実は5月から害虫シーズン本番。アース製薬に害虫と害虫対策について聞いてみる

GW期間にしたい住まいの害虫対策とは?GW期間にしたい住まいの害虫対策とは?

新緑芽吹く時期。その幕開けとともに、虫たちも活動を始める。家といえばシロアリを想像するが、今回は日常の住まいに潜む害虫たちに焦点をあてた。一般によくみられるハエや蚊、ゴキブリ、コバエなどである。

例えば、蚊の一生はご存じだろうか?卵から1.5日でかえり、幼虫から成虫に約10日ほどで成長する。成虫になると1回に100~200個ほどの卵を生み落とす。たった1匹の蚊から、爆発的に数が増加する恐れもあるのだ。1カ月で1万匹、というのも大げさな数字ではないのだ。

すべてを対処できないこともあるが、事前対策・事後対処など知っておくだけで家庭内での予防となる。GWに屋外で庭の手入れやアウトドアをする人、長期間旅行などで家をあける人などに知ってもらいたい。これからのシーズン知っておきたい害虫の種類と対策について、様々な対策グッズを販売するアース製薬に今回取材をしてみた。

知っておきたい害虫の種類と家庭用の対策グッズ

害虫と言っても、種類があるのはご存じだろうか?大きく7種類に分類されているが、今回関係のあるのは衛生害虫と不快害虫だ。

■衛生害虫…ハエ、蚊、ゴキブリ、ノミ、マダニなど
■不快害虫…アリ、ハチ、ムカデ、コバエ、クモなど

アース製薬株式会社 営業本部 営業企画部 営業企画課 課長 岡田将太郎氏は「害虫の中でも感染症の病原体を運んだりして健康を脅かすのが、ハエやゴキブリです。アレルギーの方はダニに注意したいところです。ペットはノミに気をつけたいですね」

衛生害虫に分類されたものは、私たちの健康を脅かす害虫だという。ハエはコレラやO157など、ゴキブリはサルモネラ菌など感染する菌をふくんでいる可能性がある。衛生害虫への対策としては、医薬品あるいは防除用医薬部外品として承認されたものが使用される。一方、不快害虫に分類されたものは刺したり噛んだりといった害はあるものの、病原菌を媒介しないためこちらの区分になる。

5月に入ると気温が25度以上になる日も出てくる。高温多湿を好む蚊やダニのシーズンを迎える。蚊の成長サイクルは早まり、ダニは爆発的に繁殖。こうした状況下で、例えばGW。長期間、家をあけるとなると、密閉空間でダニが繁殖したり、家のまわりでボウフラが湧き蚊が繁殖するなどが起こる。実際、どう対処すればいいのだろうか?

害虫の種類(アース製薬の資料をもとに作成)害虫の種類(アース製薬の資料をもとに作成)

GW時に注意したい蚊とダニ

まずGWの時期から注意したいのが蚊だ。2014年、デング熱が話題となり細心の注意を払った人も多いだろう。

「蚊は越冬できないため、昨年デング熱菌を保有していた蚊が、暖かくなってきたからまた出てくるということはありません。ただし、昨年と同じく、デング熱にかかった海外渡航者を刺すことで、感染が広がる恐れもあります。蚊は長袖を着ていても、服の上から刺すので、肌部分だけでなく服にも虫除けをつけるなど、対策が必要です」

蚊はデング熱だけでなく、日本脳炎、黄熱、マラリア、など様々な病原菌を保有している。こうした蚊の対策として、まずは家の周りの水たまりをなくし、ボウフラを防止することだという。バケツや空き缶に溜まった水の処理をする以外にも、特に重要なのが「溝」の掃除だ。バポナうじ殺しはボウフラにも効果があるので、ボウフラが発生してしまったところや発生が懸念される箇所には使用したい。

蚊をよせつけない、退治することも重要だ。蚊といえば、蚊取り線香や電子蚊とり器が想像できる。蚊取り線香は屋内でも平気だが、壁が白いとすすやヤニがついてしまう可能性もあるので、屋外の使用をおすすめしている。従来のものに加えて、現在ラベンダーやバラといった香りのものもあるようだ。

次に5月から気になるのはダニ。5月はハウスダスト1g中にダニの生息は300匹前後で、それから夏にかけて増殖して7月に900匹前後にもなる。部屋にいる90%がヒョウヒダニと呼ばれるダニで、主にカーペットまわり、ベッド、枕、布団、ソファーなどにいる。ダニは卵からかえると約40日で成虫となり、その間に100個程の卵を産む。

ダニの対処として掃除や天日干しがあげられるが、繁殖しにくい環境を作るだけで、今いるダニの数を減らすのは難しいようだ。よって、駆除剤の使用が必要となる。

蚊の一生とダニの一生について(アース製薬の資料をもとに作成)蚊の一生とダニの一生について(アース製薬の資料をもとに作成)

家をあけるときにしたい、くん煙剤。使用方法と注意したいこと

今回お話しいただいたアース製薬株式会社 営業本部 営業企画部 営業企画課 課長 岡田将太郎氏今回お話しいただいたアース製薬株式会社 営業本部 営業企画部 営業企画課 課長 岡田将太郎氏

家を長期間あけると、密閉した家の中で様々な虫たちがうごめき、繁殖する。出かけるときには、アースレッド等のくん煙剤を使用して出かけたほうがいいという。

「部屋に一つずつ置き、家全体を一度に実施していただきたいと思います。一部のものはカバーする必要がありますが、お皿や食べ物などはそのままで、実施後に簡単な水洗いで大丈夫です。ただし、気になる方は予め新聞紙やふきんをかぶせるといいでしょう」

くん煙剤もタイプがあり、どの虫を駆除したいか、住まいのタイプはどれか、強力に駆除したいかなど、それぞれの用途によって選びたいところだ。セットするときには、換気扇などは全てとめ窓を閉め切り、密閉した空間の中で行う。火災報知器やガス漏れ警報器、またパソコンなどの精密機器や仏壇などの銅を含む合金はカバーをしっかりする必要がある。

こうしたくん煙剤をするときに気になるのが、食品まわりのことだ。食べ物がテーブルの上にある場合には、ふきんなどをかけるだけでいいようだ。また、食器棚はゴキブリが潜んでいる可能性がある場所。扉や引き出しを密閉した状態ではなく、開けたほうがいいという。お皿はくん煙剤実施後に水洗いすればいいが、薬剤がかかりたくない場合には新聞紙やふきんをかける。

くん煙剤を使用するときに、例えばアースレッドならば、部屋にあわせて製品タイプを変えてもいいようだ。総合タイプ、害虫別タイプのものから、部屋ごとのタイプのものまであるので、気になる点を考慮してその部屋にあったものを使用したい。GWを利用して行いたいが一度やったら終わりではなく、5月~10月にかけては月に1回程実施したほうがいいという。その他の時期は2カ月に1回だが、そうすることで1年中ダニの生息数を低く抑えることができるようだ。

こまめに行いたい害虫対策

この時期に意外と気を付けたいのが、実はシラミ。戦後ならいざ知らず、今の時代何故シラミが流行っているのだろうか?実は5~6月にかけてプール開きが行われるが、プールなどで感染する恐れがあるという。また、頭と頭が接触することでも感染が広がる。一般的なシャンプーでは駆除が難しく、そうした場合には専用のシャンプーで駆除したい。

住まいの環境は段々とよくなっているものの、害虫対策についてはそれぞれの季節や環境に応じた対処が必要となってくる。

こまめな掃除や、事前対策を行い、これからのシーズン、健康的に住まいの環境を整えたい。

■取材協力:アース製薬
      http://www.earth-chem.co.jp/
      アース製薬 害虫駆除 なんでも事典
      http://www.earth-chem.co.jp/gaichu/index.html

様々な虫駆除、虫対策グッズが出ているので、このGWの期間を使って対策したいところだ様々な虫駆除、虫対策グッズが出ているので、このGWの期間を使って対策したいところだ

2015年 05月02日 10時11分