平成26年の重要窃盗犯での住宅対象の侵入盗は、48,120件

「CPマーク」  Crime Prevention(防犯)の頭文字をとったもの。警察庁・国土交通省・経済産業省と民間関係団体で構成される「官民合同会議」が行う厳しい試験にパスした建物部品だけに与えられている「CPマーク」  Crime Prevention(防犯)の頭文字をとったもの。警察庁・国土交通省・経済産業省と民間関係団体で構成される「官民合同会議」が行う厳しい試験にパスした建物部品だけに与えられている

はやくも師走が近づき、クリスマスや年末年始の予定をたてる方も多いと思う。
忘年会新年会などで家に帰る時間が遅くなったり、特に年末年始は外出する機会も増え、実家に帰ったり、旅行に行ったりなど自宅を不在にする人も増える時期だ。

警察庁刑事局の犯罪統計資料(平成26年1~12月分)によると、空き巣は重要窃盗犯の侵入盗にあたり、そのうち住宅対象の件数が認知件数として全国で48,120件あったという。うち検挙件数は24,857件と51.7%の検挙率となっており、約半分が捕まっていない、という数字となっている。窃盗目的の空き巣でなくとも、女性の一人暮らしなどを狙った凶悪な犯罪例が報道されるなど、住まいの防犯は考えておきたいものだ。

住まいの防犯設備としては、様々な侵入手段に対して5分間以上防御することができるかの試験にクリアした設備だけに付けられるCPマークというものがある。具体的に付けられている対象設備としては玄関ドア、ガラス、サッシ、錠、シャッター、面格子、防犯フィルムなどがある。今後、リフォーム設備を選ぶとき参考にするとよいと思う。

過去の記事から、空き巣の行動や、狙われやすい家、狙われにくい家、鍵や防犯カメラなどの住まいの対策も含めてまとめてみた。

せっかくの年末年始…がっかりした思いをしないためにも、住まいの防犯意識を高めておきたい。

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