手軽にアウトドア感覚を楽しめる“おうちキャンプ”に注目が集まっている

新型コロナウイルスの影響で、気軽に外出することができなくなったと感じる人は多いだろう。引き続き外出には配慮が必要な気配だが、そんななかでみなさんはどのように“おうち時間”を過ごしているだろうか。

わが家の話で恐縮ではあるが、休校中の子どもがずっと家にいる状況を最初は楽しめてはいたものの、だんだんとマンネリ化。環境が整っていないなかでのリモートワークも重なり、ちょっとしたことにストレスを感じるようになった。

そこで、SNSでよく見かけるようになった“おうちキャンプ”を実践してみた。キャンプといってもピクニック程度のレベルではあったが、アウトドア感覚が楽しめて、子どもたちにとってもいい気分転換になったようだ。

ベランダや室内にテントをたててキャンプ気分を楽しむ“おうちキャンプ”。天気にさほど左右されず、電源やトイレの心配もない。アウトドアに不慣れな人や小さな子どもがいる人でも手軽にできるリフレッシュ方法としておすすめだ。

庭にサンシェードとレジャーシートを広げればたちまちピクニック気分! <br>アウトドア初心者でも自宅でなら気軽にチャレンジできるのが“おうちキャンプ”の魅力庭にサンシェードとレジャーシートを広げればたちまちピクニック気分!
アウトドア初心者でも自宅でなら気軽にチャレンジできるのが“おうちキャンプ”の魅力

室内やベランダにシェードを出してキャンプ気分を満喫

アウトドアシーンを牽引するコールマンジャパン株式会社では、2020年4月からホームページを通じ、外出自粛となり自宅で過ごす人たちに向けて“おうちキャンプ”を楽しめるアイテムを提案してきた。

PR担当者に聞いたところ、
「外出自粛期間中でもチェアやサンシェード、BBQグリルなどの商品はネット通販を中心に販売が好調だった」そうで、
「キャンプ経験者はもちろん、今までキャンプをやったことがない方までも“おうちキャンプ”を楽しんでいて、キャンプの魅力や潜在需要を感じている」とのことだ。

では、楽しみ方の一例を紹介してみよう。
収納袋から出してゴムバンドを外すだけで立ち上がるポップアップ式のシェードは、1人でも簡単に設置できる手軽さが魅力。室内に置いて自分だけの空間で仕事をするもよし、子どもの遊び場にするもよし、シェードの中に寝袋を持ち込んでお昼寝を楽しむのもいい。
日光をブロックするタイプのシェード内はフルクローズにすれば暗くなるので、LEDランタンなどを持ち込んでほのかに暗くなった空間で静かに音楽を聴きながらまどろむにもちょうどいい。
ランタンといっても、ガソリンやガス缶を使用するタイプのものは室内ではNGなので、注意してもらいたい。

天気の良い日には庭やベランダにシェードを設置して、レジャーシートを広げれば、ピクニック気分が味わえる。テイクアウトの料理を並べて、優雅なランチタイム、というのも悪くない。

これからアイテムを揃えようという人は、自宅とアウトドア両方で使える色合いを選ぶのも“おうちキャンプ”を楽しむコツかもしれない。
最近では木製のアウトドアチェアなどもラインナップされているので、室内のインテリアと合わせてみるのも一案だ。

子どもたちも家の中ばかりで飽き飽きしている、そんなときはポップアップ式のサンシェードで秘密基地を作ってみよう子どもたちも家の中ばかりで飽き飽きしている、そんなときはポップアップ式のサンシェードで秘密基地を作ってみよう

アウトドア用品はテレワークのお助けアイテムとしても有効

今回の事態で、急遽テレワークになった人も多い。
ソファ、ダイニングテーブルを使って、慣れない環境で仕事を進めている人もいたのではないだろうか。リビングやダイニングでは集中して仕事ができなかったり、オンとオフの切り替えが難しいといった悩みを抱える人も少なからずいると思う。

そんなときには、アウトドア用のチェアとテーブルで仕事スペースを作ってみてはどうだろう。

折り畳み式のサイドテーブルは、コンパクトで簡単に設置できる。リビングやベッドルームなどどこへでも持っていけるし、庭やデッキにワークスペースを作れば、いつもと違った景色の中で気分よく仕事ができそうだ。
折り畳めて、コンパクトに収納できるので、使わないときはしまっておけるというのも、アウトドアアイテムのメリットだろう。

また、手元を照らす明かりが必要なときは、コンセントを必要としない充電式のLEDライト、ちょっと休憩というときには、保温性の高いキャンプ用ステンレスマグでコーヒーブレイク! というのも気分が上がりそうだ。

コールマンの「3ウェイキャンバスデッキチェア」、「バタフライテーブル90」は、ともに高さが3段階に調節できるので、自分の好みにあった高さで作業ができる。<br>写真の充電式LEDライト「360°サウンド&ライト」は、Bluetooth対応のスピーカー付きで音楽を楽しむこともできる優れもの。日常使いもできそうだコールマンの「3ウェイキャンバスデッキチェア」、「バタフライテーブル90」は、ともに高さが3段階に調節できるので、自分の好みにあった高さで作業ができる。
写真の充電式LEDライト「360°サウンド&ライト」は、Bluetooth対応のスピーカー付きで音楽を楽しむこともできる優れもの。日常使いもできそうだ

豪快なキャンプ料理でさらにアウトドア感覚を盛り上げよう

キャンプ気分を盛り上げるのに欠かせないのは、やはり料理! 

といっても、アウトドア用の火器類は屋外で使用することを前提に作られているため、家の中での使用は厳禁ということをまず念頭に置いて楽しんでほしい。

コールマンでは、キャンプの定番ダッチオーブン、スキレットをはじめとした調理器具や小物を使って“おうちでもできるキャンプ料理”を紹介している。

分厚い鋳鉄製のダッチオーブンなら圧力鍋のように短時間で中まで火が通るうえ、鍋ごとオーブンに入れて調理ができるので、豪快なキャンプ料理を家でも味わうことができる。
家庭のキッチンで使用するときは、脚の無い10インチ(直径約25cm)か、8インチ(直径約20cm)が扱いやすくておすすめだそう。

普段からキッチンで使えるアイテムとして紹介されているのは「クラシックアイアンスキレット」。裏に凹凸が付いた蓋で蒸し調理も旨味を逃がさない優れもの。厚手のフライパンといった感じで日常使いができそうだ。キャンプの朝食の定番、ホットサンドを作れる「ホットサンドイッチクッカー」も、アウトドアクッキングを味わうにはもってこいのアイテムだ。

これらのアイテムを使ったレシピは同社のWebサイトにある「カンタンアウトドアレシピ」に掲載されている。「食材」「調理時間」「料理ジャンル」「メニュー」「調理方法」「調理器具」の6カテゴリーから、自分にあったレシピを絞り込むことができるので、参考にしてみるといいかもしれない。

写真左上:キャンプの定番、スキレット。少し重さはあるが日常使いしたいアイテムの1つ。<br>写真左下:可愛いランタンマークが焼印できる「ホットサンドイッチクッカー」でオシャレな朝食作りはいかが。<br>写真右上・右下:ダッチオーブンは圧力鍋のように短時間で中まで火が通り、素材の旨みを引き出せる。<br>アウトドアの調理器具はIH非対応のものがほとんどなので、自宅のキッチンで使用する際は注意を写真左上:キャンプの定番、スキレット。少し重さはあるが日常使いしたいアイテムの1つ。
写真左下:可愛いランタンマークが焼印できる「ホットサンドイッチクッカー」でオシャレな朝食作りはいかが。
写真右上・右下:ダッチオーブンは圧力鍋のように短時間で中まで火が通り、素材の旨みを引き出せる。
アウトドアの調理器具はIH非対応のものがほとんどなので、自宅のキッチンで使用する際は注意を

災害時にも役立つアウトドアアイテム。“おうちキャンプ”で使い慣れておこう

キャンプ用品は災害時にも活躍する。

「停電のときはランタンやヘッドライトなどの照明器具やクーラーボックス、断水のときはジャグなどの給水用タンク、ガスが止まったときはバーナーなどが役に立ちます。
避難所では床からの冷気や硬さを緩和するマットやシート、プライベート空間を確保するテントやシェードがあると大変便利です」
(コールマンPR)

アウトドアの知識やアイテムを通して災害支援や防災サポートも行っている同社のWebサイトには、

「寒さをしのぐために寝袋を使った」、「キャンプ用のランチプレートにビニールラップをしいて、めいめいに食事を盛り付けて出しました」、「ボランティアの方が設置してくれたランタンが、避難所の夜の足元や仮設トイレ内を優しい光で照らしてくれたおかげで、避難されている皆様が安心してトイレに行くことが出来ました」

といった被災地でのエピソードも紹介されている。

ただ、災害時にアウトドア用品を活用するためには、普段から使い慣れておくことが大切。しばらく使っていなかったキャンプ用品が使えるかどうか試すにも“おうちキャンプ”はちょうどいい機会になるのではないだろうか。

新型コロナウイルス拡散防止のため、いまだクローズしているキャンプ場も多い。遠方への外出もままならない今、“おうちキャンプ”の需要はこの先も高まっていきそうな気配。“おうち時間”のリフレッシュとして、災害時の備えとして、“おうちキャンプ”を実践してみてはいかがだろう。


【取材協力・写真提供】
コールマンジャパン株式会社
https://www.coleman.co.jp/

写真左:多目的に使用できるLEDランタン。屋外限定とはなるが強い光量が手に入るガソリンやガスを燃料とするランタンや手元や進行方向を照らすヘッドライトなど、災害時は灯りの確保が重要。<br>写真右上:お湯を沸かしたり、料理を行う際の煮炊きができるアウトドア用バーナーも備えておくと安心。<br>写真右下:実際の避難所での写真。災害時、テントはプライベート空間に。着替えや授乳などのスペース確保に役立ったという。<br>災害時の使用も念頭に置いてキャンプ用品を揃えてみよう写真左:多目的に使用できるLEDランタン。屋外限定とはなるが強い光量が手に入るガソリンやガスを燃料とするランタンや手元や進行方向を照らすヘッドライトなど、災害時は灯りの確保が重要。
写真右上:お湯を沸かしたり、料理を行う際の煮炊きができるアウトドア用バーナーも備えておくと安心。
写真右下:実際の避難所での写真。災害時、テントはプライベート空間に。着替えや授乳などのスペース確保に役立ったという。
災害時の使用も念頭に置いてキャンプ用品を揃えてみよう

2020年 06月18日 11時00分