日本全体で人口が減少していく中、希望を育むには
LIFULL HOME’S 総研から2023年9月に発表された調査レポート「地方創生の希望格差 寛容と幸福の地方論Part3」。この調査レポートでは、「地域の希望」がそこに住む人々の将来の幸福度や生きがいに大きな影響を与えていることが明らかになった。
この調査データを見てみると、希望を損なう環境要因として最も影響力があったのは、「人口減少の認識」という調査結果となっている。日本全体で人口が減少していく中、人々の希望を育む要素は何だろう。
希望を育む環境要因にも調査レポートでは触れている。最も影響力があったのは「政治行政への関心・信頼度」だった。これは「人口増加の認識」よりも影響力が大きく、意外な結果といえるだろう。
調査レポートでは、政治行政の信頼度について具体的に調べている。
希望が高い地域と低い地域で最も違いが大きかったのが、「市民に向けた情報発信が丁寧で熱心」という評価だった。これは、「高齢者の福祉や支援が手厚い」「子育て支援に本気で取り組んでいる」という評価項目よりも影響力が大きい。つまり、支援政策を実施すること以上に、情報発信をしっかり行うことが政治行政の信頼において重要となる。
本特集では、まちに変化を起こし、情報発信も効果的に行っている地域の事例を紹介する。記事を通して、政治行政の熱心な情報発信が、そこに住む人々の希望を育むことを実感してもらえるのではないだろうか。
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人口減少時代でも未来に「希望」を持てるまち
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2024年1月30日 (火)18:00~19:30
https://www.homes.co.jp/cont/press/info/info_00031/
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