- 共用施設は管理費や維持費とのバランスで選ぶ
- マンションの共用施設選びは、便利さだけでなく毎月の管理費や維持費とのバランスを見極めることが重要です。
詳しくは、「1. 賃貸マンションの「共用施設・共用部分」とは?専有部との違い」をご覧ください。 - 一人暮らしに便利な共用施設をチェック
- 宅配ボックスや24時間ゴミ出し可能な保管庫は、日々の受け取りやゴミ出しの手間を減らし、生活を大きく快適にしてくれます。
詳しくは、「2. 【一人暮らし・日常使い】賃貸マンションであると嬉しい人気共用施設4選」をご覧ください。 - 共用施設は利用頻度や料金も確認する
- ジムやプール、コンシェルジュなどの充実した共用施設は魅力的ですが、利用頻度や別途料金の有無を確認し、自分に必要な施設を見極めましょう。
詳しくは、「4. 豪華な共用施設付き賃貸マンションを選ぶ際の3つの注意点」をご覧ください。
マンションやアパートで快適な一人暮らしや新生活をスタートする際、共用施設や設備がどのように整っているかは重要な比較ポイントです。賃貸物件の共用施設には、日々の生活を便利にする宅配ボックスやゴミ置き場から、フィットネスジムやコンシェルジュサービスまで、さまざまなものがあります。
しかし、共用施設が充実している物件ほど魅力的に見える一方で、管理費や共益費などの負担を考える必要があったり、実際の生活ではあまり使わなかったりすることもあります。この記事では、賃貸マンションの共用施設・共用部分の基本から、一人暮らしに便利な設備、高級賃貸などで見られる共用施設、選ぶ際の注意点や内見時のチェックポイントまで解説します。
1. 賃貸マンションの「共用施設・共用部分」とは?専有部との違い
賃貸マンションやアパートの建物や敷地には、入居者が主に専用して使用する部分と、入居者などが共同で使用する共用部分があります。まずは、それぞれの違いと基本知識を押さえておきましょう。
専有部と共用部の基本的な違い
専有部分とは、区分所有建物において、区分所有権の目的となっている部分を指します。一般的な分譲マンションでは、住戸の内部が専有部分に該当します。ただし、玄関ドアや窓、サッシなどは、専有部分との境界や管理規約などによって扱いが異なるため、すべてが専有部分とは限りません。
一方、共用部分とは、専有部分以外の建物の部分や附属物などを指し、廊下、階段、エレベーター、エントランスなどが代表例です。駐車場や駐輪場、ゴミ置き場などの敷地内設備も、物件の契約内容や管理上の区分によって利用方法が定められています。
なお、賃貸物件では、入居者が使用できる範囲やルールが賃貸借契約書、使用細則、管理規約などで定められている場合があります。物件ごとに異なるため、契約前に確認しましょう。
意外と知られていない「ベランダ・バルコニー」の扱い
「ベランダやバルコニーは自分の部屋の一部」と思われがちですが、分譲マンションなどでは、一般的に共用部分でありながら、特定の住戸の居住者が利用する「専用使用部分」として扱われます。
ベランダやバルコニーは、火災などの緊急時に避難経路として使用される場合があります。そのため、避難ハッチや避難経路、隣戸との隔て板の前などに、避難の妨げになる物を置くことは避けなければなりません。
また、物件によっては、物置や大型家具などの設置、使用方法について細かなルールが定められています。ベランダやバルコニーを利用する際は、賃貸借契約書や使用細則、管理規約などを確認しましょう。
2. 【一人暮らし・日常使い】賃貸マンションであると嬉しい人気共用施設4選
一人暮らしや仕事で忙しい日々を送る賃貸ユーザーにとって、暮らしの利便性を高めてくれる共用施設・設備を4つ紹介します。
・宅配ボックス
ネットショッピングを頻繁に利用する人にとって、宅配ボックスは便利な設備のひとつです。不在時でも荷物を受け取れるため、配達時間に合わせて帰宅したり、再配達を依頼したりする手間を減らせます。
ただし、戸数の多いマンションでは、宅配ボックスが満杯になって利用できない場合があります。また、荷物の大きさや内容、配送業者の取り扱いなどによって、宅配ボックスを利用できない場合もあります。設備の種類や利用ルールを確認しておくと安心です。
・敷地内ゴミ捨て場(24時間ゴミ出し可能)
敷地内にゴミ置き場がある物件は、建物から離れた場所までゴミを運ぶ必要がなく、ゴミ出しがしやすい点がメリットです。さらに「24時間ゴミ出し可能」とされている保管庫などが設置されているマンションであれば、収集日の朝など決められた時間帯を待たずにゴミを出せる場合があります。
ただし、24時間ゴミ出し可能であっても、分別方法や粗大ゴミの出し方などのルールは定められているのが一般的です。また、ゴミ置き場の清掃・換気などの管理状態によっては、臭いや害虫が発生することもあります。内見時には、ゴミ置き場の清潔さや管理状態も確認しておきましょう。
・駐車場・駐輪場・バイク置き場
車や自転車、バイクを通勤・通学や日常の移動手段とする人には便利な施設です。敷地内にあれば、住戸から比較的スムーズに移動できるほか、屋根付きの駐輪場などでは雨風を避けて保管できる場合もあります。
ただし、物件によっては「駐輪場は1戸につき1台まで」「駐車場は別契約」「空き区画がない」といった制限が設けられていることがあります。契約前に、希望する台数分の空きがあるか、月額の利用料はいくらか、利用できる車両のサイズなどを確認しておきましょう。
駐車場・ガレージ・車庫付きの物件を探す
・オートロック・防犯カメラ・モニター付きインターホン
一人暮らしの人にとって、防犯面に配慮された設備があることは物件選びのポイントのひとつです。エントランスのオートロックや防犯カメラ、モニター付きインターホンなどが設置されている物件があります。
ただし、これらの設備があるからといって、防犯上のリスクがなくなるわけではありません。オートロックを通過して侵入される可能性もあるため、来訪者をモニターで確認する、自室の施錠を徹底するなど、基本的な防犯対策も大切です。
3. 【高級賃貸・分譲賃貸】ホテルのように快適な充実した共用施設4選
タワーマンションや分譲賃貸、ハイグレードな賃貸物件には、一般的な賃貸マンションではあまり見られない共用施設やサービスが用意されているケースがあります。
・フィットネスジム・プール
建物内にトレーニングマシンを備えたジムやプールが設置されている物件では、外部の施設まで移動せずに運動できる場合があります。天候に左右されにくく、仕事の前後などにも利用しやすい点がメリットです。
利用にあたっては、利用時間帯の制限や事前予約が必要な場合があります。また、無料で利用できるとは限らず、別途利用料が必要な施設もあります。自分のライフスタイルに合う運用ルールか、事前に確認しておきましょう。
・コンシェルジュサービス(フロントデスク)
エントランス付近などにスタッフが常駐し、居住者の生活をサポートするコンシェルジュサービスを設けた物件もあります。クリーニングの取り次ぎ、タクシーの手配、共用施設の予約受付など、サービス内容は物件によって異なります。
スタッフが対応する時間帯やサービスの内容は物件ごとに異なり、24時間対応とは
限りません。また、コンシェルジュサービスがあることだけで、防犯性が保証されるわけでもありません。具体的な対応内容や時間帯を確認しておきましょう。
コンシェルジュ付き物件を探す
・ロビー・ラウンジ・ゲストルーム
ロビーやラウンジなどの共用スペースを設けたマンションでは、自室以外の場所でくつろいだり、来客と過ごしたりできる場合があります。物件によっては、眺望を楽しめるスカイラウンジなどを備えているケースもあります。
また、遠方から訪れた友人や家族などが宿泊できるゲストルームを備えたマンションもあります。ゲストルームは予約制や有料となっている場合があるほか、利用できる日数や人数などに制限が設けられていることもあります。利用条件を事前に確認しておきましょう。
・コワーキングスペース・ワークブース・敷地内コンビニ
マンション内にWi-Fiや電源を備えたコワーキングスペースやワークブースを設ける物件もあります。自宅とは別の場所で仕事や作業をしたい場合に活用できます。
さらに、敷地内や建物の1階などにコンビニエンスストアやカフェが併設されている物件もあります。日用品や食品などを近くで購入できるため、生活スタイルによっては便利な共用施設のひとつです。
4. 豪華な共用施設付き賃貸マンションを選ぶ際の3つの注意点
充実した共用施設は魅力的な一方で、契約後に「思ったより使わなかった」とならないために、次の3点を確認しておきましょう。
1. 管理費・共益費などを含めた月額負担を確認する
賃貸物件では、家賃とは別に管理費や共益費などが設定されている場合があります。共用施設やサービスの維持管理には、清掃費や設備の維持費、人件費などさまざまな費用がかかりますが、それらがどのように賃料や管理費・共益費に反映されているかは物件によって異なります。
ジムやプール、コンシェルジュなどの施設があっても、自分がほとんど利用しないのであれば、住み始めてから割高に感じる可能性があります。家賃だけでなく、管理費・共益費や共用施設の利用料などを含めた毎月の負担額で比較しましょう。
2. 利用規約・予約制・別途料金の有無を確認する
共用施設があるからといって、いつでも自由に無料で使えるとは限りません。利用時間帯が制限されていたり、事前の予約が必要であったり、利用のたびに料金が発生したりするケースもあります。
また、友人やゲストを招く場合の人数制限や、騒音防止のためのルールなどが定められていることもあります。契約前に、賃貸借契約書や使用細則、管理規約などで利用条件を確認しておきましょう。
3. 長期的な維持管理・清掃状態を確認する
共用施設は、設置されていることだけでなく、清掃やメンテナンスが適切に行われているかも重要です。共用廊下やゴミ置き場が汚れていたり、設備が故障したままになっていたりすると、せっかくの共用施設を快適に利用できません。
内見時には、エントランスや廊下、ゴミ置き場、駐輪場なども確認し、共用部分が適切に維持管理されているかをチェックしましょう。設備の故障や修繕について気になる点があれば、仲介会社や管理会社などに確認しておくと安心です。
5. 自分に合った共用施設のある賃貸物件の探し方と優先順位の付け方
理想的なお部屋探しを進めるには、共用施設の優先順位を明確にし、内見時に実物や利用条件をチェックすることが大切です。
譲れない施設と「あったら良い施設」を整理する
すべての希望条件を満たす物件を探そうとすると、家賃や管理費などの予算を超えてしまったり、選択肢が絞られすぎたりします。まずは、自分の生活スタイルに合わせて優先度を分類しましょう。
- 「必須条件」の例:仕事で留守がちなので宅配ボックスは必須、車通勤のため敷地内駐車場が必須
- 「あれば嬉しい条件」の例:24時間ゴミ出し可能、オートロック、ラウンジスペース
必須条件を絞り込んだ上で物件検索を行い、予算内で「あれば嬉しい条件」がより多く揃っている物件を比較していくと、自分に合った物件を探しやすくなります。
内見時に共用部をチェックするポイントと行動手順
室内だけでなく、共用部の状態を自分の目で確認することも大切です。内見時には、以下のポイントをチェックしましょう。
- エントランス・掲示板の確認:共用部の利用ルールやゴミ出し、騒音などについて、どのような注意事項が掲示されているか確認する。
- ゴミ置き場の清掃状態:ゴミが乱雑に放置されていないか、臭いや汚れがないか確認する。
- 駐輪場・駐車場の整理状態:放置自転車などがないか、利用スペースが適切に管理されているか確認する。
- メールボックス・宅配ボックス周辺:チラシが大量に散乱していないか、設備に破損や故障がないか確認する。
共用部の状態を確認することで、清掃や設備管理がどのように行われているかを判断する材料になります。気になる点があれば、仲介会社や管理会社などに確認しておきましょう。
【よくある質問(FAQ)】
Q.1 マンションのベランダに私物を置くことは禁止されていますか?
A.1 ベランダやバルコニーは、一般的な分譲マンションでは共用部分として扱われ、特定の住戸の居住者が専用使用する形になっていることがあります。
また、火災などの緊急時に避難経路となる場合があるため、避難ハッチや隣戸との隔て板の前など、避難の妨げとなる場所に物を置くことは避ける必要があります。
具体的な使用ルールは物件によって異なるため、賃貸借契約書や使用細則、管理規約などを確認しましょう。
Q.2 共用施設の清掃や管理は誰が行うのですか?
A.2 物件によって異なりますが、管理会社から派遣される管理員や清掃スタッフなどが清掃や設備の管理を行うケースがあります。管理業務の内容や費用の負担方法は物件ごとに異なるため、気になる場合は仲介会社や管理会社に確認しましょう。
Q.3 入居後に共用施設が使えなくなることはありますか?
A.3 共用施設は、設備の故障や修繕、利用時間の変更などによって、一時的に利用できなくなる場合があります。また、施設の利用ルールやサービス内容が変更される可能性もあるため、契約時に利用条件や注意事項を確認しておきましょう。
特に、特定の共用施設を重視して物件を選ぶ場合は、利用時間や利用料、予約方法なども確認しておくと安心です。
Q.4 一人暮らしで共用施設を選ぶときは、何を重視すればよいですか?
A.4 自分の生活スタイルや利用頻度を基準に考えることが大切です。例えば、ネットショッピングをよく利用するなら宅配ボックス、帰宅時間が不規則なら24時間ゴミ出し可能なゴミ置き場、車や自転車を利用するなら駐車場・駐輪場などが候補になります。
共用施設の充実度だけでなく、家賃や管理費・共益費、利用料などを含めた毎月の負担額とあわせて比較しましょう。
更新日: / 公開日:2019.01.08









