大学進学を機に一人暮らしを始めるときは、家具や家電、生活用品など、必要なものが数多くあります。しかし、最初からすべてをそろえようとすると、費用が膨らむだけでなく、部屋の広さに合わなかったり、使わないものが増えたりするケースがあるでしょう。
この記事では、大学生の一人暮らしに最低限必要なもの、あると便利なアイテム、お得にそろえる方法を紹介します。引越し前に用意するものと、入居後に買い足すものを分け、部屋の広さや生活スタイルにあった新生活の準備に役立ててみてください。
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大学生の一人暮らしで必要なもの

新生活の準備では、毎日の生活に欠かせないものから優先してそろえることが大切です。買い物リストを「入居初日までに必要なもの」「生活しながら買い足すもの」「実家から持っていくもの」に分けると、買い忘れや重複購入を防ぎやすくなります。
ただし、大型の家具や家電は、設置スペースや搬入経路を確認してから購入しましょう。特に冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は、物件によっては設置スペースが限られていたり、搬入が難しかったりする場合があります。内見時には、設置スペースの幅・奥行き・高さに加え、玄関や廊下、エレベーター、共用部分の通路・階段などの搬入経路も確認しておくと、スムーズに搬入・設置できます。
家具・家電
大学生の一人暮らしで優先度が高い家電は、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジです。冷蔵庫は、自炊をする機会が多い場合は150L以上、外食や総菜の利用が中心なら100L前後を目安にするとよいでしょう。容量だけでなく、機器のサイズや放熱に必要なスペース、扉が開く方向も確認しておくことが大切です。
洗濯機は、こまめに洗う場合は5~6kg程度の容量が使いやすさの目安です。ただし、毛布やシーツを自宅で洗う場合や、数日分の洗濯物をまとめて洗う場合は、やや大きめの容量も検討しましょう。また、防水パンの内寸や蛇口の高さ、搬入経路も事前に測っておく必要があります。
電子レンジは、弁当や冷凍食品の温め、作り置きの温め直しなどに役立ちます。パンをよく食べる場合はトースト機能付きのオーブンレンジを選ぶと、トースターを別に置かずに済むでしょう。
照明やエアコンは備え付けの場合もあるため、内見時や契約前に設備表で確認し、不要な購入を避けましょう。


寝具類
授業やアルバイト、サークル活動などで忙しい大学生活を快適に過ごすには、睡眠環境を整えることが重要です。ベッドを選ぶときは、設置スペースの広さ、収納の有無、搬入のしやすさを確認しておきましょう。
ワンルームではシングルサイズが一般的ですが、ベッドフレームはマットレスより大きいため、通路やクローゼットの扉をふさがないかの確認が必要です。収納が少ない部屋では、ベッド下部に衣類や季節用品をしまえる収納付きベッドや、床下空間を活用できる脚付きタイプが便利です。
一方、圧迫感を抑えたい場合は、背の低いローベッドや折りたたみベッドも候補になります。引越しや模様替えのしやすさを重視するなら、分解できるフレームを選ぶと扱いやすいでしょう。
部屋を広く使いたい人には敷布団も向いています。ただし、敷きっぱなしにすると湿気がこもりやすいため、定期的に立てかけたり干したりして乾燥させましょう。
ベッドと布団のどちらを選ぶ場合も、掛け布団、枕、シーツ、敷きパッドなどを一式そろえ、季節に応じて調整できるようにしましょう。


カーテンやラグ
カーテンは外から室内が見えるのを防ぐため、引越し初日から必要です。特に1階や通りに面した部屋、隣の建物から室内が見えやすい部屋では、外からの見え方を確認して選ぶことが大切です。気になる場合は、室内が見えにくい遮像・ミラー機能のあるレースカーテンを選ぶとよいでしょう。また、朝日や街灯の光が気になる場合は遮光タイプ、冷暖房効率を高めたい場合は厚手で断熱性のあるカーテンが適しています。
また、内見時には、カーテンレールの幅と、ランナー(カーテンを取り付ける部分)下から床または窓枠の下までの高さを測っておきましょう。
ラグは必須ではありませんが、床の傷や足音を抑え、冬場の冷え対策にもなります。部屋全体に敷く大きなサイズよりも、ベッド前やローテーブル周辺だけを覆うサイズのほうが、掃除や模様替えがしやすくなります。
食事をする場所には、毛足が短く、汚れを拭き取りやすい素材が適しています。家具の下まで敷く場合は、家具を設置する前にレイアウトとサイズを決めておきましょう。


生活用品
〈引越し初日にすぐ使うもの〉
・トイレットペーパー
・ティッシュペーパー
・タオル
・洗面、バス用品
・ゴミ袋
・簡単な掃除用品
・ハンガー
・充電器 など
これらの、引越し初日から使う可能性が高いものは、他の荷物と分けて準備しておくと便利です。ゴミ袋は自治体で指定されている場合があるため、転居先の分別ルールを確認してから購入しましょう。
キッチン用品は、フライパンや小鍋、包丁、まな板、食器、カトラリーなど、最低限必要なものからそろえ、生活しながら買い足していくと無駄がありません。大学生は教科書や資料、衣類、バッグなどが増えやすいため、限られたスペースでも片付けやすいよう、あらかじめ物の定位置を決めておくことも大切です。
監修者より
一人暮らしでは、収納スペースに余裕がないケースも少なくありません。かといって、入居前に大きな収納家具を購入すると、想定以上に部屋を圧迫してしまうことがあります。実際に暮らしながら必要な収納量や家具のサイズを見極めることも、使いやすい部屋づくりのポイントです。
大学生の一人暮らしであると便利なアイテム

一人暮らしを始めたときは、最低限必要なものだけでスタートしても、生活に慣れてくると「こんなものもあったら便利なのに」と思うものが出てきます。大学生の一人暮らしをより快適にする、あると便利なアイテムを紹介します。
あると便利な家電
電気ケトルは、飲み物やインスタント食品に使う少量のお湯を短時間で沸かせます。ドライヤーは身支度だけでなく、ぬれた靴や小物を乾かすときにも役立つでしょう。
また、コンセントの位置が家具の配置と合わない場合には、使用する家電の消費電力に対応した延長コードや電源タップがあると便利です。コードを重ねて使用したり、定格容量を超えたりしないよう注意しましょう。
パソコンは、授業資料の閲覧、レポート作成、プログラミング、オンライン授業、就職活動など、大学生活で使用する機会が多い機器です。大学や学部が推奨するスペック、必要なソフト、持ち運びやすさを確認して選びましょう。
また、物件に無料インターネット設備があるか、通信回線の契約が必要かも確認しておくと安心です。

便利な対策グッズ
一人暮らしでは、防犯・防災・害虫対策も欠かせません。防犯性を強化するには、窓用補助錠、サムターン回し防止カバー、防犯ブザーなどがあると安心です。玄関や窓は短時間の外出でも施錠する習慣を心がけましょう。
防災用品としては、自然災害などで自宅避難が必要になった場合に備えて、飲料水、保存食、モバイルバッテリー、懐中電灯、簡易トイレ、常備薬、衛生用品などをまとめて準備しておきましょう。害虫対策では、侵入経路となる隙間をふさぎ、食べ残しや生ゴミを放置しないことが重要です。

寝具や洗濯に関する便利なグッズ
布団乾燥機は、梅雨や冬場でも寝具の湿気を取り除きやすく、ダニやカビの対策にも役立ちます。室内用物干しがあれば、雨天時や花粉が気になる季節、防犯上ベランダに干しにくい場合にも気兼ねなく洗濯できます。
室内干しで乾きにくいときは、サーキュレーターや除湿機を併用すると、効率的に乾かせるでしょう。

暮らしに必要なものをお得にそろえる方法

家具や家電、生活用品を一度にそろえると、大きな出費になります。商品価格だけでなく、配送・設置費、保証内容、将来の処分費用なども含めて比較し、大学の在学期間や卒業後の予定に合った方法を選びましょう。
ネット通販のセールや新生活セットを利用する
通販サイトや家電量販店では、入学・引越しシーズンに新生活向けのセールや家電セットが販売されることがあります。まとめて購入すれば、必要なものを一度にそろえられ、選ぶ手間も減らせますが、セット内容が自分の生活スタイルや部屋の広さに合うとは限りません。
単品で購入した場合との総額、配送日や設置サービス、保証内容を確認したうえで選びましょう。
中古品や譲渡サービスを活用する
新品にこだわらない場合は、リサイクルショップ、フリマアプリ、地域の譲渡掲示板なども選択肢です。大型家電は、製造年、動作状態、保証の有無、配送料、設置費、故障時の処分方法などをあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
中古の寝具や布製品は、衛生面を考慮して選ぶことが大切です。状態が気になる場合は無理に選ばず、新品を購入するほうが気持ちよく使えるでしょう。
100円ショップやPB商品を活用する
100円ショップは、収納小物、洗濯用品、掃除用品、文具などを少量ずつそろえたいときに便利です。ただし、現在は100円ショップでも100円を超える商品が増えているため、同じ用途の商品がホームセンターや量販店のほうが安い場合もあります。価格だけでなく、品質、容量、耐久性なども比較しましょう。
スーパー、ホームセンター、家電量販店などのプライベートブランド(PB)商品も、日用品や調理器具、収納用品、家電の購入費を抑える選択肢になります。長期間使うものは、保証や修理対応、消費電力も確認し、安さだけで選ばないことが大切です。
大学生協の新生活サポートを確認する
大学によっては、生協がパソコンや家具・家電、生活用品、自転車などの販売や配送サービスを提供しており、入学準備をまとめて進められるのがメリットです。
取扱商品や価格、サービス内容は大学ごとに異なるため、大学から届く案内や大学生協のWebサイトを確認しましょう。
家具・家電付き物件を検討する
冷蔵庫、洗濯機、ベッドなどがあらかじめ備え付けられた家具・家電付き物件を選ぶ方法もあります。購入や搬入の手間を減らせるほか、卒業時に大型家具や家電を処分する負担を減らせるのが大きなメリットです。
ただし、家具・家電付きの物件は、同条件の一般的な物件よりも家賃が高い場合や、備え付け家具・家電の種類・状態を選べない場合があります。さらに、設備の故障時に誰が修理費を負担するのかも、契約前に確認しておきましょう。
特に、短期間の居住や、卒業後に実家へ戻る予定がある人は、同じ居住期間で家具・家電を自分で購入した場合の総額(購入費・退去時の処分費・家賃)と、家具・家電付き物件の家賃を比較し、どちらがお得か判断するとよいでしょう。
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よくある質問
最後に、大学生の一人暮らしの準備について、よくある質問を確認しておきましょう。
Q:大学生の一人暮らしで、引越し初日から必要なものは何ですか?
A:カーテン、照明、寝具、トイレットペーパー、タオル、洗面・バス用品、ゴミ袋、充電器、簡単な掃除用品などです。照明などの備え付け設備の有無や、冷蔵庫・洗濯機などの配送日は事前に確認しておきましょう。後日届く場合は、到着までの食事や洗濯の方法を決めておくと安心です。
Q:大学生の一人暮らしに必要な家具・家電をそろえる費用はいくらですか?
A:新品で一式そろえる場合、20万~30万円程度がひとつの目安です。ただし、選ぶ商品やスペックなどによって費用は変わります。中古品やセール品、家電セット、実家から持参するものを組み合わせて、無理のない範囲で準備しましょう。
Q:一人暮らしの家具・家電は、入居前と入居後のどちらに買うべきですか?
A:寝具やカーテンなど、入居初日から必要なものは入居前に準備します。大型家具・家電は、設置場所と搬入経路を測ってから購入しましょう。収納家具や便利家電は、実際に生活して必要性を感じてから買い足すと、無駄な出費を減らせます。
Q:大学生の一人暮らしで、後から買えばよいものは何ですか?
A:テレビ、ソファ、大型の収納家具、炊飯器、掃除機、調理家電などは、生活スタイルによって必要性が変わります。入居前にすべてそろえるのではなく、実際に生活してみて必要だと感じたものから買い足すと、部屋のスペースや予算に余裕を残せます。
Q:一人暮らし用の冷蔵庫や洗濯機は、どのくらいの大きさが適していますか?
A:冷蔵庫は自炊をするなら150L以上、外食中心なら100L前後がひとつの目安です。洗濯機は5~6kg程度が一般的ですが、まとめ洗いや寝具の洗濯が多い人は、より大きな容量も検討しましょう。
Q:家具・家電付き物件と、自分で購入するケースではどちらがお得ですか?
A:居住期間や家賃差、家具・家電の購入費、処分費用などによって異なります。短期間の居住や卒業後に実家へ戻る予定がある場合は、家具・家電付き物件なら入居前の準備の手間を省け、入居後はすぐに使えます。また、退去時の処分の手間や処分費用も抑えられるでしょう。長く住み、好みの製品を使いたい場合は、家具・家電を自分で購入するほうが総額を抑えられる可能性もあります。
更新日: / 公開日:2023.12.12










