衣替えは本当に終了??今シーズン出ている服が正しいかチェック!
年末がすぐそこまで迫ってきた今日この頃。すっかり冬の装いに変わりつつあるが、冬支度は準備万端だろうか?
寒い日が突然来ると、慌てて押入れの奥から冬物を引っ張り出してきて、いつの間にか冬服がクローゼットいっぱいなんて事ないだろうか。まだ夏物が完全に「整理」できずにクローゼットがパンパンになっている人も多いと思う。年末の大掃除前に少し早めに整理をして、併せて春夏から秋冬への衣替えを再確認したい。
オフシーズンで長期で休ませる服を片付ける際には「整理」をする事が多いが、出すときも「整理」が必要だ。限られたスペースに収納しなければならない為、「着る服」をきちんと選別した上でクローゼットを「整理収納」する必要がある。クローゼットはたくさん収納できれば良い、という訳ではなく出し入れがしやすく、着たい服がすぐわかる、その点に注意をして「整理収納」が必要だ。つまり、服自体が少なければ「整理」するには近道ということだ。
特に、女性は「量」を見て自己満足になりがちだ。とりあえずたくさんの服を持っていることで安心したり、着る服かどうか関係なくオシャレな気分になってしまう。しかし、いくら「量」を持っていても、着ない服が多ければ、着まわしも上手くできなくなり、オシャレ度は衰退。量だけで満足するのではなく、コーディネートの組み合わせは何通りできるのかを考えれば、何十枚も服を持っていても一週間あっても着こなせないことがほとんど。自分にとって必要な量と種類を考えることが大事である。
では、今シーズン出ている服か正しいか実際に下記でチェックしてほしい。
【チェック】
□ 昨シーズン着なかった服が入っていないか?
→昨シーズン着なかった服を今年着る確率は非常に低い、昨シーズンも同じような事を考えていたはずだ、今年こそ着ないだろう。
□ 伸び縮みしてしまって、形が崩れていないか?
→お気に入りの服でも形が崩れていると、結果的に着ることを敬遠して着なくなる、素敵度が減点されてしまうだろう。
□ 汚れや虫食いはないか?
→どんなお気に入りの服でも汚れがとれなかった服や虫食いでどうしようもない服は持っていても着ることはないだろう。
□ デザイン的に今年は着るのか?
→流行で購入した服や年齢的にそろそろ似合わなくなってきた服などはきちんと自分を理解して判断すべきだろう。
上記のチェック方法を参考に、クローゼットの服を改めて「チェック」しよう。
冬はマフラーや手袋などの小物が増えてしまうので、その点でも選別して今年の冬の準備に備える。小物類は特に簡単に購入しがち、「素敵!」と思ってすぐに購入せずに、似たようなものは無いか、自分のコーディネートにあっているのかなどを考える必要がある。
冬服の収納のひと工夫
冬服は夏服と比較しても断然、服がかさばる上に、似た色の服も多い。収納方法を気にしないと、朝の忙しい時にカットソーを出したかったのにカーディガンが出てきてがっくりなんてことも。元に戻すのに時間がかかり、さらに焦る。そんなバタバタにならない為にも、収納に気を使おう。では実際どうすればいいのか、下記でお伝えする。
<グループ分けを明確にする>
●カーディガン、カットソー
カーディガンとカットソーは同じ引き出しにいれない。入れる場合はブックエンドなどで区切れるようにしておくとよい。色や形をわかりやすくする為に、表側や首のブランドのタックが見えるように畳んで収納する。
●インナー類
半袖、長袖種類に分けておく。タイツ類は色別に分けておく。靴下も夏用が混じっていたらシーズンオフへ移動させる。
●小物類
取り出しやすく、何があるか一目瞭然にしておく。追加購入しがちなアイテムだから、日々目にすることで今何を持っているのか自然と把握できるようにする。また、出かける最後に選ぶことが多いので、コーディネートしやすい場所に保管しておく。
●収納ケース
夏も同様だったが、服を立てて収納する為、深いと服が倒れてしまい、シワもできやすい。浅いもので取り出しやすいものにする。
収納方法に気を配った次は、日常のメンテナンスも欠かせない。冬は風が強くて汚れも飛びやすい、着ている服自体もウールなどで絡まりやすい為メンテナンスは念入りにして、大事な服を守ることが必要だ。
<メンテナンス>
●毛玉取り
せっかくの素敵な服も毛玉がついてしまっては台無しだ。食器洗い用の硬めのスポンジでささっとなでるだけでも、簡単に毛玉が取れるので、少し気になり始めたらすぐにメンテナンスをする。
●ブラッシングで汚れ取り
コートなどは繊維の奥にホコリや汚れがたまる、ブラッシングでささっとはらうだけで大切な服を守ることができる。また型崩れしないようにハンガーにかけること。
靴のメンテナンスは?
靴類も衣替え、春夏の靴はメンテナンスをして日常的な出し入れスペースからは外す。また、靴修理が必要なものは、片付けてしまう前に修理をして来シーズンすぐに履けるように準備をしておこう。女性にとって冬に欠かせないアイテムがブーツだが、シューズクローゼットの場所をとるので、配置替えをして無駄な収納スペースがで無いように配置を考える。
<メンテナンス>
●ブーツはブーツキーパーが必須
様々な形が登場しているブーツキーパーだが、そのブーツにあったキーパーを選んで、型崩れが起きないようにする。
●服と同様ブラッシングで汚れ取り
スウェードや革など様々な種類の靴があるので、種類にあったブラッシングを選んで汚れをとる。
●防水スプレーで汚れ防止
スウェードや革は雨でシミになってしまうことも多い、事前に防水スプレーで雨対策はもちろん、汚れ防止にも役立つ。
※色落ち、シミになる素材もあるので、目立たない部分で試してから使用する。
シューズクローゼットの収納については【ジメジメ時期、靴のニオイが気になる人に!シューズクローゼットの収納と湿気対策】
バッグのメンテナンスも忘れずに
バッグ類にも様々な素材が使われており、季節感のあるものが多いだろう。春夏用の素材のバッグは衣替えをして片付ける。また、これを機にバッグの「整理」を行いたい。
最近では、エコバッグやミニバッグなど付録や粗品で貰うことも多くなっているはず。使ってないものはもちろん手放し、同じようなサイズ感のものが複数あれば選定して使用分だけ残すようにする。
バッグは少し汚れていたり、長年使いクタクタになっていても、なかなか手放すことは難しい。それが、頑張って購入したものであれば、余計に手放す勇気が持てないことも多いと思う。長年使用したバッグはどれだけ愛着があっても、使わないバッグをいくつも限られた収納スペースに保管しておくときりがない。使わないバッグを持ち続けても、老朽化が進んでしまう為、感謝の気持ちを込めて手放そう。忘れたくないバッグであれば写真をとってから手放すのもおくのも一つの手段だ。
バッグを長期間保管するには、来シーズンにキレイな状態で使えるように保管することが大切だ。お気にりのバッグが、保管方法を間違えたために型崩れを起こしたり、汚れがひどくなったり染み込んだりしないように十分ケアをしとくことが大事だ。
<メンテナンス>
●布バッグはきちんとつけ置き洗い
布製のトートバッグなどは使い勝手が非常に良い為、使用頻度が高くなる一方、大雑把に使用することも多く汚れが目立つ。季節の変わり目など定期的に中性洗剤につけ置き洗いを行い、汚れが気になる場所はブラシでこすって汚れを落とし、よくすすいだあとに日陰でしっかり乾かすことが大事だ。
●不織布でホコリからガード
お休み中のバッグはクローゼットに収納していてもホコリなどをかぶるので、不織布のバッグケースや不織布に包んでバッグとバッグが直接触れないようにカバーする。
●バッグキーパーで型崩れ防止
バッグ収納スペースを気にしすぎて、本来のバッグの形を損なうような収納方法は厳禁だ。しっかり立てることが大事。しかし、本来のキレイな姿が戻せなくなるような場合はきちんと新聞紙などをくしゅくしゅにしてバッグに入れて保管すること。新聞紙は湿気も吸い取ってくれるので、バッグの環境にもとても良い。
After衣替えの整理収納をしっかりと
冬支度は身に付けるものだけに限られていない。インテリアの例えば、ソファーカバーやラグ、クッションカバーなどお家の中も衣替えをするのを忘れずにしたい。そして、季節にあわせたインテリアでお家の中でも楽しめると良い。今のシーズン、さすがに扇風機などは出している人はいないだろうが・・・。
年末まであと少し、大掃除を目前に身の回りのことから着々と「整理収納」に着手しよう。
2014年 12月20日 11時05分