同棲するときに必要な初期費用とは？

同棲生活を始める際に必要な初期費用として、賃貸物件の入居時の初期費用、引越し費用、家具や家電などの購入費用、不用品の処分費用が挙げられます。それぞれについて、具体的に見ていきましょう。

 

賃貸物件の入居時の初期費用

賃貸物件を借りるときには、前家賃として家賃1ヶ月分、契約した月の日割り家賃、敷金と礼金がそれぞれ2ヶ月分、仲介手数料1ヶ月分、火災保険料が1万5,000円～2万円程度かかることが一般的です。

 

敷金や礼金は1ヶ月分ずつの物件や不要の物件もあります。また、鍵の交換費用として、1万～2万円程度の実費がかかることが多いです※1。

 

※1 初めての賃貸住宅、家賃だけじゃないこれだけかかる初期費用！

 

連帯保証人を頼む人がいない場合や家賃保証会社の利用が必須とされている場合には、保証料として、数万円～1ヶ月分程度が必要になります※2。

 

※2 いざ、契約！ – 賃貸物件を借りるときに必要な保証人って ？

 

引越し費用

引越し費用は二人それぞれにかかり、荷物の量や距離によって変わります。

 

単身者の引越し費用は、『LIFULL 引越し』が口コミデータを基に算出した料金相場によると、5月～1月の通常期の場合で、同じ市区町村内で4万3,146円、同じ都道府県内の場合は4万4,421円が相場です※3。

 

オフシーズンとオンシーズンでも費用に違いがあり、3月～4月上旬が高く、7月～8月は安めです。また、平日よりも土日のほうが割高になります。

 

※3 LIFULL 引越し「引越し費用の料金相場を調べる」

 

家電や家具などの購入費用

同棲を始めるにあたっては、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジ、テレビなどの家電、ダイニングセットやソファ、ベッドなどの家具をはじめ、カーテン、調理器具や食器、洗濯用品などの生活用品が必要です。

 

お互い実家で暮らしていた場合は、家電類や生活用品を買い揃える必要があるケースが多く、テレビやベッドなど使えるものがあれば費用を抑えられます。

 

どちらか、あるいは二人とも一人暮らしをしていた場合は、使っていたものを引き続き使えば、冷蔵庫やダイニングセット、ソファなど容量やサイズが合わないものだけ購入する程度で済みます。

 

不用品処分費用

引越しの際には、実家や一人暮らしをしていた部屋から持っていけず、不要になるものがあります。

 

粗大ゴミを処分する方法には、自治体の粗大ゴミ回収サービスや廃品回収業者の不用品回収サービスを利用する方法や、引越し会社に不用品の処分も依頼する方法があります。

 

自治体や処分するものによって違いはありますが、自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用すると比較的リーズナブルに処分できます。

 

たとえば東京都大田区の場合、衣装ケース300円、テレビ台やキャビネット、タンスなどの「箱物家具」はサイズにより300円～2,800円、ガスコンロは300円で処分が可能です※4。

 

※4 粗大ごみ受付センター

 

ただし、回収日は指定されるため、自分の都合に合わせて処分することはできません。

 

廃品回収業者の不用品回収サービスを利用する場合は、タンスひとつに数千円程度かかり、出張費なども必要になります。

 

引越し会社が不用品の回収サービスも行っている場合は、引越しと同時に済ませられるので便利です。

 

初期費用を抑えるための工夫

同棲の初期費用を抑えたい場合、まず目をつけたいのが賃貸物件の入居時の初期費用です。

 

家賃が1万円違うと、入居時の初期費用は数万円変わります。また敷金や礼金がゼロの物件であれば、大幅に初期費用の削減が可能です。ただし敷金は退去時に原状回復費用に充当され、余ったお金は戻ってきます。

 

敷金がゼロの場合は、退去時に備えてお金を用意しておく必要があります。また礼金がゼロの物件は、特約で1年未満の短期間で解約する場合に違約金が発生する物件が少なくなく、周辺相場よりも家賃の設定が高いケースもあることに注意が必要です。

 

引越し料金は、土日よりも平日のほうが安いケースが多いため、平日に休みがとれるのであれば平日に行いましょう。実家暮らしの人の場合、衣類や身の回りの品程度であれば、車を使って自分で運ぶのも手です。

 

家具や家電、生活用品の購入費用は、新品にこだわらずにリサイクルショップを活用したり、100円ショップで揃えたりすると抑えられます。

 

不用品はリサイクルショップで売却する、友人や知人にタダでもらってくれる人がいれば譲るといった方法で、処分費用を抑えることが可能です。

 

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予算やライフスタイル、好みなどを話し合っておこう

同棲を始めるには初期費用がかかるため、お互いにどの程度の金額を出すことができるのか話し合い、予算を決めておくことが大切です。

 

支払えるお金の総額を基に、賃貸物件を借りる初期費用や、家具・家電などの購入費用の予算を決めていきます。また、家具や家電、生活用品にはさまざまなものがあり、デザインのテイストや使い勝手、金額にも幅があります。

 

ライフスタイルや好みによってお金をかけたいところは違ってくるため、どんな生活を思い描いているかを十分に話し合っておくようにしましょう。

 

まとめ

• 同棲生活を始める際の初期費用の内訳は、賃貸物件の入居時の初期費用と引越し費用、家具や家電などの購入費用、不用品の処分費用
• 賃貸物件を借りる際には、前家賃や敷金、礼金、仲介手数料、火災保険料などが必要になる
• 初期費用を抑えるには、敷金や礼金がゼロの物件を探す、平日に引越しをする、リサイクルショップを活用するといった方法がある

 

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