内装リフォームの費用は箇所やグレードで大きく変わる
キッチン、お風呂、トイレなどを個別に依頼するよりも、同時に工事を行うことで職人の人件費や諸経費を削減できます。
詳しくは、「内装リフォームを安く抑えるための3つのコツ」をご覧ください。
水回りはまとめてリフォームするとお得になる
壁紙の張り替えは比較的安価ですが、キッチンの移動や在来工法のお風呂の交換などは100万円以上かかることもあります。
詳しくは、「内装リフォームの種類と費用相場(箇所別)」をご覧ください。
解体後に発覚する追加工事のリスクに備える
壁や床を剥がした際に、見えない部分の腐食やシロアリ被害が見つかることがあるため、予算には1〜2割の余裕が必要です。
詳しくは、「内装リフォームで失敗しないための注意点」をご覧ください。

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「リビングの壁紙が汚れてきた」「キッチンの使い勝手が悪い」「床の傷みが気になる」など、住まいの悩みが出てきたときに検討したいのが内装リフォームです。

 

しかし、いざリフォームをしようと思っても、「どの箇所にどれくらいの費用がかかるのか」という相場が分からず、予算が立てられないと悩む方は多いのではないでしょうか。

 

この記事では、内装リフォームの基礎知識から、クロス(壁紙)やフローリング、水回りといった箇所別の費用相場、そしてリフォーム費用を安く抑えるためのコツや注意点までを詳しく解説します。リフォームの予算感を掴み、理想の住まいづくりの第一歩を踏み出しましょう。

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内装工事

内装リフォームとは、室内にある壁、床、天井の張り替えや、キッチン、お風呂、トイレ、洗面台といった住宅設備の交換など、家の中の目に見える部分をきれいにする、あるいは機能性を高めるための工事を総称した言葉です。

 

内装リフォームは、古くなった設備や建材を新しいものへ交換する工事が一般的ですが、目的や予算に合わせてさまざまな規模で行われます。

  • 部分的なリフォーム:壁紙の張り替え、トイレの便器交換など、特定の箇所だけをピンポイントで新しくする。
  • 間取り変更を伴うリフォーム:和室を洋室に変更する、リビングと隣の部屋の壁を撤去して広いLDKにするなど。
  • フルリフォーム(スケルトンリフォーム):建物の骨組み(構造体)だけを残して内装をすべて解体し、間取りや配管から根本的に作り直す。

家全体を一気にフルリフォームすると費用は高額になりますが、まずは傷みやすい水回りや、家族が集まるリビングの壁紙など、優先順位をつけて部分的なリフォームを行うことで、無理のない予算で住み心地を改善することができます。

リフォーム済みの物件を購入するという選択肢もあります。すぐに入居でき、費用も明確なため、新しく物件をお探しの方はチェックしてみてください。

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リフォームしたキッチン

内装リフォームの費用は、施工する面積や選ぶ設備のグレード、元の状態によって大きく変動します。

 

ここでは、代表的な5つのリフォーム箇所について、一般的な建材や設備を使用した場合の費用相場を解説します。

お部屋の雰囲気を手軽に、そして大きく変えることができるのがクロス(壁紙)の張り替えです。

量産クロス800~1,000円(1m2あたり)
一般クロス(1000番台クロス)1,000~1,500円(1m2あたり)

※実際の見積もりでは、既存クロスの剥がし費用や巾木・廻り縁の交換有無によって変動します。

 

量産クロスは、メーカーが大量生産している定番デザインのクロスです。シンプルな見た目ですが、価格を安く抑えられるのが最大のメリットです。

一方の一般クロス(別名:1000番台クロス)は、価格はやや上がりますが、色柄のバリエーションが豊富で、消臭機能や汚れ防止機能、抗アレルゲン機能などの特殊な機能を持ったものも選べます。

 

費用を抑えつつおしゃれに見せるコツは、面積の大きい基本の壁には量産クロスを使用し、部屋の一面だけを色や柄の違う一般クロスにする「アクセントウォール」を取り入れる方法です。

フローリングは生活の中で傷や汚れがつきやすいため、内装リフォームの定番です。張り替えにかかる費用は、使用する材質(無垢材か集成材か)によって大きく異なります。

無垢材を使ったフローリング10~25万円(6畳あたり)
集成材(複合フローリング)5~10万円(6畳あたり)

 

無垢材(むくざい)は、天然木を切り出して1枚の板に加工したものです。木の温もりや香りが感じられ、高級感のある仕上がりになりますが、費用が高額になりがちで、湿気や乾燥による反りやひび割れが起こりやすいというデリケートな側面もあります。

集成材(複合フローリング)は、複数の板を接着剤で張り合わせた合板の表面に、薄い天然木や木目調のシートを貼ったものです。反りや縮みが少なく、傷がつきにくい加工がされているものも多いため、お手入れが簡単で費用も手頃です。

キッチンリフォームは、新しく導入するシステムキッチンのグレードや、キッチンのレイアウト(壁付けから対面式への変更など)によって費用が大きく跳ね上がります。

スタンダードなシステムキッチン50~100万円
ハイグレードなシステムキッチン100~150万円以上

現状のキッチンの場所を動かさず、新しいものに交換するだけであれば、上記の費用に収まることがほとんどです。

しかし、「壁付けキッチンを、リビングを見渡せるアイランド型キッチンに変更したい」といった場合は注意が必要です。

 

電気・ガス・水道の配管工事や、古いキッチンの跡地を補修する内装工事が追加で発生するため、トータルで150~300万円ほどの予算を見込んでおく必要があります(ダクトの取り回しや床下・天井裏の工事範囲によって変動します)。

トイレリフォームは、便器の本体価格と、床や壁紙の張り替えを同時に行うかどうかで費用が変わります。

便器の交換のみ10~30万円
和式から洋式への変更20~50万円
トイレの新設・移動工事50~80万円

※配管の移動距離や床の造作状況によってはこれ以上になる場合もあります。

 

最新のタンクレストイレ(水を溜めるタンクがないスッキリとしたデザインのトイレ)は、デザイン性が高く空間を広く使えますが、手洗い器を別途設置する必要があるため、一般的なタンク付きトイレよりも費用が高くなります。

また、将来を見据えて手すりを設置したり、段差をなくしたりするバリアフリー化を進める場合には、追加費用がかかります。

高齢のご家族がいる場合などは、バリアフリー化された住宅への住み替えも検討材料になります。

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お風呂のリフォームは、元の浴室がどのような造りになっているかで工事の難易度と費用が変わります。

ユニットバスから新しいユニットバスへ80~150万円
在来工法の浴室からユニットバスへ100~150万円
ユニットバスから在来工法の浴室へ120~200万円以上

ユニットバスは、工場で作られたパーツを現場で組み立てるお風呂で、現在のマンションや戸建ての多くで採用されています。同じサイズでの交換であれば工期も短く済みます。

一方、在来工法とは、昔ながらの一戸建てに多い、タイル張りで職人が一から作り上げるお風呂です。在来工法からユニットバスへリフォームする場合は、タイルの解体や土台の補修工事が必要になるため、費用が高くなり、工期も長くなります。

リフォーム費用は工夫次第で予算内に収めることが可能です。以下の3つのポイントを意識してみましょう。

水回り(キッチン、お風呂、トイレ、洗面台)など、関連する箇所は同時にリフォームするのがおすすめです。別々に工事を依頼すると、その都度、職人の人件費や出張費、養生費(周囲を保護するシートなどの費用)がかかってしまいます。

 

まとめて発注することで、これらの諸経費を圧縮でき、トータルコストを安く抑えることができます。

システムキッチンやユニットバスなどの住宅設備は、メーカーごとに細かいグレードが設定されています。

 

ショールームに行くと最上位グレードの最新機能に目を奪われがちですが、「本当にその機能が自分の生活に必要か」を冷静に判断しましょう。使わないオプションを省き、スタンダードなグレードを選択するだけで、数十万円のコストダウンになることも珍しくありません。

リフォームの内容によっては、国や自治体の補助金制度を利用できる場合があります。例えば、以下のようなリフォームが対象になりやすい傾向があります。

  • 省エネリフォーム(高断熱窓への交換、節水トイレ・高効率給湯器の導入など)
  • バリアフリーリフォーム(手すりの設置、段差の解消など)

補助金制度は年度ごとに予算や名称が変わり、申請期間も限られています。リフォームを検討し始めたら、まずは自治体のホームページを確認したり、施工会社に相談したりして、最新の制度をチェックしましょう。

リフォーム工事を依頼する前に、以下の注意点を必ず確認しておきましょう。

壁紙の張り替えやトイレの便器交換程度であれば1日〜数日で終わりますが、お風呂の交換やキッチンの移動を伴う工事は、1週間〜1ヶ月以上かかることもあります。特に水回りの工事中は、その設備が使用できなくなります。

 

「お風呂に入れない期間はどうするか」「食事はどうするか」など、工事中の生活動線を考慮し、必要であれば仮住まいやトランクルームの手配をしましょう。

リフォームにおいてよくあるトラブルが、「壁や床を剥がしてみたら、内部の木材が腐っていた」「シロアリの被害に遭っていた」「想定外の配管の劣化があった」というケースです。

 

このような場合、建物の安全性を保つために補修工事が必要となり、見積もりにはなかった追加費用と工期が発生します。予算ギリギリでローンを組むのではなく、不測の事態に備えて予算には1〜2割の余裕を持たせておくことが大切です。

分譲マンションで内装リフォームを行う場合、専有部分であっても自由に工事ができるわけではありません。マンションの「管理規約」によって、使用できる床材の遮音等級(防音性能)が厳しく定められていたり、水回りの配管移動が禁止されていたりすることがあります。

また、工事の前には必ず管理組合への申請と承認が必要になるため、スケジュールには余裕を持ちましょう。

クロスやフローリング、水回りの内装リフォームを行うことで、住まいの雰囲気は見違えるように明るくなり、日々の家事や生活のストレスも大幅に軽減されます。

 

リフォームを成功させる秘訣は、箇所ごとの費用相場を正しく把握し、「絶対に譲れない条件」と「妥協できるポイント」の優先順位をつけることです。

 

複数の施工会社から相見積もりを取り、提案内容や担当者との相性をしっかり比較した上で、信頼できるパートナーを見つけましょう。

リフォーム会社選びに迷っている方や、まずは専門家に予算やプランの相談をしてみたい方は、無料のオンライン相談窓口などを活用するのもおすすめです。複数の会社を比較して、納得のいくリフォームを実現しましょう。

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A.1 部分的なリフォームであれば、住みながらの工事は十分に可能です。ただし、キッチンやお風呂など水回りのリフォーム中は数日間その設備が使えなくなるため、生活に工夫が必要です。フルリフォームの場合は、ほこりや騒音の問題もあるため、仮住まいを手配するのが一般的です。

A.2 相場感を把握し、自分に合った提案をしてくれる会社を見つけるためにも、2〜3社程度から相見積もりをとることをおすすめします。安さだけでなく、担当者の対応の丁寧さや、保証・アフターサポートの内容も比較検討の重要なポイントです。

A.3 近年はシールタイプの壁紙なども普及しており、小さな面積であればDIYも可能です。しかし、古い壁紙をきれいに剥がしたり、下地を平らに処理したりする作業は難易度が高く、仕上がりの美しさと耐久性を求めるのであれば、プロの業者に依頼するのが確実です。

更新日: / 公開日:2020.07.06