鉄骨造の防音性は木造よりやや高く、鉄筋コンクリート造よりは低い
構造だけで比べると、鉄骨造の遮音性は木造をやや上回り、鉄筋コンクリート造には届きません。音の伝わりにくさは、壁や床の重さに左右されるためです。ただし、同じ鉄骨造でも建物ごとの差は大きく、構造の名前だけで静かさは判断できません。
詳しくは、「鉄骨造の防音性は実際どのくらい?」をご覧ください。
防音性を左右するのは構造そのものより界壁の素材と床の工法
界壁(かいへき)とは、長屋や共同住宅で住戸同士を仕切る壁のことです。隣の部屋との音を隔てているのは界壁で、使われている素材によって遮音の力は大きく変わります。床も、コンクリートの上に仕上げるのか、床材を支える脚(支持脚)で床材を浮かせるのかによって、足音の伝わり方は違ってくるのです。
詳しくは、「賃貸物件の防音性はどこで決まる?」をご覧ください。
内見時のチェックと入居後の対策で騒音は軽減できる
間取り図で水回りや収納の位置を確かめ、内見で壁をたたいて音を聞けば、入居前でも防音性の見当をつけられます。入居後も、床にカーペットを敷く、壁際に背の高い家具を置くといった対策が有効です。
詳しくは、「防音性の高い部屋の見分け方とは?」と「防音性アップ! 自分でできる簡単な騒音対策」をご覧ください。

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隣の話し声が聞こえる、上の階の足音が響く、洗濯機の振動が伝わるなど、賃貸物件を探すときに生活音を心配する方は少なくありません。

 

国土交通省「令和5年度マンション総合調査」によると、居住者同士のマナーをめぐるトラブルの原因として、生活音に関するものが最も大きな割合を占めています。過去1年間にトラブルがあったマンションのうち、居住者間の行為やマナーをめぐるものが60.5%と最も多く、具体的な内容では生活音が43.6%にのぼります。

 

近隣と良好な関係を築くためには、防音性の高い物件を選ぶこともひとつのポイントです。物件情報でよく見かける鉄骨造は、木造と鉄筋コンクリート造の中間に位置づけられます。そのため、静かに暮らせるのか、木造とあまり変わらないのかは判断に迷いやすいところです。

 

今回は、鉄骨造の賃貸の防音性について、木造や鉄筋コンクリート造と比較をしながら、防音性を左右する部屋のつくりや内見時のチェック方法、入居後にできる騒音対策まで見ていきましょう。

 

賃貸物件で主に見かける構造の種類としては、鉄骨造(S造)のほかに木造(W造)、鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)があります。それぞれの特徴と違いについて見ていきましょう。

 

鉄骨造とは、建物の骨組みに鉄骨を使っている構造です。鉄骨造は鉄骨の厚みによって、さらに2つの種類に分けられ、6mm以上の鋼材が使われていれば「重量鉄骨造」、6mm未満の鋼材が使われていれば「軽量鉄骨造」となります。

 

重量鉄骨造は、少ない建材でも大きな荷重を支えられるため、壁の位置や間取りを自由に設計しやすいのが大きな特徴です。ホームセンターなどの大型の店舗や工場、体育館などに用いられることが多いものの、住宅においても広いフロアをつくる際に使われます。

 

軽量鉄骨造はアパートやマンションにも使われていることが多く、設計の工程が少なくて済むことから、家賃を比較的安く抑えられる点が魅力です。

 

また、重量・軽量を問わず、主要な構造部分に鉄骨を使うため、木造と比べてシロアリの被害を受けにくいのも利点です。一方、鉄は熱を伝えやすい材料のため、断熱の仕様によっては、窓まわりや壁の内部で結露が起こることもあります。

 

なお、鉄骨造の住宅については、減価償却費を計算する際に用いる税務上の年数”法定耐用年数”が定められています。住宅用の金属造の法定耐用年数(※)は、骨格材の肉厚によって異なり、肉厚3mm以下で19年、3mmを超え4mm以下は27年、4mmを超えるもので34年です。これは税務上の基準であり、重量鉄骨造・軽量鉄骨造を区分する「6mm」という基準とは異なるため、混同しないようにしましょう。

 

※出典 国税庁 確定申告書等作成コーナー「耐用年数表」

 

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木造とは、建物の主要構造部を木材でつくった建築物のことを指します。

 

工期が比較的短いため、建設コストを抑えられるのが特徴です。木材には、湿気を吸ったり放したりする性質があり、湿度が保たれやすい点もメリットに挙げられます。賃貸アパートは木造建築であることが多く、建設コストがかかるマンションと比べて家賃が安い傾向にあります。

 

住宅用の木造の法定耐用年数は22年で、鉄骨造や鉄筋コンクリート造より短い設定です。防音の面では、木材はコンクリートに比べて軽いため、壁や床が音をさえぎる力は弱くなる傾向にあります。

 

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鉄筋コンクリート造の最大の強みは、耐久性に優れている点にあり、ビルやマンションなどの中高層の建物に多く用いられています。

 

コンクリートに強度の高い鉄筋を埋め込んでつくられた鉄筋コンクリート造と、それに加えて鉄骨を使用した鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)があり、どちらもコンクリートに厚みがあるため、外気の影響を受けにくい点が特徴です。

 

ただし、建設コストがかかるため、家賃も高額になりやすい一面があります。また、コンクリートは気密性が高いため、木造と比べて湿気がこもりやすく、カビや結露が発生しやすいのが難点です。

 

住宅用の法定耐用年数は、鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造ともに47年です。木造の22年、金属造の19〜34年と比べて最も長く設定されています。

 

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鉄骨造の防音性は、鉄筋コンクリート造には及ばず、木造よりわずかに有利という位置づけです。ただし、実際の遮音性は建物のつくりによって異なり、構造名だけでは判断できません。

 

ここでは、鉄骨造で音が気になりやすい理由から見ていきましょう。

 

鉄骨造がうるさいと言われるのは、鉄骨そのものよりも、壁や床に使われる材料が軽いことが主な理由です。音の伝わりにくさは、壁や床の重さに大きく左右されます。鉄骨造の界壁は石膏ボードと空気層を組み合わせたつくりが多く、コンクリートの壁より軽くなるためです。

 

さらに、鉄は木材よりも振動を伝えやすい性質をもちます。床や階段に加わった衝撃が骨組みを伝わり、離れた部屋で音として感じられることもあります。ドアの開け閉めや階段の上り下りの音が響きやすいのも、この伝わり方によるものです。

 

また、界壁が小屋裏や天井裏まで届いていない建物もあります。建築基準法では、一定の遮音性能をもつ天井を設けることで、界壁を小屋裏や天井裏まで達させなくても基準を満たせる場合があるためです。この場合、隣の音がどれだけ抑えられるかは天井のつくりしだいになります。

 

鉄骨造という表示だけでは静かさを判断できないため、壁や床の仕様まで確かめることが大切です。

 

同じ鉄骨造でも、重量鉄骨造のほうが防音性は高くなりやすい傾向があります。3階建て以上の建物に使われることが多く、床にコンクリートを打つ工法が選ばれやすいためです。

 

一方、軽量鉄骨造は2階建て程度のアパートで多く使われ、床は木材の下地に合板やフローリングを重ねるつくりになります。コンクリートの層がないぶん、階下へ音が伝わりやすくなります。

 

決め手になるのは鉄骨の厚みではなく、床と界壁に何が使われているかです。物件情報の構造名だけで判断せず、床のつくりまで確かめておきましょう。

 

鉄骨造で音のトラブルが起きやすいのは、構造そのものよりも、建物と住まい方の条件が重なったときです。次のような部屋は、生活音が気になりやすい傾向があります。

 

  • 隣の住戸との界壁が石膏ボードだけで、間に吸音材が入っていない
  • 壁が天井裏や小屋裏の手前で止まっている
  • 隣の住戸との境に、収納や水回りをはさまず居室が接している
  • 床下にコンクリートの層がなく、階下の居室の真上が生活の中心になっている
  • 玄関ドアや外階段が鉄製で、共用部の音が響きやすい

 

特に、上の階で子どもが走る音や洗濯機・掃除機の振動音は、空気ではなく建物を伝わって響きます。カーペットやカーテンだけでは抑えにくいため、機器の下に防振マットを敷くなど、振動そのものを弱める対策が有効です。

 

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賃貸物件の防音性は、建物の構造や壁・床・天井のつくりなどによって大きく左右されます。ここでは、防音性を判断する際に確認したいポイントを紹介します。

 

建物の遮音性能は、D値とL値という2つの指標で表されることがあります。

 

D値とは、隣の部屋との間で、話し声やテレビの音がどれだけ小さくなるかを表す指標のことです。数値が大きいほど音が伝わりにくくなります。L値とは、上の階で生じた床の衝撃音が、階下でどのくらいの大きさに聞こえるかを表す指標です。こちらは、数値が小さいほど遮音性能が高いと判断できます。

 

住宅性能表示制度の解説資料(※)では、話し声やテレビの音(D値)の聞こえ方の目安が次のように示されています。

  • D-55:通常では聞こえない
  • D-50:ほとんど聞こえない
  • D-45:かすかに聞こえる
  • D-40:小さく聞こえる

床の衝撃音(L値)は、椅子や食器を落としたときの軽い音(LL)と、子どもが走り回るような重い音(LH)の2種類です。軽い音はL-45、重い音はL-50で「小さく聞こえる」程度にあたり、数値が5大きくなるごとに聞こえ方は1段階はっきりしていきます。

 

これらの数値は実験室の条件で測ったもので、聞こえ方にも個人差があります。あくまで目安と考えておきましょう。そもそも賃貸物件では、遮音等級が公表されていないことがほとんどです。数値が分からない場合は、次に紹介する界壁と床の仕様を手がかりにしましょう。

 

出典:国土交通省「住宅性能表示制度 8.音環境に関すること」の別表『JISの遮音等級と住宅における生活実感との対応の例』

 

界壁の遮音性能を左右するのは、使われている材料とすき間の有無です。建築基準法でも、長屋や共同住宅の界壁には、一定の遮音性能が求められています。ただし、定めているのは最低限の水準なので、基準を満たしていても静かとは限りません。

 

主な材料は、次の3つです。

  • コンクリート
    最も遮音性が高いつくり。鉄筋コンクリート造のマンションに多く、厚みがあるほど音を通しにくい

 

  • ALC(軽量気泡コンクリート)
    内部に細かい気泡を含んだコンクリートの板。軽くて断熱性に優れる一方、同じ厚さのコンクリートより音は通しやすい

 

  • 石膏ボード
    軽量鉄骨造のアパートに多いつくり。ボードの枚数や厚み、内部に吸音材が入っているかで性能が変わる

 

石膏ボードの壁は、ボードの間の空気層が太鼓のように働き、低い音がかえって響くことがあります。間にグラスウールなどの吸音材が入っていれば、この響きは抑えられるのがポイントです。

 

壁そのもの以外に、すき間も音の通り道になります。隣の住戸と同じ位置にあるコンセントや点検口、バルコニーや共用廊下に面した窓や換気口は、音の入口になりやすいので注意しましょう。

 

界壁の仕様は、間取り図に書かれていません。内見で窓やコンセントの位置関係を見て、気になれば不動産会社に尋ねるとよいでしょう。

 

上下階の音の伝わり方は、床の仕上げ方によって変わります。湿式工法とは、コンクリートの床にモルタルなどを流して仕上げる方法のことです。乾式工法とは、コンクリートの床の上に支持脚を立て、その上に床材を張って空間をつくる方法のことで、二重床とも呼ばれます。

 

  • 湿式工法:床の高さを抑えられる。配管の変更はしにくい
  • 乾式工法:配管や配線を通しやすい。床下に空気層ができる

音の伝わり方は、床の厚みや重さ、仕上げ材の組み合わせで変わります。二重床は配線の自由度が高い一方、床下の空気層で低い音が響くことがあるため、工法の名前だけで静かさは判断できません。

 

また、軽量鉄骨造のアパートでは、そもそもコンクリートの床がなく、木材の下地に合板を重ねたつくりが一般的です。上下階の音が伝わりやすいため、階数の選び方が効いてきます。自分の足音が階下へ響くのを避けたいなら1階、上の階からの音を避けたいなら最上階が向いています。

 

構造タイプが同じでも、部屋のつくりによって防音性には違いが生まれるため、特に木造や鉄骨造の物件では内見のタイミングで慎重に判断することが大切です。

 

ここでは、防音性の高い物件選びのコツについて解説していきます。

 

自分の部屋からの騒音が気になってしまう人は、1階の角部屋を選ぶことで、トラブルが生まれるリスクを軽減できます。

 

床下への音が気になってしまうなら、階下が店舗などになっている物件を選ぶのもひとつの方法です。ただし、階下が店舗の場合、営業時間中の話し声や設備の稼働音が聞こえてくることもあるため、内見での確認が欠かせません。

 

また、隣の居室との間にお風呂やトイレ、収納場所があるつくりであれば、通常の生活音が伝わるのを防ぐことができます。間取り図の段階で、しっかりと部屋のつくりを確認しておきましょう。反対に、隣の住戸と居室同士が背中合わせに並ぶ間取りは、境目に収納や水回りがないぶん音が伝わりやすくなります。

 

また、建物の立地も確かめておきたい点です。幹線道路や線路、店舗に面した部屋は、屋外の音が入りやすいため、内見を平日の夜や休日など生活音が出やすい時間帯にすると、実際の環境をつかみやすくなります。

 

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内見のタイミングでは、手をたたいて部屋の遮音性を確かめることもできます。音が響くのであれば、壁や床が硬く、音を吸い込みにくいつくりです。一方、音が響かない場合は、壁に吸音されている可能性とともに、隣の部屋へ抜けてしまっているケースも考えられます。

 

そこで、壁そのものの防音性がどの程度期待できるのか、壁を軽くたたいて音の高さを確認してみましょう。ゴツゴツと低い音がしたときには、壁の中に防音材や遮音材などが使われている場合があり、防音性が期待できます。反対に、高い音がしたり軽い感触がしたりしたときには、防音性がそれほど高くない可能性が高いといえます。

 

たたいた音から分かるのは、壁の材料の見当までです。窓と部屋のドアを閉めて隣や屋外の音がどのくらい入るかも確かめ、気になれば不動産会社に界壁の材料や床のつくりを尋ねてみましょう。

 

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防音性を重視するなら、遮音性の高い鉄筋コンクリート造や、構造で絞って探す方法もあります。

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防音性がそれほど高くない鉄骨造の物件では、実際に生活を送るうえで騒音対策を行うことも大切です。床や窓、壁に音が伝わりづらい工夫を凝らすことで、生活音が響くのをある程度抑えることができます。

 

床は、毛足の長い厚手のカーペットや防音カーペットを敷くことで、階下へ伝わる足音などを防ぐことが可能です。防音カーペットやジョイントマットは、厚みがあるほど効果が出やすくなります。廊下や部屋の出入り口など、人がよく通る場所から敷いていくとよいでしょう。

 

椅子やテーブルを引く音には、脚にフェルトを貼る方法が向いています。床とこすれる音そのものを小さくできるためです。洗濯機や冷蔵庫の下には、振動が床から建物へ伝わるのを弱められる防振マットをはさむと、効果が高くなります。

 

なお、床に直接接着する遮音材は、賃貸では原状回復の対象になることもあるため注意が必要です。まずは敷くだけ、置くだけで済む方法から試してみましょう。

背の高い家具を壁際に配置したりするだけでも、周囲に伝わる生活音をある程度遮断できます。騒音が気になってしまう場合は、家具の置き方にも気を配るといいでしょう。

 

本棚やクローゼットのような背の高い家具を、隣の住戸と接する壁に沿って置くと、室内で反射する音を抑えられます。壁との間を少し空けておくと、家具の振動が壁に伝わりにくくなります。テレビやスピーカーも、壁から離して置きましょう。 吸音材や防音パネルは、貼ってはがせるタイプを選ぶと安心です。

窓には、遮音性の高い防音カーテンが役立ちます。床に届く長さで、窓よりひとまわり大きいサイズを選ぶと、すき間から漏れる音を減らすことが可能です。窓枠とサッシのすき間には、すき間テープを貼る方法もあります。

 

二重サッシや内窓の取り付けは遮音の効果が高いものの、賃貸では原則として貸主の承諾が必要です。取り付けを希望する場合は、契約前に管理会社へ相談しておきましょう。

 

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ここでは、鉄骨造に関するよくある質問に回答します。

失礼にはあたらないため、住まいの性能を確かめる質問として、遠慮なく尋ねて問題ありません。ただし、賃貸物件では遮音等級が測定されていないことも多く、資料が残っていない場合もあります。数値が分からないときは、界壁の素材や床の仕様、過去に騒音の相談があったかを聞いてみましょう。

あります。窓を閉めた状態で外の音がどのくらい聞こえるか、静かに立って隣や上の階の生活音が聞こえるかを確かめる方法です。人が生活している時間帯に内見できると、実際の環境に近い状態を確認できます。ほかに、界壁と接する壁にコンセントや収納があるか、床を歩いたときに軋む音がしないかも見ておきましょう。

防音カーテンとすき間テープを組み合わせる方法があります。防音カーテンは、床まで届く長さで、窓よりひとまわり大きいサイズを選ぶのがポイントです。窓枠とサッシの間にすき間テープを貼れば、外の音が入り込む経路をふさげます。取り外せる簡易的な内窓を使う方法もありますが、設置前に管理会社へ確認しておきましょう。

まずは、管理会社か貸主に相談します。当事者同士で直接伝えると、感情的な行き違いに発展することがあるためです。相談するときは、音が聞こえる時間帯と続いた期間、どのような音かを記録して伝えると、対応を進めてもらいやすくなります。自分の部屋側でできる対策としては、就寝場所を音の届きにくい位置へ移すのもひとつの手です。

 

鉄骨造の賃貸は、木造や鉄筋コンクリート造と比べて建設コストや構造上の特徴に違いがあり、鉄骨造の中でも軽量鉄骨造と重量鉄骨造に分けられます。一般的に、鉄骨造の防音性は木造よりやや高く、鉄筋コンクリート造より低い傾向がありますが、実際の防音性能は建物の仕様によって異なります。

 

特に防音性を左右するのは、構造の種類だけではなく、界壁の素材や床の工法です。D値・L値が公表されていない物件でも、間取り図から部屋の位置を確認したり、内見で周囲から聞こえる音を確かめたりすることで、音の伝わりやすさをある程度判断できます。また、入居後はカーペットや防振マットなどを活用することで、室内から生じる生活音を軽減することも可能です。

 

鉄骨造の賃貸を選ぶ際は、構造の名前だけで防音性を判断せず、界壁や床の仕様、部屋の位置などを確認することが大切です。気になる物件が見つかったら、内見時に周囲から聞こえる音を確かめ、不動産会社にも壁や床の仕様を尋ねて、納得したうえで選びましょう。

 

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更新日: / 公開日:2020.03.05