山手線29駅中「最も使いやすい」駅は?

日常的にJR山手線を利用している人へ、使いやすいと感じる駅はどこか聞いてみた日常的にJR山手線を利用している人へ、使いやすいと感じる駅はどこか聞いてみた

駅の“使いやすさ”とは何だろうか?
駅構内が親切なつくりで迷いにくいこと、駅へのアクセスがしやすいこと、周辺の施設が充実していること…など、人によって使いやすさの評価軸は様々だと思う。そこであえて今回は多くの人が利用するJR山手線を対象に“使いやすい駅”の判断をそれぞれの人に委ねてどのような点が評価されているのかを探った。JR山手線の最も使いやすい駅ランキングの結果は以下の通り。

JR山手線29駅を対象。「最も使いやすい」駅ランキング【単一回答】(n=420)

JR山手線最も使いやすい駅ランキング ベスト5

1位 新宿 (しんじゅく) 100票(23.8%)
1位は新宿。2位と50票近くの差をつけてダントツのトップとなった。
「繁華街も充実して利用しやすいと思っているから」「駅ナカや駅周辺の商業施設が充実している」など、駅そのものだけではなく、駅周辺の施設も含めて評価する声が複数挙がった。「人は多いが意外と駅のつくりがコンパクトになっているので」「地下網が発達していて、標識が多いので迷いにくい」など、混雑している割には利用者のことを考えられた設計も評価された。

2位 東京 (とうきょう) 54票(12.9%)
2位となった東京は、「通路が広い。構造が迷路のように込み入っていない。出口やトイレの案内説明がわかりやすい」といった駅構内の分かりやすさが魅力的。外国人や普段使い慣れていない遠方からの利用客を受け入れてきたことで、初心者や荷物が多い人もスムーズに利用できる、駅全体のつくりが評価された。
首都圏だけではなく、「現在東海、中央、東北のすべての在来線が使えること」など、移動の発着駅として利用されている面からも評価が高い結果になった。

3位 池袋 (いけぶくろ) 37票(8.8%)
3位には池袋がランクイン。「大きい家電量販店もあるし、だいたい何でもそろうから」「駅構内や周辺に店も多く、ショッピングを楽しめる」といった日用品から家電まで幅広いものが手軽く揃う周辺環境が魅力のようだ。「子どもの頃から利用しているから」「馴染みがある」など、身近にある使い慣れた駅として支持する人も多かった。

4位 渋谷 (しぶや) 28票(6.7%)
現状では路線によって高低差があり、多くの場所で工事中の渋谷駅だが、4位にランクインした。
「改札を通らなくていい」など、乗換路線によっては便利と感じる人も多いようだ。「改札口が多く、分かりやすいので」「電車の路線が多くあり便利で良い」など、ターミナル駅ならではの使い勝手の良さが評価された。

5位 品川 (しながわ) 23票(5.5%)
品川は広すぎず、駅ナカにお店が凝縮している“程よい感”が高評価につながったようだ。
「路線数が多いのに、駅が広すぎずコンパクトでわかりやすい」「駅ナカ等、丁度良い規模で揃っている」といった声が挙がった。「新幹線や他の路線への乗り換えもしやすいし、入り組んでいないので迷子にならないから」と、新幹線で遠方への移動に使う人からも評価されている。

駅周辺に商業施設が充実していることも高評価につながった新宿駅駅周辺に商業施設が充実していることも高評価につながった新宿駅

一方、JR山手線29駅中「最も使いにくい」駅、ワースト5は?

それでは逆に使いにくい駅とはどのような駅なのだろうか?単純に使いやすさの裏返しとなるのだろうか。結果は以下の通りとなった。

JR山手線「最も使いにくい」駅ランキング【単一回答】(n=420)

1位 東京 (とうきょう) 81票(19.3%)
「最も使いやすい」駅で2位となった東京が「最も使いにくい」駅では1位にランクイン。使いやすさでも評価の高かった東京だが、一体どのような点で使いにくいと思われたのだろうか。
ひとつは人の多さ。「迷路の中で人混みに紛れてる感じ」「人が多すぎて地下の店舗数増え通路も複雑になり迷う」など、混雑が不便さを感じさせる一因となっている。
また、「巨大なターミナルで迷いやすくて現在地も把握しづらく、乗り換えする移動も大変だと実感しているから」「広すぎて迷う」など、広さゆえに移動が多くデメリットと感じる人がいることも分かった。

2位 渋谷 (しぶや) 74票(17.6%)
「最も使いやすい」駅で4位となった渋谷だが、「最も使いにくい」駅ではさらに順位を伸ばし、2位にランクイン。東京との差はわずか7票で僅差となった。「東横線が地下に潜ってから、乗り換えがものすごく不便でストレスを感じる」「地下がめちゃくちゃ」「エスカレーターが少ないので、荷物が多い時には階段の上り下りで苦労する」など、乗り換え時の移動距離や平坦ではない道のりに不満が集中した。
「人が多くて煩雑なので」「階段が多く複数の路線の連絡も悪く人も多すぎる」など人の多さも使いにくさを感じさせる一因となっているようだ。現在渋谷駅は大規模な工事が行われており、使いやすさがどう改善されるか期待したい。

3位 新宿 (しんじゅく) 59票(14.0%)
「最も使いやすい」駅で1位となった新宿が「最も使いにくい」駅でも3位にランクイン。「東口と西口を自由に行き来出来る連絡通路がないので、遠回りを強いられるから」「西武新宿から歩くから」など、出口や路線によっては使いにくさを感じさせてしまう側面も持っているようだ。

4位 鶯谷 (うぐいすだに) 27票(6.4%)
山手線の中では、最も乗車人員の少ない鶯谷。「町になにも用がない」「降りたことがないので、あまり必要ないのでは?」など、利用経験の少なさから必要性を感じにくかったようだ。山手線の中でも乗車人員が上位に並ぶターミナル駅から離れており、「遠い」という印象を持った人も多いようだ。

5位 池袋 (いけぶくろ) 21票(5.0%)
「最も使いやすい駅」で3位となった池袋が、5位にランクイン。
「降車したあとがすこぶるわかりにくい」「改札を出て目的地に着くまでに時間がかかる。行き方がわかりにくい(出口など)」などの声が挙がった。目的地に着くまでが使いやすさだとすれば、そこには貢献できていないと感じる人もいたようだ。他には「表示も分かりにくく、狭くなるところも多いのに、歩きスマホが多く、ものすごく歩きにくい」「階段がすべて同じ方向に降りるようになっている」といった声も。

広い構内は利用者も多く便利である反面、広すぎて迷うなど不便を感じる人もたくさんいるようだ広い構内は利用者も多く便利である反面、広すぎて迷うなど不便を感じる人もたくさんいるようだ

JR山手線のあれこれ

使いやすい駅、使いにくい駅ともにターミナル駅がほとんど占めた結果となった。

調査概要

【調査実施期間】2015年10月29日~2015年11月3日
【調査対象者】事前調査で「週に3回以上山手線を利用している」と回答した方
【調査方法】インターネット調査
【有効回答数】420サンプル

2015年 12月03日 11時06分