入居前に発生するトラブルとその対処法

入居前の主な手続きに“入居申込”というものがあります。
気に入った物件が見つかったら、契約を結ぶ前に入居申込をしなければなりません。
実はこれがトラブルになるケースがあります。

代表的な例を2つご紹介します。

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誰でも入居できるわけではありません

入居審査が通ると思い込んでトラブルになるケース
賃貸物件は、敷金・礼金・家賃等さえ支払えば、誰でも契約ができるわけではありません。
入居申込後に「入居審査」があり、ここで大家さんや管理会社から断られることがあります。
入居審査には数日から1週間程度かかりますので、審査の結果、入居を断られた場合、また一から部屋探しをやり直さなければなりません。

対処法
入居審査に落ちないためには、あらかじめ自分の勤務先や年収、保証人の年収等の情報を担当者に伝えて、審査が通ると思われる物件に絞って紹介してもらうと良いでしょう


◆入居審査についてもっと知る⇒申込前に確認を!賃貸住宅の入居審査では何がチェックされる?

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仮押さえはできないので、スケジュールを立てて
計画的に進めることが大事です

物件を仮押さえしてトラブルになるケース
「気に入った物件が見つかったけれど、もう少し考えたい」という時に、
とりあえず物件を予約する目的で入居申込だけするケースがありますが、実はこれがトラブルのもとになります。

この行為を俗に”仮押さえ”と言う人もいますが、賃貸借契約において仮押さえという手続きはありません
意思が固まる前に入居申込書だけ提出して後でキャンセルをすると、不動産会社や大家さんとトラブルになる可能性がありますので注意が必要です。

対処法
入居申込は入居の意思が固まった時点でするものです。
まだ他の不動産会社も回るようであれば、入居申込はしないようにしましょう。

入居後に発生するトラブルとその対処法

入居後については、設備関係のトラブルが中心となります。
故障や不具合だと思っていても、実はそうではないケースもあるため、事前に以下の点については覚えておくと良いでしょう。

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室内外の寒暖差が大きい時は
特に換気をきちんとしましょう

部屋の結露がひどいと思ったら
ワンルームの場合は、ベランダや窓の縁に水滴がつき、ひどいとカビが生えることもあります。
これを部屋の欠陥だと思って心配する人がいますが、実はそうではありません。

ワンルームは一戸建てよりも機密性が高いため、特に冬はこまめに換気をしないと、もともと結露が発生しやすくなっています。

対処法
室内で暖房器具や加湿器を使用する際には、換気扇を回したり、通気口を開けたりして換気に気を使いましょう。

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エアコンはこまめな掃除で電気代も抑えられます

エアコンが動かないと思ったら
初めての1人暮らしでよくあるのが、フィルターの掃除し忘れによる故障です。
実家暮らしをしていると、自分でエアコンのフィルターを掃除する機会がないため、フィルターの掃除が必要なことを知らない方がよくいます。

対処法
エアコンのフィルターはまめに掃除をしないと、ホコリが溜まって故障の原因になります。
掃除機でこまめにホコリを吸ってあげましょう。
万が一故障してしまった場合は、すぐに大家さんか管理会社へ連絡しましょう。


◆賃貸物件でのエアコン事情について⇒原状回復の義務は?賃貸物件のエアコンに関する費用負担とは

退去時のトラブルとその対処法

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入居時からあるキズは
予め管理会社に伝えるなどの対応も大切です

退去時のトラブルといえば、やはり敷金トラブルでしょう。

「部屋をきれいに掃除したのに、敷金から清掃代が引かれて納得ができない」などというトラブルがよくあります。
他にも、予想以上に敷金から控除されたり、場合によっては追加請求されたりするケースもあります。

このような場合はどうしたらよいのでしょうか。

対処法
退去する場合は、事前に賃貸借契約書をよく読み返しましょう
敷金から無条件に差し引かれる項目については記載があるはずです。
逆にもし記載がないのに請求をされたら、拒否できる場合もあります。

また、予想以上に高額な請求をされた場合は、支払う前に地域の消費生活センター・弁護士・行政書士などに相談をしましょう。


◆もっと詳しく知りたい方は⇒敷金は戻ってくる?退去時に損をしないために知っておきたいこと

賃貸トラブルの多くは予防できる

このように、賃貸物件に入居するとさまざまなトラブルと関わる可能性があります。

ただ、ほとんどのケースはちょっとした対処法で予防することができます。
それでもトラブルになってしまった場合は、早めに対処しましょう。

●まとめ●
・入居申込をしても断られることもある
・仮押さえという手続きは存在しない
・設備品か残置物かは事前に確認する
・敷金トラブルは消費生活センター・弁護士・行政書士に相談する


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