初めての自分だけのお部屋を探すのはとても楽しいものです。新生活に向けてわくわくしている人も多いでしょう。しかし、いくらぐらいのお部屋を借りれば、一人でも無理なく暮らしていけるのでしょうか。今回は一人暮らしをする際に必要な費用と、どれくらいの家賃のお部屋を選べばいいのかを年収別で紹介します。

一人暮らしに必要な費用はいくら?

一人暮らしに必要な費用はいくら?

念願の一人暮らしを始めるとき、毎月の費用はいくらかかるかをご存じですか。

 

固定で毎月かかってくるのは家賃だけでなく、水道光熱費、通信費、食費、交際費など。そのほか、冠婚葬祭などの急な出費もあれば、その時々でさらに費用が必要となります。

 

特に、毎月必ず支払われる家賃や水道光熱費、通信費などの固定費は、無理のない範囲で抑えたいもの。なかでも家賃は最も高額な固定費となるケースが多く、住み替える際には引越し費用などのまとまったお金が必要となるため、慎重に選びたいものです。

 

一人暮らしを始める際の第一歩を後悔しないためにも、自身の収入に合った家賃の目安を調べてみましょう。

 

総務省統計局統計調査部消費統計課で行われた2018年の単身世帯家計調査のデータによると、単身世帯で民営の賃貸を借りている方の家賃の平均は約4.6万円/月となっています。

 

※参照:「家計調査 / 家計収支編 単身世帯 詳細結果表」(総務省)

 

ただし、こちらのデータでは老後の年金生活者を含む、全年齢の平均値となっているので、世代によって必要な費用は異なってきます。

 

そのため、自分に必要な費用を改めて把握するのポイントをご紹介しましょう。

一般的には家賃は収入の約30%が上限の目安とされていますが、25%以内だと無理なく払える額となるでしょう。

 

たとえば、年収300万円の方だと25%の場合、6万2,500円/月までであれば適正額、といった具合です。

 

しかし、実際に統計を取った際には必ずしもこの目安に当てはまるわけではありません。ライフスタイルによっても家賃に割ける費用は異なります。

 

また、年収に応じても家賃割合は異なってきます。場合によっては年収の30%以上の家賃を支払っている人もいるでしょう。

年収が高くなればなるほど、家賃に割ける金額が多くなるからですね。

 

住みたい物件の条件は多々あるかと思いますが、月々の固定費用となる家賃は自分が無理なく払える金額で物件を決めることが大切です。

 

そこで、年収別に見てどれくらいの家賃の物件に住んでいるのかを確認してみましょう。

早速、年収別に家賃の割合を見ていきましょう。

 

無理のない家賃の目安

まず、無理なく支払えるであろう家賃の目安である、年収の25%以下家賃と考えた場合をおさらいしておきましょう。

年収

家賃の目安 (25%)

200万円

4.2万円

300万円

6.3万円

400万円

8.3万円

500万円

10.4万円

600万円

12.5万円

700万円

14.5万円

 

国税庁の民間給与実態統計調査(※)によると、2019年の平均年収は一人当たり441万円といわれています。これを踏まえると、一人暮らし世帯が家賃にかけられる平均額は8万円前後と考えることもできそうです。

 

※参照:「民間給与実態統計調査」(国税庁)

 

ただしこちらは、あくまで“無理なく支払えるであろう家賃の目安”です。どのような生活をするかに応じて、家賃の目安は異なります。

 

 

アンケートで聞いた実際の家賃の目安

続いて、2018年11月にLIFULL HOME’Sが実施したアンケート(※)の結果を確認していきましょう。

年収

家賃平均(家賃割合)

200万円未満

5.3万円(32.0%)

200万円以上300万円未満

6.0万円(28.8%)

300万円以上400万円未満

6.8万円(23.3%)

400万円以上500万円未満

7.3万円(19.6%)

500万円以上600万円未満

8.0万円(17.4%)

600万円以上

8.8万円(12.5%)

 

収入が上がるほど家賃も上昇しています。しかし年収に占める家賃の割合は、年収が上がるほど、少なくなる傾向にあります。実際は収入によって目安値を超えたり、はるかに下回ったりと、ばらつきがあることが分かりました。

 

25%の目安を大きく上回ったのが年収200万円未満の人です。実際の家賃割合は32%と、目安から7ポイント高い結果になっています。理想の物件に住むことを重視し、家賃は少々無理をしたのかもしれません。一方で、年収300万円以上を境に目安の25%を切るようになります。年収は上がっても、ゆとりある生活を送りたいと考える人が多いようです。

 

※出典:「【収入別】家賃は収入の何パーセントまで? 1人暮らしの実態調査

家賃相場を見てみましょう

家賃相場を見てみましょう

それでは、収入から目安になる家賃が分かったところで、地域別に家賃相場を調べてみましょう。

 

『LIFULL HOME’S』なら、気になる地域の家賃相場を調べられます。住みたいエリアの物件がどの程度の家賃で借りることができるのか、事前に調べておくと物件を探す目安にもなります。

 

快速や急行が停まる駅や、住みたい街として人気の高い駅は、家賃相場が高めの傾向にあります。

 

なお、吉祥寺や池袋、恵比寿なども都心に程近く人気が高いため、家賃相場がワンルームで8万2,700円~(2020年1月現在)となっています。

 

設備にこだわりたい場合は、各駅停車の電車しか停まらない駅や、築年数がある程度経過している物件などを選ぶといいでしょう。

家賃は毎月かかるものですから、なるべく、最初に契約する段階で費用を抑えて物件探しをしたいところです。

 

そこで初期費用を抑える方法として、2つの物件から検討してみてもいいでしょう。それは敷金・礼金のかからない物件と、フリーレントの物件です。

 

賃貸物件の契約時にかかる敷金・礼金ですが、物件によってはかからずに借りられることもあります。それが敷金・礼金ゼロの物件です。

 

敷金・礼金は家賃の〇ヶ月分などと定められているところが多いので、家賃が高ければ高いほど、初期費用も高くなる傾向にあります。そのため、敷金・礼金ゼロの物件を探せば必然的に費用を抑えた引越しが可能になります。

 

フリーレントとは、一定期間家賃無料で住める物件のことです。大家さんのご厚意や、早く入居してほしい物件の場合にフリーレント期間ありとして募集をされていることがあります。

 

一人暮らしを始めてすぐは何かとお金がかかるので、フリーレント期間をうまく利用して引越しをするのも一つの手です。ただし、フリーレント後の費用が通常の家賃相場に比べて高くないかも、併せて確認しておきましょう。

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