散らかった部屋を見てはため息・・・
「小さな子供がいるから仕方ない」にしないおかたづけ

「おもちゃ箱をひっくり返したような」の言葉もあるが・・・</br>常におもちゃがバラバラにとっ散らかる部屋に辟易している親御さんも多いのではないだろうか「おもちゃ箱をひっくり返したような」の言葉もあるが・・・
常におもちゃがバラバラにとっ散らかる部屋に辟易している親御さんも多いのではないだろうか

「片付けなさーい!!」
これまで何度口にしてきたことだろう。

出しっぱなしのおもちゃや本、脱ぎっぱなしの服、ソファに置かれたままのランドセルに鞄・・・
小学校低学年の娘に口が酸っぱくなるほど言っても、一向に直る気配はない。

友人が遊びに来た時などは、
「散らかってるけどゴメンね!」
「ウチも一緒!子供がいれば仕方ないもんね!」
なんて、ママ同士で傷を舐めあう(?)事だって少なくないのだ。

でも、『子供がいるから仕方ない』を免罪符にしていいのだろうか?
いや、良い悪いの問題ではなく、そもそも“散らかった部屋が当たり前”の暮らしをしたいとは思っていないのだから、やはり何とかせねば!
そこで、子育て世帯の悩みドコロでもある【子供のおかたづけ】について考えてみるべく、「かたづけ・おそうじマスター」として活躍中の、一般社団法人ライフクリエイティブ協会の上田伸美さんにアドバイスを頂いた。以下でご紹介しよう。

部屋がゴチャゴチャ・・・の理由を知ろう!

一般社団法人ライフクリエイティブ協会の代表理事・上田伸美さん。『かたづけ・そうじ』を通じて、社会に笑顔あふれる住空間を普及させることを目的に活動している一般社団法人ライフクリエイティブ協会の代表理事・上田伸美さん。『かたづけ・そうじ』を通じて、社会に笑顔あふれる住空間を普及させることを目的に活動している

――どうして、小さい子供がいると部屋がゴチャゴチャしちゃうんでしょう?

「お子さんが小さいうち、小学生ぐらいまではお子さんの生活スペースがリビングになっているご家庭がとても多いです。リビング学習なども注目されていますし。
ところが、そんなリビングであるのに“リビング内に子供スペースがない”のが問題なんです。
リビング収納がないお宅も少なくないので、基本的にモノを収める場所が乏しい住宅事情があるかと思います。

子供のモノは、小さいモノが多い上に色が多いため、量というよりも、モノの細かさと色の多さでゴチャついた印象を受けます。
本来、家族が落ち着きたい場所であるのにもかかわらず、カラフルで細々した子供のモノが置かれているから感覚的に落ち着かないことが多く、その悩みを持っているご家庭は多いのです。

小さい頃から独立した子供部屋を持たせても、結局はリビングにモノを持ってきて、子供部屋が物置化しているご家庭も。
なので、早々と子供部屋を与えることよりも、リビングの子供スペースでお片づけを練習をした上で子供部屋を持たせるといいと思いますよ!」

まずはリビングの整理整頓から

住まいの中心となるリビングには、家族も集まるが、おもちゃも集まるもの…。まずはこの団欒スペースから!住まいの中心となるリビングには、家族も集まるが、おもちゃも集まるもの…。まずはこの団欒スペースから!

――どのように整理していくと良いですか?

「手始めとして、『子供が今遊んでいるモノだけがリビングにある』好ましい状態を心掛けてください。
今使っているモノだけにすることは片付けの基本。今遊んでいる・今使っているモノだけをお子さんに教えてもらい、使い終わったらそれを戻すようにすることを習慣化させましょう。

また、ゴチャゴチャしすぎて今遊んでいるモノすら分からない・・・というご家庭も少なくありません。
まずは、要るもの要らないものをお子さんと一緒に選別しましょう。その中には、今は使ってないけれど、捨てちゃダメ!というモノも出てくるはずです。親から見て「使ってないな、この先も遊びそうにないな」と明らかに思えるモノであっても、そのモノに思い入れがあったり、心と繋がっていると、使っていないけれど側に置いておきたいというモノもあるはずです。
その場合は、それらを中が見える透明のケースに入れて、敢えて子供の手の届かない場所に仕舞っておきます。で、中に入っているモノで遊びたい時は、お母さんに取ってもらうようにするんです。
「お母さん、あれ取って!」と頻繁に声がかかるようであれば、使うモノであり必要なモノです。でも、半年の間に声がかからなければ、それは“さよならできるモノ”。 半年間出番がなければ「捨てよう」ではなく「他の子に遊んでもらおうか」として、誰かに譲る・フリーマーケットに出すなどしましょう。

半年を目安にするのは、特にマンションなどは収納スペースが限られますので、この“とりあえず取っておく”が沢山ありすぎるのも考えものなので。これは普段の片付けと同じ要領になりますが、このように使うモノ・使わないモノを選ぶようにしては如何でしょうか。」

親目線ではなく、子目線のおかたづけ

リビングの一画に設ける「子供スペース」は、カラーボックス1つ分の空間で十分!と上田さん。そこに収まる程度の“お子さんが扱いやすい”専用おもちゃ箱を作ってみては?リビングの一画に設ける「子供スペース」は、カラーボックス1つ分の空間で十分!と上田さん。そこに収まる程度の“お子さんが扱いやすい”専用おもちゃ箱を作ってみては?

――要るもの・要らないものに分けた後は?

「使うモノ・遊ぶモノだけになったら『おもちゃのおうち』を用意します。つまり、今遊ぶモノを入れる箱やケースです。
一つの箱・ケースにまとめてリビングに置くようにすれば、色が散らばることもなくゴチャゴチャ感が減ります。
そして、お子さんには「この箱に入るだけのモノを入れよう」と伝えましょう。

箱は、軽く・持ちやすく・清潔 であることがポイント!
お子さんの年齢に合わせて、子どもが持てるモノを。「おもちゃのおうちを作るけど、どんな色がいい?どれだったら持てる?どれだったら入る?」とお子さんに選ばせてみてください。
お洒落な木のおもちゃ箱を好む親御さんも多いですが、ホコリが付きやすい・重たい・洗いにくい・・・と、子供用には適していません。見た目をよくしたいと思っているモノが、おもちゃを出しにくい・戻しにくい・持ちにくいなどはよくある事です。
使いやすさも考えながら、一番は“どんな箱ならば、子供が楽しく戻せるか”を、親目線でなく子目線で考えましょう。
既製品でなくても、ダンボールに自分で絵を描いたり塗ったり、シールを貼ったりしてオリジナルのおもちゃ箱を作るのもイイですね!お子さんにとっては、その箱自体が宝物になりますし、親御さんにとっても子育て中の素敵な思い出になるのではないでしょうか。」

片付けとは、モノをおうちに返すこと

「迷子にならないように、モノをおうちに返してあげてね!」
その気持ちで、お子さんと一緒に“飽きない”お片づけを---と上田さん。

【かたづけはカタチづけ】とも教えてくれた。

片付けること自体が遊びにもなるような、楽しくて飽きないおかたづけ。それを習慣づけるために、まずは『モノを返す場所を示し、整えばみんなが気持ち良くなれる』ことをムスメに教えることから始めようか。

一般社団法人ライフクリエイティブ協会:http://life-creative.jp/

2015年 07月03日 11時07分