引越し準備は経験者の失敗談を参考に

「引越しで失敗してしまった…」と思ったことは何だろうか?/イラスト よしもとなな「引越しで失敗してしまった…」と思ったことは何だろうか?/イラスト よしもとなな

まもなく春のシーズン。はじめての一人暮らしを始めたり、転勤することになったり、ふと違う街に暮らしてみたくなったり…。住み替えをするにあたって物件選びが終わったら、今度は引越し会社選び。ようやく頼む引越し会社が決まっても準備でバタバタで、そしてあまり準備せずに当日になってしまうケースも多いはず。

今回は、引越し経験者20~50代の男女361人を対象に“引越しのときに起きたこと”を色々と聞いてみた。引越しの失敗談や思わぬ発見など、引越し検討中の方は経験者を反面教師にすることで、対策を練りたいところだ。

まず、「引越しで失敗してしまった…」と思ったことランキングについてお届けする。

「引越しで失敗してしまった…」と思ったことランキング

引越しで失敗したと思ったこと【複数回答可】(n=361)

1位 物をどこにいれたか分からなくなった 19.1%
2位 ゴミが大量に出てしまった 16.6%
3位 荷詰めや荷物の整理が間に合わなかった 16.3%
4位 引越し後、荷解きがなかなかできずダンボールに埋もれた部屋になってしまった 14.7%
5位 引越し前、冷蔵庫の中身を使いきれなかった 9.4%
5位 引越し完了までの時間が、予定よりも大幅にかかってしまった 9.4%


数日間、筋肉痛になってしまった 5.3%
もっと安い引越し会社があった 5.0%
引越し先にカーテンがなく、外から丸見えで過ごした 4.2%
物がなくなってしまった 3.9%
荷物がトラックに入りきれなかった 3.3%
荷物を以前の家に置き忘れてしまった 3.0%
引越し先に家具が入らずあきらめた 3.0%
希望する日時に引越しができなかった 2.5%
引越しの時に家具や電化製品につけたガムテープがキレイに取れなかった 1.9%
引越し先に照明がなく、真っ暗で過ごした 1.4%
当日寝坊して引越し会社の人に起こされた 1.1%
ギックリ腰になってしまった 0.8%
その他 2.8%
特に失敗したと思ったことはない 39.3%


全体の約6割の人が当日失敗したことがあったと回答した。
具体的な失敗談について見てみると、「物がどこに入れたか分からなくなった」がトップとなった。これに「ゴミが大量に出てしまった」「荷詰や荷物の整理が間に合わなかった」が続く。ゴミや荷詰め、荷解きに関わる内容が上位を占めた。

引越し経験者なら、身に覚えのあることがひとつやふたつ、見つかるのではないだろうか。レアなケースだが、「当日寝坊して引越し会社の人に起こされた」(1.1%)という修羅場を経験した人もいるようだ。引越し前だけでなく、新居に移った後にも困らないよう、こういった失敗体験を反面教師として参考にしていただきたい。

引越しは失敗だけでなく思わぬ発見も!?

引越しは失敗談が多くあるように一大イベントだが、“過去を振り返るいい機会”ともいえる。つい昔のアルバムを見つけて、思い出に浸ってしまった経験がある人もいるのでは?これまでに引越しをして、思わぬ発見や発掘をしたものについて自由回答で書いてもらった。書いてもらったものをまとめると、下記のようになる。

■なくしたと思っていたもの
・一年ほど前に無くして提出出来なかった職場の書類
・なくしたと思って自腹で再購入した定期券
・だいぶ前に見当たらなくなった写真が見つかった
・なくしていたと思っていたネックレス
・今までなくなったと思っていた懐かしのゲームソフトが発見できた

■アルバム/写真
・昔の写真が出てきて見入ってしまい作業がはかどらなかった
・結婚写真がでてきました・・・

■日記/手紙
・中二テイストが大暴れした日記
・中学時代の日記
・中学生の頃に友達とやりとりした手紙

■思い出の品
・初めて実家を出たので、家族と思い出の品を見ながら昔話ができたこと
・母が残してくれていた幼稚園の時の文集
・元カノとの思い出が詰まった鞄

■過去の収集品
・昔集めていた自分が中学時代と高校時代の時に買ったアイドルのブロマイド。子供に見られて恥ずかしかった
・子供のころに集めていた切手ファイル
・収集していた切手のアルバム

■お金/へそくり
・死んだ父のへそくりが出現
・へそくりを見つけた
・コートからお金がでてきた


回答で多かったのは「なくしていたと思いこんでいた」ものだ。ネックレスやピアスなどのアクセサリーのほか、提出書類や定期券など有効期限のあるものが目立った。そのほか、「思い出の品」「過去の収集品」「お金」などが挙がった。アルバムや写真、日記は引越し時に発見した際、つい見入ってしまうようなコメントが多かった。「家族と思い出の品を見ながら昔話ができたこと」という行為を“発見”と捉える人も。また、懐かしいだけでなく、「中二テイストが大暴れした日記」など、今見返すと恥ずかしい青春の思い出がある人も多いようだ。

引越しでの「失敗した」と思う人は、準備期間と費用をかけた人に多い?

準備時点から色々と起こる引越しだが、実際にどのくらいの準備期間がかかっているのだろうか?

まず全体を見ると、引越し会社の選定もすべて含めた準備期間にかかる日数は「1~2週間未満」(20.8%)、「2~4週間未満」(24.9%)、「1~2カ月未満」(22.7%)、がそれぞれ2割台、「2~3カ月未満」(5.8%)、「3カ月以上」1.7%という順になった。1週間以上が7割以上を占める。しかし中には、「1日(引越し当日)」(8.3%)という一夜漬けのつわものも。短期で整理をする人も一定の割合でいるものの、計画的に始める人が多そうだ。準備期間は年齢では大きく差が見られなかったが、男女間では異なる。男性に比べて女性の方が時間をかけて準備をする人が多い傾向が見えた。

また、準備期間と引越しで「失敗した」と思う人の関係性も見えてきたのが面白い。
下記グラフのように、引越し準備で長い時間かけた人のほうが「失敗」と思う傾向にあるようだ。また、引越しにかけた費用にも共通している。費用を多くかけた人のほうが「失敗」と思う傾向にある。「引越し」と一言で言っても、そのイベントに対する思いは人それぞれのようだ。

左:準備期間と引越しで「失敗した」人の関係<br>
右:引越し費用と「失敗した」人の関係左:準備期間と引越しで「失敗した」人の関係
右:引越し費用と「失敗した」人の関係

データ概要

【調査実施サイト】「HOME'S 引越しサイト」
         http://www.homes.co.jp/hikkoshi/
【調査実施期間】2015年1月26日~2015年1月27日
【調査対象者】事前調査で「自分の都合で引越しをしたことがあり、引越し会社の選定に関わった」と回答した20代~50代までの男女
【調査方法】インターネット調査
【有効回答数】361サンプル

2015年 02月18日 11時06分