- 家賃支払いは前家賃と後家賃の2通り
- 賃貸物件の家賃支払いには、翌月分を当月末までに支払う「前家賃」と、当月分を当月末までに支払う「後家賃」の2種類があります。契約前にどちらの方式か確認することが大切です。
詳しくは、「家賃の支払いサイクルは2通り」をご覧ください。 - 家賃は「前家賃」が一般的
- 多くの賃貸物件では、翌月分の家賃を当月末までに支払う「前家賃」が採用されています。これは貸主側の家賃滞納リスク軽減のためです。契約時に支払い方法を確認しましょう。
詳しくは、「ほとんどの物件は前家賃が一般的」をご覧ください。 - 支払い方法は契約書で必ず確認
- ご自身の家賃支払い方法が前家賃か後家賃かは、賃貸借契約書で確認できます。基本的に入居者が選ぶことはできません。契約内容をしっかり理解しておくことが大切です。
詳しくは、「前家賃・後家賃の確認方法」をご覧ください。
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賃貸物件を借りている方は、ご自身の物件の家賃が前払いなのか、後払いなのかご存じでしょうか。
家賃の支払日については認識していても、それが今月分なのか来月分なのかはあまり気にしたことがないという方もいるでしょう。
そこで今回は、家賃の前払いと後払いについて詳しく解説します。
家賃の支払いサイクルは2通り

賃貸物件の家賃支払いサイクルについては、前家賃と後家賃の2通りがあります。
前家賃とは
当月分の家賃を当月ではなく、前の月である前月中に支払うサイクルを「前家賃」といい、民間の賃貸物件については、9割ほどが前家賃だといわれています。
通常は、当月分の家賃を前月末、または前月25日、27日などに設定されていることが多いです。
大家さんとしては、当月になる前に家賃が入金されるため安心ですし、退去する際にも退去前に家賃が支払われるため、確実に回収することができるというメリットがあります。
後家賃とは
当月分の家賃を当月になってから支払うのが「後家賃」です。大家さんにとっては、当月になるまで家賃が入金されないため、少々リスクがあります。
そのため、民間住宅で後家賃の物件はほとんど見かけなくなりましたが、一部の公営住宅には後家賃の物件もあるようです。
実は民法614条には賃料の支払い時期は後払いという記載があります。しかし、こちらは任意の規定となっています。実際には契約時の特約(条件)で前払いにしていることが多いのです。
前家賃・後家賃の確認方法
基本的に前家賃の場合は、契約前に決められているため、事前に説明を受けることになります。しかし、どちらだったのか契約当時のことを忘れてしまった人もいるでしょう。
もし、自身の賃貸借契約が前家賃か後家賃かわからなくなったら、賃貸借契約書を確認しましょう。
賃貸借契約書の支払い方法などの欄に「当月分の家賃を前月○日までに」と記載があれば前家賃、「当月分の家賃を当月○日までに」と記載があれば後家賃ということになります。
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前家賃と後家賃は選べるのか

家賃の支払いサイクルである前家賃と後家賃については、自分自身の希望に応じて選ぶことはできるのでしょうか。
残念ながら、家賃の支払いサイクルについては、物件ごとにあらかじめ決められているため、入居者の個別の事情に応じて変更することはできません。
多くの場合、マンションやアパート1棟ごとに大家さんや管理会社が家賃を管理しているため、支払いサイクルについては統一されているのです。
そのため、前家賃の物件を契約する際に、後家賃に変更してもらうことはできません。
ただ、家賃の支払いサイクルについては、賃貸の募集図面に記載されているケースがありますので、どうしても後家賃を希望する場合は支払いサイクルが後家賃になっている物件を探すことになるでしょう。
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前家賃のメリット・デメリットは表裏一体

ほとんどの物件が前家賃のようですが、前家賃のサイクルだと入居者にとってどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
前家賃のメリット
前家賃のメリットを一番感じるタイミングは「退去」するときです。前家賃の物件を退去する月については、すでに前月に家賃を支払っているため退去月の月末には家賃を支払う必要がありません。
次の住まいも賃貸物件の場合は、これまで住んでいた物件の家賃と新しい契約の物件の家賃の支払いが極力重ならないようにできるのが大きなメリットです。
前家賃のデメリット
前家賃の場合は、入居するときに1ヶ月先の家賃まで一度に支払う必要性がある点がデメリットです。
例えば、1月15日から入居する場合、初期費用として1月分の日割り家賃だけでなく、2月分の家賃まで一度に支払わなければならないケースが多いため、まとまった費用の支払いが必要になります。
ただ、その分退去するときは家賃の支払いが早めに終わるため、前家賃のメリットとデメリットは表裏一体であると言えるでしょう。
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ほとんどの物件は前家賃が一般的
家賃の支払いサイクルについては、一部の公営住宅を除けばほとんどの場合で前家賃です。
前家賃については、入居時の初期費用が多くなりますが、退去時については退去当月の家賃支払いが不要というメリットがあります。一般的には入居者の希望で後家賃を選択することはできません。
まとめ
- 当月分の家賃を前月に支払うのが前家賃で、当月分の家賃を当月に支払うのが後家賃
- 一部の公営住宅を除くと、ほとんどの物件は前家賃である
- 入居者の希望で前家賃を後家賃に変更することはできない
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よくある質問
家賃滞納はいつまで待ってもらえる?
家賃滞納は賃貸借契約の義務違反にあたる行為ですが、法律上では、1ヶ月分の家賃滞納では原則として契約解除はできないものとされています。ただし、滞納が2ヶ月3ヶ月と続けば強制退去の可能性が出てきます。加えて連帯保証人に迷惑をかけたり、個人信用情報がブラックリスト入りになったりするリスクもあります。
詳しくは家賃滞納、いつまで・どれくらいまでなら許される?をご覧ください。
家賃を滞納したらどうなる?
家賃を滞納した場合に起こりうるケースは以下のとおりです。
- 督促の連絡が入る(まずは本人、次いで連帯保証人)
- 延滞損害金を請求される
- 督促状の送付代を請求される
- 長期の滞納で強制退去の実行
詳しくは家賃を滞納したらどうなる?をご覧ください。
家賃の支払い方には種類があると聞きましたが、どのように違うのですか?
家賃の支払いサイクルには主に2つの方法があります。翌月分の家賃を当月末までに支払う「前家賃」と、当月分の家賃を当月末までに支払う「後家賃」です。たとえば、4月分の家賃を3月末までに支払うのが前家賃、4月末までに支払うのが後家賃となります。
「前家賃」と「後家賃」では、どちらが一般的ですか?
多くの賃貸物件では「前家賃」が一般的です。これは、貸主にとって家賃の未払いリスクを軽減できるためです。
自分の借りている物件が「前家賃」か「後家賃」かを知るには、どうすれば良いですか?
ご自身の契約が前家賃か後家賃かは、賃貸借契約書に必ず記載されています。「支払期日」や「賃料の支払い方法」といった項目を確認しましょう。契約書を見ても分からない場合は、不動産会社や大家さんに確認してください。
家賃の支払い方法(前家賃か後家賃か)は、自分で選べますか?
残念ながら、入居者が家賃の支払い方法を基本的に選ぶことはできません。物件ごとに支払いサイクルが決まっているため、契約前にどちらの方法かを確認することが大切です。
「前家賃」のメリット・デメリットを教えてください。
貸主にとって前家賃は、家賃滞納リスクを抑えられるメリットがあります。入居者にとっては、退去月の家賃負担が事前に分かり計画しやすい一方、入居時の初期費用に前家賃分が必要になる点がデメリットと感じるかもしれません。
支払いサイクルについて、契約前に特に注意すべきことはありますか?
契約前には、賃貸借契約書をよく読み、家賃の支払いサイクル(前家賃か後家賃か)、支払期日、支払い方法(口座振替、振込など)を把握しておくことが重要です。疑問点があれば、契約を結ぶ前に不動産会社へ必ず確認しましょう。
更新日: / 公開日:2019.01.23










