全国1,500戸以上のオール電化賃貸物件を供給してきたパナホームと物件のオーナーに協力いただき、最新の物件を取材しました。いまどきのオール電化賃貸の設備、使い勝手などの魅力を見てみましょう!
オール電化に対応した物件
うれしい節約効果と快適な電化設備が魅力
■光熱費もしっかり節約
これまでに全国で、1,500戸以上のオール電化賃貸物件を供給してきたパナホーム。今回取材したのは、神奈川県横浜市、JR横浜線根岸駅のほぼ駅前という好立地、「CASA de ARAI」の1室です。
エントランスと居室、それぞれのオートロックをカードキーで開錠して室内に入ると、玄関兼キッチンスペースです。キッチンのIHクッキングヒーターは2口。最高出力2kWと高火力で、ケトルのお湯も小気味いいほど直ぐに沸きます。
空気の汚れや油はねのないIHクッキングヒーターを採用すると、オープンキッチンのような仕切りの少ない間取りも採用しやすいそうで、キッチン周りは非常にすっきりしている印象です。

(左)落ち着いた雰囲気を漂わす「CASA de ARAI」。S棟N棟合計22室は各部屋個別設計で、シングルからディンクスまで幅広いニーズに対応している (右)モデルルームのキッチンには2口のIHクッキングヒーターが備え付け。火力は強く、本格的な調理にも不便はない。キッチン周りは火を使わないために非常にすっきりした印象
月2,000円節約できるワケ
ちなみにこの物件はIHクッキングヒーターと電気温水器を採用しています。エコキュートこそ導入はしていませんが、それでも平均的な都市ガス・電気併用の住宅に比べて、かなり経済的な光熱費となっています。
■平均的なワンルームタイプとの光熱費比較(光熱費・1ヶ月平均)
IHクッキングヒーター+電気温水器 約6,000円
都市ガス+電気 約8,000円

(左)玄関横のスペースに設置された電気温水器の貯湯タンクは容量200リットル。単身者には十分な容量だが、意外にコンパクトな箱型で扉を閉めるとまったく目立たない (右)約9.5畳のリビングルームは2面採光の明るい角部屋。24時間自動換気で室内に臭いがこもりにくい
オール電化に対応した物件オール電化エコ賃貸の急速な普及
■入居者にもオーナーにも優しい
パナホーム不動産では、関西、特に近畿圏で同社の手がける新築賃貸物件のほぼ100%、関東ではおよそ6割がオール電化賃貸になってきているそうです(2009年6月現在)。その理由は、下記のようなメリットが入居者・オーナーのそれぞれにあるためと考えられます。
≪入居者にとってのメリット≫
・光熱費が安い
・便利で掃除の手間が省ける
・火災リスクが少ない
≪オーナーにとってのメリット≫
・人気があるため入居率が高く、空室期間が短い
・料理で汚れにくいため比較的綺麗に使われる
・火災リスクが少ない
首都圏を中心に急速な増加を続けるオール電化賃貸住宅。東京電力のエリアでは平成17年度から20年度で累計3万戸を突破しました(図1-4)。また、オール電化賃貸住宅の主なブランドには、上記で紹介したものの他にも、様々なブランドがあります。

図1-4:首都圏を中心に広がるオール電化賃貸
【エコなポイント】オール電化賃貸住宅の主なブランド
・積水ハウス:「シャーメゾンECOスタイル」
・パナホーム:「NEWエルメゾン」
・ミサワホーム:「ベルリード エコ」
・スターツ:「防災賃貸マンション オールセーフ」・「アンダーテン」
・生和建設:「フランディル・オーラ」 など
各社供給数を伸ばしており、今後ますますオール電化賃貸の普及は進むと考えられます。多くの人がより自分らしい「エコな住まい」を、より自由に選べるようになるのは、そう遠い話ではありません。
■取材協力
・パナホーム
・東京電力
オール電化に対応した物件
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オール電化に対応した物件
更新日: / 公開日:2013.03.10










