- 無垢材のリフォーム費用は6畳で15万〜25万円が相場
- 6畳部屋を無垢フローリングへリフォームする際の全体費用相場は15万〜25万円程度です。部屋の広さや工事内容によって変動します。
詳しくは、「無垢フローリングのリフォーム費用相場【広さ・畳数別】」をご覧ください。 - 費用を左右する要素は「施工工法」「木種」「等級」
- 費用差が生まれる主な要因は、重ね張りか張り替えかの施工工法、オークやパインなどの木種、節の有無による等級の違いの3要素です。
詳しくは、「無垢フローリングのリフォーム費用を左右する3つの要素」をご覧ください。 - 上張りや節あり材の選択で費用を賢く抑制可能
- 費用を抑えるには既存床を活用する上張り工法の採用や、木目の風合いを楽しみつつ安価な「節あり材」を選ぶなどの方法が有効です。
詳しくは、「無垢フローリングへのリフォーム費用を安く抑えるコツ」をご覧ください。
フローリングはもともと床材全般を指す言葉ですが、日本では木製の床材のことをいいます。フローリングの一部が変色してきた、表面がはがれてきた、歩くとミシミシと音がするなど、床の劣化が目立ってきたらリフォームを検討する時期です。フローリングをリフォームするタイミングの目安は10~15年ほどで、キッチンや洗面所など、水周りの床はさらに劣化が早い傾向があります。
なかでも天然木の風合いを楽しめる「無垢フローリング」は大変人気がありますが、「リフォーム費用がいくらかかるのか分からない」「合板と比べて高価なのでは」と不安に思う方も多いでしょう。
この記事では、無垢フローリングへのリフォーム費用相場を広さや工法別に詳しく解説します。費用を安く抑えるコツや失敗しない樹種の選び方も紹介しますので、ぜひ計画の参考にしてください。
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無垢フローリングのリフォーム費用相場【広さ・畳数別】

無垢フローリングへのリフォーム費用は、施工する部屋の広さ(畳数)によって大きく異なります。費用には「無垢材の材料費」だけでなく、「施工職人の人件費」や「既存床材の撤去・廃棄処分費」が含まれます。
一般的な住宅における部屋の広さ別の費用相場(目安)は以下の通りです。
| 部屋の広さ(畳数) | 床面積の目安(平米) | リフォーム費用相場(全体目安) |
| 6畳(子供部屋・寝室など) | 約10m2 | 15万円~25万円 |
| 8畳(主寝室・和室改修など) | 約13m2 | 20万円~32万円 |
| 12畳(広めのリビング・LD) | 約20m2 | 30万円~48万円 |
| 15畳~20畳(LDK全体) | 約25m2~33m2 | 38万円~75万円 |
内訳の目安としては、全工事費用のうち「材料費(無垢材本体)」が約50~60%、「施工費(人件費・下地調整費)」が約30~40%、「既存床撤去費・廃材処分費」が約10%程度を占めます。
選ぶ木種や施工工法によって上記の金額から上ぶれ・下ぶれするため、まずは予算の基準として全体の相場感を把握しておきましょう。
無垢フローリングのリフォーム費用を左右する3つの要素

無垢フローリングの見積もりを取った際、価格に幅が出るのはなぜでしょうか。リフォーム費用を決定づける主な要素は「施工工法」「木種(樹種)」「等級(節の有無)」の3つです。
1. 施工工法(上張り工法 vs 張り替え工法)
床のリフォームには、既存の床の上に新しいフローリングを重ねる「上張り工法(重ね張り工法)」と、古い床材を剥がして下地から作り直す「張り替え工法(捨て貼り工法・根太工法)」があります。
費用を大きく抑えたい場合は「上張り工法」が適しています。既存床の撤去作業や処分費用が発生しないため、工期が短く施工費用も抑えられます。重ね張り専用の薄型無垢フローリング(厚さ約6mm前後)を使用するのが一般的です。
一方、歩いたときに床がフワフワ浮く感触がある場合や、床鳴り(ミシミシ音)がする、腐食や沈み込みが見られる場合は「張り替え工法」が必要です。根太(ねだ)と呼ばれる下地材や捨て貼り合板を修繕・補強した上で、厚み15mmほどの標準的な無垢材を張るため、費用は上張り工法より5万~10万円ほど高くなります。
2. 木種(樹種)と硬度・稀少性
無垢材は樹木の種類によって材料費が大きく変動します。一般的に、成長が早く加工しやすいスギやパイン(松)などの広葉樹・針葉樹のうち針葉樹グループは比較的安価に入手できます。
反対に、成長に時間がかかり硬度が高いオーク(ナラ)、ウォールナット(クルミ)、チークなどの広葉樹は希少性が高いため、材料費が上がります。
主な樹種ごとの材料費目安(平米単価)は以下の通りです。
パイン(カントリー調・柔らかく温かみがある)
約5,000円~8,000円/m2(予算重視の方におすすめ)
スギ(足触りが優しく温かい)
約6,000円~9,000円/m2(国産材にこだわりたい方向け)
オーク(傷に強く耐久性が高い定番材)
約9,000円~1万5,000円/m2(耐傷性・バランス重視の方向け)
バーチ(カバ材・上品で均一な木目)
約8,000円~1万3,000円/m2(明るいインテリア向け)
ウォールナット(高級感のあるダークブラウン)
約1万5,000円~2万5,000円/m2(デザイン性重視の方向け)
3. 等級(節の有無や木目の揃い方)
同じ種類の樹種であっても、「等級(グレード)」によって価格が変わります。等級の違いは主に「節(ふし:木の枝があった痕跡)の有無」や「色むら・木目の揃い方」によるものです。
同心円状の木目模様である「節」がない、または極めて少ない選別された無垢材(無節・上小節など)は価値が高く高額になります。一方で、節が多く含まれる「節あり材(ネイチャーグレードなど)」は手頃な価格で取引されます。
節があるからといって強度や耐水性などの品質が劣るわけではありません。むしろ「木本来のナチュラルな風合いを感じられる」としてあえて節ありを選ぶ方も増えています。コストを抑えたい場合は節ありグレードを検討してみましょう。
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無垢フローリングと複合フローリングの費用・特長比較
「無垢フローリングは合板(複合フローリング)より圧倒的に高額」というイメージを持つ方は多いですが、一概にそうとは言えません。
複合フローリングとは、基材となる合板の表面に薄い天然木のシートや樹脂シートを貼り合わせた床材です。大量生産が可能なため手頃な製品が多いですが、表面に防音機能を高めた製品や床暖房対応の高機能複合フローリングを選んだ場合、平米単価が1万円を超えることも珍しくありません。
そのため、安価な無垢材(パイン材の節ありなど)を選んだ場合、高機能な複合フローリングのリフォーム費用と同等、あるいは無垢材の方が安く収まるケースもあります。
また、イニシャルコスト(初期費用)だけで比較するのではなく、耐用年数によるコストパフォーマンスを考慮することも重要です。複合フローリングは15~20年ほどで表面の剥がれや劣化が進み、貼り替えが必要になります。一方、無垢材は削り直し(サンディング)による補修が可能で、30年以上長く使い続けることができます。長期的な貼り替え頻度を考慮すると、無垢フローリングは非常に費用対効果の高い選択肢と言えます。
無垢フローリングへのリフォーム費用を安く抑えるコツ
予算内で理想の無垢フローリング施工を実現するために、費用を上手に抑える具体的テクニックを4つ紹介します。
1. 「上張り工法」に対応した薄型無垢材を選ぶ
既存の床に大きな歪みや腐食がない場合、既存床の上にそのまま張れる厚さ6mm前後の薄型無垢フローリングを採用しましょう。解体費用や廃棄費用がかからず、人件費を大幅に削減できます。
2. 張り分け(メリハリ施工)を行う
すべての部屋を無垢フローリングにするのではなく、家族が集まり滞在時間の長い「リビング」のみを無垢材にし、個室や寝室、廊下などは手頃な複合フローリングにする「張り分け」が効果的です。予算を集中させることで満足度を維持しながら総額を抑えられます。
3. 節ありグレード(ネイチャーグレード)を採用する
前述の通り、節が含まれるグレードは無節の材料に比べて3~5割ほど材料費を抑えられます。リビング全体に敷き詰めても木目の表情が豊かで美しく仕上がります。
4. 見積もりは「コミコミ価格」で複数社を比較する
リフォーム会社に見積もりを依頼する際は、単に材料費の安さだけで判断せず「商品代+施工工賃+既存床撤去費+養生費+廃材処分費」が含まれた総額コミコミの金額で確認しましょう。無垢材の施工実績が豊富な施工会社を選ぶと、無駄のない施工計画でコストを抑えやすくなります。
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知っておきたいリフォーム後のメンテナンスと維持費

無垢フローリングにリフォームした後のメンテナンス費用や日常のお入れ方法についても把握しておきましょう。
無垢フローリングの仕上げ(塗装)には、主に「オイル塗装(自然塗料)」と「ウレタン塗装」の2種類があります。
オイル塗装の場合
木の質感や呼吸を損なわない人気の塗装ですが、半年に1回~1年に1回程度、定期的なオイルの塗り直しが推奨されます。DIYで塗る場合の自然塗料代は6畳あたり数千円程度で済みます。日常の小さな傷やシミは、サンドペーパーで軽くなでてオイルを塗り直すだけでセルフ補修が可能です。
ウレタン塗装の場合
表面に薄い樹脂膜を張るため撥水性が高く、日常のオイル塗りは不要です。メンテナンスの手間がかからない反面、傷がついた場合の部分補修が難しく、10~15年後に塗り直しを行う際は専門会社への依頼(1m2あたり数千円~)が必要となります。
ご自身のライフスタイルや手入れに割ける時間に合わせて塗装方法を選びましょう。
まとめ

無垢フローリングのリフォーム費用は、6畳で15万~25万円、12畳で30万~48万円程度がひとつの目安です。費用を左右する大きな要因は「施工工法」「木種」「節の有無」の3つです。
費用を安く抑えたい場合は、上張り工法の検討や節ありグレードの活用、リビングに絞ったメリハリ施工が有効です。まずは複数の施工会社に見積もりを依頼し、我が家の床の状態に最適なプランを比較してみましょう。
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【よくある質問(FAQ)】
Q.1 無垢フローリングへのリフォームで床暖房は設置できますか?
A.1 設置可能です。従来は熱による反りやひび割れが懸念されていましたが、現在は含水率を調整した「床暖房対応無垢フローリング」が各メーカーから販売されています。ただし非対応の製品に比べ材料費が割高になる傾向があります。
Q.2 マンションでも無垢フローリングにリフォームできますか?
A.2 マンションの管理規約で定められた防音規定(L-45やL-40など)をクリアできれば施工可能です。遮音下地材の上に無垢材を張る工法や、裏面に防音材が貼られたマンション用無垢フローリングを使用することで対応できます。
Q.3 6畳の部屋を無垢フローリングにする場合の工期はどれくらいですか?
A.3 既存の床の上に重ねて張る「上張り工法」であれば1日~2日程度で完了します。既存の床を撤去して下地補強から行う「張り替え工法」の場合は、2日~3日程度見ておくと安心です。
Q.4 ペット(犬や猫)がいても無垢フローリングにリフォームできますか?
A.4 可能です。ただし、柔らかいパイン材などは爪による傷がつきやすいため、硬度の高いオーク材やバーチ材を選ぶのがおすすめです。また、おしっこによるシミを防ぐため撥水性のある塗装を施すか、こまめに拭き取るお手入れを行いましょう。
Q.5 DIYで無垢フローリングへのリフォームは可能ですか?
A.5 難易度が高いため専門会社への依頼をおすすめします。無垢材は季節や湿度によって伸縮するため、施工時に適切な隙間(クリアランス)を確保する高度な職人技術が必要です。隙間が適切でないと、夏場に床が突き上げられたり浮き上がったりする原因になります。
更新日: / 公開日:2017.02.14










