CATV(ケーブルテレビ)は、ケーブルを用いて行うテレビ放送のことを指し、地上波のテレビ放送に加えて、さまざまな専門チャンネルなどを視聴できるサービスです。

電話やインターネットなど、テレビ放送以外のサービスをセットにしている事業者も増えており、事業形態も多様化の流れを見せています。

CATVには便利な点とともに注意しておきたいポイントもあります。ここでは、CATVの基本的な特徴とともに、メリットとデメリット、賃貸物件でCATVを契約するための手続き方法について詳しく見ていきましょう。

 

テレビ放送には大きく分けて、地上波放送、衛星放送(BS/CS放送)、有線放送の3種類があります。

 

CATVは、このうち3つ目の有線放送を指し、専用のケーブル回線を利用して有料でテレビを視聴するサービスです。

 

高層ビルの陰になってしまう場所や、山間部などの電波が届きにくい地域にも安定した配信が行えるのが大きな特徴であり、災害にも強い点が魅力だといえます。

 

地上波放送との大きな違いは、各地のケーブルテレビ局が配信を行っている点です。また、衛星放送ともっとも大きく異なる点は、各家庭にアンテナを設置せずに視聴ができるところにあります。

 

賃貸物件では、景観などの問題からアンテナの設置が認められない場合もあるため、CATV特有の強みだといえるのです。

CATVのメリット

 

CATVの最大のメリットは、台風や積雪による故障、通信障害などを気にせずに安定した状態で視聴を楽しめる点にあります。

 

また、CATVの専門チャンネルには地域密着型のものも多く、より身近な情報が得られるところも魅力です。

 

CATVには、インターネットや固定電話などの同時契約を行っている事業者も多く、セットで使用することで割引などの適用を受けられることもあります。

 

同時にさまざまな設備を利用する場合には、セット割引などを含めて料金を比較しながら検討してみましょう。

 

CATVの利用料金は、テレビ放送のサービス単体に目を向けると、有料の衛星放送と比較して割高な面があります。そのため、インターネットや電話回線との同時契約を行い、割引サービスのメリットを生かすことが大切です。

 

ただ、CATVのサービスの主体はあくまでもテレビ放送にあるため、インターネット回線としての利便性はあまり高くありません。インターネット回線が主体の「光回線」と比べると、通信速度が劣ってしまう面があるのです。

 

そのため、物件の受信環境や利用者のニーズによっては、テレビを衛星放送で契約し、インターネット回線を別の会社で契約するほうがお得な場合もあります。

 

また、CATVは定額料金にあらかじめインターネット使用料が含まれていることもあるため、その点にも注意が必要です。

 

利用する前に物件の受信環境や求めているサービスの内容を明確にして、自分に合ったものを慎重に検討しましょう。

CATVの契約

 

CATVは賃貸アパートでの契約も可能であるものの、利用するにあたっていくつか準備すべきことがあります。

 

ここでは、CATVを賃貸アパートで視聴するために必要な手続きについて見ていきましょう。

 

CATVに対応しているアパートの場合は、あらかじめケーブルが設置されているため、スムーズに契約を進めることができます。インターネットや電話で事業者と契約を結び、チューナーを導入するだけですぐに利用ができるのです。

 

チューナーは契約時にレンタルをしたり、新たに購入したりしてそろえましょう。また、CATV対応物件のなかには、初期の状態でチューナーまで設置されているところもあります。

 

そのため、契約の前に大家さんや管理会社へ受信設備についての確認をとっておくと便利です。

 

CATVに対応していない物件は、新たに工事を行う必要があるため、大家さんや管理会社の許可をとらなければなりません。また、利用料金とともに、新設工事の費用がかかってしまう点にも注意が必要です。

 

さらに、CATVを利用するためには、住んでいる場所が対応地域であるかどうかを確認する必要もあります。地域によっては加入ができないケースもあるため、あらかじめインターネットや電話で契約会社に確認をとっておきましょう。

 

大家さんや管理会社の許可がもらえた場合には、CATVサービスを行う会社へ申し込みをして、契約の手続きを進めていきます。

 

契約や工事内容の確認、施工日の調整を行い、契約者の立ち会いのもとで設備を整えてから利用開始となるのが通常の流れです。

 

機器の設置や細かな初期設定などは工事担当者が行ってくれるため、気になる点があれば立ち合いのタイミングで確認しておきましょう。

 

CATVの利用を検討している人は、手続きの手間や工事費用の面を考えると、あらかじめ対応している物件を選ぶほうが無難だといえます。

 

LIFULL HOME’Sのポータルサイトでは、「ケーブルテレビ対応物件特集」を行っており、あらかじめ条件に組み込んで検索することが可能です。

  • CATVは安定した通信環境でさまざまなチャンネルの視聴を楽しむことができる
  • 各家庭にアンテナを設置しなくても視聴できる点や、地元密着型のチャンネルを放映している点がメリット
  • 電話やインターネットとの同時契約で割引サービスが受けられることもある
  • テレビ視聴サービスのみが目的の場合は、衛星放送と比べて割高になることもある
  • CATVの契約を考えている人は、すでに対応している物件を選ぶと便利

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