住まいの広さや価格、設備、環境などトータルで満足度が高いのは都会と地方どちらか?

住まいの満足度が高いのは都会と地方どちらか?住まいの満足度が高いのは都会と地方どちらか?

日々の暮らしを考える上で「住まい」はもちろん重要だが「仕事」も重要なのは言うまでもない。様々な住まいに関する調査が世の中で配信されているが、今回は住まい×仕事を切り口で調査。調査対象は全国だが、住まいや仕事や地区によって異なるので都会と地方に分けてそれぞれ500人ずつに聞いてみた。(詳しい調査対象は記事末を参照)

この調査は、住まいの「本当」と「今」を伝えるHOME'S PRESSと、適性や志向性から自分らしい仕事と出会えるインテリジェンスのmeetaMAGAZINE(ミータマガジン)のコラボ調査で実現。主にHOME'S PRESSでは住まい面を切り口にした情報をお届けする。仕事面を切り口にした結果についてはmeetaMAGAZINEのほうで随時発表するので、あわせてご覧いただきたい。

今回は住まいの広さや価格、設備、環境などトータルで満足度が高いのは都会と地方どちらかを探ってみる。

meetaMAGAZINE:http://meeta.weban.jp/contents/magazine/

都会と地方では住まいの広さや価格自体は大きな差があるが、満足度は…

利便性や周辺施設に恵まれた都会と、広さや価格、周辺環境に恵まれた地方。実情から満足度には大きく差が見られそうなものだが、自己評価はやや異なる。

下記は住まいに関する7項目について聞いたものだ。
「交通の利便性」「周辺施設の充実」など利便性では差が見られたが、他はさほど変わらなかった。差が見られなかった点で特徴的なのは、住宅の広さや価格だ。【都会VS地方 住み方・働き方を探る②】住まいに大きな差。都会と地方の実態とは? 】で都会と地方の住まいデータについて見たが、データで比較すると都会と地方で大きな差が見られた。しかし、満足度で見るとさほど変わらない。

都会と地方の満足度レーダーチャート(「非常に満足している」「やや満足している」の小計)都会と地方の満足度レーダーチャート(「非常に満足している」「やや満足している」の小計)

周辺環境が満足度を図るものさし

上記のレーダーチャートから年収が都会の方が高いため、物件の購入価格や家賃において差が小さいのは理解ができる。しかし広さにおいて差が見られなかったのはなぜなのか?

これは、比較対象が生活圏の中での地域に限られるためではないかと考えられる。地方の居住者はあえて都会と比較をしてみることはない。あくまで選択可能な周辺環境の中における、位置づけを測っているのではないだろうか。満足度は都会だから、地方だからということはない。割合的には同じぐらいで、「都会に住んでいるから…」「地方に住んでいるから…」というよりも、当たり前だが自分がその地域にどのくらい溶け込めるかがカギなのだと調査から改めて実感する。

都会暮らし、田舎暮らしはしたいか?

都会と地方の人にそれぞれ都会暮らし、田舎暮らしをしたいか、また休日はどのように過ごしているかを聞いてみた。

その結果まず暮らしについてだが、都会の人は「非常にしたい」「ややしたい」とそのまま都会暮らしをしたい人が多かった。地方の人がそのまま地方暮らしをしたいか?については「どちらともいえない」と答えている人が多い。

都会の人が田舎暮らしをしてみたいかの結果をみると「どちらともいえない」「あまりしたくない」「絶対したくない」人の合計が70%強だった。逆に地方の人が都会暮らしをしてみたいかについては「非常にしたい」「ややしたい」が約40%だった。

空き家問題や人口減などの社会問題で、国自体が地方への移住をすすめている。しかし、この結果から都会の人は田舎暮らしをしたくない人が現状多いことが分かるが、今後心境を変えていくためには、田舎暮らしをより知ることがカギだと感じる。

都会と地方の人の住まいや仕事の満足度を見る限り(【都会VS地方 住み方・働き方を探る①】住まいの満足度は仕事の満足度に比例するのか? 】)、あまり差はなかった。地方だから住まいも仕事も満足でないということは決してない。それなのにそこに暮らしたいかで差が出ているののは、本当のところの「情報」が足りていない可能性がある。

次回は都会と地方の住まいと仕事の関係について、より深くみていきたい。

田舎暮らし、都会暮らしをしてみたか?(単一回答)田舎暮らし、都会暮らしをしてみたか?(単一回答)

調査概要

■調査概要
【調査実施期間】2015年8月14日~2015年8月15日
【調査対象者】20代~40代までの有職者
【調査方法】インターネット調査
【有効回答数】1000サンプル
うち、都会在住者 500サンプル、地方在住者 500サンプル(※)

※この調査における「都会」「地方」の概念

都会:
ご自宅から繁華街まで公共交通機関を利用して「30分未満」で行ける方
なおかつ以下の地域の居住者
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県

地方:
上記以外の地域の居住者

※この調査の分析上の区分であり、実際の「都会」「地方」に該当するものではありません。

2015年 09月22日 11時00分