家賃が安い物件には理由がある

家賃の安い掘り出し物物件を探す場合、必ずチェックすべきなのが“安い理由”です。

ただ理由もなく割安な物件はなく、家賃を安く設定している理由が必ずあります。
それを知らないまま、ただ安いからと言って安易に契約してしまうと、後で思わぬトラブルを招く可能性があります。
そこでここでは、よくある“安い理由”についていくつかご紹介します。

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もし特徴的な間取りの物件に住んだ場合
少し不都合が生じる可能性もあります

|間取りに特徴がある
部屋の間取りが一般的なワンルームの形をしていない特殊な部屋については、相場よりも家賃が安くなる傾向にあります。
間取りは実際に内見すれば、契約後に後悔することは少ないのですが、以下の点については盲点となりやすいので注意が必要です。
また、家具の配置やお部屋の間取りをシミュレートできるツールもあるので、もし特殊な間取りの部屋に住みたいと思ったら、手持ちの家具が入るのかを調べるのに使ってみるのもいいでしょう。

冷蔵庫置場が居室内
冷蔵庫はキッチンに設置できるのが当たり前のような先入観がありますが、冷蔵庫置場が居室内になっている物件が時々あります。
冷蔵庫は独特のモーター音がするため、音が気になる人はこの点に注意しましょう。
洗濯機置場が特殊
洗濯機置場は、築年数によって洗濯機置場に設置されている防水パンのサイズが異なるため注意が必要です。
古い物件の場合、二槽式の洗濯機や極端に小さな洗濯機しか設置できない場合や、ベランダ等の外設置になる場合もありますので、必ず設置予定の場所と、洗濯機が置けるサイズなのかどうかは確認しておきましょう。

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原状回復が満足いくものでない可能性も

|原状回復工事が甘い
家賃が安いということは、どこかで予算を削っているということでもあります。
例えば、退去した後のハウスクリーニングを、清掃会社に依頼せずに大家が掃除をしているケースもあります。
この他にも、少しの汚れなら壁紙を張り替えない、エアコンは古くても壊れるまで使う、など低予算なりのクオリティである可能性があります。

|大家が厳しい
人気がある物件については、家賃を下げなくても決まります。
家賃を下げているということは、何らかの理由で人気がないということの裏返しでもあります。

例えば、大家が入居者の生活態度について厳しい物件は、なかなか入居者が決まらないことがあるため、結果的に家賃が下がり、割安になることがあります。
特に物件と大家の自宅が一体となっている賃貸物件の場合は、不動産会社に大家の傾向を確認しておくのがよいでしょう。

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古い物件や長期で住めない物件です

|取り壊し予定の物件
近いうちに取り壊しが決まっている物件の場合は、家賃を大幅に下げて期間限定で貸し出すケースがあります。
必ずしも古い物件であるとは限らず、あまり古くない物件でも、再開発などで立ち退きをする場合もあるため、契約をする際には必ず確認しましょう。

|改善する見込みのない故障がある物件
故障している設備があれば、直してから貸し出すのが原則ですが、あまりにも修理費用が高額であったり、予算がなかったりなどの理由で、そのまま貸し出す場合に家賃を下げるというケースがあります。
例えば、オートロックが故障していて直す予定がない場合などに、家賃を下げて貸し出すことがあります。

極端に安い物件は事故物件の可能性あり

ここまでの“安い理由”は、相場よりも若干安い場合の理由ですが、物件によってはもっと極端に安い物件もあります。
これらは俗に事故物件とも呼ばれるもので、その明確な定義はありませんが、次に住む人が心理的な嫌悪感を抱くような過去がある物件の多くは事故物件として扱われます。
上記の理由とは違い、募集広告にもその旨が告知事項として記載されるためすぐにわかります。

具体的な告知事項としては、以下のようなものがあります。

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事故物件である場合も家賃は下がります

・室内で人が亡くなった物件
部屋の中で人が亡くなった物件については、心理的な嫌悪感を抱くような状態だった場合、事故物件として募集に出るため、家賃を相場よりも極端に安く設定します。
ただ、亡くなった時の状況が殺人・自殺・病死のいずれであったのか、また亡くなってから発見されるまでに経過した時間などによって、値下がりの金額に幅があります。

引越し時期を調整すると家賃は安くなる

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賃料を下げても入居はしていてほしいのです

実は同じ物件でも、時期によって家賃は変動しています。
1~3月の引越しシーズンは需要が偏るため家賃が比較的高く推移します。
一方で、夏の暑い時期である7~9月については引越しする人が少ないため、空室を解消するために家賃や礼金を値下げして募集する傾向があります。
物件自体に上記のようなネックがなく、単に安い物件を見つけたければ、引越し時期を夏場にずらすことをおすすめします。

一方、家賃を下げた分、管理費を上げるなどの設定をして、合計の支払いが変わらないケースもあるので注意しましょう。

安い理由をよく考えましょう

相場よりも家賃が安い物件は、何かしらの理由を抱えています。
その理由を知らないで契約を急いでしまうと、あとで後悔する可能性があります。
安い理由については、不動産会社の担当者に聞けば教えてくれますが、聞かないと教えてくれないこともありますので、必ず自分から聞きましょう。

●まとめ●  
・家賃が安い物件には必ず理由がある
・極端に家賃が安い物件は事故物件の可能性がある
・夏場に家賃が値下がりする傾向がある


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