予算に限りある中で、リフォームする場所を決める場合、時には諦めなければならない設備もあります。実際にリフォームをした人は、どの箇所をリフォームしたのでしょうか。またそれは家のタイプ別に異なるのでしょうか。
リフォームをここ5年以内にしたことがある482人に、リフォームしたきっかけや、リフォーム箇所を伺いました。一体どこを重視したのでしょう。一戸建てやマンションなど住まいのタイプ別でも違いを見てみました。

そもそもリフォームをしたのはなぜなのか、きっかけを聞きました。多かった答えとしては、実際に暮らしていて不具合を感じるまでに至った場合です。

 

1位 古くなったため(耐久度) 56.4%

 

2位 古くなったため(見た目) 38.0%

 

3位 そのままだと不具合があった 27.0%

 

3位 より快適になると思ったから 27.0%

 

5位 寒さ、暑さを感じたため 15.4%

 

上位5位までを見てみますと、「古くなったため(耐久度)」が半数以上を占め、見た目の古さを上回りました。気分転換や家族構成が変わるなどの家庭の事情を理由に挙げる人は少ないようです。

 

6位以降はこちらの表をご覧ください。

順位 リフォームのきっかけ 割合
1位 古くなったため(耐久度) 56.4%
2位 古くなったため(見た目) 38.0%
3位 そのままだと不具合があった 27.0%
4位 より快適になると思ったから 27.0%
5位 寒さ、暑さを感じたため 15.4%
6位 リフォームをすすめられたから 10.4%
7位 光熱費を節約したいから 6.8%
8位 家族構成が変わったから 6.6%
9位 中古住宅を購入したため 5.4%
10位 耐震性に不安があったため 3.3%
その他 3.7%

リフォームに至ったきっかけ【複数回答可】(n=482)

それではどこをリフォームしたのでしょうか。リフォーム箇所を尋ねたところ、以下のような結果となりました。

 

他の水周りをおさえて、お風呂が1位にランクイン。お風呂には大きく、在来工法とユニットバス(システムバス)があります。在来工法はいわゆるオーダーメイド。工期やコストはかかりますが、思い通りのバスルームができます。多くの家庭ではユニットバスが選ばれています。

 

最近では、ひんやりせず心地の良い床や、お湯を保温しておける魔法瓶のような機能を持つ浴槽、肩湯やうたせ湯など、お風呂はどんどん進歩しています。バスルームが充実していると、入浴時間が楽しみになりそうですね。

 

お風呂

お風呂

2位は「トイレ」となりました。トイレには大きく分けるとタンクのあるタイプとないタイプ(タンクレストイレ)があります。手洗い場がタンクそのものについているものもあれば、別に設ける場合もあります。タンクレストイレの場合、別途手洗い場を設ける必要がありますので、必ずしも広くなかったと感じにくいケースもあります。

 

タンクレストイレの以前のタイプには、高層階など水圧が弱い場合に適さないこともありました。最近では改善しているようですが、事前にリフォーム会社に、設置が出来るかどうかを確認してから取り付けるようにしましょう。

 

トイレ

トイレ

朝、家族で奪い合いになったり洗濯と重なったりして、洗面所の前で渋滞が発生することも。高さのある、しっかり収納のついた洗面台を設けることでスペースがぐんと広く感じることもあります。

 

同メーカーであれば、お風呂にあわせた色やラインナップをそろえていることもありますので、統一感ある水周りの空間を演出することができます。

 

洗面所

洗面所

上の棚にあるものが取り出しにくい、という経験のある方いませんか? 最近のシステムキッチンでは、電動で上部の棚が下ろせるものもあるんです。わざわざ食器棚を買わなくても済むような大容量の収納力と、取り出しやすさが実現できています。

 

キッチンには壁付け型とリビング等とつながったオープンな対面キッチンなど、様々なレイアウトがあります。同じ対面キッチンでも、上部に壁や棚を作るかによって随分印象が変わります。最近の住宅では対面キッチンが多いですが、臭いが広がってしまう、リビングからキッチンの様子が見えてしまうといったデメリットもあります。

 

台所

台所

台所と同率で「外壁」が4位に!
外壁をリフォームするのは見た目のためだけではありません。外観をキレイにするだけでなく、防水効果を高めることで建物を長持ちさせるという意図もあるのです。

 

外壁

外壁

 

6位 「床」  24.7%
7位 「屋根」 24.1%
8位 「内壁」 22.2%
9位 「ベランダ(バルコニー)」 15.4%
10位「リビング」 13.1%

 

水周りが上位3位を占めましたが、予算の都合上水周りの中でどれかを選ぶなら、「お風呂」ということになるのでしょう。日々の食事を担う「台所」よりもリラックスできる空間の方が重視されたようです。

 

11位以下はこちらの表をご覧ください。

順位 リフォーム箇所 割合
1位 お風呂 41.5%
2位 トイレ 38.2%
3位 洗面所 29.3%
4位 台所 29.0%
4位 外壁 29.0%
6位

24.7%
7位 屋根 24.1%
8位 内壁 22.2%
9位 ベランダ(バルコニー) 15.4%
10位

リビング

13.1%
11位 天井 12.2%
12位 11.8%
13位 玄関 11.2%
14位 クローゼット・収納 10.8%
15位 10.2%

リフォームをした箇所【複数回答可】(n=482)※上位15位まで

住まいのタイプ別に、リフォーム箇所を比較してみました。

 

全体的に、「お風呂」「トイレ」「洗面所」と水周りが多いものの、一戸建てでは水周りに匹敵するくらい「外壁」や「屋根」もリフォームしています。周囲からの見え方も気にする人が多いようです。一見きれいに見えても、実は腐食が進んでおり補修が必要になるケースもあるのです。

 

中古マンションでは「お風呂」「トイレ」「洗面所」「台所」の順でリフォームした人が多いですが、中古一戸建てでは、「お風呂」に続き「トイレ」と「台所」が並びました。

 

リフォームをした箇所【複数回答可】※上位10位まで 30サンプル以上の居住形態

リフォームをした箇所【複数回答可】※上位10位まで 30サンプル以上の居住形態

 

すべての設備をリフォームできたらいいですが、予算には限りがあるもの。どの部分をリフォームするかお悩みの場合の参考にしてください。

 

表面的な取替えだけでなく、給湯器や配管、下地なども見直す必要がある場合もあります。価格だけでリフォーム会社を判断せず、必ず施工内容も確認しましょう。

【調査実施期間】2016年11月8日~9日
【調査対象者】事前調査で「過去5年以内にリフォームを行った」と回答した人
【調査方法】インターネット調査
【有効回答数】482サンプル

 

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