型洗濯機よりも少ない水で洗濯することができます。上から下に落とすたたき洗いは衣類をすべて水につける必要がなく、以前よりも水道代が安くなりました。乾燥機能では、ヒートポンプ式やヒーター式の排気タイプであればさらなる節水につながります。

洗濯物が入れやすく取り出しやすくなった

縦型洗濯機だと上部に扉がついているので、身体を前に乗り出さないと洗濯物を取り出せませんでした。小さい子どもが衣類を洗濯機に入れようとすると手が届かず、槽内に投げ入れる形になっていたので、本体の後ろに衣類が飛んでいくこともあり、ほこりまみれになる始末でした。

ドラム式は開閉する扉が前に取り付けられているので、脱いだ衣類をそのまま洗濯機に入れるとき、子ども自身でも行うことができました。衣類を洗濯カゴに入れる際も、扉のすぐ下にカゴを置くことができるので、洗濯物の出し入れがしやすくなりました。

はじめてドラム式洗濯乾燥機で洗濯から乾燥まで終えたあと、衣類がほぐれた状態で出てきて感動したのを覚えています。縦型だと衣類同士がからまって出てきていたので、ストレスがなくなった瞬間でした。

子どもがいる家庭はチャイルドロック機能付きを

ドラム式洗濯機には、子どもがうっかり中に入ってしまうといった事故を防ぐためにもチャイルドロックがついています。洗濯機の運転中に扉が開かない設定にできるチャイルドロックは、危険防止のために大事ですよね。チャイルドロック機能があっても設定をしていなかったために事故が起きてしまったという例もあります。洗濯機の使用中はもちろん、使用していない時にもチャイルドロック機能は設定しておきましょう。

また、2018年以降のドラム式洗濯機であれば、洗濯機の内側からドアが開けられる構造になるよう義務付けられているので安心です。わが家では子どもたちに「洗濯機に入るような遊びをしないこと」「洗濯機はお洋服やタオルを洗う機械だから、身体の一部を入れるようなことはしないこと」と伝えています。

賃貸でドラム式洗濯機を置く際の確認点

賃貸住宅でドラム式洗濯機を置くとき、確認した方がよい点は4つあります。

確認点(1)洗濯機置き場のスペース

洗濯機置き場の計測の様子
洗濯機置き場の計測の様子

まずは、洗濯機置き場の設置スペースのサイズを確認しましょう。幅や高さに注意しないと洗濯機本体を設置することができません。

賃貸物件の洗濯機置き場には、水漏れ対策や排水に必要な高さを出すために防水パンが置かれていることがほとんど。欲しいドラム式洗濯機が決まっている場合、この防水パンのサイズ内に設置できるかを確認する必要があるのです。

実は、わが家の場合欲しい洗濯機が決まっていたのですが、防水パンが小さいという問題が。ただ、幸い防水パンを置かずにドラム式洗濯機を設置しても排水できる位置関係だったので購入後に問題なく使用しています。

しかし、防水パンを置いていないということは水漏れした場合、水を受ける場所がないので自己責任になります。小まめに洗濯機の排水のためのフィルター清掃をすることで、水漏れの対策をしています。

確認点(2)洗濯機置き場の蛇口の高さ

蛇口の高さを計測
蛇口の高さを計測

洗濯機置き場の蛇口の位置も確認が必要です。蛇口の位置が高い分には問題ないのですが、低い場合は設置の際、蛇口と洗濯機が接触して設置スペースに入らないことがあります。

一見、蛇口が低いように感じても、蛇口と接触しない程度に洗濯機本体が動かせるようであれば問題ありませんので、洗濯機の高さと蛇口から接地面までの高さを測ってみましょう。

また蛇口部分が低く、使いづらさを感じた場合は高さを出すために水栓を取り換えるということもできます。
ただ、賃貸物件の場合は事前に大家さんや管理会社の方に確認する必要があります。

契約書内に、「造作禁止」と記載があったり、自己都合で水栓を取り換えたりする場合は、退去時に原状復帰を求められることも。まずは契約書をよく読んで相談しましょう。

大家さんや管理会社の方から許可が下りた場合、個人での施工も可能なようですが、水漏れ等が不安だと感じる方は、専門会社の方に問い合わせてみてもいいでしょう。

わが家では、蛇口と本体がギリギリ触れないような位置関係ではありましたが、念のため長めの給水ホースを使用しています。

確認点(3)ドラム式洗濯機のドアを開閉するスペース

ドラム式洗濯機のドアは製品によって、右開きと左開きがあります。この選択を間違ってしまうと、洗濯機を設置する場所によっては扉が開けられないといった状況になりかねません。

購入を決める前に、設置場所はどちら開きのドアであればスムーズに開閉できるか確認しましょう。また、どちらでも大丈夫という場合は、使用する方の利き手で選択してみてはいかがでしょうか。右利きの場合は左開き、左利きの場合は右開きの扉が洗濯物を取り出しやすく感じます。わが家は洗濯機の左側に壁があり、大人2人が右利きのため左開きのドラム式洗濯機に決めました。

確認点(4)ドラム式洗濯機の搬入経路

搬入経路の計測
搬入経路の計測

ドラム式洗濯機を室内に運び入れる際、搬入経路の確保はとても大切です。エントランスの扉、廊下、エレベーター、階段、玄関ドア、洗濯機置き場までの道のりで入らない箇所がないか確認しましょう。

さらに、通り道にあるドアノブや廊下の曲がり角など、細かいところまで障害物がないかチェックすることをおすすめします。

洗濯機の横幅から左右各10cmほどのスペースに余裕があると、搬入が可能。

わが家では洗面台が障害物となり、洗濯機本体をななめに倒して持ち上げないと入らないところに洗濯機置き場がありました。夫と義弟が設置してくれたのですが、大柄の男性2人が運び入れて重さがギリギリだったので、購入店舗で搬入サービスがあるか確認できると安心ですね。

ドラム式洗濯機が置ける賃貸物件を探してみよう

ドラム式洗濯機が置きやすい賃貸の条件についてご紹介します。

室内洗濯機置き場がある

ドラム式洗濯を使用するのであれば、基本的には室内洗濯機置き場がある物件になります。

賃貸物件でドラム式洗濯機を置く際は、上記でご紹介した「ドラム式洗濯機を置く際の確認点」を見ながら、物件を探してみましょう。

築年数の新しい物件だと安心

ドラム式洗濯機は2000年頃から普及し始めているため、2000年以前に建てられた物件の場合、縦型洗濯機を設置する前提の洗濯機置き場になっている可能性があります。

洗濯機置き場の蛇口の位置や防水パンのサイズなど、築年数が浅い物件ほどドラム式洗濯機を設置することが考えられていることが多いと考えられます。実際に設置可能かどうかは事前に確認しておきましょう。

ドラム式洗濯機を設置して家事の時間を快適に!

ドラム式洗濯機は、賃貸でも洗濯機置き場のスペースや搬入経路の確認を行うことで、問題なく設置することができます。

毎日洗濯機を回している家庭や、週末にまとめて回すといった家庭もあるかと思います。干す時間を短縮できる乾燥機能がついていると、家事の手間を減らすことができて本当に便利ですよ。

わが家では子どもが産まれてから、毎日洗濯機をまわしても、干した洗濯物が乾き切らずに次回すべき洗濯物がたくさんになってしまったり、生乾きのイヤな臭いがしてしまったりとストレスが多くありました。

ドラム式洗濯乾燥機を設置してからというもの、衣類が乾かなくて困ることもないですし、暑い日も寒い日も快適に洗濯することができています。みなさんの毎日の家事の時間が少しでも快適なものになりますように。

さと大田区在住歴33年、ブロガー、ライター

東京生まれ東京育ちのフィリピンハーフ。2013年生まれの息子と2016年生まれの娘の2児の母。

2018年から始めたブログからのご縁でライターとしても活動を開始。ブログ「まんまびより」にて簡単料理のレシピや子どもとのお出かけ情報を発信中です。

子どもが産まれてからは日常の家事の時短のために、洗濯物はドラム式洗濯乾燥機、食器洗いは食洗機、床掃除はルンバに任せきり。一人暮らしにもファミリー層にも便利家電をすすめたい。

普段は時短かつ簡単料理とお菓子作りを楽しんでいます。こじんまりとしたホームパーティが得意。休日はのんびりとファミリーキャンプ・登山・映画・カフェ・お酒をたしなみ中。基本的には脳内99%は食べ物のことを考えて生きていて、食べることが楽しくて幸せで生きがい。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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