住まい探しをする際に、どのくらいの期間をかけて探す人が多いだろうか?
新しい住まいを検討する時、皆さんはどのくらいの時間をかけているのだろうか?
今回、調査時から過去1年以内に賃貸、中古マンション、中古戸建て、新築分譲マンション、新築分譲戸建て、注文住宅にそれぞれ住み替えた人対象に、どのくらいの期間をかけたかを調査してみた。
その際、予算など関係なく「お風呂が広い家に住みたい」「庭付き一戸建てが欲しい」と漠然と考える期間と、きちんと予算や立地を考えてガツガツHOME'Sをはじめハウスメーカーや不動産会社を調べる期間は異なると思う。
今回、「漠然と住み替え・購入を考え始めた時期」と「具体的な情報収集をしていた時期」の2つのプロセス別に、実際に住まいが決まった時期からかかった期間を逆算してみた。
「漠然と住み替え・購入を考え始めた時期」を物件別に見た結果
「漠然と住み替え・購入を考え始めた時期」を物件別に見た結果が下記のグラフである。賃貸は「1年未満」が半数以上を占め、次いで「1年以上2年未満」が3割強となった。検討し始めた期間も含め、短期間で決めた人が多い。
一方で、購入の場合は物件の種類により差が見られる。マンションにおいては「1年以上2年未満」がボリュームゾーン。中古、新築問わず、検討期間が比較的短い。戸建も2年未満までの検討期間の人が多いが、マンションに比べると「5年以上前」も多くを占める。期間が長いのは、注文住宅。「5年以上前」が3割強で最も多かった。
【それぞれの物件の種類、ベスト3】※詳しくは下記グラフ参照
賃貸:1位1年未満(52.2%)、2位:1年以上2年未満(32.4%)、3位:2年以上3年未満(4.0%)
中古マンション:1位1年以上2年未満(33.1%)、2位1年未満(22.5%)、3位5年以上前(14.4%)
中古戸建て:1位5年以上前(26.3%)、2位1年以上2年未満(25.6%)、3位1年未満(18.9%)
新築分譲マンション:1位1年以上2年未満(32.3%)、2位1年未満(19.2%)、3位5年以上前(16.4%)
新築分譲戸建て:1位1年以上2年未満(24.5%)、2位5年以上前(23.0%)、3位1年未満(21.4%)
注文住宅:1位5年以上前(30.1%)、2位1年以上2年未満(24.5%)、3位分からない/覚えていない(15.8%)
“短い派”と“長い派”で二極化
興味深いのは、売買において期間が“短い派”と“長い派”で二極化している傾向が見られる点だ。考え始めた時期から実際に情報収集への行動に移すまでにかかった期間においても、その傾向が見られた。購入ではいずれの物件も1ヶ月以下という回答が多くを占めるが、一方で半年以上かかるとの回答も、2、3割にのぼる。特に注文住宅で顕著な傾向が見られた。
とにかく動いてみて行動する派とじっくり悩んで検討する派。あなたはどちらが近いだろうか。
調査データについて
【調査実施期間】
2013年12月14日~12月18日
【調査対象者】
・過去1年以内に住み替え、住まい購入の契約をした人
【調査方法】
インターネット調査
【有効回収数】
4363票
【データ出典元】
HOME'S調べ
※HOME'S マーケティング部 データ編集担当による
(データ使用や詳細データのお問い合わせはhomes-press@next-group.jpまで)
2014年 07月27日 08時57分