寂しいときにそっと寄り添ってくれる、存在感のある大型犬を飼うことに憧れている人も多いでしょう。

大型犬を飼いたい、もしくはすでに飼っているという人が賃貸物件を探している場合に気になるのは、賃貸物件で大型犬が飼えるかどうかという点ではないでしょうか?

そこで今回は、大型犬に注目し、賃貸の部屋で飼えるのかどうか、飼う場合の注意点について解説していきます。

大型犬

 

大型犬に明確な定義は存在しません。しかし一般的には、成犬時の体重が20kgを超える犬種を大型犬、40kg以上の犬種を超大型と呼んでいます。

 

ちなみに、20kg以下の犬種は小型犬、または中型犬と呼ばれます。

 

大型犬の犬種としては、ゴールデンレトリバーやラブラドルレトリバー、ダルメシアン、ドーベルマンなどの海外が原産国となる犬種以外に、秋田犬や土佐犬といった日本犬が有名です。

大型犬と暮らす

 

結論から言えば、大型犬と賃貸物件で暮らすことは可能です。ただし、大型犬だからこそ気をつける必要のある注意点が3つあります。

 

犬に限らずペットと賃貸物件に暮らしたい場合は、「ペット可物件」を選択する必要があります。

 

ただし、ペット可物件であっても大型犬がOKとは限りません。これは、大抵のペット可物件は、小型犬や中型犬、猫、小動物などをペットの対象としているからです。

 

したがって、大型犬と住める賃貸物件を探すには、ペット可物件の中でも「大型犬可」となっている部屋を探すか、ペット可物件で大型犬を飼えるか問合せをする必要があります。

 

一人暮らしの場合、ワンルームや1K、1DK、1LDKなどの間取りに住むことが多いでしょう。体重が20~40kgにもなる大型犬の存在感は大きいものです。

 

一日の食事量や排せつ物の量も多く、エサなどをストックする場所も必要で、トイレグッズも大きなサイズのものを準備しなければなりません。

 

食事や睡眠のスペースとトイレスペースを離さないと、犬がストレスを感じやすいため、トイレスペースに合わせた換気方法や設置場所を考える必要もあります。

 

上下の移動が大好きな猫とは異なり、犬は横方向への移動が必要な生き物です。

 

大型犬は体が大きいため、小型犬や中型犬よりも動く面積が大きく、留守番などで長時間室内に閉じ込められているとストレスを感じることになります。

 

一戸建て庭付きの賃貸物件を探してみる

 

賃貸の部屋で大型犬を飼いたい場合は、「一戸建て庭付き」という賃貸物件もあるため、検討するといいでしょう。集合住宅よりも広いスペースをつくってあげられます。

大型犬と暮らす物件検索

 

ペット可物件の数は多くなく、大型犬であれば広さや部屋数が必要なことから、さらに物件数は限られてしまいます。

 

紹介してきたような条件にかなう賃貸物件を探すには、以下の2つのポイントを押さえておきましょう。

 

すぐにでも始められる手段として、住宅情報ポータルサイトで大型犬との暮らしが可能な賃貸物件を探す方法が挙げられます。

 

ペット可物件の見つけ方

 

LIFULL HOME’Sでは、「ペット可(相談)の物件」という特集を組んでいるので、さらに詳細条件のキーワードで「大型犬」と入力し、絞り込んで探すのがおすすめです。

 

ペット可物件は物件数の少なさから、空きが出ると早めに埋まってしまう傾向にあります。住宅情報ポータルサイトで気に入った物件を見つけた場合は、すぐに不動産会社に連絡しましょう。

 

その際に「もしペット可物件で大型犬も受け入れてもらえそうな部屋があったら、連絡をください」と伝えておくのがポイントです。

 

中型犬がOKな物件では、大家さんとの交渉次第で大型犬もOKとなる可能性もあるので、諦めずに探してみてください。

広いリビング

 

小型犬や中型犬に比べて体が大きく、たくさんの運動量を必要とする大型犬。一緒に暮らす部屋を探していて気になる物件が見つかったときに注目したい部屋のポイントを解説していきます。

広さ

 

できれば2LDKや3LDKなど、部屋が複数あって、リビングも広さがある間取りが理想的です。

 

現実問題として大型犬の寿命(10~15年)を考えると、賃貸生活の間に犬が要介護となっていく可能性もあります。そのため、もし大型犬飼育の許可が出たとしても、一人暮らし向けのコンパクトな間取りで大型犬と暮らすのは難しいでしょう。

浴室の広さ

 

外飼いの犬の場合は、それほど頻繁にシャンプーをしないケースも多いです。しかし、賃貸の部屋で飼う場合には、部屋を汚さないためにも月に1回はシャンプーをしてあげたいもの。

 

体の大きい大型犬を洗うには、3点ユニットバスでは狭くて大変です。浴室が独立していて、大人2人が同時に体を洗えるくらいの広さであれば、大型犬をシャンプーしてあげる際にも苦労しないでしょう。

コンロのロック機能

 

コンロのロック機能については、高い所へ平気でジャンプする猫と暮らす場合は気になるものの、小型犬や中型犬との生活ではあまり気にしなくてもいいでしょう。

 

しかし、大型犬は体が大きいため、コンロに届いてしまいます。留守番中に誤ってコンロのスイッチに触ってしまう危険性も考えられるので、注意しましょう。

 

最新のコンロではロック機能付きが標準になってきていますが、賃貸物件ではコンロ設備を頻繁に交換するわけではありません。内見の際には、コンロにロック機能が付いているかどうか、ぜひチェックしてください。

物件の周辺環境

 

大型犬と一緒に生活していくうえで、散歩と体調管理は欠かせません。

 

のびのびと散歩ができる公園が物件の近くにあるかどうかもチェックしておく必要があります。また、ペットが体調を崩したときに焦らず、すぐに連れていける距離に動物病院がある物件を選びましょう。

 

ペットに適度な運動をさせてあげることや体調管理は飼い主の責任なので、物件の周辺環境は必ずチェックしたい項目です。

大型犬と暮らす

 

大型犬可の物件ならではの、金銭面における注意点も知っておきたいところです。以下の2点を事前に知り、納得して部屋探しを行いましょう。

大型犬可の物件は、家賃相場が高め

 

すでに紹介してきたとおり、ペット可、特に大型犬可の物件は数自体が少ないです。そのため、家賃相場もなかなか値下がりせず、高い傾向にあります。

 

LIFULL HOME’Sで東京23区内のペット可物件の家賃相場(2020年12月時点)を調べてみたところ、大型犬可の物件では小型犬可物件よりも1万円以上家賃が高くなっています。

 

大型犬可の物件であっても家賃が高すぎないか、他の物件とも比べてみることが大切です。

大型犬可の物件は敷金・礼金や退去費が高くなる傾向にある

 

大型犬を室内で飼うと床や壁紙などが傷みやすく、においも残りやすいことから、敷金や礼金が高めに設定されているのが一般的です。また、退去時の修繕費も敷金だけでは不足することもあります。

 

大きな体で体当たりしてへこんでしまったドアの場合、交換する必要が出てくるなど、大型犬との暮らしでは修繕費用がかかる可能性があることも理解しておきましょう。

マットを敷く

 

物件を見つけることができたら、いよいよ大型犬との楽しい暮らしの始まりです。実際に一緒に暮らしていく際には、近隣住民やペットのために以下のことをやっておきましょう。

部屋の床にマットやカーペットを敷く

 

脚力が強い大型犬は、床で踏ん張るときに爪で床を傷つけてしまうことがあります。

 

また、肉球があるとはいえ、フローリングは犬の足腰に負担をかけてしまうものなので、マットやカーペットを敷いてあげるのがおすすめです。

しつけをしっかりする

 

犬は寂しいときや、サイレンが聞こえたときなどに鳴くことがあります。突然の物音や遊びに興奮してほえることもあるため、他の住人に迷惑をかけてしまう可能性があります。

 

また、散歩に行く際に他の人にかみついてけがをさせてしまうことも考えられるので、無駄鳴きやかみつきに対するしつけはしっかり行いましょう。

におい・抜け毛対策をする

 

大型犬のにおいや抜け毛は、飼い主にとっても気になるものですが、共有スペースを利用する他の住人にはさらに気になってしまうものです。

 

におい対策としては、よだれをすぐ拭き、定期的にシャンプーや肛門腺絞りをするようにしましょう。ブラッシングも定期的に行うことで、抜け毛対策になります。

大型犬と暮らす

 

大型犬は鳴き声や運動量など、小型犬・中型犬とは異なる注意点が多いです。

 

そのため、集合住宅の他の住人への配慮に加え、物件が傷む可能性を事前に承諾してくれている「ペット可物件」を選ぶ必要があります。

 

大型犬可の賃貸物件は少ないので、住宅情報ポータルサイトで検索して内見予約をしておくと、効率よく物件を見つけやすいでしょう。

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