パートナーと同棲する際は、どんな間取りを選ぶといいのか、どれくらいの広さが必要なのかなど、さまざまな疑問があるかと思います。
せっかくの同棲を楽しくスタートさせるためにも、一人暮らしとは違った視点で部屋選びをすることが大切です。今回は、同棲する際の間取りの選び方や特徴、注意点について紹介します。
新婚・同棲にぴったりな物件
同棲するときの間取りの選び方は?

二人で住む場合の人気の間取りは1LDK~2LDKです。ワンルーム(1R)や1Kで一緒に暮らすカップルもいますが、共有スペースとプライベートな空間の両方を求めると、やはり1LDK以上の広さが必要になります。
二人暮らしに必要な広さの目安は30平米以上
国土交通省の住生活基本計画によると、二人暮らしに最低限必要な広さは30平米で、快適な暮らしを考えた場合は55~75平米とされています。
一般的には、1LDKや2LDKの物件の広さが40〜50平米くらいといわれています。畳に換算すると約24~30畳ですが、水回り設備なども含まれているため、居住スペースは16~22畳ほどになります。
LDKや居室の広さは物件によって異なるので、どちらの広さを重視して物件を選ぶかは、お互いのライフスタイルを考慮しながら決めるようにしましょう。
家にいる時間、ライフスタイル、予算のバランスで決める
間取りの選び方は、住む人によって基準が異なります。テレワークなどで家にいる時間が長い人は、仕事がしやすい間取り選びがポイントになり、会社などに通勤している場合は通勤時間や駅からの距離も重要な要素です。
最終的に、住まいに求める条件が予算内で叶えられる物件を選ぶケースがほとんどですが、カップルでよく話し合って決めることが大切です。
【間取り別】同棲時のメリット・デメリット

同棲する際の間取りには状況に応じてさまざまな選択肢があります。ここでは間取り別に同棲時のメリット・デメリットについて紹介します。
ワンルーム、1Kの間取りで同棲した場合
ワンルームや1Kの間取りは、同棲カップルというよりは単身者用に設計されています。
予算を最小限に抑えられますが、二人での入居を認めていないケースが多いため注意が必要です。オーナーとの合意があれば問題ありませんが、連絡・合意なく同棲をしてしまうと、契約解消というトラブルに発展することがあります。
また、部屋が狭い分、掃除などはしやすいですが、プライバシーの確保が難しいことがデメリットです。家賃をなるべく安く抑えたいという場合は、探すエリアを郊外まで広げたり、築年数の古い物件も探したりしてみましょう。
1DK、1LDKの間取りで同棲した場合
1DKというと、8畳未満のダイニングキッチンと居室がある間取りです。
寝る場所と食事をとる場所のスペースは分かれていますが、ワンルームや1Kと同様に二人入居可の物件は少ない傾向があります。ただし、一般的に1LDKよりも家賃が安い点はメリットといえるでしょう。
一方、1LDKは1DKよりも家賃は高くなりますが、広さに余裕があり、二人で暮らしても満足しやすい間取りです。
LDKは8畳以上なので、工夫次第ではちょっとしたプライベートスペースを設けることも可能です。しかし、1LDKは近年人気の間取りとなっているため、家賃が高い傾向があります。
2DK、2LDK、3LDKの間取りで同棲した場合
2DKはダイニングキッチンのほかに居室が2つある間取りです。
ダイニングキッチンをリビングとし、居室をそれぞれ寝室として使うことが可能です。プライベートなスペースが欲しいカップルには適した間取りといえるでしょう。家賃については比較的安い傾向がありますが、築年数が古い物件が多いのが特徴です。
一方、2LDKや3LDKは、10畳以上のリビング・ダイニング・キッチンと居室が2つ、もしくは3つある間取りです。プライベートな空間を確保することはもちろん、友人を招いて部屋に泊めることも可能です。ただし、2LDK以下の物件よりも当然ながら家賃は高くなります。
新婚・同棲にぴったりな物件【シチュエーション別】同棲におすすめの間取りを紹介

ここからは、シチュエーション別のおすすめ間取り例を紹介します。同棲するにあたり、プライベートスペースを確保したいケースと、結婚前提で同棲をスタートさせるカップルにおすすめの間取りを紹介します。
プライベートスペースを確保したい人向け
同棲時によくある問題として「1人になれるプライベート空間がない」「ライフスタイルが違って一緒に住むことがストレスになってしまう」などが挙げられます。
そんなとき、たとえば家賃を抑えて1LDKを選ぶ場合は、プライベートスペースを確保しやすい間取りを選ぶのがおすすめです。

上記は1LDKの間取りですが、玄関から居室まではリビングを通らずに行くことができるため、ライフスタイルが異なるカップルにおすすめです。
また、広めのLDKの中には間仕切りがあるため、LDKの一角に書斎やくつろげるスペースを設けることができます。
結婚前提で同棲する人向け
結婚前提で同棲をスタートさせる場合は、家族が増える可能性を考慮して2LDKの間取りを選ぶのがおすすめです。子どもがある程度成長しても問題なく住み続けることができるでしょう。

上記の間取りは、リビングに和室が隣接するタイプの2LDKの間取りです。和室はくつろげるスペースや収納スペースとして利用できるほか、子どもが生まれた場合は子ども部屋にもなります。
キッチンから和室が見えやすい位置にあることから、料理をしながらでも子どもの様子を見守れるのが魅力です。そのため、新婚や小さな子どもがいる世帯に人気の間取りとなっています。
同棲用の物件選びの注意点

同棲用の物件選びの際は、二人入居可の条件を満たした物件を選ぶことが必須です。また、エリアや間取り、設備においては二人の生活リズムを考慮し、よく話し合って決めることが大切です。
家賃については二人で負担すれば一人暮らしよりもお得になりますが、生活費や貯金する分を差し引いて無理のない金額に設定しましょう。また、一般的には収入が多い人が契約者になり、一緒に暮らす人の続柄は同居人となります。
連名契約というケースもありますが、収入やライフプランを踏まえたうえで事前に二人でよく話し合うようにしましょう。
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