女性の一人暮らしで物件を選ぶ際には、利便性や交通の便もポイントになりますが、特に重要視したいのは、治安の良さではないでしょうか。

人気のエリアだからといっても、そこが必ずしも女性にとって安全とは限りません。また、空き巣に狙われやすいといわれる、マンションの1階も要注意です。

今回は、共同住宅での賃貸一人暮らしで気をつけたいポイントをまとめています。

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女性の一人暮らしは防犯意識を高く持とう

女性の一人暮らしは防犯意識を高く持とう

以前より防犯設備が整っている建物は格段に増えているはずなのに、痴漢被害や下着泥棒などの発生はいずれも後を絶ちません。

 

警察が公表している刑法犯発生件数も、あくまで警察に通報された件数であって、被害に遭った女性は「思い出したくない」「公にしたくない」といった理由で通報しないこともあるそうです。

 

犯罪から身を守るために、女性の一人暮らしの場合は、防犯意識を高く持つことが大切です。

 

では、女性が共同住宅で一人暮らしをする場合、具体的にどんな危険が起こりうるのか、どのようなことに気をつければ良いのか等について解説します。

夜道に潜む危険

夜道は防犯意識を持って歩こう

夜道は防犯意識を持って歩こう

夜遅くまで開いているコンビニは、一人暮らしの学生や社会人にとって強い味方ですが、女性の場合、夜間のコンビニには要注意。

 

不審者に買い物の内容を見られ、女性が一人暮らしだということを知られてしまうと、こっそり尾行されて自宅までついてこられるという危険も考えられます。

 

夜道を歩くときは、周囲に不審な人や車がいないことをチェックし、もし見かけたら、タクシーで帰るなどの安全措置をとりましょう。

 

スマホを見たり、ヘッドフォンで音楽を聴いたりしながら歩くことは、周りが見えなくなり危険です。また、自転車に乗っていたとしても、押し倒される可能性もあるため、油断大敵です。

エレベーターに乗る・部屋に入るとき

エレベーターは密室。気を抜かずに

エレベーターは密室。気を抜かずに

エレベーターの中はいわば密室であり、意外と不審者に狙われやすい空間。乗る前には、怪しい人がいないか確認し、二人きりにならないようにします。

 

もし乗った後に怪しいと思ったら、不審者に背を向けない、非常ベルが届くドア前に立つなどの警戒を心がけましょう。

 

エレベーターから降りたら「あとは部屋に入るだけ…」と安心してしまいそうですが、部屋に入る瞬間まで気は抜けません。

 

カギを開けて部屋に入るという行為は、中に誰もいないことを証明しているようなもの。部屋に入るときは周りに注意して、物陰に人がいないかを確かめてからドアを開けるようにしましょう。

 

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女性の一人暮らしで1階を選ぶ場合は、デメリットを認識しておこう

女性の一人暮らしで1階を選ぶ場合は、デメリットを認識しておこう

荷物の出し入れが楽・階下に気を使わなくてもよいといったメリットもあり、女性一人でも1階を選ぶ方もいますが、安全面からいうと2階以上の部屋を選んだ方が安心でしょう。

 

以下に、女性がマンションの1階に住むことで起こりうるデメリットを挙げておきます。

デメリット

  • 洗濯物(女性物の下着等)が干しにくい
  • 生活目線が外の目線と一致するため、常にのぞかれている気がする
  • 上の階と比べて日当たりがよくない
  • 空き巣被害に遭いやすい
  • 車の音、通行人の話し声が気になる
  • 湿気がこもりやすく、冬は冷えやすい

洗濯物が見えやすい、通行人と目が合うというのは、女性にとって安心して住める環境とはいいがたいでしょう。

 

ベランダ側が外から丸見えだったり、すぐ前に道路や駐車場があったりする物件の場合、女性の一人暮らしだということが分からないように、部屋干しをする・遮光カーテンを付けるなどの対策が必要です。

 

ベランダの塀が高く、外から中が見えない物件だとしても安心できません。一旦塀を乗り越えて侵入することができれば、窓ガラスが割れても気づかれにくいため、かえって狙われるというケースもあるといいます。

 

1階は、エレベーターで不審者と遭遇する心配がないというのはよい点ですが、女性の場合は特に防犯面で十分納得した上で決めましょう。

 

女性が部屋を探す際に、チェックしておきたい周辺環境や物件のポイントをまとめました。

  • オートロック
  • オートロックがあれば、外部からの侵入者を防ぐことができるだけでなく、突然の訪問者が来たときも断りやすい
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  • 窓や玄関扉の防犯対策がある
  • オートロックに加えて、カードキーやシャッター付き住戸、2重ロックのカギ付き玄関があれば安心
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  • 駅やバス停から近い
  • 駅やバス停が近くにあれば、夜道をあまり歩かずに家にたどり着ける。駅前であれば人通りがあって夜も明るい
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  • 家までの道の明るさ
  • 夜道が真っ暗だと危険なので、街灯の数は十分か、深夜まで営業している店があるかなども、事前に夜道を歩いて確認
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  • 共用施設の雰囲気
  • 集合ポスト付近にゴミやタバコが落ちていないこと。共用施設の綺麗さによって、住民の人間性を判断する材料にもなる
  •  
  • 治安がよいエリア
  • 統計的に事故や事件が少ない治安がよいとされる場所の方が安心。ファミリー層が多い地域や、保育園や小学校の近くは比較的治安がよいといわれている

ホームセキュリティ付きやカメラ付インターホンなどの物件の防犯設備は、たくさんあるほど安心ですが、すべてが揃った物件を見つけるのは難しいかもしれません。

 

ドアの補助錠をつける、窓に防犯フィルムを貼るなど、自分だけで実践できる方法もあります。希望通りの物件が見つからない場合は、侵入されやすいドアや窓を中心に、自分で防犯対策を試してみてもいいでしょう。

 

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更新日: / 公開日:2017.05.15